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新生徒会は呉越同舟編
期限付き入部
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島津先生は宣言する。
「卓球部に入部してもらいます!」
「ええーーっ!!」
僕は驚きつつも、何とか入部を拒否する理由を考えて、反論する。
「で、でも、僕は歴史研の活動もありますし…」
島津先生は、ややあきれ気味に答える。
「歴史研は平日は、ほとんど活動してないし、週末も月1回ぐらいしかお城めぐりしてないわよね?」
「これからは、もっと活動しようかと」
僕は適当なウソをつく。
「ウソをつかないで」
すぐに見破られた。
僕はさらに続ける。
「それに、生徒会長選挙の手伝いもありますし…」
これは本当だ。
「選挙は来週まででしょ? そのあとは卓球できるじゃない」
確かにその通り…。
僕は、さらに、さらに続ける。
「クラス委員の仕事もありますし…」
「それは、担任の私が仕事量を調整してあげるから」
確かに担任だから仕事量は自在にできそうだ。
どうやっても、僕には逃げ道は無いみたいだ。
島津先生は続ける。
「まあ、卓球部入部は夏休み後半にあるミックスダブルスの大会までの期限付きにしてあげるから」
「ミックスダブルスの大会?」
僕は聞き返した。
「そうよ。うちの卓球部は男子が少ないのは知ってるでしょ? 羽柴君と明智さんのペアはできるんだけど、福島さんのペアの相手がいなくて困っていたのよ」
ミックスダブルスは男女1人ずつのペア2人で試合に参加する。
不本意ではあったが、卓球部員の福島さんと何度か一緒に試合をやったことがある。
1度目の対戦相手は福島さんの友達2人のペアと、2度目は島津先生と前田さんのペアだったな。
「まあ、卓球部に男子部員が少ないのは知ってますが…、それでも誰かしらいるのでは? 男子がゼロというわけでは無いのでしょ?」
「羽柴君以外の男子には、個人の試合に出場するのに練習を頑張ってほしいのよ」
「だからと言って、僕が試合に出るというのは…」
「四の五の言わずに、入部なさい。武田君は罰を受けるしか無いんだから」
確かに、何らかの罰を受け入れなければいけないのだが、島津先生がほかに案がないのなら、これを飲むしかないようだ。
これは夏休みの終わりまでというと約3か月間、卓球部に付き合わないといけないのか。
やれやれだ。
僕はあきらめて承諾する。
「わかりました」
夏休みの後半まで卓球をやるとか、夏休みの大半が潰れてしまうようだ。
「これは面白くなりそうです!」
新聞部員である支倉君が、記者魂を奮い立たされたように言った。
「また密着取材させてください!」
「私たちTOS団も応援しに行きます!」
TOS団団長の西園寺さんも支倉君に合わせるように言った。
上杉先輩は笑みを浮かべながらこちらを見ている。
絶対、面白がっているだろう。
伊達先輩と毛利さん、新入部員になりたての真田さんと甘利さんは、こちらを見ているが、あまり興味なさそうだ。
無理もないが。
そもそも、真田さんと甘利さんは経緯を知らないだろうし。
島津先生は確認するように話しかけてきた。
「そんなわけだから。武田君、よろしくね。卓球部のユニフォームは持ってるわよね?」
年末年始に卓球部に参加させられた時、ユニフォームをもらったんだっけ…。確か、クローゼットの奥に入れておいたはずだ。
「まだ、あると思います」
「じゃあ、生徒会長選挙が終わった再来週の月曜から放課後練習に参加してね」
「は、はあ…」
僕は渋々了承した。
「面白いことになりそうだね」
上杉先輩が嬉しそうに言った。
全然面白くない。
3か月間我慢するしかないのか。
島津先生は満足して、部室を去っていった。
その後は、伊達、上杉、真田、甘利、支倉、西園寺たちは、世間話を続ける。
僕は、卓球をやらされることになったショックで茫然自失となり、下校時間まで部室にたたずんでいた。
「卓球部に入部してもらいます!」
「ええーーっ!!」
僕は驚きつつも、何とか入部を拒否する理由を考えて、反論する。
「で、でも、僕は歴史研の活動もありますし…」
島津先生は、ややあきれ気味に答える。
「歴史研は平日は、ほとんど活動してないし、週末も月1回ぐらいしかお城めぐりしてないわよね?」
「これからは、もっと活動しようかと」
僕は適当なウソをつく。
「ウソをつかないで」
すぐに見破られた。
僕はさらに続ける。
「それに、生徒会長選挙の手伝いもありますし…」
これは本当だ。
「選挙は来週まででしょ? そのあとは卓球できるじゃない」
確かにその通り…。
僕は、さらに、さらに続ける。
「クラス委員の仕事もありますし…」
「それは、担任の私が仕事量を調整してあげるから」
確かに担任だから仕事量は自在にできそうだ。
どうやっても、僕には逃げ道は無いみたいだ。
島津先生は続ける。
「まあ、卓球部入部は夏休み後半にあるミックスダブルスの大会までの期限付きにしてあげるから」
「ミックスダブルスの大会?」
僕は聞き返した。
「そうよ。うちの卓球部は男子が少ないのは知ってるでしょ? 羽柴君と明智さんのペアはできるんだけど、福島さんのペアの相手がいなくて困っていたのよ」
ミックスダブルスは男女1人ずつのペア2人で試合に参加する。
不本意ではあったが、卓球部員の福島さんと何度か一緒に試合をやったことがある。
1度目の対戦相手は福島さんの友達2人のペアと、2度目は島津先生と前田さんのペアだったな。
「まあ、卓球部に男子部員が少ないのは知ってますが…、それでも誰かしらいるのでは? 男子がゼロというわけでは無いのでしょ?」
「羽柴君以外の男子には、個人の試合に出場するのに練習を頑張ってほしいのよ」
「だからと言って、僕が試合に出るというのは…」
「四の五の言わずに、入部なさい。武田君は罰を受けるしか無いんだから」
確かに、何らかの罰を受け入れなければいけないのだが、島津先生がほかに案がないのなら、これを飲むしかないようだ。
これは夏休みの終わりまでというと約3か月間、卓球部に付き合わないといけないのか。
やれやれだ。
僕はあきらめて承諾する。
「わかりました」
夏休みの後半まで卓球をやるとか、夏休みの大半が潰れてしまうようだ。
「これは面白くなりそうです!」
新聞部員である支倉君が、記者魂を奮い立たされたように言った。
「また密着取材させてください!」
「私たちTOS団も応援しに行きます!」
TOS団団長の西園寺さんも支倉君に合わせるように言った。
上杉先輩は笑みを浮かべながらこちらを見ている。
絶対、面白がっているだろう。
伊達先輩と毛利さん、新入部員になりたての真田さんと甘利さんは、こちらを見ているが、あまり興味なさそうだ。
無理もないが。
そもそも、真田さんと甘利さんは経緯を知らないだろうし。
島津先生は確認するように話しかけてきた。
「そんなわけだから。武田君、よろしくね。卓球部のユニフォームは持ってるわよね?」
年末年始に卓球部に参加させられた時、ユニフォームをもらったんだっけ…。確か、クローゼットの奥に入れておいたはずだ。
「まだ、あると思います」
「じゃあ、生徒会長選挙が終わった再来週の月曜から放課後練習に参加してね」
「は、はあ…」
僕は渋々了承した。
「面白いことになりそうだね」
上杉先輩が嬉しそうに言った。
全然面白くない。
3か月間我慢するしかないのか。
島津先生は満足して、部室を去っていった。
その後は、伊達、上杉、真田、甘利、支倉、西園寺たちは、世間話を続ける。
僕は、卓球をやらされることになったショックで茫然自失となり、下校時間まで部室にたたずんでいた。
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