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その1

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雨が降る。

そして、嵐がやってくる。

聖女である私は何もしなかった。その結果、世界は滅びの手前にあった。

しかしながら、王国が最後まで滅びることはなかった。

さあ、どうしてだろう?

別に私が何が悪いことをしたわけではないのに……。

ああ、また新しい嵐がやってきた。

今度こそ滅びないだろうか?
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