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戦争の勝利者編
98話 ハイルドが戦争の勝利者と呼ばれる所以
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~海上戦 ハイルドの回想~
海上戦では模型のトラップに騙されて
背水の陣となったが
煙幕魚雷と拡散魚雷がハイルドの手に残っていた
煙幕を用いた魚雷で魚雷の形をしているが
当たる事よりも別の魚雷を煙幕の為の
条件をクリアする為に使用していた
相手側の戦艦は何も気づきはしなかった
これまでの作戦通りの動きに
単細胞の相手だと感じ取っていたからだ
その勘が命取りとなる事をその後知る事となる
海底では沈んだはずの戦艦が生きていて
そこから魚雷がヒットして沈没させていた
「馬鹿なことがあるか!
確認したが海底には艦隊が見当たらない
なのになぜ魚雷が…」
「艦長…その、言いにくいのですが…」
「なんだ いいから言ってみろ」
「はい 海底で魚雷の照射が見つかりました
それは沈んでいるはずの戦艦からです」
何を馬鹿なことを言い出すのだ
我々は、ゾンビに、亡霊に沈まされたと言いたいのか」
強制電波介入によって
モニター画面にハイルドが映る
「御機嫌よう諸君
さて、私の判断が正しい事を承知で言おう
諸君らは既にジャッジにおいて負けが決まった
敗北者の命の権限は私が持っているが…」
それは自分達への配慮であった
そして敗北者は沈没船を背に
勝利者への降伏と軍備強化協力へ至る
「我々が沈まされた魚雷も
また、我々と同じく敗北した者達か…」
海上戦では模型のトラップに騙されて
背水の陣となったが
煙幕魚雷と拡散魚雷がハイルドの手に残っていた
煙幕を用いた魚雷で魚雷の形をしているが
当たる事よりも別の魚雷を煙幕の為の
条件をクリアする為に使用していた
相手側の戦艦は何も気づきはしなかった
これまでの作戦通りの動きに
単細胞の相手だと感じ取っていたからだ
その勘が命取りとなる事をその後知る事となる
海底では沈んだはずの戦艦が生きていて
そこから魚雷がヒットして沈没させていた
「馬鹿なことがあるか!
確認したが海底には艦隊が見当たらない
なのになぜ魚雷が…」
「艦長…その、言いにくいのですが…」
「なんだ いいから言ってみろ」
「はい 海底で魚雷の照射が見つかりました
それは沈んでいるはずの戦艦からです」
何を馬鹿なことを言い出すのだ
我々は、ゾンビに、亡霊に沈まされたと言いたいのか」
強制電波介入によって
モニター画面にハイルドが映る
「御機嫌よう諸君
さて、私の判断が正しい事を承知で言おう
諸君らは既にジャッジにおいて負けが決まった
敗北者の命の権限は私が持っているが…」
それは自分達への配慮であった
そして敗北者は沈没船を背に
勝利者への降伏と軍備強化協力へ至る
「我々が沈まされた魚雷も
また、我々と同じく敗北した者達か…」
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