53 / 146
性夜 当日
12月24日、聖夜ならぬ性夜になるはずの当日。
昨日の夜はクリスマス・イブのことを考えて興奮してしまい、いささか寝付きが悪かったものの、朝の九時前には激しい朝立ちとともに目覚めた。
ジャージごしのズボンからもっこりとテントを張る我が分身正宗は逞しく、今宵起こるであろう出来事に大いに期待を膨らませているようである。
朝から、今日の天気予報を確認してみる。
天気予報によると、僕の住んでる地域は、晴れのち曇りであってして夕方から雨または雪が降るかもとイブにとっては絶好の予報であった。
好みの天気予報のお姉ーさんが「今日は、ホワイトクリスマスになったらいいですね」と言ってくれていた。
お姉さーんに「そうですね」とブラウン管に向かって相槌を打ったあと、再びベッドに戻って、さきほどの天気予報のお姉ーさんでムラムラしてしまった分身をなだめるために一戦を行った。
男なら分かることなのだが、性欲の溜まってる時ってのは、どのようなものでもオカズになるのである。
特に今日のような決戦の日には一回抜いておいた方が私の性欲のバランスが保たれる事に繋がり、昼から詩織に逢った際もガツガツした感情が抑制できて肝要なのである。
コントロールしずらい性欲を吐き出した後に、僕はおさらいを含めてメンズボーイのおっさんの指南を再確認したり、雅博の家に電話して今日のデートの事を再確認したりして時間をつぶした。
軽めの昼飯を食べた後に、いろいろな匂いの染み付いた万年ジャージを脱ぎ捨てて、この日のために雅博からレンタルした綿パンとジャケットを身に纏い、いざ出陣することにした。
そうして僕は、詩織を迎えに待ち合わせ場所の自販機に行った。
待ち合わせ場所を自販機にしたのは、詩織の家の呼ぶリンを押す根性がないからである。
待つこと5分ぐらいで、詩織は、チェック柄のミニスカートに白色のタイツを着こなして現れた。寒空の中、随分と気合いが入ってる。
上半身はニットのセーターに白色のダウンジャケットを羽織っていてお洒落でかわいかった。
「うわぁ、詩織むっちゃかわいいよ!」
僕はお世辞ではなく本音でそう言った。
「祐一君、ありがとう。祐一君もなんだか、雑誌のモデルさんみたいな服装でかっこいいよ! ――詩織って白が似合うでしょう」
やはり、恥を忍んで雅博に服を借りたのは正解であった。
雅博は気前よく「もう、着ないから祐一にやるよ」と言ってくれたが、デートが終わったら、しっかりクリーニングに出して返さないと悪いってもんである。それと、詩織は僕に褒められて嬉しそうであった。
「白が似合うでしょう」と詩織の言うように、ミニスカートから飛び出る白のタイツごしのムチムチした太ももはヨダレが出そうなくらい私の妄想をかきたてるものであった。
詩織の手を握ると、雅博達との待ち合わせ場所のバス停に向かった。
「なんかぁ、詩織緊張してきた」
バス停に歩きながら向かう道すがらに詩織は照れくさそうに話かけてきた。
僕も詩織と同じ気持ちである。
それは、雅博のことは知っていても、雅博の彼女のことは名前が朱美で私達より歳が二つ上ということ以外、全くといっていいほど知らないからである。
いくら人見知りしない詩織といっても、やはり初対面の人とあうのは緊張しない方がおかしいといっていいものである。
「大丈夫だよ、俺も緊張しているから……」
何が大丈夫なんだと自分で言っていてつっこみを入れたくなるような事しか言えない自分が哀れであった。
「雅博の彼女は朱美さんっていうんだ。俺達より二つ年上みたい」
僕はフェラが上手いという情報を隠して、知ってることを詩織に言った。
知ってる情報と言っても知らないと同じに近い内容のものである。
「へぇ、雅博君の彼女って年上なんだ! 雅博君らしいね」
些細な情報であってしても、詩織にとっては特ダネだったみたいで目を輝かせて反応してくれる。
しかし、どの辺が雅博らしいのか気になるところである。
そのような会話をして、だいぶ詩織の緊張がほぐれてきた頃に私達は目指す待ち合わせ場所のバス停に到着した。待ち合わせ場所をバス停にしたのは、デート場所の映画館などがある繁華街に行くには交通手段がバスしかないからであった。
僕達の住んでる地域は田舎ではないのだが、飲食店とか娯楽施設があるのは街の中心部に行くしかない環境なのである。
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。