VRハケン社員斗夢 1st.season〜バーチャル男子のエロスな日常〜

MIKAN🍊

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40、トロトロ溢れ出るしずくから目が離せない

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30分後、僕は玉木さんの車の中にいた。
クーラーが効いたブルーのアクアの車内で二人はチビチビと冷たいコーラを飲んでいた。
「さっきはすまなかった」
「いえ、僕の方こそ。ちょっとやり過ぎましたね」
「うん。でも心配しなくていい。二人だけの秘密にしておくから。絶対にだ」
「はい、お願いします」
「仕事遅れちまったな。さっき俺から電話しといた」
「ありがとうございます」
「残務処理を手伝ってもらった事にしたから話しを合わせといてよ」
「了解です」

「橘花、俺さ。あ、鈴菜レイナって下の名前で呼んでいい?」
「いいですよ」玉木さんに呼ばれるなら本望だ。

「じゃあ、鈴菜レイナ。もうバレてるけど、俺さ、チンポが好きなんだ」こういうストレートさも悪くない。
「まあ、はい、わかります」
「どんなんでもいい、誰のでもいいってわけじゃないんだ」
「わかります」
僕は擦りむいた肘を無意識に撫でた。
喫煙所で秋月さんにキスしようとして、玉木さんに突き飛ばされたのだ。
僕はその場でひっくり返ってしまった。
「ごめん。血が出てるな」
「あ、もういいですよ。大丈夫です」
「たしかバンドエイドがあったと… あ、あったあった!」
コンソールボックスから絆創膏を出して僕の肘に貼る玉木さん。
「すいません」
「何だかさ、急に鈴菜にさ、嫉妬しちゃってさ、それでついカァーッとなっちゃってさ」
「嫉妬、ですか?」妙な成り行きだった。
30分前とは形勢逆転したってゆーか、憧れの玉木リーダーを前にして僕の方が精神的優位に立っている。
出来れば今の立場をキープしていたい。

「それでね、鈴菜レイナ、お願いがあるんだけど」
「何ですか?」
「あーそのー、つまりだな… 正直言って、鈴菜レイナのチンポが舐めたいんだ。さっきその事に気が付いたんだよ。鈴菜レイナのチンポが欲しい!って。少しでいいから舐めさせてもらえないかな?」
そこまで一気に言って玉木さんは顔を真っ赤にした。なんて可愛いんだろう!
「あー、単刀直入ですね。でもちょっとムリです」
僕はドキドキを隠しつつ冷淡に言い放った。
「だよなぁ、やっぱり。じゃさ、触るだけってのは?」
「ムリです」
「見るだけなら」
「ムリです」
玉木さんは肩を落として溜め息をついた。
どうやらこれはホンモノだ。内心、僕はほくそ笑んでいた。
だけどこんな明るい日に車の中でチンチン出すなんてイヤだし、例え相手が韓流アイドルスター級の玉木さんだとしても、愛の告白くらいして欲しい。何だそりゃ。
とにかくさ、ただチンポ舐めさせてくれって言われてもね。

「それなら、俺のを舐めてくれるってのは?」
「ぜんぜんダメです」僕はキッパリ断った。
この人はしたくて堪らないらしい。僕はだんだん切なくなってきた。
「だけどさ、さっきは鈴菜、アッキーのチンポにキスしようとしたじゃない?」
「それはアレでしょ!玉木さんがそう仕向けたんじゃないですか!」
「チンポにも触ってた」
「だーからー!そう誘導されたんですぅ!玉木さんに!」
「そうかな?」
「そうです!だって、秋月さんと僕を一緒くたにしてません?玉木さん言いましたよね、何でもいい、誰でもいいってわけじゃないって?」
「誰でもいいわけじゃないよ」
「だったら…」
鈴菜レイナが好き」
「イッ!?それってズルくないですかー?」
「卑怯?」
「卑怯です、好きとか今さら」
「鈴菜が好き。大好きでした。前からずっと」
「ウソだー」
「嘘じゃないよ」
僕は声に詰まった。玉木さんは作戦を変えてきたのだ。
「鈴菜は俺の事キライ?」
「嫌いじゃないですけど…」

「だったらさ、俺、我慢出来ないんだ。もう勃ちっぱなしで痛くって」
「そんな事言われたって。自分の事だけですか?」男ってホント愚かな面があるな。
「何もしなくていいよ。だから、俺が一人でするの見ててくれ。いや、見ても見なくてもいい。イヤだったら顔を背けててくれ、な?」
玉木さんは迷彩柄のパンツのベルトを緩めてゴソゴソやり始めた。
「ダメですよ、玉木さん!」
鈴菜レイナ!」
いきなり抱きついてくる玉木さん。
僕はあっという間に唇を奪われた。
「ちょ…!ちょっと待っ…て!玉木さんてば!」
しつけ~!

僕の手を掴み、強引に自分の股間へ。
「あっ…」
パンツの中で硬くなったソレが。
「鈴菜… 好きなんだ。だから見るだけでいい…」
「玉木さん…」
ソロソロと玉木さんはパンツをずらし中から怒張したモノを引っ張り出した。
ソレは完全に剥けていて、てっぺんから透明な液が溢れ出ていた。
「シコるから見てて。鈴菜レイナ、いいね?」
玉木さんはゆっくり扱き始めた。

目を背けるどころか、トロトロと溢れ出るしずくから僕は目が離せなかった。

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