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その46 犯人はお父様?
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「クリス!あなたが死んだって、この世界は何も変わりませんよ!」
リチャードが私を必死に説得する。そんなこと、分からない。でも、お父様たちは私を中心に動いている。皇帝を殺す目的が私の復讐を叶えることなのかは分からない。
そもそも、復讐にならないんじゃないの?私に証言する権利があるのならば、最初の世界で皇帝が私に婚約破棄する理由は戦争であるが、それを始めたのはお父様の古い友人たちなのではないかしら?
だとしたら、皇帝が悪いわけじゃないでしょう?
その後、私は原因のわからない病に侵されてこの世界から消えたはずだった。しかしながら、転生して新しい人生のループが始まることになった。それ以降は、皇帝と婚約することはできたのだが、あらぬ疑いをかけられたり、不義を働いたり……いや、ほぼ強制的にそうさせられたのかもしれないけれど、加えて処刑されたり……人生が狂い始めたのよ!
私が転生するように仕組み、加えてこの世界の秩序を破壊しようとしているのは……お父様?
導かれた結論がどれほど悲劇的であるのか、私はこの時、あまり実感が持てなかった。どうしてかって?そこに、リチャードがいたからかもしれない。
リチャードは私の凍えた手を取って、
「父である皇帝が殺されるのであれば、そこには罪があるわけですから、私こそ裁きを受けなければなりません!」
私は少し感心した。王子としての自覚がしっかり認められる。でもね、あなたが死ぬ必要はない。
「あなたが戦う必要はないのよ。これは私の運命のイタズラなんだから……」
「それならば、運命を変えてしまえばいい!私がいます」
「私は未来を変える力を持っていない。もう何度失敗したことか、あなたには分からないでしょう?私は未来を受け入れるしかないのよ……」
言葉の威力が段々落ちてきた。無性に泣きたくなった。お父様の胸に抱かれて……皇帝の胸に抱かれて……でもそれはもうかなわない。一人で泣き続けるしかない。
「私にはとてもできないことですよ。クリス、あなたは本当にえらいですよ」
リチャードは私を必死に励まそうとしていた。
次に私の涙をぬぐってくれるのはあなたなの?期待してもいいの?
リチャードの瞳には偽りのない憐れみが咲いていた。
リチャードが私を必死に説得する。そんなこと、分からない。でも、お父様たちは私を中心に動いている。皇帝を殺す目的が私の復讐を叶えることなのかは分からない。
そもそも、復讐にならないんじゃないの?私に証言する権利があるのならば、最初の世界で皇帝が私に婚約破棄する理由は戦争であるが、それを始めたのはお父様の古い友人たちなのではないかしら?
だとしたら、皇帝が悪いわけじゃないでしょう?
その後、私は原因のわからない病に侵されてこの世界から消えたはずだった。しかしながら、転生して新しい人生のループが始まることになった。それ以降は、皇帝と婚約することはできたのだが、あらぬ疑いをかけられたり、不義を働いたり……いや、ほぼ強制的にそうさせられたのかもしれないけれど、加えて処刑されたり……人生が狂い始めたのよ!
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導かれた結論がどれほど悲劇的であるのか、私はこの時、あまり実感が持てなかった。どうしてかって?そこに、リチャードがいたからかもしれない。
リチャードは私の凍えた手を取って、
「父である皇帝が殺されるのであれば、そこには罪があるわけですから、私こそ裁きを受けなければなりません!」
私は少し感心した。王子としての自覚がしっかり認められる。でもね、あなたが死ぬ必要はない。
「あなたが戦う必要はないのよ。これは私の運命のイタズラなんだから……」
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「私にはとてもできないことですよ。クリス、あなたは本当にえらいですよ」
リチャードは私を必死に励まそうとしていた。
次に私の涙をぬぐってくれるのはあなたなの?期待してもいいの?
リチャードの瞳には偽りのない憐れみが咲いていた。
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