8 / 8
和風スイーツが食べたい
紅巴と一緒にナビッチ
しおりを挟む
「紅巴にはピンクのウサギの耳を着せよう」
新しいちゃんとした下着が欲しくて買い物に出ようとしたら、蓮見さんが車を出してくれると言ってくれたので一緒に出掛けると、私が着ている白猫の耳が付いたシリーズの洋服を見つけ、私とお揃いのピンクのネコ耳フードが付いたパーカーを紅巴のお土産にしようと手にしていたら、なぜかうさ耳の物に取り替えられてしまいました。
「ウサギ?」
「社長が飼う猫は、同じ顔であればなれる訳じゃ無いんだよ」
「どういう意味?」
「社長は紅巴………ナビッチには手を出さないだろう。あれは真っ直ぐで素直で単純過ぎるから、社長の好みじゃ無いからね」
「よく分からないけど、ピンクとか赤は紅巴の色だし、ウサギも似合いそうだから良いかも。紅巴は猫と言うよりは犬……ウサギ?」
戦うバニーとか紅巴に似合いそうです。
「あれは闘争心剥き出しのカンガルーだな。顔に似合わず格闘技やスポーツにかけては天才的だからな」
「紅巴は運動神経神経抜群なの!ムキムキの雄カンガルーじゃないもん!ピンクの可愛いウサギさんです~!」
強くてカッコイイ紅巴は、私の憧れです。
「ナビは、外では紅巴はナビッチと呼びなさい。個人名はモブに必要ない。会社の中だけにするんだぞ」
「分かってる。私を紫苑と呼べるのは紅………ナビッチだけ」
「紫苑」
耳元でわざと私の名前を呼ぶ蓮見さんに肩を抱き寄せられた。
「先生をスカウトしてくれた、ご褒美は何がいい?」
後から聞かされたけど、私をわざと少し飢えた状態で診察させて、同情した先生を絆すハニートラップにされていたそうです。
先生は祭服を着なくなり、黒い白衣を着るようになった。
神父様としての凛とした顔をやめて、少し表情が柔らかくなり、私を抱く手が優しくなっていた。
今の先生の方が好きです。
「ご褒美」
くれるなら貰いたい。
私生活では着心地が良くて可愛い白猫シリーズを気に入っているから欲しいけど自分で選んで買いたいし、下着は可愛いけどエロいのは紅巴と一緒にナビッチするには向かないから困るし、甘い物は帝王さんやパパがくれる。
食べたい物は自分でも作る。
研究室というより工房みたいな部屋で好きな料理をしたり、手芸を思う存分して、お金を貰えるから満足している。
「あ!」
「何が決まったか?」
「蓮見さんのキスがいい」
「ん?」
本当に欲しいのは甘いキスかSEX。
「それは僕のご褒美じゃないか」
笑いながら洋服の棚の陰に隠れて、ねっとりと舌を絡めるキスをしてくれた。
「続きは後でな」
美味しいご飯の予感に胸やお腹がキュンキュンしています。
食べ物も食べるけど満腹にはならないし、味を堪能するだけで嗜好品?趣味?に近い行為として認識する様になっていました。
私の食事は前菜がキスで、メインディッシュはSEXで、人によって精液の味が違うと感じる様になっていました。
例えるなら社長は濃厚なプリンで、蓮見さんは蜂蜜たっぷりパンケーキ、帝王さんは色々なフルーツ味がしてアイスや生クリームも盛りだくさんのパフェみたいで、先生は高級なチョコレートケーキをお腹いっぱい食べた気分になる。
「和スイーツが欲しい」
「なに?」
「なんでもないの。独り言」
あんみつとか、抹茶アイスとか、どら焼きも食べたい。
蜂蜜も美味しいけど、黒蜜も食べたい。
博士が言うには個人の性格と私に向ける感情によって味が変化しているのではと分析してくれて、基本的に甘いと感じているので、みんなが可愛がってくれているみたいで安心したそうです。
「サキュバス進化に香水が、どこまで関係しているかは不明だけど、責任を感じていたんだ。大事にされているなら良かった」
まぁ紅巴には絶対に言えないけどね。
はっ!
私ってルシウスが嫌っていたヒロインみたいになってない?
ちょっと複雑な気持ちです。
これが阿婆擦れ?
ヒロインの悪口とか言わないようにしようと心に決めた瞬間でした。
ブーメランが刺さるから。
そして目の前にピンクのうさ耳フードのパーカーを着たナビッチが、嬉しそうにクルっと回って私に見せてくれた。
「やっぱり紅巴はピンクが似合う」
「私は赤の方が好きだけど、真っ赤なウサギって目立つしモブっぽく無いもんね」
そもそも顔なしではない紅巴は、モブじゃなくて良いのに。
「今回は日本の学校が舞台だから、黒髪のままでOKなのは助かるね」
設定によっては黒髪はNGになるから、博士の薬で髪の色を変えてもいいんだけど、みんなが必死に反対するからカツラを被って対応していました。
綺麗に伸ばした紅巴の髪を丁寧に三つ編みにして、おさげ髪にしてあげると伊達メガネを掛けたら、着ている黒いセーラー服をクルっと回って確認している姿が無邪気で可愛い。
私も今回は顔合わせで一緒に行くから、さっさと同じシンプルな黒いセーラー服着ると白いネコ耳フードのパーカーを羽織った。
お揃いのピンクのウサギ耳のパーカーを着ている紅巴………ナビッチ。
あれ?今回のキャラ達って黒髪の和風男子?
「全年齢対象だけどキス以上も場合によってはありらしくて、時代だねって事務の人が言ってたよ。服を乱す男女を注意するヒロインってシーンがあって、タラシのキャラとの出会いなんだって」
和風男子が女子生徒との絡みもあるなんて、確かに全年齢対象だけど、軽い感じなら演出としてはあるのかも知れません。
和風男子。
「もしかして…和スイーツ」
「ん?」
「ううん。醤油顔男子が売りだって資料に書いてあったなと思って」
「そうだね。秘密のアイテムも和菓子が多いらしいし。確かに和スイーツ食べられるかもね」
もしかして、和スイーツ味の男子とか居るかしら?
困ったわ。
口が………餡子もしくは、みたらし団子になってきた。
新しいちゃんとした下着が欲しくて買い物に出ようとしたら、蓮見さんが車を出してくれると言ってくれたので一緒に出掛けると、私が着ている白猫の耳が付いたシリーズの洋服を見つけ、私とお揃いのピンクのネコ耳フードが付いたパーカーを紅巴のお土産にしようと手にしていたら、なぜかうさ耳の物に取り替えられてしまいました。
「ウサギ?」
「社長が飼う猫は、同じ顔であればなれる訳じゃ無いんだよ」
「どういう意味?」
「社長は紅巴………ナビッチには手を出さないだろう。あれは真っ直ぐで素直で単純過ぎるから、社長の好みじゃ無いからね」
「よく分からないけど、ピンクとか赤は紅巴の色だし、ウサギも似合いそうだから良いかも。紅巴は猫と言うよりは犬……ウサギ?」
戦うバニーとか紅巴に似合いそうです。
「あれは闘争心剥き出しのカンガルーだな。顔に似合わず格闘技やスポーツにかけては天才的だからな」
「紅巴は運動神経神経抜群なの!ムキムキの雄カンガルーじゃないもん!ピンクの可愛いウサギさんです~!」
強くてカッコイイ紅巴は、私の憧れです。
「ナビは、外では紅巴はナビッチと呼びなさい。個人名はモブに必要ない。会社の中だけにするんだぞ」
「分かってる。私を紫苑と呼べるのは紅………ナビッチだけ」
「紫苑」
耳元でわざと私の名前を呼ぶ蓮見さんに肩を抱き寄せられた。
「先生をスカウトしてくれた、ご褒美は何がいい?」
後から聞かされたけど、私をわざと少し飢えた状態で診察させて、同情した先生を絆すハニートラップにされていたそうです。
先生は祭服を着なくなり、黒い白衣を着るようになった。
神父様としての凛とした顔をやめて、少し表情が柔らかくなり、私を抱く手が優しくなっていた。
今の先生の方が好きです。
「ご褒美」
くれるなら貰いたい。
私生活では着心地が良くて可愛い白猫シリーズを気に入っているから欲しいけど自分で選んで買いたいし、下着は可愛いけどエロいのは紅巴と一緒にナビッチするには向かないから困るし、甘い物は帝王さんやパパがくれる。
食べたい物は自分でも作る。
研究室というより工房みたいな部屋で好きな料理をしたり、手芸を思う存分して、お金を貰えるから満足している。
「あ!」
「何が決まったか?」
「蓮見さんのキスがいい」
「ん?」
本当に欲しいのは甘いキスかSEX。
「それは僕のご褒美じゃないか」
笑いながら洋服の棚の陰に隠れて、ねっとりと舌を絡めるキスをしてくれた。
「続きは後でな」
美味しいご飯の予感に胸やお腹がキュンキュンしています。
食べ物も食べるけど満腹にはならないし、味を堪能するだけで嗜好品?趣味?に近い行為として認識する様になっていました。
私の食事は前菜がキスで、メインディッシュはSEXで、人によって精液の味が違うと感じる様になっていました。
例えるなら社長は濃厚なプリンで、蓮見さんは蜂蜜たっぷりパンケーキ、帝王さんは色々なフルーツ味がしてアイスや生クリームも盛りだくさんのパフェみたいで、先生は高級なチョコレートケーキをお腹いっぱい食べた気分になる。
「和スイーツが欲しい」
「なに?」
「なんでもないの。独り言」
あんみつとか、抹茶アイスとか、どら焼きも食べたい。
蜂蜜も美味しいけど、黒蜜も食べたい。
博士が言うには個人の性格と私に向ける感情によって味が変化しているのではと分析してくれて、基本的に甘いと感じているので、みんなが可愛がってくれているみたいで安心したそうです。
「サキュバス進化に香水が、どこまで関係しているかは不明だけど、責任を感じていたんだ。大事にされているなら良かった」
まぁ紅巴には絶対に言えないけどね。
はっ!
私ってルシウスが嫌っていたヒロインみたいになってない?
ちょっと複雑な気持ちです。
これが阿婆擦れ?
ヒロインの悪口とか言わないようにしようと心に決めた瞬間でした。
ブーメランが刺さるから。
そして目の前にピンクのうさ耳フードのパーカーを着たナビッチが、嬉しそうにクルっと回って私に見せてくれた。
「やっぱり紅巴はピンクが似合う」
「私は赤の方が好きだけど、真っ赤なウサギって目立つしモブっぽく無いもんね」
そもそも顔なしではない紅巴は、モブじゃなくて良いのに。
「今回は日本の学校が舞台だから、黒髪のままでOKなのは助かるね」
設定によっては黒髪はNGになるから、博士の薬で髪の色を変えてもいいんだけど、みんなが必死に反対するからカツラを被って対応していました。
綺麗に伸ばした紅巴の髪を丁寧に三つ編みにして、おさげ髪にしてあげると伊達メガネを掛けたら、着ている黒いセーラー服をクルっと回って確認している姿が無邪気で可愛い。
私も今回は顔合わせで一緒に行くから、さっさと同じシンプルな黒いセーラー服着ると白いネコ耳フードのパーカーを羽織った。
お揃いのピンクのウサギ耳のパーカーを着ている紅巴………ナビッチ。
あれ?今回のキャラ達って黒髪の和風男子?
「全年齢対象だけどキス以上も場合によってはありらしくて、時代だねって事務の人が言ってたよ。服を乱す男女を注意するヒロインってシーンがあって、タラシのキャラとの出会いなんだって」
和風男子が女子生徒との絡みもあるなんて、確かに全年齢対象だけど、軽い感じなら演出としてはあるのかも知れません。
和風男子。
「もしかして…和スイーツ」
「ん?」
「ううん。醤油顔男子が売りだって資料に書いてあったなと思って」
「そうだね。秘密のアイテムも和菓子が多いらしいし。確かに和スイーツ食べられるかもね」
もしかして、和スイーツ味の男子とか居るかしら?
困ったわ。
口が………餡子もしくは、みたらし団子になってきた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
21
この作品は感想を受け付けておりません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる