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2.追跡
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【前回のあらすじ】
彼氏の追跡を交わしながら屋敷からの脱出を目論むアオイ。
だが物音を立ててしまい、彼氏に居場所を知られてしまう。
一体どうなっちゃうの!?
_________________________________
私は死に物狂いで走った。
「捕まえてごらんってこと?しょうがないなぁ」
そう言ってヒナタは私を追いかける。
浜辺にいるバカップルのような発言に一瞬疑問を覚えたが、そういえば私たち一応恋人同士だった。
恋人と追いかけっこする妄想は何度もしたが、まさかこんなシチュエーションになるとは…。
そんなことを考えていると曲がり角を上手く曲がりきれず頭を強打してしまう。
幸い石頭だったので無傷だったが立ち止まってしまった。
このままでは追いつかれてしまう。
どこかに隠れなくては!…でもどこに?
すると急に後ろから腕を引かれ、
近くにあった部屋に引きずり込まれる。
そして口を手で塞がれた。
「アオイちゃん?隠れちゃったの?」
部屋の外でヒナタの声が聞こえる。
混乱していると耳元で囁き声がした。
「僕について来てください」
それと同時に口と腕が自由になる。
振り向くと少年が立っていた。
____________
勢いよくドアが開く。
「ここかなーー!!?……あれ、いない。逃げ足速いなぁ」
____________
「本当にありがとう…!」
「いえ、お役に立てたようで何よりです」
彼が床下収納のスペースに匿ってくれたお陰で捕まらずに済んだ。
「僕の名前はカイトです。貴方のお名前も教えてもらっていいですか」
「もちろん。私の名前はアオイ」
「アオイさんですね。つかぬ事をお聞きしますがアオイさんはどうして追われているんですか?」
数十時間前_______________
「アオイちゃんはじめまして。好きです!付き合ってください!!」
「えっあ、わかりました!!」
「本当ー?ありがとう。今日からアオイは俺のものね」
「あ、はい!」
「じゃあ今からデート行こっか。これ飲んで車に乗って」
「了解です!」
____________
とまぁこんな感じで監禁されてしまったのだ。
「チョロすぎませんか?」
「でもその後、隙を見て逃げだしたよ」
「バカ……ゲフンゲフン……頭大丈夫ですか?」
「彼の顔がドタイプだったから話ちゃんと聞いてなくて…」
「貴方、今までよく生きてこれましたね」
カイトは辛辣な子だった。
でも命の恩人だから文句は言えない。
あとイケメンだから。
「カイトはなんでここにいるの?」
「僕は普通に強盗目的です」
「それは普通なのかな」
「普通ですよ。当たり前でしょう」
強盗ということはこれから脱出するつもりなのだろう。
カイトについていけば、この屋敷から脱出できるもしれない。
犯罪者と協力することに抵抗があるが、今は緊急事態だ。
神様も許してくれるだろう。
「ねぇカイト」
「何ですか」
「今から脱出するつもりなんでしょ。私、ついて行っても良いかな?」
「ダメです」
彼氏の追跡を交わしながら屋敷からの脱出を目論むアオイ。
だが物音を立ててしまい、彼氏に居場所を知られてしまう。
一体どうなっちゃうの!?
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私は死に物狂いで走った。
「捕まえてごらんってこと?しょうがないなぁ」
そう言ってヒナタは私を追いかける。
浜辺にいるバカップルのような発言に一瞬疑問を覚えたが、そういえば私たち一応恋人同士だった。
恋人と追いかけっこする妄想は何度もしたが、まさかこんなシチュエーションになるとは…。
そんなことを考えていると曲がり角を上手く曲がりきれず頭を強打してしまう。
幸い石頭だったので無傷だったが立ち止まってしまった。
このままでは追いつかれてしまう。
どこかに隠れなくては!…でもどこに?
すると急に後ろから腕を引かれ、
近くにあった部屋に引きずり込まれる。
そして口を手で塞がれた。
「アオイちゃん?隠れちゃったの?」
部屋の外でヒナタの声が聞こえる。
混乱していると耳元で囁き声がした。
「僕について来てください」
それと同時に口と腕が自由になる。
振り向くと少年が立っていた。
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勢いよくドアが開く。
「ここかなーー!!?……あれ、いない。逃げ足速いなぁ」
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「本当にありがとう…!」
「いえ、お役に立てたようで何よりです」
彼が床下収納のスペースに匿ってくれたお陰で捕まらずに済んだ。
「僕の名前はカイトです。貴方のお名前も教えてもらっていいですか」
「もちろん。私の名前はアオイ」
「アオイさんですね。つかぬ事をお聞きしますがアオイさんはどうして追われているんですか?」
数十時間前_______________
「アオイちゃんはじめまして。好きです!付き合ってください!!」
「えっあ、わかりました!!」
「本当ー?ありがとう。今日からアオイは俺のものね」
「あ、はい!」
「じゃあ今からデート行こっか。これ飲んで車に乗って」
「了解です!」
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とまぁこんな感じで監禁されてしまったのだ。
「チョロすぎませんか?」
「でもその後、隙を見て逃げだしたよ」
「バカ……ゲフンゲフン……頭大丈夫ですか?」
「彼の顔がドタイプだったから話ちゃんと聞いてなくて…」
「貴方、今までよく生きてこれましたね」
カイトは辛辣な子だった。
でも命の恩人だから文句は言えない。
あとイケメンだから。
「カイトはなんでここにいるの?」
「僕は普通に強盗目的です」
「それは普通なのかな」
「普通ですよ。当たり前でしょう」
強盗ということはこれから脱出するつもりなのだろう。
カイトについていけば、この屋敷から脱出できるもしれない。
犯罪者と協力することに抵抗があるが、今は緊急事態だ。
神様も許してくれるだろう。
「ねぇカイト」
「何ですか」
「今から脱出するつもりなんでしょ。私、ついて行っても良いかな?」
「ダメです」
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