ボーンネル 〜辺境からの英雄譚〜

ふーみ

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英雄奪還編 前編

五章 第九話 四人の帝王

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「ゲルオード様、朝から落ち着きがないようですがジン様が来るのがそれほど楽しみなのですか?」

「アルメドか······まあな。そういえばお前はまだジンに会ったことが無かったか」

「はい。ですがゲルオード様が人族とここまで関わりを持つのは初めてですね」

自室にいたゲルオードは朝から落ち着きが無かった。ゲルオードが普段暮らしている建物はギーグの中心に位置している。鬼城キジョウと呼ばれる中央に迫力のある鬼面が施されたその建物は、首都ギーグの象徴として昔から存在している。以前鬼幻郷に行く前にジン達が泊まった宿屋はこの近くにあり、首都というだけありかなり活気のある場所となっているのだ。

「言われてみればそうだな······シリスがついたようだ。部屋まで案内してくれ」

「かしこまりました」

今回の会談で使用するのは鬼城にある客間で鬼族に古くから伝えられている造りであり巨大な正方形の部屋である。中央に大きな机があり机を囲むようにして椅子が均等に配置されている。ゲルオードが客間に入ると中にはすでにシリスが座っていた。

「お前にしては早いな、まだ全員集まるには時間がかかるぞ」

「ジン達はまだ来てないのか?」

「そういうことか。早く来たからといって早く会えるわけではない」

「それより、ジンとクレースはすごいのだぞ! 私でも目で追うのがやっとだった!」

「ああ昨日聞いた。お前からしても速かったか。クレースが戦っているのはほとんど見たことがないな」

「ん? この飲み物はなんだ」

「アップルジュースだ。······特に理由はない。何も知らず、何も考えず用意した。だがまああいつらは甘いのが苦手であろうから、加えて茶葉も用意したがな」

「うむ! 冷たくて美味いな!!」

シリスが椅子に座ると続いて護衛の者が後ろに立った。護衛の人数は三人で全員が凪夜ナギヤ族と呼ばれる種族であり他の種族と比べて俊敏性が高い。その上生まれつき風魔法を得意としているため基礎戦闘力も高い種族となっている。

「昨日は大変だった割にはかなりの戦力を割いてきたな。大丈夫なのか」

「心配するでない。皆にもジンとクレースに会わせたいからな」

「シリス様、帝王なのですから最低限の威厳は示して下さい。顔馴染みの方ならいいものの、他の者にもその態度ではッ—」

「あーうー、分かってる。言われなくても分かっておるのだ」

「いつも大変だな。ベージュ」

「いえいえ、今回はこの場所にお招き頂きありがとうございます」

シリスがギーグについてからというもの辺りはざわめいていた。毎回四人で集まる際には場所は決まっていないため、四人の治める地に限らずとも時には異空間の中で行うということもある。帝王が三人も来ればほとんどの者が緊張してしまうのだ。

そして次に部屋の大扉が開くと同時にゲルオードの座っていたすぐ隣から転移魔法陣が出現した。大扉からは誰もが見上げるほどの巨大な大男が、転移魔法陣からは目の下にクマができ、眠そうな顔をした男が現れた。

「おお、シリスが我々よりも早く来ているとは珍しいな」

その大男は「ウォール・ダイハード」という名を持ち巨人族でその名前を知らないものはいない。巨帝であるその男はその巨大さと数多くの伝説により世界中から恐れられることもあるが、同時に多くのものから英雄として尊敬されている。

「お前達、今日は私の勝ちだな!」

「わしらはいつもこのくらいに来ておるのだ。わざわざ張り合おうとするな」

対して転移魔法陣から現れた男は「ヴィレン・ネフティス」という名の帝王である。「呪いの王」という二つ名で広く知られているその男は魔法の扱いは然る事ながら、呪いという魔力を使用しない強力な武器を持つため多くの種族から恐れられている。それに加え、大の人間嫌いとしても有名な人物なのである。

「人間はまだ来ていないのか」

「まだ少し時間はあるからな、少し待っておれ」

「知っているか! 昨日私の国で大嵐が起こったのだぞ」

「大嵐だと? それならば国を優先するべきだろう」

「違う! ちゃんとやることはやってきたのだ! ジンとクレースが助けに来てくれたんだ」

「ほう、人間にか。人間が大嵐を止めたと言うのか?」

「そうだ! すごいだろ!」

「それ程とはな。そいつは俺も見てみたいッ——」

落ち着いた表情でいたダイハードは突然、語尾を詰まらせて息を呑んだ。常日頃から注意深く周りの気配に敏感となり巨人族の域を遥かに越えた自身の感覚がそうさせたのだ。その感覚は焦りを運び、その緊張はすぐにネフティスにも伝わった。そしてほんの数秒遅れで周りにいたもの達の多くが異変を感じる。ネフティスの使っていた転移魔法陣が小さく見えるような巨大で一段と魔力濃度の濃い転移魔法陣がその場に出現し、周りからの視線を一気に集めた。

「来たぞ」

ゲルオードがそう言う前に四人の帝王の後ろに控えていた護衛の者達はいつしか現れた転移魔法の方を向いてそれぞれの主を囲むようにしながら武器に手をかけていた。

そして転移魔法陣から五人の人影が見えてくる。先頭に少女の姿が見えたため護衛の者達は一瞬安心したが、再び全員が視線で強烈な圧をかけた。現れた途端、ゼグトスはその場に座っていた帝王たちをゴミを見るような目で見下ろしたのだ。

「ゼグトス、威嚇しないの」

「申し訳ありませんジン様。私としたことがつい」

「ジン~! クレース~! 会いたかったぞ」

「お待ちくださいシリス様!」

ベージュが止めるのをササッと避けてシリスはガルを抱きかかえていたジンごと抱きついた。

「おはようシリス。あれから大丈夫だった?」

「うむ、お前達二人のおかげで全く問題なし!」

「ジン、よく来てくれたな。お前達も下がれ」

ネフティスとダイハードも部下を下がらせるとようやく辺りは落ち着いた。

「そこの椅子に座ってくれ。アップルジュースもあるぞ」

そう言われ座ったのはゲルオードとシリスに挟まれる位置だ。ガルに膝の上に乗ってもらい座り込んだ。座った瞬間、椅子の中に吸い込まれるような心地いい感覚を感じる。これはかなり心地いい。

「みんな座らないの? ずっと立ってるとしんどいよ。それに触ってみて、ふかふかぁ」

椅子の座る部分はリラックススペースに置いてるボルの作ったクッションに感触が似ている。

「お気遣い感謝したしますジン様、ですが護衛である私達は後ろで静かに立たせて頂きます。どうぞご遠慮なく」

「ジンはやさしいな~よしよしぃ」

「うわ~本当にふかふかだぁ」

「ゼステナ」

基本的に護衛は後ろに立っておくというのが決まりのため会話を聞いていたダイハードは思わず顔がゆるみその光景を見ていた。

『天然でかわいらしい方ですね』

アルメドが小さな声でそう言うとゲルオードは少し笑い頷いた。そして全員が着席し護衛が元の位置に戻るとゲルオードが口を開いた。

「では少し早いが全員集まったことだ。始めようか」

「最初に一ついいか?」

そう言ってネフティスはジンの方を見た。

「どうした?」

「なぜこの場に祖龍そりゅうが三人もいる。お前の配下か?」

いきなりそう言われて戸惑った。祖龍? もしかしてゼステナとクリュスのことだろうか。三人? 二人じゃなくて?

(いけない、ジン様がこちらを上目遣いでこちらを見てくださっている······)

「そうなの?」

「ええ、一応そのように言われておりますが私たちなどジン様に比べれば大したことはありません」

「そういえばそこの二人は初めて見るな。最近知り合ったのか、ジン」

「うん。ゼステナとクリュス。二人とも優しいよ」

その名前を聞いた途端、ダイハードはにっこりと笑みを浮かべながらも凄まじいほどの圧を放ちゼステナの方を向いた。

「人型は初めて見るが、怪しいと思ったんだ。ゼステナ、お主数百年前俺の土地に火をつけたこと····覚えてるよな?」

「あれ? そうだっけ、覚えてないや。まあ気にするな、許す!」

「いやお前は加害者だぞ」

「待て待て話についていけないぞ!」

「ともあれ、私たちのことなどどうでもよいのです。ただの空気と思って下さい」

「そうか。ネフティス、取り敢えずはいいか?」

「フン、まあ良いだろう」

「では改めて、今日はここへ集まってくれて感謝する。そしてこの者が前々から話していたジンだ」

「初めまして、よろしくね」

「予想していたよりは随分と子どもっぽいやつじゃの」

この人がクリュスの言っていた呪いの帝王の人だ。名前はネフティスさんらしい。見た感じ昨日は徹夜をしていて寝不足という感じがする。眠たそうだ。

「そうは言うが我よりも強いぞ」

「ウォール・ダイハードだ。よろしくな、ジン」

「うん、よろしく」

この人が巨帝だ。巨人族という種族だけあって大きい。ここからさらに巨大化できるらしい。それに後ろについている護衛の人達もかなりの大きさだ。一度背中に乗せてもらいたいかもしれない。今度閻魁に頼もう。

「ゲルオード、ただこの人間を呼びたかったという理由だけではないだろ。何が目的だ」

「まあ気づくか。実はな交流という意味を含めていきなり今日とは言わないが、ボーンネルも合わせてこの五つの国で条約を定めたいと思っている。不可侵条約に加えて貿易による各種生産品のやりとり、それ以外にも要望があれば考えたいがどう思う」

「私は意義なーし!!」

「うむ。俺としても国で生み出せるものには限りがあるからな、助かる」

しかしネフティスは閉じていた目を開けて面倒臭そうな顔をした。

「わしは却下だ。第一、ベオウルフならまだ分かるもののただの人族の王が我ら帝王と同じ立場に立つことが間違っている。わしが人族を好かんのは知っておるだろう。悪いがお主の頼みでも短い寿命という概念に縛られたこのような小娘と国同士での関係を持つなどできん」

その言葉を聞いてクリュスとクレースは顔を歪め、ゼグトスやゼステナに至っては額から血管が浮き出て見るからにブチギレていた。

「ジン様、この老害を殺す許可を」

「おいクソじじい、国ごと燃やすぞ」

「二人とも大丈夫だから。どうしておじさんは人間が嫌いなの?」

「気に入らんのだ、あまりにも脆弱で····意地の悪いお前達人間が」

「ネフティスは昔に少しあったんだ。まあお前は断るやもしれんとは思っていたがな。そうだな······どうだジン、一度ネフティスの国に行っているというのは」

「えっ」

「なんだと?」

ネフティスは明らかに嫌そうな顔を見せゲルオードを睨んだ。

「お前の人間嫌いも直るやもしれん。どうだ、我の頼みとして受け入れてはくれまいか」

「し、しかしな」

するとその時、ネフティスの後ろに立っていた護衛の女が一歩前に出た。

「ネフティス様、いずれは通る道。この際ですからゲルオード様の頼みを聞いてはどうですか」

「······ああークソッ、仕方ない。ただし一度だけだ。本当に一回限りだぞ」

ネフティスは面倒臭そうな顔をしながらも渋々了承した。

「ほんと? じゃあお邪魔しようかな」

「ではそういうことだな」

人間嫌いというのには何か理由があるのかもしれない。悪い人には見えない。

「ジン、甘いのは苦手でな。俺のジュースも飲むか?」

「うん! ありがとうダイハードさん」

「随分美味しそうに飲むな。俺の国にならいつでも来い、歓迎するぞ」

ダイハードさんはかなり子どもに優しいらしい。あれ? ということは、いや流石にそれはないか。私はもう大人の女性だ。ジュースを飲むのもこの二杯に自重しなければ。

その後、シリスのジンとクレースを褒めたたえる話がしばらく繰り広げられた。ネフティスも少し聞き耳をたて、ダイハードに至っては興奮してのめり込むように話を聞いていた。そしてその勢いのまま突然口を開いた。

「それじゃあ、腕相撲しねえか?」

いきなりすぎて一度全員が「へ?」となった。今の話から「それじゃあ、腕相撲」というのがおかしいのだ。どうやら力比べが好きなようで強そうな相手を見るとすぐに血が騒ぐらしい。

「いいねいいね! ぼくもやりたいよ!」

「やるぞ!!」

ゼステナとシリスもそれに便乗するとダイハードはすぐ近くに硬そうな鉱石でできた台を魔法で出現させた。

「では最初はゼステナとシリスだな」

「やった!! 私は龍になど屈しないぞ、かかってこい!」

「ジン、この勝負で私が勝ったら今夜一緒に寝ようね!」

二人は台の前に立ち睨み合う。身長差的にはかなりゼステナの方が有利だ。だがシリスの方は余裕のある表情で何か手があるように思える。腕を組み両者の間にダイハードが立った。

「それでは······始め!」

ダイハードの開始の合図とともに、いきなり台にはヒビが入り空気が縮まった。ほとんど同じ、それにどちらも凄まじい力を出したため衝撃波が部屋を伝わる。

「ゼステナすごい筋肉だね」

「まあトキワも褒めていたからな」

両者の力は拮抗し、中心で揺れながら動かなかった。

「しんどそうじゃないか、諦めたらどうだい?」

「フッ、まだ秘策を出していないからな」

「秘策?」

その時、シリスの手の甲から風が巻き起こった。そして風は塊となり激しい力でシリスの手の甲を押し始める。

「ハハハ! どうだどうだ!!」

「ずるい······なんてね、考えることは同じさ!」

すると今度はゼステナの手の甲から激しい火花が散る。そして爆発音とともに炎の逆噴射によって勢いづけられた手で一瞬にして風魔法をものもともせずそのままシリスの手の甲を台上に叩きつけた。

「勝負あり、勝者ゼステナ」

「やったー!!」

「くっそー! ずるいぞ!」

これは腕相撲と言っていいのだろうか。両者明らかな反則なのでなんとも言えない。

「もう一回だ!」

「まあ待て。俺が仇をとってやる」

シリスの立っていた場所に今度はダイハードが立った。鍛え上げられた筋肉はまるで自我を持ちオーラを放っているようでいかにも強そうだ。

「少し手の大きさに違いがあるから、ぼくはこうさせてもらうよ~」

ゼステナはトキワと戦った時のように手の部分のみ龍の鱗で纏い爪を少し短く収めた。

「構わん、さあやろうか」

強者の余裕と言わんばかりに、全く動揺もせずそのままダイハードは台の前に立った。ゼステナの身長も女性にしてはかなり高いが、ダイハードはそれのさらに上をいく。いつの間にか今度はゲルオードが中心に立ち、勝負を取り仕切っていた。ゼステナは龍の手を使いまるでダイハードの腕をへし折る勢いで力強く握り、ニカリと笑った。

「ネフティス、お前はどちらが勝つと思う?」

「シリス、お主もわかっておろう。あいつは単純な力で見れば帝王の中でも一二を争う。既に結果は····」

「両者とも準備はいいな。それでは······始め」

「見えている」

まさに一瞬の出来事。気がつけばゼステナの手は台上に叩きつけられ、やられたゼステナ本人も驚き声が出ていなかった。

「ダイハードの圧勝だな」

「ジ~ン~、痛かったよお。よしよしして~」

龍から一瞬で小動物のようになったゼステナはジンの膝の上でガルの隣に頭を置くと甘えだした。

「ゼステナ、あなたそれが目的だったのじゃないでしょうね」

「違うよ! こいつ、女であるぼくに対して本気で力を入れやがったんだから!」

ガルと全く同じ気持ちよさそうな顔をするゼステナは不満を言いながらも本人は満足そうだった。

「ゲルオード、ネフティス! お前達もやってみろ!」

「い、いやあ我は腕の大きさが合わんからな」

「わ、わしも痛いのは好かん」

「俺は体を縮められるぜ。筋力はさらに増加して今の数倍にまで膨れ上がるがな」

「うぅ~。そ、そうだ! クレースとやったらどうだ?」

「私か?」

「ほう、ジンは流石に俺も本気を出せないからな。いいぜ、やろうじゃねえか」

ダイハードは身体を縮めて少し身長が小さくなった。しかしその筋力は先ほどよりも洗練されたもので比にならないほどの闘気を纏っている。

「ジン、私も勝てば今夜一緒に寝てくれよ」

「う、うん」

まずい、このままでは今夜ベッドの中は恐ろしいほどに狭くなってしまう。クレースには勝って欲しいけどダイハードさんも頑張れ!

「ガル起きて。クレースが今から試合だよ」

目の前で行われる激しい死闘の中、いつの間にか気持ちよさそうに眠っていたガルを起こして目の前に立つクレースを見つめた。

「よろしく頼む、クレースよ」

「ああ、頑張れよ」

いつの間にか壊れそうになっていた台を新しいものに取り替え、二人は台の前に立った。腕を組みダイハードは全神経を自身の腕に集中させる。

(手に均等に力が入れられている。わざと軽く握っているのか)

「手加減はできないぞ」

意気込むダイハードに対して、中央に立っていたゲルオードは少し心配そうな顔をしていた。

(ここが壊れなければいいのだがな)

「それでは······始め!」

「あれ?」

予想では始まった途端に凄まじい衝撃波が飛んでくると思っていたがそれに反して怖いくらいに静かだった。両者力を入れていないのかピクリともしない。だが一人、ダイハードは焦りと驚きが混じったような顔でクレースの手を握っている自分の手を見つめた。

(······動かない。いいや、入れた力と全く同程度の力で全て相殺されたのか)

「手加減するかしないかは自分よりも弱い相手に言えよ?」

「ッ······」

(腕が、筋肉が、細胞が、俺のいうことを聞かない)

すぐ目の前でその様子を見ていたゲルオードはクレースを見て苦笑いをしていた。

「悪いが、これからジンと昼飯だ」

スーッと腕が吸い寄せられるように移動し、ダイハードの手の甲は本人も気づかないうちに台上についていた。

「ハァアア!?」

「ええ!?」

ネフティスとシリスはともに絶句し、口を大きく開けた。ダイハードの護衛も目の前で起こった出来事に思わず無表情を貫いていた顔を崩し、驚きを隠せないでいる。

「なるほどな、恐ろしいやつだ」

しかしダイハードは納得したように頷き台を戻すと再び席に座った。
そして一度落ち着いたその空間にグゥ~っと誰かのお腹が鳴った音が全員に聞こえた。一人アップルジュースを飲み終えたジンが顔を赤らめていたのだ。

「ご、ごめんなさい。お腹すいちゃって」

「そうか、すまぬジン。飲み物しか用意してやれていなかった。今度は気をつける、また好物を教えてくれ」

「また?」

「なんでもないシリス。さあ今日はここでお開きだ。皆集まってくれて感謝する」

そしてダイハードさんとネフティスさんにも魔力波を教え、いつでも連絡を取れるようにした。近々ネフティスさんの国にお邪魔する予定だ。

ちなみに夜はクレースとゼステナも同じベッドで眠った。お腹の上にパール、左右から高身長二人に抱きつかれながら眠る夜はかなり暑かったが約束なので仕方ない。
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