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ここだって現実なんだ
1-9:上書きされる
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グランの言葉に、アミルは無言で微笑み続けた。
「答えろ。アミル」
「ふふん。グランは私のこと何でもわかるんだね~」
まるで弟を褒めるようにグランの頭を撫でようとする。それを払いのけ、そのまま続けた。
「こいつは、この世界に来る前と、どこか精神面に変化が生じている。おかしいと思ったんだ。いくら命の危険があったとはいえ、あんなにも効率的に反撃が出来るものかと」
「ほほう。そんなにフラスコでの戦いは評価できるものだったの?」
「隙をついた攻撃だったが、確実に躊躇いなく急所を突いた」
話を聞いているだけで、あの時のことを妙に鮮明に思い出してしまう。
最後に振り下ろした棍棒の重みが、手に蘇って来た。
「グラン、僕はまだ大丈夫だよ。そんなに怒らなくても……」
「お前は怖くないのか……? 自分が変わっていく様が」
僕の方に歩み寄り、強く肩を揺さぶった。その勢いに目が回りそうになる。
「さっき、泣いていたじゃないか……!」
グランの言う通り、僕はゴブリンを殺した後も、グランと戦った後も涙を流した。
自分の凶悪性と、抜けきったアドレナリンの反動で情緒が狂っていたのだ。
でも今は、そんなことよりもアミルのような女性の前で泣いていたことを暴露される方が恥ずかしくて嫌だった。
「それは……過ぎた話じゃないか……」
「そうそう、過ぎた話をしたってどうしようもないじゃん。グランは生真面目なんだから~」
それに、とアミルが続ける。
「私はね、君のためを思って精神をいじったんだよ? むしろ、感謝してほしいね」
僕の目を真っすぐに見つめ、アミルの綺麗な顔が近づいてくる。
「君が今までその目で見てきたもの、その耳で聞いてきたもの、その心で感じてきたこと。その一端を、細胞の情報から覗き見させてもらったよ。君は、中々に酷い人生を歩んできたみたいだねぇ。血も流れていないはずなのに、傷だらけだったよ」
「僕の記憶の一部まで見れるの……? アミルの能力は……」
「厳密には、一部しか見なかった。全部見れるけど、あんまり気持ち悪かったんで、見るのを辞めたんだよ」
自分の魔法の万能性を証明するように、そう付け加えた。
「それにね、グラン。私がしたのは精神の改造だとか、そんな悪逆非道なものではない。もっとシンプルなものなんだよ」
「何をした……」
「ねぇ、君。私の質問に答えてみて。三つ質問するから」
突然アミルが問いかけた。
「一つ目。君は、どこから来た?」
「……日本。ここじゃない世界からだよ」
「二つ目。君は今まで、戦闘経験はある?」
「ないよ。喧嘩もしたことない」
「じゃあ、最後。君の名前は?」
「僕の名前は……」
その時、僕はアミルの本当に恐ろしい部分に気が付いた。
「僕は…………誰?」
その答えに、グランは目を皿のようにしてアミルに向く。
「アミル……お前……!」
「僕はそれだけをしたのさ。たったそれだけ」
両手を広げ、さも自信作を完成させた子供のように喜び、心の底から笑った。
「僕はこの子の『自意識』をいじって、消去した。生き物を改造するって、じつは簡単なことだったんだよ!」
グランがアミルの頬を殴る。頬は砂像のように崩れ、すぐに崩壊したアミルの笑みを復元していく。
「腕を増やす必要もない。翼を生やす必要もない。生き物は、その姿そのものが効率的な進化の過程であり、現在進行形で完了しているのよ! ただ、生き物としての限界を、歴史と環境が作り出しているのよ。見えない自意識の鎖に縛られた状態で、誰が自由に満足に動けるかしら」
アミルの腰から下が液状化し、腕より太い鎖へ変形させてグランと僕の体に巻き付けた。
腕もろとも巻き込まれ、鎖が肉に食い込んで激痛が走る。
「痛いよね、重いよね、泣きたいよね? グラン、この子が元の世界で生きてきた環境なんて、この苦痛の何倍もある日常だったんだよ」
痛みをかみ殺すグランの額に脂汗が滲んでいく。
「それでも……こいつが自分を忘れたら……元の世界に帰る時に困るだろう……!」
「その時は、また新しい人物として生きればいいんじゃない? どうせ、帰る頃にはこの世界での経験で人格も何もかも別人で確立していくわよ。抑圧された世界の人格ではない、素敵な人格が」
2人の口論が白熱する中、僕は何も感じていなかった。
確かに、僕は自分の名前が思い出せない。記憶の中から知識として、ドーナツの穴のように綺麗に抜けていた。
まるで、そもそも無かったのではないかと勘繰ってしまうくらいに。
学校や家庭の記憶は残っている。
アミルの言う通り、お世辞にも良かったものは無い。巻き付く鎖も痛いけど、あの頃の悲しさと比べたらいまいち足りないくらいだ。
それに……僕はいつからか、家族にもクラスメイトにも、名前で呼ばれることは無くなっていた。
会話もままならない。無視か命令しか、僕とのコミュニケーションは無かった。
「思い出した……僕は、自分の意志でここへ来たんだ……」
「お前……!」
「グラン、僕、思い出した」
僕の鎖がゼリーのように柔らかくなった。
掻き分けて、グランの鎖もこじ開ける。こっちも簡単にゼリー状になって崩れた。
「グラン、僕はこの世界に、地獄を見に来たんだ。元の世界を幸せに思えるような、圧倒的な地獄を」
グランは何も答えなかった。
僕はゆっくりアミルへ振り返る。
「アミル、僕に地獄を教えて?」
「勿論。ゆっくり、少しずつ。新しい君が成り立つような、染み渡る地獄を一緒に見ていこう。安心して、この世界はうってつけだ」
聖書の挿絵にも採用されそうな優しい表情のアミルは、きっと誰よりも悪魔だった。
それが分かっていて、僕はアミルと握手を交わした。
「アイ」
「何?」
「アイ、それがこの世界での君の名前よ。意味は知らない。ただ、改造する前の君の意識の中で、ずっとその言葉を反復していたわ。よっぽど大事なものなんだと思う。だから、アイ」
「アイ……分かった」
僕は、アイと名乗ることになった。
新しい名前は、少しむず痒い。僕は、その言葉に何を思っていたのだろう。
「ここを出るのは、ユナが起きてから二日後。もう丸一日も経たずに起きると思うから、準備しておいてね」
「こいつは、魔法も使えない。武器も無い。戦いのスキルも無い。すぐに連れて行っても死ぬだけだ」
グランの言葉に、僕も頷く。いくら気持ちが整理されても、その現実は変わらない。
「ん~、まぁ、なんかあったらどうにかするよ」
あんなに盛り上がっていたのに、アミルの返事は驚くほど間の抜けたものだった。
自分の関心事以外の事象に感情を向けない、その生き方が彼女を有能な悪魔としているのか。
「死なせはしないから」
大事な検体、また作るの面倒だし。そう告げて、アミルは全身を液状化させた。
床の、小さな傷にしか見えない隙間に潜りこんでいき、何もなかったかのような静けさだけ残して、跡形もなく消えてしまった。
「くそ……」
僕は、グランが何も起こっているのかあまり分からない。だから、ちょっと気まずい。
「……アイ、お前は、それでいいのか?」
最初はあんなにも態度が悪かったグランが、まるで年下の兄弟をあやすような声で僕にそう聞いてきた。
「本当に、アミルの言う通り戦いに行くのか……?」
「行くな、とは言わないんだね」
言わないのではない。言えないんだ。
この世界を治すために、立ち上がらなければならない。でも、グランは力不足な部分がある。
アミルのように魔法が万能ではなく、天才と呼ばれるユナという子よりも戦闘力が低い。
そんなグランが、新しい戦力になるかもしれない僕を、自分の意志で外すなんて出来ないんだ。
「僕の心配をしてくれてありがとう。でも、グランも自分のことを心配した方がいい」
戦闘に向かないのに、前線に赴こうとしているグラン。
君は、なぜ戦おうとしているの?
「答えろ。アミル」
「ふふん。グランは私のこと何でもわかるんだね~」
まるで弟を褒めるようにグランの頭を撫でようとする。それを払いのけ、そのまま続けた。
「こいつは、この世界に来る前と、どこか精神面に変化が生じている。おかしいと思ったんだ。いくら命の危険があったとはいえ、あんなにも効率的に反撃が出来るものかと」
「ほほう。そんなにフラスコでの戦いは評価できるものだったの?」
「隙をついた攻撃だったが、確実に躊躇いなく急所を突いた」
話を聞いているだけで、あの時のことを妙に鮮明に思い出してしまう。
最後に振り下ろした棍棒の重みが、手に蘇って来た。
「グラン、僕はまだ大丈夫だよ。そんなに怒らなくても……」
「お前は怖くないのか……? 自分が変わっていく様が」
僕の方に歩み寄り、強く肩を揺さぶった。その勢いに目が回りそうになる。
「さっき、泣いていたじゃないか……!」
グランの言う通り、僕はゴブリンを殺した後も、グランと戦った後も涙を流した。
自分の凶悪性と、抜けきったアドレナリンの反動で情緒が狂っていたのだ。
でも今は、そんなことよりもアミルのような女性の前で泣いていたことを暴露される方が恥ずかしくて嫌だった。
「それは……過ぎた話じゃないか……」
「そうそう、過ぎた話をしたってどうしようもないじゃん。グランは生真面目なんだから~」
それに、とアミルが続ける。
「私はね、君のためを思って精神をいじったんだよ? むしろ、感謝してほしいね」
僕の目を真っすぐに見つめ、アミルの綺麗な顔が近づいてくる。
「君が今までその目で見てきたもの、その耳で聞いてきたもの、その心で感じてきたこと。その一端を、細胞の情報から覗き見させてもらったよ。君は、中々に酷い人生を歩んできたみたいだねぇ。血も流れていないはずなのに、傷だらけだったよ」
「僕の記憶の一部まで見れるの……? アミルの能力は……」
「厳密には、一部しか見なかった。全部見れるけど、あんまり気持ち悪かったんで、見るのを辞めたんだよ」
自分の魔法の万能性を証明するように、そう付け加えた。
「それにね、グラン。私がしたのは精神の改造だとか、そんな悪逆非道なものではない。もっとシンプルなものなんだよ」
「何をした……」
「ねぇ、君。私の質問に答えてみて。三つ質問するから」
突然アミルが問いかけた。
「一つ目。君は、どこから来た?」
「……日本。ここじゃない世界からだよ」
「二つ目。君は今まで、戦闘経験はある?」
「ないよ。喧嘩もしたことない」
「じゃあ、最後。君の名前は?」
「僕の名前は……」
その時、僕はアミルの本当に恐ろしい部分に気が付いた。
「僕は…………誰?」
その答えに、グランは目を皿のようにしてアミルに向く。
「アミル……お前……!」
「僕はそれだけをしたのさ。たったそれだけ」
両手を広げ、さも自信作を完成させた子供のように喜び、心の底から笑った。
「僕はこの子の『自意識』をいじって、消去した。生き物を改造するって、じつは簡単なことだったんだよ!」
グランがアミルの頬を殴る。頬は砂像のように崩れ、すぐに崩壊したアミルの笑みを復元していく。
「腕を増やす必要もない。翼を生やす必要もない。生き物は、その姿そのものが効率的な進化の過程であり、現在進行形で完了しているのよ! ただ、生き物としての限界を、歴史と環境が作り出しているのよ。見えない自意識の鎖に縛られた状態で、誰が自由に満足に動けるかしら」
アミルの腰から下が液状化し、腕より太い鎖へ変形させてグランと僕の体に巻き付けた。
腕もろとも巻き込まれ、鎖が肉に食い込んで激痛が走る。
「痛いよね、重いよね、泣きたいよね? グラン、この子が元の世界で生きてきた環境なんて、この苦痛の何倍もある日常だったんだよ」
痛みをかみ殺すグランの額に脂汗が滲んでいく。
「それでも……こいつが自分を忘れたら……元の世界に帰る時に困るだろう……!」
「その時は、また新しい人物として生きればいいんじゃない? どうせ、帰る頃にはこの世界での経験で人格も何もかも別人で確立していくわよ。抑圧された世界の人格ではない、素敵な人格が」
2人の口論が白熱する中、僕は何も感じていなかった。
確かに、僕は自分の名前が思い出せない。記憶の中から知識として、ドーナツの穴のように綺麗に抜けていた。
まるで、そもそも無かったのではないかと勘繰ってしまうくらいに。
学校や家庭の記憶は残っている。
アミルの言う通り、お世辞にも良かったものは無い。巻き付く鎖も痛いけど、あの頃の悲しさと比べたらいまいち足りないくらいだ。
それに……僕はいつからか、家族にもクラスメイトにも、名前で呼ばれることは無くなっていた。
会話もままならない。無視か命令しか、僕とのコミュニケーションは無かった。
「思い出した……僕は、自分の意志でここへ来たんだ……」
「お前……!」
「グラン、僕、思い出した」
僕の鎖がゼリーのように柔らかくなった。
掻き分けて、グランの鎖もこじ開ける。こっちも簡単にゼリー状になって崩れた。
「グラン、僕はこの世界に、地獄を見に来たんだ。元の世界を幸せに思えるような、圧倒的な地獄を」
グランは何も答えなかった。
僕はゆっくりアミルへ振り返る。
「アミル、僕に地獄を教えて?」
「勿論。ゆっくり、少しずつ。新しい君が成り立つような、染み渡る地獄を一緒に見ていこう。安心して、この世界はうってつけだ」
聖書の挿絵にも採用されそうな優しい表情のアミルは、きっと誰よりも悪魔だった。
それが分かっていて、僕はアミルと握手を交わした。
「アイ」
「何?」
「アイ、それがこの世界での君の名前よ。意味は知らない。ただ、改造する前の君の意識の中で、ずっとその言葉を反復していたわ。よっぽど大事なものなんだと思う。だから、アイ」
「アイ……分かった」
僕は、アイと名乗ることになった。
新しい名前は、少しむず痒い。僕は、その言葉に何を思っていたのだろう。
「ここを出るのは、ユナが起きてから二日後。もう丸一日も経たずに起きると思うから、準備しておいてね」
「こいつは、魔法も使えない。武器も無い。戦いのスキルも無い。すぐに連れて行っても死ぬだけだ」
グランの言葉に、僕も頷く。いくら気持ちが整理されても、その現実は変わらない。
「ん~、まぁ、なんかあったらどうにかするよ」
あんなに盛り上がっていたのに、アミルの返事は驚くほど間の抜けたものだった。
自分の関心事以外の事象に感情を向けない、その生き方が彼女を有能な悪魔としているのか。
「死なせはしないから」
大事な検体、また作るの面倒だし。そう告げて、アミルは全身を液状化させた。
床の、小さな傷にしか見えない隙間に潜りこんでいき、何もなかったかのような静けさだけ残して、跡形もなく消えてしまった。
「くそ……」
僕は、グランが何も起こっているのかあまり分からない。だから、ちょっと気まずい。
「……アイ、お前は、それでいいのか?」
最初はあんなにも態度が悪かったグランが、まるで年下の兄弟をあやすような声で僕にそう聞いてきた。
「本当に、アミルの言う通り戦いに行くのか……?」
「行くな、とは言わないんだね」
言わないのではない。言えないんだ。
この世界を治すために、立ち上がらなければならない。でも、グランは力不足な部分がある。
アミルのように魔法が万能ではなく、天才と呼ばれるユナという子よりも戦闘力が低い。
そんなグランが、新しい戦力になるかもしれない僕を、自分の意志で外すなんて出来ないんだ。
「僕の心配をしてくれてありがとう。でも、グランも自分のことを心配した方がいい」
戦闘に向かないのに、前線に赴こうとしているグラン。
君は、なぜ戦おうとしているの?
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