遠すぎた橋 【『軍神マルスの娘と呼ばれた女』 3】 -初めての負け戦 マーケットガーデン作戦ー

take

文字の大きさ
68 / 77

67 マルス、退路を断たれる

しおりを挟む
「中尉、『大工』かもしれません。誰何(すいか)してみましょう」

「・・・わかった」

 ヤヨイは息を吸い込むと大声を張り上げた。

「我々は『マルス』だ! 出迎えに来た!」

 それだけ叫ぶと後は黙った。

 なおも靴音は大きく、さらに多くなり刻々と近づいて来た。

「自分たちの靴音が反響して聞こえないのかも知れん」

 ウェーゲナーが呟くと、

「でも、もし敵だったら?」

 フリッツが殺気立つとリーズルが小銃を肩から外しクールに槓桿を引いた。

 ジャキーン!

「その時は撃つだけよ。大丈夫。こんな狭い所なら8名も80名も変わらないわ」

 ヤヨイはもう一度声を励ました。

「止まれーっ! 我々は『マルス』だ! 出迎えに来た!」

 その場の8名全員の心臓の鼓動が聞こえるような気がした。

 足音がようやく止まった。

—「大工」だ! 空挺部隊の「大工」だ! —

 ヒューッ・・・。

 安堵の口笛を吹くフリッツ。緊迫していたヤヨイたちもようやく溜め込んでいた息を吐いた。

「悪いがカンテラは点けないでくれ!」

 そう言いながら小さなローソクほどの明かりと共に近づいて来たのは金の樫の葉の大尉だった。

「『大工』大隊副大隊長、ハインケルだ。穴倉生活が長くなってみんな目が明るさに慣れていないのでな」

「『学者』大隊『マルス』小隊のヴァインライヒ少尉、そして、」

「ウェーゲナー中尉です」

「長い穴倉生活」

 そう言う割には手を差し出して来たハインケル大尉の声は快活に響いた。ヤヨイもウェーゲナーも共に官姓名を名乗り、「学者」と「大工」の士官は握手を交わした。

「おお! 『アイゼネス・クロイツじゃないか!」

 疲労の浮かんだ顔ながら大尉はまだまだ余裕がありそうに見えた。こうでなくては困難な籠城作戦を遂行できなかったろう。さすがハーベ少佐の部下だと思った。ヤヨイたちは畏敬の眼差しでこの副大隊長と彼の後ろに続いている「大工」の兵たちをみやった。

「みなさん、全員ですか? ハーベ少佐は?」

「残念だが全員ではない。連れて来たのは300ほどだ。これまでの戦闘で1個小隊ほどの損害が出た。負傷者は連れてきたが・・・」

 あとに続いている兵たちの列を顧みて、大尉は声を落とした。300名の兵たちの息遣いが暗い暗渠の澱んだ空気を伝わってきた。

「まだ大隊長どのが残っておられる」

 と、彼は言った。

「負傷者を載せる担架を用意するのと、脱出に当たって敵の気を散らすために陽動作戦を行ったりしたので集合時刻に遅れてしまったのだ。しかも、12台の通信機をやりくりしてバッテリーを節約しながらここまでもたせてきたのだが、それが今日になって全部ダメになってしまった。それで連絡もできなかったのだ」

 ミン一族との一時休戦で補給を得られグリル(バーベキュー)までできたナイグンに比べ、アルムはほとんど補給なしだったのだ。それで10日以上も持ちこたえたのだから、無理もないと思った。

「脱出を悟られぬよう1個小隊を陽動に向かわせたわけだが、彼らとも連絡がつかなくなってしまったのだ。それで大隊長殿は、ハーベ少佐は一隊を率いてその捜索に向かわれた。で、俺が後を託されたというわけなのだ」

「そうでしたか・・・」

 ドーンッ・・・。

 至近に着弾したのだろう。爆発の振動で天井の目地の土がパラパラと落ちた。

「とすると残っているのは2個小隊弱というところですね。・・・わかりました」

 ヤヨイは傍らのウェーゲナー中尉と顔を見合わせ、ハインケル大尉を促した。

「ではすぐに脱出してください。出口で『学者』の兵たちが敵の攻撃を食い止めています。急いでください!」

「それはありがたい。だが、貴官たちはどうするのだ?」

「われわれは『大工』全員を本国に連れ帰るために来たのです。ハーベ少佐らと合流の後、、脱出します!」

「・・・わかった。ありがとう」

 と、大尉は言った。

「しかし、ここまで耐えておきながら任務を完遂出来ぬまま帰らねばならぬとはな。それだけは返すがえすも残念だ・・・」

 律儀で感動しやすい質なのか、それとも暗闇の中の籠城に疲れたのか、辿って来た暗渠の暗い彼方に続いている「大工」の兵たちの列を見やりつつ、ハインケル大尉は呟いた。

 別れ際、彼は胸のポケットから一枚の図面を取り出した。

「籠城戦中に調べた地下排水路網の見取り図だ。役に立つと思う」

 親切な大尉は現在地と拠点にした集水施設と少佐が向かったと思われる排水暗渠まで教えてくれた。ヤヨイたちが想像していた以上に、このアルムの排水路網は網の目のように複雑に設けられていることがわかった。

「これはありがたいです!」

 ヤヨイとウェーゲナーは暗い灯に照らされた見取り図を覗き込み、礼を言った。

「では大隊長を頼むぞ。貴官らに神々のご加護を、な」


 

 『大工』大隊、出発するぞ!

 大尉の号令一下、「大工」たちは再び動き出した。

「出口で『学者』が待ってるぞ!」

「頑張ったな!」

「おつかれさん!」

 一人ひとりの顔こそよく見えなかったが、ヤヨイたち「マルス」は彼ら彼女ら「大工」たちの肩を叩き、その十日に及ぶ籠城の労をねぎらった。

 みな薄汚れて疲れ切ってはいた。だが灯りを極端に落としたカンテラに浮かぶその面魂たちは決して敗残兵と呼ばれるようなそれではなく、どの顔にも長期の困難な任務に耐えた自負が垣間見えた。

 出口へ、故郷の帝国へ帰る入口へと向かう長い長い隊列の最後にカンテラを捧げた影が2つあった。ハインケル大尉同様にハーベ少佐を補佐して来たらしい士官と兵だった。

「貴官たちは『マルス』か?」

「そうです。ウェーゲナー中尉にヴァインライヒ少尉です」

「おお! 『アイゼネス・クロイツ』じゃないか!」

 握手を交わした暗闇に浮かぶ顔にはハインケル大尉同様に旺盛な精力が漲っていた。

「リヒテル中尉だ。こっちは通信兵のハイドリヒ。貴官たちに会ったら教えようと思っていた。実は、置き土産がある」

「置き土産?」

「ワルター」

 リヒテル中尉は傍らの上等兵を促した。歳のころは30前後だろうか。ハイドリヒ上等兵はその小さな体躯をそびやかし、青い眼に不敵な笑みを浮かべて、言った。

「この先に我々が拠点にしていた集水桝があるんですが、その入り口にちょっとした仕掛けをしてきました。使い残したグラナトヴェルファーの弾薬を集めて弾体の信管に細工して来たんです。万一追っ手が迫った時のためにと」

「トラップか!」

 ウェーゲナー中尉が感心したように声を上げた。

 ハイドリヒは口の端を引いて頷いた。

「彼は工業技術院からの出向組でな。帝国初のポータブルの通信機を開発した技術者でもあるんだ。バッテリーの補給なしで10日も通信機を持ち堪えられたのは彼の功績なんだ」

 リヒテル中尉の紹介に、ヤヨイは危うく声を上げそうになった。

 この人が、フェルミ先生と共にあのミカサで彼女を援けリュッツオーに乗り込んだミヒャエルに託した通信機を作ったその人だったのだ、と。近衛軍団を出発する前にあの好奇心のカタマリのような先生と会ったが、今目の前にいる上等兵は先生と同様、この帝国の宝だと。彼を救えただけでも、来た甲斐があったと思った。

 これでわかった。やはりグールド大佐は落下傘の最精鋭をアルム攻略の「大工」に集めていたのだ。ヤヨイたちの「学者」だったら、補給なしでここまで持ち堪えられたかどうか・・・。

「穴暮らしでヒマだったんで何度もテストしました。電圧が下がって通信に不適なバッテリーを直列に繋いで・・・。あ、わかりませんよね」

「はい、わかります」

 ヤヨイはそれだけを言った。バカロレア理学部電気学科出身で、「クィリナリス」のエージェントである身分を気安く披瀝する必要はなかった。

「これが起爆装置です。全員で暗渠を脱出した時点で起爆しようと思っていました。お渡ししておいた方が、いいですよね?」

「ありがとうございます!」

「周波数230で10秒間送信カフを押し続けてください。暗渠の中でも1,000メートルは届くと思います」

 ヤヨイは畏敬の眼差しで弾薬袋、カーキ色のカンヴァスに包まれたその基盤を受け取った。

「ではな。神々のご加護を」

 そして300の「大工」の精鋭たち最後の士官と兵が出口に向かって去った。

 これでヤヨイたち「学者」大隊が苦労してアルムの川を渡河し、敵陣を切り拓いたことが大部分報われた。残るは2個小隊とハーベ少佐だけだ。

「グレタ、届くかどうかわからないけど通報してみて。本隊300と遭遇、本隊は出口に向かいつつあり。これより『ヤヨイ』は残る2個小隊とハーベ少佐の捜索に赴く、と」

「Jawohl! 」

「急ぎましょう、中尉!」

「うむ! みんな、行くぞ!」

 「『ヤヨイ』より『でぶ』へ・・・」

 グレタが背負った通信機でオットー少尉に送信を試み始め、ヤヨイたちは再び前進を開始した。

 そして暗渠の暗闇の中を歩くこと約30分。

 途中、何本かの別れ洞を過ぎた。それらの洞からも水は流れ込んで来ていた。中央の溝の汚水は次第にその水位を上げ、ヤヨイたちの来た方、放水路へと流れていった。つまり、ヤヨイたちはやや登り勾配を進んでいたことになる。その度にカンテラを捧げ持ったフリッツの側に寄り、ハインケル大尉に貰った図面を確認した。

「真っすぐのはずだわ」

 トンネルの向こうに薄ぼんやりとした明かりが見え、そこから何やらゴウゴウと水音が聞こえ始めた。

「間違いない。あれが『大工』の拠点だったところよ」

 ヤヨイたちの脚は俄然早まった。

 半ば小走りにブーツを鳴らし身に着けた装具をカチャカチャ言わせながら、ついにそこに着いた8名は皆、息を呑んだ。

 そこは地下に設けられた広大な「瓶」の中のようなところだった。

 見上げる上方はドーム型の天井になっていて、「瓶」の上の巨大な土圧を分散する工夫が見て取れた。元は全くの暗闇であったのだろうが、砲撃のせいなのかドームの頂上部分に大きな穴が開いてそこから外光とともに雨水が滴り落ち、はるか眼下に降り注いでいた。

 そのお陰でカンテラを翳さなくても五角形をした「瓶」の内側がかなり下方まで視認できた。内径はおよそ50メートルはあろうか。

 五角形の側面5面のうちの3面にはヤヨイたちが来た暗渠の高さよりやや低い位置に同じように暗渠の口が開いており、そこから勢いよく水が吐き出され滝のように「瓶」の底に流れ落ちていた。薄闇の底に轟音を立てて流れ落ちて行く茶色く濁った水は暗闇に棲む巨大な3匹の龍を思わせた。暗渠の縁にはグライダーの骨材を利用したらしい縄梯子が掛けられていたが、その下を覗き込めば縄梯子の先はもう、濁った水の下になっていた。

 暗渠の出口にはあの工業技術院のハイドリヒ上等兵の言葉の通りにグラナトヴェルファーの使い残しの弾体が積み上げられ、その一つにグレタの背負っているのと同じ通信機が繋がれていた。この分量が一挙に爆発すれば優にこの暗渠を塞ぐ威力はあるだろう。

「・・・すごいな。『大工』はここを塒にしていたんだ。これなら、一個大隊はゆうに滞在できる。そしてあの暗渠を通じて多方面に出没し敵に嫌がらせを続けてきたわけか。敵にとってはたった一個大隊が一個連隊にも一個師団にも感じられただろうな。包囲のために敵が2万もの大部隊を繰り出して来たのも頷ける」

 ウェーゲナー中尉が感嘆の声を上げた。

「でも、予想に反して例年なら乾季のはずの冬に季節外れの雨に見舞われ、本来の『集水桝』に戻ってしまった。というわけですね・・・」

 フリッツが冷静に状況を解説してくれた。

「これではもはや拠点として用をなしませんね」

 中隊長殿!

 突然、グレタが叫んだ。

「今、『でぶ』と繋がりました! ・・・ハインケル大尉以下300、・・・全員無事暗渠を出て、・・・現在渡河地点の『優等生』の陣地に移動中、だそうです!」

 ウォーッ!

 マルスの「探索隊員」たちの歓声が上がった。

「よかったです! 我々の『大工』救出作戦は正解でした。間一髪でしたね!」

 ビアンカも感激して上ずった声を上げた。

 だが、ウェーゲナー中尉だけは冷徹になさねばならぬことを指摘した。

「で、ハーベ少佐は? どの暗渠に入っていったのか。『大工』の残り2個小隊は今どこにいるんだ」

「ハインケル大尉の言によれば、あの真ん中の暗渠を行ったと・・・」

 ヤヨイは激しく水を吐き出す3本の暗渠の中央のを指さした。あの水量では到底彼らの後は追えないのは誰の目にも明らかだったし、あの暗渠の口にすら渡る術がない。

 轟々と流れ落ちる水音を聞きながら、ヤヨイはハーベ少佐らの行方の推測、そしてこの「集水桝」の機能と今後数時間以内に起こるであろう状況の予測を試みた。

「いずれここも水で一杯になっちゃうのかな」

 フリッツが呟くと、

「いいえ、ならないわ」

 リーズルが応じた。

「あの一番大きなトンネルが排水口じゃない? あの向こうが橋の下に出る口じゃないの?」

 彼女の指さした先、隣の一面のヤヨイたちのいる暗渠の口よりも数メートルは下に一際大きな暗渠が口を開けていた。眼下の「瓶」の底の水位は刻々と上がり、すでにその大きな排水口の下5メートルほどに迫っていた。

 ヤヨイは図面を見て頷いた。

「そうね。降下直後の『大工』は恐らくあそこからここに入ったんでしょう。ここが満杯になる前にあの排水口から吐き出される。だから水位はあれ以上にはならないんでしょう」

「でも、だとしたら、今我々が通って来たこの暗渠の役割って、何なのでしょう」

 何気ないクリスティーナの呟きに皆口を噤んだ。

 ふとマックスがカンテラを掲げて暗渠のレンガの壁を見上げ手を伸ばした。

「小隊長、見てください!」

 ウェーゲナーが駆け寄ってマックスの指さす壁を見上げた。目の高さよりも上の壁に、乾いた泥と塩の筋が出来ていた。明らかに過去にそこまで水が上がって来たことを示していた。

「おいおい・・・」

 彼はひゅーっ、と唇を鳴らした。

「ヤヨイ、これを見てみろ。

 アルム川が増水して水位が上がれば排水口から水が逆流してくる。そうなればこの『水瓶』はあの天井近くまで満水になる。オレらが通って来たこの暗渠はその時のための予備の排水口だったんだよ。

 オレらはやれるだけのことはやった。もうシオドキだぜ、ヤヨイ。溺れる前に、引き返そう」

「でも、少佐どのたちがまだ・・・」

「これじゃ、もうムリだ。300を救い出せただけでも、良しとするんだ!」

 「覗き魔」ラインハルト・ウェーゲナーは華奢な「マルスの娘」の両肩をグッと引き寄せ、その魅惑的な唇にキスをせんばかりに顔を近付けた。

 ヘルメットの下の碧眼が潤み、ヤヨイの胸が、一瞬だが高鳴った。だが今はそんな感情に囚われている場合じゃない。決断せねば・・・。

「お前の部下たちのことを考えるんだ。

 お前は指揮官だろ? ヤヨイ・・・」

 ヤヨイは奥歯をギリギリと噛み。図面を握りつぶした。

 ここまで来ておきながら。当然に悔しさはある。

 彼女に注がれた12の瞳を見回した。

 不思議なことに、部下たちの顔を見ているうちに悔しさが遠のき、やがて消えていった。

 いったんは握り締めた図面を再び延ばして丁寧にたたみ、胸のポケットにしまった。

「・・・わかりました。・・・撤退、します!」


 

 こうして「『マルス』探索隊」は元来た道を引き返すことになった。

「『ヤヨイ』より『でぶ』。これより帰投する。ハーベ少佐ら2個小隊は捕捉不能」

 兵らの最後に、ヤヨイも「瓶」を離れた。

「少佐ーっ、ハーベ少佐っ!」

 去り際、爆音をとどろかせて流れ落ちる水の音で届かぬであろうとは知りながら、ヤヨイは広大な「瓶」の中に向かってその名を叫んだ。ナイグンでの苦しかった時に無線ではあったが度々力づけてくれた恩人であるハーベ少佐を残したまま引き返さざるを得ないのはまことに無念だった。

 一行は足早に南に、「でぶ」や「鍛冶屋」、「ラインハルト」隊の待つ出口に向かって暗渠を引き返した。

「急げ! 暗渠の出口が水没する前に脱出するんだ!」

 溝から溢れた水をブーツの爪先が蹴り、くるぶしまで水に浸かるようになった。放水路への下り勾配、しかも合流する横洞からの水量はさらに増していた。

 それがさらに膝上までに至ったとき、ヤヨイはすぐ後ろの通信兵に尋ねた。

「グレタ、まだラジオは通じる?」

「『ヤヨイ』より『でぶ』へ。応答願います。『ヤヨイ』より『でぶ』へ・・・」

「みんな、止まれ!」

 ウェーゲナーが叫び、

「マックス!」

「覗き魔」の一等兵を呼んだ。

「マックス、先行して水かさを確かめて来い」

「jawohl!」

 カンテラを下げたマックスが水を跳ね上げて暗いトンネルを駆けだしていった。ヤヨイの抱いている懸念ウェーゲナーもまた、感じたのだ。

「グレタ、どう?」

「ダメです、もう通じなくなりました。あの上の穴にアンテナを出せば可能かもしれませんが・・・」

「中尉・・・」

 ウェーゲナーの顔を見上げるヤヨイの許にマックスが引き返して来た。

「小隊長どのっ! この100メートルほど先で既に胸のラインまで水が上がっています!」

 壁のレンガに指をさして水かさを示すマックスに、ウェーゲナーは舌打ちをした。

「くそっ! 一歩遅かったか・・・」

 暗闇に佇む8名の「『マルス』探索隊」の面々に不安が影を落とした。

    レオン少尉、教えてください!
    わたしはどうしたらいいのでしょう?

    四次元の彼方の雷神はヤヨイの切なる問いかけにも、何も答えてはくれなかった。
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~

bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大和型重装甲空母

ypaaaaaaa
歴史・時代
1937年10月にアメリカ海軍は日本海軍が”60000トンを超す巨大戦艦”を”4隻”建造しているという情報を掴んだ。海軍はすぐに対抗策を講じてサウスダコタ級戦艦に続いてアイオワ級戦艦を12隻建造することとした。そして1941年12月。日米は戦端を開いたが戦列に加わっていたのは巨大戦艦ではなく、”巨大空母”であった。 表紙はNavalArtというゲームの画像で、動画投稿者の大和桜花さんに作っていただきました

日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-

ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。 1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。 わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。 だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。 これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。 希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。 ※アルファポリス限定投稿

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

​『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』

月神世一
SF
​【あらすじ】 ​「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」 ​ 坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。  かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。  背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。 ​ 目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。  鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。 ​ しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。  部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。 ​ (……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?) ​ 現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。  すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。  精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。 ​ これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

処理中です...