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光彦
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「ご苦労様です」
島津は軽く頭を下げた。
「他の皆さんは?」絵美子は辺りを見回した。
「もうみんな出発しました。早く済ませて早く帰りたいんですよ。日曜日ですからね」
「そうなんですか。もっと早く来た方が良かったのかしら」
「いいんです、いいんですよ。私達は最後の点検があるからゆっくりめのスタートなんです」
「わかりました」
小学校の転入手続きの際、地区理事の事を知った。今は島津という男性が一人で地区理事をしているらしい。
教わった連絡先に電話をするとここでも島津を紹介された。
「島津さんも最近越してきたばかりだから、いろいろ話も合うと思いますよ。お子さんも確か同じくらいです」 PTAの副会長と隣の地区理事を兼任している南川真樹子というその女性は言った。
「その方は今年で地区理事2回目だから何でもわかってらっしゃるわ。宜しくお願いしますね」
「来た早々に地区理事なんて急に言われて困ったでしょう。新しく来た人にやらせる風習があるみたいで」
島津は絵美子が地区理事に選ばれた事に同情して言った。
「全然平気です。私なんかで良ければ。早く近所の方達と打ち解けたいですから」
「へえ、珍しいですね。みんなやりたがらないんですよ。だから押し付け合っちゃって。僕なんかここ来てまだ三年なのに2回目ですよ」
島津はアハハと笑った。
どんな事でも積極的にやろう。家を買い決意も新たにしていた絵美子には丁度良い話しだった。
地区理事の初仕事は全員総出の資源回収だ。
「何から始めましょう?」
「ヤル気満々ですねえ。軍手は持って来ました?」
「はい。この通り!」
絵美子はスキニーパンツの尻ポケットから手袋を引っ張りだした。
「それじゃあ、自転車で来たのでそれで一緒に回りましょうか」
島津はママチャリを引いて歩き出した。
「良い天気になって良かった。ハナミズキがとても綺麗」
絵美子は横をを歩く背の高い男を上目遣いに見上げた。
「本当そうですね」
自宅に挨拶に行った時は少し警戒しているように見えたが、今はまったくそんな素振りは感じない。引っ越したばかりで疲れていたのだろう。
ショートヘアで快活そうな絵美子に島津は好感を抱いた。
島津は軽く頭を下げた。
「他の皆さんは?」絵美子は辺りを見回した。
「もうみんな出発しました。早く済ませて早く帰りたいんですよ。日曜日ですからね」
「そうなんですか。もっと早く来た方が良かったのかしら」
「いいんです、いいんですよ。私達は最後の点検があるからゆっくりめのスタートなんです」
「わかりました」
小学校の転入手続きの際、地区理事の事を知った。今は島津という男性が一人で地区理事をしているらしい。
教わった連絡先に電話をするとここでも島津を紹介された。
「島津さんも最近越してきたばかりだから、いろいろ話も合うと思いますよ。お子さんも確か同じくらいです」 PTAの副会長と隣の地区理事を兼任している南川真樹子というその女性は言った。
「その方は今年で地区理事2回目だから何でもわかってらっしゃるわ。宜しくお願いしますね」
「来た早々に地区理事なんて急に言われて困ったでしょう。新しく来た人にやらせる風習があるみたいで」
島津は絵美子が地区理事に選ばれた事に同情して言った。
「全然平気です。私なんかで良ければ。早く近所の方達と打ち解けたいですから」
「へえ、珍しいですね。みんなやりたがらないんですよ。だから押し付け合っちゃって。僕なんかここ来てまだ三年なのに2回目ですよ」
島津はアハハと笑った。
どんな事でも積極的にやろう。家を買い決意も新たにしていた絵美子には丁度良い話しだった。
地区理事の初仕事は全員総出の資源回収だ。
「何から始めましょう?」
「ヤル気満々ですねえ。軍手は持って来ました?」
「はい。この通り!」
絵美子はスキニーパンツの尻ポケットから手袋を引っ張りだした。
「それじゃあ、自転車で来たのでそれで一緒に回りましょうか」
島津はママチャリを引いて歩き出した。
「良い天気になって良かった。ハナミズキがとても綺麗」
絵美子は横をを歩く背の高い男を上目遣いに見上げた。
「本当そうですね」
自宅に挨拶に行った時は少し警戒しているように見えたが、今はまったくそんな素振りは感じない。引っ越したばかりで疲れていたのだろう。
ショートヘアで快活そうな絵美子に島津は好感を抱いた。
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