王子は婚約破棄を泣いて詫びる

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その16

「さて王様。いかがいたしましょうか?このまま放置すると、いずれはこの国に危機がやってくるかもしれません。その前に手を打ったほうがいいと思いますが? 」

   キャシーはどうやら戦いが好きなようだ。確かに昔から、危険だと言う噂は聞いていた。しかしながら、武力を使って制圧するほどの規模ではないと思っていた。まぁいい。キャシーの主張にも一理ある。

「全て君に任せることにしよう。私は詳細を知らない。しかしながら、君は戦いに精通しているようだ。私の代わりに、第3地区を制圧してくれ」

   キャシーは恭しく頭を下げた。

「王様の命を受けて、このキャシーが必ずや制圧を完了させましょう……」

   キャシーは私にとって、家来のようなものだった。

   いつ寝首をかかれるか、そんな日がまもなくやってくるのかもしれないと、私は思った。

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