ナイトメアメイズ2 ~悪夢迷宮庭園(ナイトメアラビリンス)~

クライン・トレイン

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操撃部隊編

94話 すでに覚悟は出来ていた

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ハイルドの居る方角へ向かっていると
誰かが地面に転んでいる音が聞こえる

ラウド
「おい 大丈夫か?
気を付けろよ」


学園生徒が次々と転んでいる
何かがおかしい ラウドはそう感じた

感じた瞬間
そのメイズ能力者はやって来ていた


ツミキガテ
「ハイルドの所へはいかせぬぞ」


ラウドは問答無用で攻撃した
学園生徒が次々と転んでいたのなら
ラウドの攻撃が入る要素は難しい

だから今がチャンスだと思っていた

ツミキガテ
「その戦闘センスは良いが…
生憎俺の能力はそうした甘いものではないよ
もうお前は俺の能力の範囲にいるよ」


ラウドの攻撃は回避されていた
全く回避運動の要件を満たしていない場所からの回避

ラウドの攻撃が回避されるのはおかしかった





ラウド
「何故俺の攻撃が避けられた?」


ラウドが真空メイズで回避出来ないであろう攻撃を繰り出した
回避運動も回避体制もしていないその場所と敵の状態では回避出来ないだろうから
しかし回避をいともたやすくされてしまう

ラウド
「俺の今の攻撃だけは回避できるのはおかしい…」


回避出来ないものを回避できる
それは絶対回避のメイズだ

ラウド
「絶対回避能力者か
なら…こいつはどうだ
学園生徒の皆と協力して戦う」


学園生徒の魔法メイズと組み合わせた攻撃
ラウドの攻撃に合わせて
操縦風で操った魔法メイズ道具の無人攻撃

そして別の場所にいる学園生徒からの魔法メイズ使用
多段構えのその攻撃 しかしそれは回避された

ラウド
「有り得ない…
少しでも攻撃が受けるはずだが…
お前はそれを回避した」

ツミキガテ
「当たり前だろ
絶対回避能力なんだから」

ラウド
「いや、違う
絶対的に回避出来ない攻撃を回避出来ているんだ」


ラウドは回避運動もしないでいい能力者だと見抜いた

ラウド
「お前は因果律メイズだ
回避をする為の行動ではなくて
回避率0%の絶対的な命中も回避率100%にするような因果律調整のメイズ能力者だ」






ラウド
「お前のような完璧なメイズ能力者がハイルドに味方をする?
因果律を調整すれば意図もたやすく願いはかなうはずだ」

ツミキガテ
「それは自分がね…傀儡メイズによって操作された人物だったからさ
ラウド君が最後に至るであろう自動人形からも分かるだろうね」


傀儡メイズに操作された対象
因果律を調整する前にその状態になったからこそ
束縛されていた

ツミキガテ
「世界に束縛されたまま
そしてその要件も不明のまま生き続けた

何も分からないからこそ
俺はハイルドの味方をして破壊の下で暮らしていた
破壊や衝動が好きなのではない
そこから何か見えてくると思っていたのだ」


しかしその罪状を持ち続けたまま今に至る

ラウド
「戦闘生物と化していった獣って所か
なら…俺はその戒律に反して戦うよ」


ラウドは真空メイズを使って
ツミキガテを圧倒する

ツミキガテ
「因果律を調整するだけの力を持った存在なのに
俺を圧倒している…?
お前は一体なんなのだ…!?」

ラウド
「俺か…?
俺はお前らが心底欲しがってる…ただの救世主だ」


爆散していく中
敵は心底ラウドに悔しがる
自分がその救世主になれなかった事を
そして思い描いた救世主が直ぐ近くにいたという事実を

ラウド
「因果律メイズも…
元のモデルである天災メイズに至る災害メイズに
そして世界に挑む者へ適うはずがないのだ」


ハイルドはすぐそこに迫っていた
学園生徒と共にその方向へと向かっていった
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