アヤカシバナシ『小説版』

如月 睦月

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見える友人

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よく耳にする『見える人』
ええ、いわゆる人じゃないものが見えちゃう人の事です。
その見える度合いも、私のように『断定はできないけど人じゃなさそう』
ってレベルで見える事がある人も居れば、普通に生活の一部のように、
言うなれば鉛筆や消しゴムのように、ごくごく当たり前の存在のように
見える人が居ます、いあ、断定はできないので居るそうですとしておきます。

そんな事が日常茶飯事の友人と、私のエピソードです。

友人と繁華街を歩いていると、おっと・・・よっ・・・と・・・
と言う感じで身をよじる友人の玲子(仮名)
それは人混みをぶつからずにすり抜ける様な動きだった。
何をしているのか聞くと、人じゃないのがいるの・・・と言う。
透けるんじゃないの?と私の持てる知識で半分ボケ交じりで聞いてみる。
玲子は真顔で『私が避けるのは赤いの・・・赤みを帯びたヤツは、
恨みみたいのが強くてすり抜ける瞬間痛いし気持ち悪くなるのよね』
と言ってきた。
思いもよらぬ回答に私は少し漫画や小説の資料になるな・・・
と思って脳にメモするのでした。
続けて玲子は『青っぽいのとか白いのは大丈夫なんだけど、
たまに心に話しかけてくる感じってわかる?その能力で助けてとか、
苦しいとか、泣いたりしてくるから基本的には見えてないふりがいい。』

『その青と白はすり抜けると寒いとか?』

『やるじゃん、正解!ヒンヤリする。。。よっ・・・と・・・』
正解を告げながらまた1人赤いのを避けたようだった。

本当かどうか確かめる手段もないし、別に嘘だと決めつける理由もない、
むしろオカルト好きの私にとっては興味しかないわけで、
例え嘘だとしても嘘とは思いたくないし思うつもりもない。
UMAを追う番組は大好きだけれど、見つかってほしくないあの気持ちと同じ。

2人でデパートに入り、上りのエスカレーターに乗った。
2階に到着してすぐに玲子が『いった!いっ・・・痛った!』
と言うので振り向くと玲子の右足に小さな女の子がしがみつき、
思い切り噛みついていました。

あまりにはっきり見えるので『なにこの子』って思ったのですが、
玲子が噛みつかれている足をパンパン!と2度叩くと見えなくなった。
玲子の影響でその時私にはっきり子供が見えたのかはわかりませんが、
彼女が言うには『子供の霊は何するか予測できないから一番厄介』
だそうです。

ちなみに足に歯型は残っていませんでした。
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感想 14

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