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暁を覚えない春眠編
キスミーベイベー
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水曜日。
今日の放課後は、伊達先輩、上杉先輩、雪乃の3人で毛利さんの誕生日のサプライズを考えるため歴史研の部室に集まるから、毛利さんを部室に来させないため、どこか他のところに誘い出しておくというのが、僕に課せられた使命である。
というわけで、僕は午後の授業が終わるとすぐに、隣の席の毛利さんに声を掛ける。
「毛利さん」
「なに?」
毛利さんはカバンに教科書を入れつつ返事をした。
どこかに誘い出すといっても、今月はホワイトデーのお返しを買わないといけないので、カフェに行くような金銭的余裕はない。
ということで、
「えーと…。今日も、うちに来ない?」
「う、うん…。いいよ」
学校から徒歩5分の自宅へ。
早速、毛利さんを自室に招き入れる。
僕は、台所に行き、ジュースを2人分コップに注ぐ。それを持って再び自室へ。
僕らは、いつものようにローテーブルの脇に座る。
毛利さんは、ジュースを一口飲む。
そして、ホッと一息ついてから話し出した。
「最近は、よく純也くんの部屋に来てるね」
純也くん?
ああ…、名前呼びするって、言ったんだっけ...。
僕は実行できてないけど。
「今日は、どうして?」
毛利さんは尋ねた。
「どうしてって…」
やべ。呼び出したのはいいけど、その理由を考えてなかった。
「まあ、別にいいじゃん」
「ふーん…」
毛利さんは僕をじっと見つめた。そして、言う。
「この前の続きがしたいのかと思った」
この前の続き…。
毛利さんの胸を触る。
それも…、ありだな。
「じ、実は…、そうなんだ。いいかな?」
「うん」
そうとなれば、さっさと行動に移すのみ。
妹が帰ってくるまでのお楽しみだからな。
僕は素早く毛利さんの隣に移動した。
「じゃあ。いいかな?」
「うん」
僕は右手を伸ばして、先日の様に毛利さんの胸をゆっくりと揉む。
僕がしばらく楽しんでいると、毛利さんがおもむろに口を開いた。
「ね、ねえ…、純也くん。キス…、してほしい」
「え?」
「いつも、雪乃ちゃんとはしてるんでしょ?」
「お、おう…。してるけど」
「雪乃ちゃんばっかりズルい」
「うん、わかったから…」
ちょっと拗ねたようにしている毛利さんをなだめるように言いうと、キスするために僕は毛利さんにさらに近づいた。
だが、しかし。
次の瞬間、玄関を開けて駆け上ってくる足音が。
またか…。
僕は毛利さんから身を離した。
「お兄ちゃん、ただいまー!」
妹が勢いよく、部屋の扉を開けて入って来た。
「こんにちはー!」
続いて前田さんも部屋に乱入する。
「おい! おまえら! なんで、直接僕の部屋に来た?!」
「だって、お客さんが来てたみたいだから、挨拶しなきゃと思って」
妹は僕の質問に不満げに答えた。
そして、部屋にいる毛利さんを見つけると元気よく挨拶してきた。
「あっ、今日も毛利さんだ! こんにちは!」
「こんにちはー」
次は、前田さんが毛利さんに挨拶をする。
「こ、こんにちは」
毛利さんは、何もなかったふうに妹に挨拶を返した。
今日も妹と前田さんは、ローテーブルの横に座った。
僕は2人の行動に驚いて尋ねた。
「おい! なんで居座るんだ?」
「まあまあ、いいじゃん。今日は、のぞみんと宿題をするから少しだけだよ。毛利さん、お話ししましょう」
妹は笑いながら言う。
そして、妹と前田さんは、毛利さんと世間話を開始した。
妹め、今日も邪魔しやがって...。
いつも、これからというタイミングで帰って来るよな。
…………。
まさか、僕の部屋に盗聴器とか、盗撮カメラとかつけてないだろうな?
僕は思わず、部屋の中をきょろきょろと見回した。
しかし、それらしいものは見当たらなかった。
毛利さんと妹と前田さんは楽しげに会話をし、僕はその話を横で聞いている。
宣言通り30分程度で、妹は前田さんと一緒に自分の部屋に去って行った。
やれやれ。
せっかく盛り上がっていたのに、妹たちのせいで、すっかり冷めてしまったな。
そして、妹が盗聴か盗撮をしているかもしれないから、イチャつくのはちょっと控えよう。
そう言う機械を発見する方法はあるんだろうか?
その後、僕と毛利さんは1時間ほど世間話をして、毛利さんは帰宅した。
さて…。雪乃たちは、毛利さんの誕生日サプライズの作戦は完成したのかな?
夜遅くになってから、LINEで雪乃から長めのメッセージが来た。
明後日、毛利さんへのサプライズの内容で、演劇の台本のような感じになっていた。
その内容を詳しく読む。
僕が毛利さんを僕の部屋に誘い出して、メッセージに書かれたようなセリフを言えという。
これ…。本当にやるの…?
今日の放課後は、伊達先輩、上杉先輩、雪乃の3人で毛利さんの誕生日のサプライズを考えるため歴史研の部室に集まるから、毛利さんを部室に来させないため、どこか他のところに誘い出しておくというのが、僕に課せられた使命である。
というわけで、僕は午後の授業が終わるとすぐに、隣の席の毛利さんに声を掛ける。
「毛利さん」
「なに?」
毛利さんはカバンに教科書を入れつつ返事をした。
どこかに誘い出すといっても、今月はホワイトデーのお返しを買わないといけないので、カフェに行くような金銭的余裕はない。
ということで、
「えーと…。今日も、うちに来ない?」
「う、うん…。いいよ」
学校から徒歩5分の自宅へ。
早速、毛利さんを自室に招き入れる。
僕は、台所に行き、ジュースを2人分コップに注ぐ。それを持って再び自室へ。
僕らは、いつものようにローテーブルの脇に座る。
毛利さんは、ジュースを一口飲む。
そして、ホッと一息ついてから話し出した。
「最近は、よく純也くんの部屋に来てるね」
純也くん?
ああ…、名前呼びするって、言ったんだっけ...。
僕は実行できてないけど。
「今日は、どうして?」
毛利さんは尋ねた。
「どうしてって…」
やべ。呼び出したのはいいけど、その理由を考えてなかった。
「まあ、別にいいじゃん」
「ふーん…」
毛利さんは僕をじっと見つめた。そして、言う。
「この前の続きがしたいのかと思った」
この前の続き…。
毛利さんの胸を触る。
それも…、ありだな。
「じ、実は…、そうなんだ。いいかな?」
「うん」
そうとなれば、さっさと行動に移すのみ。
妹が帰ってくるまでのお楽しみだからな。
僕は素早く毛利さんの隣に移動した。
「じゃあ。いいかな?」
「うん」
僕は右手を伸ばして、先日の様に毛利さんの胸をゆっくりと揉む。
僕がしばらく楽しんでいると、毛利さんがおもむろに口を開いた。
「ね、ねえ…、純也くん。キス…、してほしい」
「え?」
「いつも、雪乃ちゃんとはしてるんでしょ?」
「お、おう…。してるけど」
「雪乃ちゃんばっかりズルい」
「うん、わかったから…」
ちょっと拗ねたようにしている毛利さんをなだめるように言いうと、キスするために僕は毛利さんにさらに近づいた。
だが、しかし。
次の瞬間、玄関を開けて駆け上ってくる足音が。
またか…。
僕は毛利さんから身を離した。
「お兄ちゃん、ただいまー!」
妹が勢いよく、部屋の扉を開けて入って来た。
「こんにちはー!」
続いて前田さんも部屋に乱入する。
「おい! おまえら! なんで、直接僕の部屋に来た?!」
「だって、お客さんが来てたみたいだから、挨拶しなきゃと思って」
妹は僕の質問に不満げに答えた。
そして、部屋にいる毛利さんを見つけると元気よく挨拶してきた。
「あっ、今日も毛利さんだ! こんにちは!」
「こんにちはー」
次は、前田さんが毛利さんに挨拶をする。
「こ、こんにちは」
毛利さんは、何もなかったふうに妹に挨拶を返した。
今日も妹と前田さんは、ローテーブルの横に座った。
僕は2人の行動に驚いて尋ねた。
「おい! なんで居座るんだ?」
「まあまあ、いいじゃん。今日は、のぞみんと宿題をするから少しだけだよ。毛利さん、お話ししましょう」
妹は笑いながら言う。
そして、妹と前田さんは、毛利さんと世間話を開始した。
妹め、今日も邪魔しやがって...。
いつも、これからというタイミングで帰って来るよな。
…………。
まさか、僕の部屋に盗聴器とか、盗撮カメラとかつけてないだろうな?
僕は思わず、部屋の中をきょろきょろと見回した。
しかし、それらしいものは見当たらなかった。
毛利さんと妹と前田さんは楽しげに会話をし、僕はその話を横で聞いている。
宣言通り30分程度で、妹は前田さんと一緒に自分の部屋に去って行った。
やれやれ。
せっかく盛り上がっていたのに、妹たちのせいで、すっかり冷めてしまったな。
そして、妹が盗聴か盗撮をしているかもしれないから、イチャつくのはちょっと控えよう。
そう言う機械を発見する方法はあるんだろうか?
その後、僕と毛利さんは1時間ほど世間話をして、毛利さんは帰宅した。
さて…。雪乃たちは、毛利さんの誕生日サプライズの作戦は完成したのかな?
夜遅くになってから、LINEで雪乃から長めのメッセージが来た。
明後日、毛利さんへのサプライズの内容で、演劇の台本のような感じになっていた。
その内容を詳しく読む。
僕が毛利さんを僕の部屋に誘い出して、メッセージに書かれたようなセリフを言えという。
これ…。本当にやるの…?
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