上 下
2 / 2

その2

しおりを挟む
保健室に到着すると、真理は和夫を招き入れ、鍵を閉めた。

「これで、もう誰も入ってこれないでしょう?」

そう言われて、和夫も少し安心したようだった。

「なに?緊張してるの?緊張している割に、あなたのアソコは随分と大きくなってるじゃないの?」

「これは……その……」

「別に恥ずかしがらなくてもいいのよ?普通のことだから。それよりも……こういった形で随分強引だと思うかもしれないけれど……あなた、童貞よね?」

童貞、という言葉の響きは、男子高生が一番嫌うものかもしれない。だが、事実だ。

「まあ、そうですけれど……」

「そんだったらさ、私がもらっちゃってもいいかしら?」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

こうして、生徒は奈落の底に落ちていく……。

しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。


処理中です...