完結『戦隊ヒーロー追放された俺、なぜか敵の幹部になって世界を変えていた件』

カトラス

文字の大きさ
53 / 55

【第50話】『出撃、Ωシャングリラ──選ばれなかった者たちの夜明け』

しおりを挟む
 シェルトファウス最終決戦スΩシャングリラの前日嘆

 ネメシス本部・第六戦略分析室。
 重厚なドーム型の天井の下、巨大なホロスクリーンに映し出されているのは、かつて「ヒーロー」と呼ばれた者たち──Z-DIVの映像記録だった。

 ノア・クレインは無言でその戦闘ログを見つめていた。
 机の上には未開封のティーカップと、開かれたデータパッド。
 その端末には、いままさに作成中のファイル名が表示されている。

 ──【戦力比較レポート:Ωシャングリラ/Z-DIV】

 「これが、“もう一つの正義”の座標軸か……」

 呟いた声に、部屋の奥から機械式のブーツ音が近づく。

 「報告書に“感情”を混ぜ込むのは、分析官の職務違反では?」

 姿を見せたのはゼクスだった。
 黒い外套を翻し、無表情にノアの隣に立つ。

 「分析は分析、判断は上がする。私はそれを支えるために比較するだけです」

 ノアはそう言いながらも、ほんの一瞬、スクリーンに映るΩシャングリラの映像に視線を投げた。

 画面には、戦闘中のラミアが映っている。
 サクラの肩を支えながら、ジーンの神経触手に対抗して電磁バリアを展開していた。

 「……たとえ性能で劣っても、人の意志がどこまで力を持てるか。それを見たいと思うのは、子供じみた幻想でしょうか?」

 ゼクスは答えなかった。ただ目を細め、別の画面へ切り替える。
 Z-DIV RED──ヴィル・クロードの映像だ。
 仮面越しの無表情が、機械の声で“有罪”を宣告する。

 次の瞬間、ターゲットの首が、音もなく落ちた。

 「完璧な制裁。迷いのない抹消。これがセイガンの“成果”だ」
 「……それは、“未来”と呼べるのか?」

 ノアは静かに端末を閉じると、傍らのゼクスにデータ送信を実行した。
 「この報告書は、近く全体会議に提出します。ΩとZ-DIV、どちらが“次の正義”かを測る材料として」

 「決めるのは君か、彼らか──それとも、戦場そのものか」

 ゼクスの言葉にノアは軽く笑った。
 だがその笑みは、どこか寂しさを孕んでいた。

 「それでも私は、選ばれなかった者たちに、もう一度“選ばせて”やりたいんです。正義を、未来を──」

 ホロスクリーンに映る五人の影。
 イツキ、ラミア、サクラ、レン、カレン。

 彼らの戦いは、まだ始まったばかりだ。

 そして、その先にあるものが、“制裁”か“再生”か──
 その答えを知るのは、この世界そのものだった。

 ──ネメシス開発区画《アーク・バイン》。

 無機質なコンクリ壁の奥深く、かつて人体改造や怪人兵の実験が繰り返されていた地下施設。
 その薄暗い空間には、赤い非常灯が点滅を繰り返し、空調の低いうなり声が響いていた。

 ノアは中央制御台の前に立ち、静かに端末を操作していた。そこには、ゼロディバァイドの過去戦闘ログから抽出した膨大なデータが、幾何学模様のように並んでいる。

 「……やはり、明確な連携軌跡はない。ゼロディバァイドは“単独完結型戦力”。……ならば」

 呟く声が端末のスクリーンに反射して揺れた。

 「その能力単位を封じることができれば──連携できない彼らは、一気に戦術が崩れる」

 背後で足音が止まる。

 「ようやく見えたな、勝機の“輪郭”が」

 低く響く声。そこにはゼクスの姿があった。

 その隣には、すでに整列した数十体の“旧怪人”たち。
 中には、歪な義肢を持つ者や、背に異形の器官を抱える者もいる。そのほとんどが、かつてセイガンに敗れ、破棄され、ネメシスに拾われた者たちだった。

 「こいつらは、自分の意志で来た。戦いたいと言ってな」

 ゼクスは一歩進み、無言で頷く怪人たちを見渡した。

 「ヒーローにもなれず、怪人としても使い捨てられた連中だ。だが……誰よりも、この世界の理不尽を知っている」

 ノアは深く頷いた。

 「整備計画を開始します。Ω計画に基づく、対ゼロディバァイド戦力の再構築を」

 指先が端末を叩く。

 「REDに対抗するには、出力を強制的に“0”にするジャマーを第一群に。BLACKには幻覚中和用の周波フィルター、WHITEは治療フィールドを乱す神経遅延波。そしてYELLOWには……電子視認撹乱を反転させる、逆干渉フィードバックを」

 数人の整備班が動き出し、旧怪人たちに次々と改良型装備を装着していく。
 ある者は両腕のブレードを外され、精密なパルス砲へと換装され、ある者は脳に直接視覚遮断装置が組み込まれていく。

 「痛みは?」

 ノアが振り返り、一人の怪人兵に声をかけた。背中に大きな冷却器官を持つその男──かつて“冷血殺戮獣ブリザード”と呼ばれた存在は、ふっと笑った。

 「痛み? 今さら怖がるほど、俺は未練で出来ちゃいねぇよ」

 その言葉に、整備班の一人が思わず手を止めて笑う。

 「なかなかに勇ましいことを」

 ゼクスは黙ってその様子を見ていたが、やがて一歩前へ出て、怪人兵の肩に手を置いた。

 「これは贖罪でもなければ、自己犠牲でもない。
 お前たち自身が“選び取った戦い”だ。誰のためでもなく、自分の意志で立て」

 ノアはその言葉に、小さく頷いた。

 「……Ωシャングリラは、あなたたちの存在が加わって初めて“戦える戦隊”になります。希望に変えましょう、この力を」

 整備班が次々と動き出し、作業は加速していく。中央ホログラムには、戦術フローチャートの中で“Ω戦力ユニット”が光を放ち始めていた。

 ノアはひときわ強く拳を握った。

 「……急がないと。ゼロディバァイドは、次の出撃を準備しているはず」

 ゼクスが鋭く頷いた。

 「間に合わなきゃ意味がない。可能性が見えた今、止まっている暇はない」

 冷たい空気の中、かすかに機械音と筋肉のきしむ音が交差する。

 ──かつて誰にも見向きもされなかった存在が、今、“希望”となって立ち上がる。

 それは、未来を奪われた者たちが放つ最後の光  ──“Ω”の名の下に。

 ──ネメシス戦闘演習場《エクリプス・リング》。

 鋼鉄のアリーナに、スポットライトがゆっくりと降り注ぐ。
 その中央には、Ωシャングリラの5人──イツキ、ラミア、レン、サクラ、カレンが整列していた。
 空気は張り詰めていて、誰一人として言葉を発さず、ただ“その瞬間”を待っていた。

 やがて、円形ステージの端から白いコートを翻して歩み出る人物。
 ノアだった。彼の背後には、戦術オペレーターたちと、重装の警備兵。
 少年のような外見に不釣り合いな重圧を纏いながら、ノアは中央に立った。

 「……各員、注目」
 マイクもなく放たれたその声が、戦闘演習場全体に響き渡る。

 「Ω計画に基づき、我々はゼロディバァイドの戦闘ログを完全解析した。
 その結果導き出された“反応可能な特異対抗戦力”を、今ここにお披露目する」

 重々しい格納扉が、ギィィィィィン……と唸りを上げて開く。
 冷却スチームが吹き上がる中、影から一体の怪人が現れた。

 「まず──対RED。
 ヴィル・クロードの“裁定能力”を無効化するために生まれたのが……」

 ノアは、掌を静かに掲げる。

 「《黒鋼の無罪者(インノセント・ドレッド)》・ガラム」

 重厚な黒鉄の装甲を纏い、両肩には罪を問う天秤のような装置。
 その足取りはゆっくりだが、一歩一歩が床を震わせるほどの重量感。

 「“断絶フィールド”により、精神裁定を完全に遮断。視認されても、判定は下らない。
 さらに“匿名化戦術”で個体情報を揺らがせ、REDの判定アルゴリズムそのものを破壊します」

 「……正義を測れない相手には、何もできない。皮肉ね」
 ラミアが小さく呟いた。

 ノアはすぐに次の扉に目を向けた。

 「次は──対WHITE、クラリス・ノイシュヴァン」

 今度は細身のシルエットがゆっくりと登場する。
 白銀の装甲と赤い棘を纏い、まるで儀式用の棺を背負ったような姿。

 「《共鳴の棘姫(ヴァイタル・ロザリオ)》・イレーナ」

 彼女が歩み出ると、どこからともなく低く澄んだ鈴のような音が響く。

 「“逆再生波動”は、治癒を“拒絶反応”へと反転させる。
 再生しようとする細胞を、あえて自己崩壊させる技術……その結果、WHITEの“救い”は“毒”へと転じる」

 「……私たちが何度も望んだ救いを、彼女は刃に変えたんだね」
 サクラの声音には、少しだけ悼みの響きがあった。

 第三の扉が開く。霧の中から、無数の複眼が光る。

 「対BLACK、ジーン・オルフェル。
 その幻覚と痛覚による支配に抗するために──」

 「《静寂の多眼(サイレンス・ルーチェ)》・バルム」

 全身に埋め込まれた眼球様の機器が、ゆっくりと動き、全方向を見渡す。
 その歩みは静かだが、目を逸らせない不気味な威圧感があった。

 「“虚無視界”により、幻覚信号を中和。
 逆探知機能も備え、幻覚の発信源を特定する“反照領域”を常時展開可能」

 レンが短く頷いた。
 「……ジーンの“夢”は、届かない。彼の世界は静寂に沈む」

 続いて、光の粒子が舞う中、第四の怪人が姿を現す。

 「対YELLOW、オルカ・ゼルナート。
 不可視の情報撹乱への対応には──」

 「《記録守りし者(メモリア・クレスト)》・セフィ」

 少年の姿をしたその存在は、透き通るような青い目と、背中に羽根のような幾何学模様の光を浮かべていた。

 「“観測固定”──それは存在座標を常時記録し、情報干渉すらも記録により矯正する能力。
 撹乱されようと、欺かれようと、記録された“真実”から逃れることはできない」

 「かわいすぎて逆に怖いわね……真実をずっと見られてるなんて」
 カレンが半ば冗談めかして呟いた。

 最後の扉が開き、ノアは声を張った。

 「以上、Ω計画によって新たに選抜された五体。
 かつて捨てられ、今ここに、“世界を選び直す者”として再起した戦力」

 イツキが一歩前へ出て、真っ直ぐ彼らを見る。

 「──俺たちが選ばれなかったように、君たちも選ばれなかった。
 だがそれは、何も終わりを意味しない。
 むしろここからが、始まりだ」

 静かに、しかし力強く──

 「ようこそ、Ωシャングリラへ」

 その瞬間、五体の新戦士は一斉に拳を胸に当てた。
 それは敬礼でも、従属でもない。

 ──誓い。

 かつて世界に捨てられた者たちが、もう一度、世界を選び直すために立ち上がった瞬間だった。



──旧文化センター区域・地上隔離帯。

 かつて人々の学び舎だったその施設は、今や廃墟と化し、空中には静電気混じりの瘴気が渦巻いていた。
 鉄骨むき出しの高層棟に、緊急信号が点滅する。

 イツキはその光を見上げながら、小さく息を吐いた。

 「……動いたな、ゼロディバァイド」

 隣に立つラミアが静かに頷く。

 「出撃構成──RED、BLACK、WHITEの三体。YELLOWは情報撹乱のために後方配置」

 「予想通り、最悪の組み合わせだな」

 イツキは背後を振り返った。
 そこには、Ωシャングリラの面々──レン、サクラ、カレン。
 そして、その後ろに整列する五体の新怪人戦士たち。

 「ガラム、イレーナ、バルム、セフィ。お前たちの出番だ」

 それぞれが一歩前に出る。装甲が軋む音すら、誓いのように聞こえた。

 ノアが前に進み出て、タブレット型端末を掲げた。

 「戦術マップ、展開します」

 瞬時に空中ホログラムが浮かび上がり、ゼロディバァイドの進行ルートと戦術予測が表示される。

 「これまでの出撃ログから導き出したアルゴリズムでは、REDは最短突入ルート、BLACKは高所奇襲、WHITEは中央医療棟に向かうと予測。
 YELLOWは衛星通信帯を掌握済み。視覚・聴覚の撹乱が始まるのは数分後」

 レンが腕を組みながら言った。

 「つまり──連携の“無さ”が裏目に出る構成ってわけだな」

 サクラがホログラムを指差す。

 「バルム、あなたは高所の制圧に集中して。
 幻覚が発生する前に、展開域ごと沈めて」

 「──了解」
 バルムの低い声が響き、足元の地面に影のような静寂フィールドが広がった。

 イツキは怪人たち一人ひとりの顔を見渡し、そして静かに口を開いた。

 「いいか、これは俺たち“選ばれなかった者たち”の初陣だ。
 ヒーローでも怪人でもない。
 正義と悪の線を踏み外した俺たちが、それでも立つ意味を──ここで見せる」

 カレンが微笑みながら答えた。

 「つまり、いつも通りってことね」

 その言葉に場がわずかに和んだが、すぐにサイレンの音が遠くから聞こえてきた。
 ゼロディバァイドが来る。

 ノアの声が静かに重なった。

 「Ω計画、第1フェーズ、発動」

 ──出撃前。

 鋼鉄の出撃ゲートの前。
 Ωシャングリラと五体の新戦士たちは整列し、最後の出陣準備を整えていた。

 そこに、クレイン総帥とゼクス、そしてノアが姿を現す。

 総帥クレインは一人ひとりの顔を見つめ、言葉を選ぶように歩を進める。

 「お前たちに、ネメシス……いや、この国の未来がかかっている」

 その呟きは風に乗り、誰にも届いたかどうかも定かではなかった。
 だが確かに、重みだけは伝わった。

 ゼクスが短く頷き、
 「行け。必要な力は、お前たち自身の中にある」
 とだけ言った。

 ノアは静かに拳を握り締めたまま、ただ無言で見送る。

 イツキが手を掲げる。

 「Ωシャングリラ、出撃──!」

 鋼鉄のゲートがゆっくりと開かれ、彼らは走り出した。

 かつてのヒーロー。
 かつての敵。
 かつての落伍者たち。

 今、“世界を選び直す”ために並び立つ者たちがいた。




 




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる

静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】 【複数サイトでランキング入り】 追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語 主人公フライ。 仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。 フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。 外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。 しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。 そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。 「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」 最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。 仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。 そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。 そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。 一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。 イラスト 卯月凪沙様より

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。

ヒツキノドカ
ファンタジー
 誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。  そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。  しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。  身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。  そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。  姿は美しい白髪の少女に。  伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。  最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。 ーーーーーー ーーー 閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります! ※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?

あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】 世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。 「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。 ・神話級ドラゴン  ⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺) ・深淵の邪神  ⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決) ・次元の裂け目  ⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い) 「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」 本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……? 「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー! 【免責事項】 この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。 ※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?

桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」  その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。  影響するステータスは『運』。  聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。  第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。  すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。  より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!  真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。 【簡単な流れ】 勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ 【原題】 『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』

処理中です...