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海王神END
誓の後
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純白のウエディングドレスを身に纏い、教会で先程の式を思い出して、物思いにふけっていました。
この世界に神前式の後の披露宴等は存在せず、ウエディングドレスのまま、タキシード姿の格好いいメルビンと一緒に帰る為に、馬車を待っていました。
本当にメルビンと結婚出来たことに、色々な気持ちが溢れ出していた。
思い起こせば愛し合っていたメルビンと、婚約したけど処刑されて引き離され、転生したら髪のことで虐めにあい死んで………やっと愛する人と一緒になれた幸せを噛み締めていた。
でも、ふと疑問が出てきた。
なぜメルビンも処刑されたのか?
確かにメルビンは、アンジェリーナ様に薬品を掛けて手足に火傷をおわせたけど、ポセイドン大公爵家の嫡男である大事な息子が、薬品のプールに落とされ処刑?
やり過ぎな気がする。
そこで思い出したのが、神話のポセイドンとアテナだった。
アテナの庭で愛し合っていたポセイドンとメデューサ。
アテナの怒りを買い髪を蛇に変えられ化け物にされる。
気になったのはポセイドンとアテナの関係だった。
2人はアテーナイの支配権を争った。
ポセイドンはハデスの弟で、ゼウスの兄。
アテナはゼウスの頭から生まれた。
つまり叔父と姪の関係です。
メルビンは、アンジェリーナと実の兄妹ではなかった可能性が高いと思っていた。
ポセイドン家の家督を争っていたのは父親とメルビンなのではなかったのか?メルビンがアンジェリーナを傷付けた事を利用して、殺されたのかもしれない。だから両親も処刑に反対せず、大事な跡取りである嫡男を処刑したのかもしれない。
「何を考えているんだ?」
迎えに来たメルビンが、目の前に立っていた。
「本当にメルビンとアンジェリーナ様は、兄妹だったのかな?と考えておりましたの」
「………俺を勝手に処刑した後は、かなり大変だったはずだ。なんせ国王陛下の隠し子だと知らずに預かって殺したんだからな。アンジェリーナも修道院に入ったから生涯独身だっただけだ」
「隠し子?」
「表に出せない子供だった。そんな事より………美しいメデューサを……もっとよく見せてくれ」
そっと白いベールを持ち上げ、中に入ってきて抱き締められる。
「こんなに近くて見えるの?」
「この位置からメデューサを見れるのは、俺だけだろ」
ゆっくり唇がおりてくる。
触れるだけのキスが、少しずつ角度を変え、上がる息も一緒にメルビンに飲み込まれている。
背中に回された腕が腰に移り、わたくしを抱き上げる。
腕がお尻を支え、縦抱きにされ下からキスされる。
わたくしの唾液を吸うように蹂躙され、ゴクリと喉が鳴る度に恥ずかしくて居た堪れない。
抵抗しようにも、メルビンの肩を置いた腕をどけたらバランスを崩して落ちそうで怖いし、ガッチリ抱き上げられているので足が付かない。
「着替える前にウエディングドレス姿のメデューサを味わいたいな」
「………バカ…」
抱っこされたまま、着替える為に控え室に運ばれました。
この世界に神前式の後の披露宴等は存在せず、ウエディングドレスのまま、タキシード姿の格好いいメルビンと一緒に帰る為に、馬車を待っていました。
本当にメルビンと結婚出来たことに、色々な気持ちが溢れ出していた。
思い起こせば愛し合っていたメルビンと、婚約したけど処刑されて引き離され、転生したら髪のことで虐めにあい死んで………やっと愛する人と一緒になれた幸せを噛み締めていた。
でも、ふと疑問が出てきた。
なぜメルビンも処刑されたのか?
確かにメルビンは、アンジェリーナ様に薬品を掛けて手足に火傷をおわせたけど、ポセイドン大公爵家の嫡男である大事な息子が、薬品のプールに落とされ処刑?
やり過ぎな気がする。
そこで思い出したのが、神話のポセイドンとアテナだった。
アテナの庭で愛し合っていたポセイドンとメデューサ。
アテナの怒りを買い髪を蛇に変えられ化け物にされる。
気になったのはポセイドンとアテナの関係だった。
2人はアテーナイの支配権を争った。
ポセイドンはハデスの弟で、ゼウスの兄。
アテナはゼウスの頭から生まれた。
つまり叔父と姪の関係です。
メルビンは、アンジェリーナと実の兄妹ではなかった可能性が高いと思っていた。
ポセイドン家の家督を争っていたのは父親とメルビンなのではなかったのか?メルビンがアンジェリーナを傷付けた事を利用して、殺されたのかもしれない。だから両親も処刑に反対せず、大事な跡取りである嫡男を処刑したのかもしれない。
「何を考えているんだ?」
迎えに来たメルビンが、目の前に立っていた。
「本当にメルビンとアンジェリーナ様は、兄妹だったのかな?と考えておりましたの」
「………俺を勝手に処刑した後は、かなり大変だったはずだ。なんせ国王陛下の隠し子だと知らずに預かって殺したんだからな。アンジェリーナも修道院に入ったから生涯独身だっただけだ」
「隠し子?」
「表に出せない子供だった。そんな事より………美しいメデューサを……もっとよく見せてくれ」
そっと白いベールを持ち上げ、中に入ってきて抱き締められる。
「こんなに近くて見えるの?」
「この位置からメデューサを見れるのは、俺だけだろ」
ゆっくり唇がおりてくる。
触れるだけのキスが、少しずつ角度を変え、上がる息も一緒にメルビンに飲み込まれている。
背中に回された腕が腰に移り、わたくしを抱き上げる。
腕がお尻を支え、縦抱きにされ下からキスされる。
わたくしの唾液を吸うように蹂躙され、ゴクリと喉が鳴る度に恥ずかしくて居た堪れない。
抵抗しようにも、メルビンの肩を置いた腕をどけたらバランスを崩して落ちそうで怖いし、ガッチリ抱き上げられているので足が付かない。
「着替える前にウエディングドレス姿のメデューサを味わいたいな」
「………バカ…」
抱っこされたまま、着替える為に控え室に運ばれました。
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