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第七章
許さない
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「なんで、幸せそうなの?」
女神がフゥに問いかける、その声を聞いてフゥがミルウェールを見る。だがそこにいる女神は自分が信仰していた優しく美しい女神ではなく、怒りに震え髪はボサボサで大きく目を見開いているそんな女神がいた
「え?ミルウェール様?なんでそんなお姿に?」
フゥがミルウェールが心配になり聞くが女神は答えない、それどころがフゥの声を聞いた途端目だけが彼女を捉える
「あ、あ、あ、貴方はその邪神に騙されているのよ?さ、さあこっちにいらっしゃい」
ミルウェールがフゥを手招きする、だがフゥはそんな女神の姿が恐ろしいのか俺の服を強く握りしめる、俺もそれを感じでフゥを強く抱きしめる
「‥‥‥怖い」
フゥがそう呟きた瞬間あの女神の形相がさらに怒りを露わにする
「こわい?!怖いですって!!なんて人間なのかしら!この慈愛の女神様に向かって怖いなんて!!」
「ヒッ!」
あの女神の怒声に驚いて俺の胸に顔を隠すフゥの頭を少し撫でる、本当に可哀想な娘だ信仰していた女神の本性を見てしまうなんて
「ミルウェール!それ以上彼女を怖がらせるのは頂けないな、君は慈愛の女神なんだよ、信者を怖がらせてどうする?」
「だって、レプゼン!!この小汚生き物が私をこの私を怖いて言ったのよ??おかしいわよね?私は優しいはずなのに!!」
‥潮時だこれ以上フゥにこの女神の醜悪さを見せるのは俺的にも限界だ、フゥは先程からずーと泣いている。声を殺し震えているのだ、その涙で俺の服が濡れていく
「もう、十分だ。殺してやりたいけど、フゥの前だしそれは勘弁してやる、だからさっさと居ね」
そう言って俺はミルウェールの頬に尻尾をかすらせる、あの女神の頬から赤い血が少し垂れるそれを手で触り自分の血に気づいた女神は
「イヤァァァァァァァァァァ!痛い!痛い!痛い!なんて酷いのかしら!女神の顔に傷をつけるなんて、最低!最低!最低!最低!お前なんて死んでしまえ!その小汚い生き物と共に死んでしまえ!!」
そう泣き叫んだ彼女はガラスのようにその場に砕け散る、どうやら撤退したようだ。だか、いまはあの女神よりもフゥが
「ヒック、あ、アタシ、生きてちゃ駄目のかな‥女神様にも捨てられて‥生きてる意味あるのかな‥」
「‥フゥ」
相当応えたらしい、まあ当たり前か信じていた女神にあそこまで言われたな堪えるよな‥
本当に本当に俺はあの女神が嫌いだ
「レプゼン!!」
他の冒険者や転生者が近寄ってくる、そういえば君達今までなにしてたの?
「おいおい、まさか神様同志の争いに参加したくなかったとか言わないよね?」
「んな訳あるか!!入ろうとしたら弾かれたんだよ!!」
と南雲が答える。なるほどね、どうやらあの対話するシーンはミルウェールの考えた物語だったのだろう。ん?じゃああの女神はストーリーテラーの力使って負けたのか?だとしたらなんて愚かなのだろうか
「ストーリーテラーの力を使って負けたのかミルウェールは‥」
「はぁ‥」とため息をこぼすレプゼン当たり前だ神も変える力持つ転回点の力を使ってこのざまでは流石に擁護出来ない
「フゥちゃん大丈夫‥な訳ないかうちも見てたし」
アディがフゥを心配しているが、ずっと泣いており彼女には反応しない、エレナと政宗も心配して近寄ってくるが全く反応しない
「‥‥少し二人きりにさせてくれないか?」
俺が皆に提案するとレプゼンが他の者達を一旦別の場所に連れて行ってくれた。さあここから俺とフゥだけで話をしよう
女神がフゥに問いかける、その声を聞いてフゥがミルウェールを見る。だがそこにいる女神は自分が信仰していた優しく美しい女神ではなく、怒りに震え髪はボサボサで大きく目を見開いているそんな女神がいた
「え?ミルウェール様?なんでそんなお姿に?」
フゥがミルウェールが心配になり聞くが女神は答えない、それどころがフゥの声を聞いた途端目だけが彼女を捉える
「あ、あ、あ、貴方はその邪神に騙されているのよ?さ、さあこっちにいらっしゃい」
ミルウェールがフゥを手招きする、だがフゥはそんな女神の姿が恐ろしいのか俺の服を強く握りしめる、俺もそれを感じでフゥを強く抱きしめる
「‥‥‥怖い」
フゥがそう呟きた瞬間あの女神の形相がさらに怒りを露わにする
「こわい?!怖いですって!!なんて人間なのかしら!この慈愛の女神様に向かって怖いなんて!!」
「ヒッ!」
あの女神の怒声に驚いて俺の胸に顔を隠すフゥの頭を少し撫でる、本当に可哀想な娘だ信仰していた女神の本性を見てしまうなんて
「ミルウェール!それ以上彼女を怖がらせるのは頂けないな、君は慈愛の女神なんだよ、信者を怖がらせてどうする?」
「だって、レプゼン!!この小汚生き物が私をこの私を怖いて言ったのよ??おかしいわよね?私は優しいはずなのに!!」
‥潮時だこれ以上フゥにこの女神の醜悪さを見せるのは俺的にも限界だ、フゥは先程からずーと泣いている。声を殺し震えているのだ、その涙で俺の服が濡れていく
「もう、十分だ。殺してやりたいけど、フゥの前だしそれは勘弁してやる、だからさっさと居ね」
そう言って俺はミルウェールの頬に尻尾をかすらせる、あの女神の頬から赤い血が少し垂れるそれを手で触り自分の血に気づいた女神は
「イヤァァァァァァァァァァ!痛い!痛い!痛い!なんて酷いのかしら!女神の顔に傷をつけるなんて、最低!最低!最低!最低!お前なんて死んでしまえ!その小汚い生き物と共に死んでしまえ!!」
そう泣き叫んだ彼女はガラスのようにその場に砕け散る、どうやら撤退したようだ。だか、いまはあの女神よりもフゥが
「ヒック、あ、アタシ、生きてちゃ駄目のかな‥女神様にも捨てられて‥生きてる意味あるのかな‥」
「‥フゥ」
相当応えたらしい、まあ当たり前か信じていた女神にあそこまで言われたな堪えるよな‥
本当に本当に俺はあの女神が嫌いだ
「レプゼン!!」
他の冒険者や転生者が近寄ってくる、そういえば君達今までなにしてたの?
「おいおい、まさか神様同志の争いに参加したくなかったとか言わないよね?」
「んな訳あるか!!入ろうとしたら弾かれたんだよ!!」
と南雲が答える。なるほどね、どうやらあの対話するシーンはミルウェールの考えた物語だったのだろう。ん?じゃああの女神はストーリーテラーの力使って負けたのか?だとしたらなんて愚かなのだろうか
「ストーリーテラーの力を使って負けたのかミルウェールは‥」
「はぁ‥」とため息をこぼすレプゼン当たり前だ神も変える力持つ転回点の力を使ってこのざまでは流石に擁護出来ない
「フゥちゃん大丈夫‥な訳ないかうちも見てたし」
アディがフゥを心配しているが、ずっと泣いており彼女には反応しない、エレナと政宗も心配して近寄ってくるが全く反応しない
「‥‥少し二人きりにさせてくれないか?」
俺が皆に提案するとレプゼンが他の者達を一旦別の場所に連れて行ってくれた。さあここから俺とフゥだけで話をしよう
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