29 / 112
その29
しおりを挟む
気が付くと、私は処刑台の上に立っていた。
「君の価値はどのくらいかな?」
なんでも、私のことを品定めする輩がいるらしい。そんなに希少価値でもあるんだろうか?
だったら、私は王子様との婚約を成功させることができたはずだ。
それができないということは……やはり、女としてどこかに欠陥があるということに違いない。
ああ、そうなのだ、私は欠陥だらけなのだ。ポンコツ野郎なのだ。
こんな私にさえ、価値を付けてくれると言うのなら、それは素晴らしいことなのか?
「早く誰かが入札しないと、君は魔女として処刑されることになるからね。分かっているね?」
男の声を聞いて、私はゾッとした。
「君の価値はどのくらいかな?」
なんでも、私のことを品定めする輩がいるらしい。そんなに希少価値でもあるんだろうか?
だったら、私は王子様との婚約を成功させることができたはずだ。
それができないということは……やはり、女としてどこかに欠陥があるということに違いない。
ああ、そうなのだ、私は欠陥だらけなのだ。ポンコツ野郎なのだ。
こんな私にさえ、価値を付けてくれると言うのなら、それは素晴らしいことなのか?
「早く誰かが入札しないと、君は魔女として処刑されることになるからね。分かっているね?」
男の声を聞いて、私はゾッとした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
120
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる