上 下
5 / 8

その5

しおりを挟む
逃げよう……それはそこはかとない女の勘だった。

逃げないと殺される……だから、私は走って逃げた。

そして、この惨劇を見続ける必要なんてなかった。私はこれで自由になったのだ。誰にも邪魔されない自由を手に入れた。さあ、この旅の行方は何処へ?
しおりを挟む

処理中です...