婚約破棄された令嬢は海に愛される

月夜の庭

文字の大きさ
39 / 50
海王神END

*****海王神ポセイドン

しおりを挟む
「あっやん……もう……下ろして……ハァン」

海の中で、立ったまま足を抱える様に抱き上げられながら、何度も腰を打ち付けられていた。


目の前のメルビンは、目が海の色に変り、髪が腰まで伸び青く染っているけど、顔や体付きは変わらなかった。


わたくしの背中を支える海流は強さを増し、しっかりメルビンの補助をしている。


バシャバシャ音を立てて、わたくしの中のメルビンが蹂躙している。


『この海は、世界の海に繋がっている。俺とメデューサが交わり産まれた生き物は、世界の海を賑やかにするんだ。メデューサが気持ち良くなれば………海は豊かになる』


メルビンが一番奥まで入った状態で、歩き始める。


「あぁんっ…中が擦れるンン……揺らしちゃヤダぁんっ」


『すっかり俺のサイズに慣れたみたいで良かった。もうメデューサは……俺専用だな』


最後の方が聞き取れなかったけど、中のメルビンが更に重量を増した強い刺激が下から駆け上がってくる。

動く度に、わたくしの腰が浮き、メルビンの手に引き寄せられる。


そのままベッドに運ばれ覆い被さる様にキスをされる。


『メデューサの中には放った精子は、やがて俺の海で新たな生命として産まれる。俺達の子供だ』


「メルビンとの子供?」


『これも仕事だ………趣味と実益を兼ねた仕事だな。メデューサを可愛がるついでに仕事もこなす』


まだ入ったままだった男性性器をギリギリまで引き抜くと、パンッと音が立つほど勢い良く腰を打ち付けられる。


「ひゃあぁんっ!」


『もう俺達を邪魔する者は存在しない』


2人だけの世界。


『メデューサの髪が青みを帯びてきたな』


息も絶え絶えだけど、ゆっくり視線を横に向けると、白いシーツの上に波打つ、わたくしの髪が紺色になつていた。


『俺の力で満ちた海の中で、交わった方がメデューサに負担が掛からないからな。ほら……メデューサの中が、いつもよりヌルヌルだ』


腰を擦り付ける様に動く度に、ニチャッと聞き慣れない音がする。


『ここにはローションなんて便利な物は無いからな』


「ふぅっん……力の無駄遣い」


『でも、気持ちがいいだろ?』


「ばぁかん」


『ほら………海水が残っていた場所がヌルヌルしている』


胸の上を大きな手が滑る。


『まだ始まったばかりだ。もっと楽しもう』


「ずっと一緒よ」


『当然だ』


その後、暫くすると海に綺麗な魚が姿を現しました。


ここは愛が溢れ出して、命が生まれる場所。


終わりなんて来ない………そんなお話。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる

マチバリ
恋愛
 貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。  数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。 書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。

愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました

蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。 そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。 どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。 離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない! 夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー ※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。 ※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。

男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました

春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。 名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。 誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。 ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、 あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。 「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」 「……もう限界だ」 私は知らなかった。 宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて―― ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。

義姉の身代わりで変態侯爵に嫁ぐはずが囚われました〜助けた人は騎士団長で溺愛してきます〜

涙乃(るの)
恋愛
「お姉さまが死んだ……?」 「なくなったというのがきこえなかったのか!お前は耳までグズだな!」 母が亡くなり、後妻としてやってきたメアリー夫人と連れ子のステラによって、執拗に嫌がらせをされて育ったルーナ。 ある日ハワード伯爵は、もうすぐ50になる嗜虐趣味のあるイエール侯爵にステラの身代わりにルーナを嫁がせようとしていた。 結婚が嫌で逃亡したステラのことを誤魔化すように、なくなったと伝えるようにと強要して。 足枷をされていて逃げることのできないルーナは、嫁ぐことを決意する。 最後の日に行き倒れている老人を助けたのだが、その人物はじつは……。 不遇なルーナが溺愛さるまで ゆるっとサクッとショートストーリー ムーンライトノベルズ様にも投稿しています

お飾りの妃をやめたら、文官様の溺愛が始まりました 【完結】

日下奈緒
恋愛
後宮に入り、妃となって二年。 それなのに一度も皇帝に抱かれぬまま、沈翠蘭は“お飾りの妃”としてひっそりと日々を過ごしていた。 ある日、文部大臣の周景文が現れ、こう告げる。 「このままでは、あなたは後宮から追い出される」 実家に帰れば、出世を望む幼い弟たちに顔向けできない――。 迷いの中で手を差し伸べた彼にすがるように身を預けた翠蘭。 けれど、彼には誰も知らない秘密があった。 冷たい後宮から始まる、甘くて熱い溺愛の物語。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】 言葉足らずな求婚 〜運命は勝手に回っていく、いや操られていく!?〜

紬あおい
恋愛
動揺して、話の大事な部分を端折った為に結婚することになった公爵令息と侯爵令嬢。 そして、選ばれ者となる二人。 運命は二人の意思とは関係なく回る。

逆転の花嫁はヤンデレ王子に愛されすぎて困っています

蜂蜜あやね
恋愛
女神の気まぐれで落ちた花嫁を、王子は決して手放さない――。 かつて“完璧少女リリアンヌ様”と称えられたリリーは、 ある日突然、神のいたずらによって何もできない“できない子”に逆転してしまった。 剣も、誇りも、すべてを失った彼女のそばに現れたのは、 幼馴染であり、かつて彼女の背を追い続けていた王子アシュレイ。 誰よりも優しく、そして誰よりも歪んだ愛を持つ男。 かつて手が届かなかった光を、二度と失いたくないと願った王子は、 弱ったリリーを抱きしめ、囁く。 「君を守る? 違うよ。君はもう、僕のものだ。」 元完璧少女リリアンヌと幼馴染のちょっと歪んだ王子アシュレイの逆転恋愛ストーリーです

処理中です...