翼を持った異端児

tartan321

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異端

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私には翼がある。神様の元に通う権利がある。

神様はお優しいが、時にイタズラを企てる。

命が犠牲になる。

私の恋人は犠牲になった。

美しく神様の元へ羽ばたいて行った。

私は良心を捨てて神様のイタズラを増加させた。

世界は殺戮を好んだ。

隣人同士が敵となり、世界を壊すのに扮装した。

「派手にやってるじゃないか?」

「ええっ、あなた様のおかげです」

「これがお前の望んだ世界か?」

「いかにも……」

神は死んだ。

いや、人々は神の死を定義し始めた。

私は白く輝く翼に明日を託した。

私は世界を飛び回った。

戦争の火種を作り、上手い具合に爆発させた。


「ママっ……怖いよっ……」

力なく泣き叫ぶ子供たちの涙には真実しか写っていなかった。

この世のものとは思えないほど透き通っている。

「怖がることはない。私は君たちを救いに来た」

「神様ですか?」

「その代理だ」

子供たちは私を受け入れた。モノトーンな世界の一角に、虹色の郷を作った。子供たちはこの郷に住み着いた。

「神様、ありがとう!」

世界の大掃除が終わった今、私はこれ以上何も介入しない。

「そこの少年よ」

私はたまたま近くを通りかかった少年にパチンコとビー玉を授けた。

「この翼目掛けて、その機械でビー玉を飛ばしておくれ」

少年は見事、私の翼を射抜いた。

私はそのまま虹色の郷に降り立つことを薄っすら期待していた。

しかし、そのまま海へ転落した。

これでいいんだ。

そう割り切って、私は目を閉じた。
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