ボーンネル 〜辺境からの英雄譚〜

ふーみ

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英雄奪還編 後編

七章 第十話 監視魔法サーベラ

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マニアさんが引っ越しをして数日、女神の粛清の開戦を宣言されてからは丁度二週間が経った。マニアさんはクレースの家の地下に研究所兼家を設置し基本的にはそこで結界の研究をしている。本人曰く万物においてそこが一番捗るらしい。新しい仲間が増え更に賑わいが増した。とは言っても変わらず外は寒い。場所によっては家の中にいてもハァと息を吐くと白い息が出てくるほどだ。遅いかもしれないけれどこれをやっていると冬だなあと実感する。
窓を開けると冷たい風が入り込み部屋の温度を更に下げた。今年の冬は家の中でも極寒だけど暖炉を使用して全員でくっついて寝ることで何とかなっている。しかしパチパチッという暖炉の音で目が覚める朝は心地よく寒い冬も悪くない。

「ジン、ゆきがふってる」

冷たい風で気づかなかったけど早朝の外には静かに雪が降っていた。

「ほんとだ。しっかり着こまないとね」

パールはいつも通り外に出る前に完全防備に着替える。顔にはマフラーを何度も巻き付け前が見えないくらいになるほどだ。ブレンドは魔法で伸縮性が付与されたあたたかい服を着ておりガルには分厚い毛皮があるもののマフラーと靴下を身につけてもらっている。王様にならせてもらってから初めての冬、初めての雪。深夜には降り始めたのか既に地面は真っ白になっていた。家の前のお墓の花を同じ種類の新しいものに取り替え積もっていた雪を払った。

歩いて周りを見渡すとボル考案の建設作業が進められていた。ボルには建物を守る何かが欲しいという曖昧なお願いをしたけれど何とかやってくれているみたいだ。まだ全貌は教えてもらっていない。

少し歩いた後お母さんのお墓に向かった。先程と同じように花を取り替えて積もっていた雪を取り払う。

パールの本当のお母さんは誰だったんだろう、ふとそう思いパールを見つめた。

「わたしのママはジンで、おねえちゃんはミーナ」

嬉しそうにそう呟いたパールにまるで心が見透かされたような感じで一瞬驚いた。考えていることは人に伝搬することがある、そう納得し眠たそうにあくびをするパールのさらさらの髪を撫でた。ちっさな顔に口をいっぱいに開けているその表情、小さい子のあくびは見ていて幸せになる。一方ガルとブレンドは近くで追いかけっこをしていた。絵に描いたような平和な光景。これがずっと続くように、こんな光景をずっとこの目で見ていられるように頑張ろう。



(我が君、朝早く申し訳ありません。一つご報告したいことが)

その時ゾラからの魔力波が入ってきた。

(おはようゾラ、どうしたの?)

(本日未明、バーガル王国において女神を信仰する者達による暴動が起こりました。どうやら周辺国の者もその暴動に関わっているようです)

(今の状況は?)

(ブルファンが対応にあたっておりますが依然として状況は変わらず夜中に渡り暴動は続いております)

(ゾラは安全な場所にいる? すぐ行くね)

(えっ、ええ。ですが御心配なく我が君の御手を煩わせるほどではありません。御命令とあれば数秒で鎮圧可能です)

(····じゃあ任せていいかな。気をつけて、帰ってきたら一緒に朝ご飯食べようね)

(お任せください)


しばらくして朝食を食べる頃にゾラは無傷でクリュスの後ろに控えていた。ルドラも同様、ゼステナの後ろで姿勢を崩すことなく立っていた。

「ゾラ、朝は大丈夫だった?」

「ええ、問題ありません。バーガル王国での暴動はほとんど収まりあとはギルバルトさんの機械兵に任せました。これで我が君の御威光はより一層示されと思います!」

「あ、あはは。怪我がなくて良かった、二人とも座って一緒に食べようよ」

「い、いえ俺たちは······」

ルドラは少し斜め前に目を向けて恐る恐るゼステナの様子を伺った。

「優しいこのぼくが許してあげるよ、ジンに感謝しな」

「は、はい」

そして二人は申し訳なさそうに席に着いた。

「そうでした我が君。インフォルさんからの情報で皆さんがいる今言っておきたいことが」

「インフォルが? どうしたの」

「どうやら機人族が女神陣営についたようです」

「「ッ———!?」」

ゾラからの突然の報告にその場にいた何人かは持っていたお箸を落とし驚きで固まった。だが一方でクレースやゼフはその報告を聞いても顔色一つ崩さず平然としていた。

「おいゾラ、インフォルの情報はどこからだ」

「詳しくはお聞きしていませんが、最も信頼できる伝手からと仰っていました。未だ機械の地から動きはありませんがその情報が間違っているという証拠は一つもありません」

「クレース、機人族って?」

「昔話したメカをつくった者達だ。メカは昔からこの大陸に存在していたがその種族は大陸との関係を完全に断ち切った最強種と言われている」

「······女神が何体かだけならぼくら祖龍だけでも何とかって思ってたけどまずいかもしれないね」

「そしてもう一つ、女神は一体を除き全員がこの粛清に参加するとのことです。それに付随し加護を受けた大天使も全員が参戦するとのこと」

「なんでそんなことも分かるんだよ」

「確かに、一度未来で経験しないと分からないような情報ですがあの方の情報収集能力は本物です。それにこの状況で嘘を仰るはずも無いので確かな情報源があるのかと」

「少しいいか」

完全には信じ切れていないゼステナに気づきゼフが口を開いた。

「今ゾラが述べたインフォルからの情報は間違いないことだ。今は言えんが後に分かる、何も言わずインフォルの情報を信じてくれ」

「「············」」

ゼフの口から述べられたその事実は現実味を帯びて全員を呑み込んだ。

「私とエルバトロス様もかなり昔、機人族と一戦交えたことがありますが······」

「ガッハッハ! 末端の者に完膚なきまでに叩きのめされたのう」

何事もなかったように笑い飛ばすエルバトロスだったが、もしそれが本当ならば——と全員は少し考え込んだ。
龍人族が末端にやられるようなレベル。魔物に言い換えれば末端でもSランクはくだらないということだ。
丁度その時あくびをしながら眠たそうにトキワはレストランに入ってきた。

「おうおうどうした真剣な顔で。俺がイケメン過ぎてビビったか?」

「黙れおっさん。例の話をしていたところだ」

「おっさ·····ああその話な」

どうやらトキワやクレースには事前に伝えられていたようだ。

「それよりもジン、待たせたな。完成したぜ俺オリジナルの魔法がよ」

「ほんと!? 見たい見たい!」

「おうよ、とっておきの魔法だ。もっと観客が多くねえとな」

「ごめんね、眠かった?」

「いいや、お前のためだ。何だってしてやる。これからモンドに集まってお披露目会といこうじゃねえか」

少しだけ準備に時間がかかるということでしばらく待ってお昼過ぎくらいにモンドの広い部屋に集まった。しかし流石に全員が来るわけにもいかないので百人くらいがモンドに顔を出した。

「おっし、待たせたな。準備は完了だ」

そう言ってトキワは空中に小さな玉のようなものを放り投げた。不思議なことにその玉は空中のある一点に留まったまま落ちてこない。すると突然その玉は前方に光を照射し何もない空間から徐々にうっすらと人影が見えてきた。

「ジンが俺に頼んだ魔法は離れた場所でも状況を把握できるような魔法だったな。この魔法は遠く離れた場所を映し出しその場所での音声も拾う」

トキワがそう言うと先程の人影が徐々に明るくなっていきゲルオードが現れた。

「よっし、うまくいったな」

次に同じような小さな玉を少し別の方向に投げると今度はシリスの宝石のような目が何もなかった空間に映し出された。

「見えたぞ!!」

「こちらも問題ない、流石だなトキワ。ジン、見えるか?」

「うん! 見えるよゲルオード、シリスも見える」

周りから大きな歓声が上がる中トキワはもう一つの小さな玉を取り出して説明を始めた。

「この魔法は名付けて『サーベラ』俺の今持っているこの小さな玉を媒体として目の前で起こってることが可能になる。この玉はガルド鉱石に魔力を込めたもので魔力波が繋がった者とこんな風に通信することが可能だ。この玉——サーベラを持った状態で魔力波に繋がっている奴と通信すればサーベラは二つに分離する。一方は今あるように目の前に、もう一方は魔力波で繋がったやつの目の前まで転移される仕組みだ。まあ簡単に言えば、この玉があれば魔力波の伝わるやつがいる周りの状況と音声が把握出来るってわけだ。ただしサーベラにも色々と限りはある。何か聞いておきたいことはあるか?」

全員その技術力に驚き固まっている中、ゼフの肩の上に乗っているインフォルが小さな手を挙げた。

「つまり誰か一人がその場に赴いてサーベラを置いておけばいつでもその場の状況が把握出来るっちゅうことか?」

「そうだ、もしその場所が危険ならサーベラを置いてすぐに転移魔法で安全な場所に帰ってくる、そうすることでリスクはだいぶ少なくなる。それに······」

トキワは空中に浮いていたサーベラに手をかざすと応えるようにしてサーベラは動き出した。そして同時に映っていたシリスとゲルオードが画面から消え周りの様子が映し出された。

「ど、どこに行くんだ玉!」

(じ、ジンが見えんぞ)

「こんな風にこちらからサーベラを動かせば対応して向こうにあるサーベラも動き出す。まあ範囲は限られるけどな」

「ジ~ン~! 今からそっちへ行くぞ! 待っておれ!」

「いけませんシリス様ッ——」

ベージュの言葉とともにサーベラから映っていたシリスの顔はプツっという音と共に消えた。代わりに姿が見えなくなっていたゲルオードの顔が再び映し出される。

「悪りぃゲルオード、忙しいのに時間とったな。そろそろ切るぜ」

「待てトキワもう少しっ—」

しかしその声も虚しくゲルオードからの音声も途切れ映っていた姿も消えていった。

「トキワッ—」

「——?」

「ありがとう」

「····おうッ」

トキワという男が世界で一番守りたいその笑顔。
どれほどの絶え間ぬ努力や葛藤があろうとも最後にこの笑顔さえ見れれば全てどうでもよかった。
だがトキワはその顔に無理矢理取り繕ったような笑みを浮かべていた。
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