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ガルドさんとの修行編
どうも、どうやら死線の上でこそ活路は開けるようです
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時間の流れが、粘性を帯びて引き伸ばされる。
眼前に迫るは、岩さえも溶解させる灼熱の奔流。
頭上からは、大地を揺るがすほどの、巨大な岩石の雪崩。
前後、そして上下から、二つの『死』が、同時に俺を飲み込もうとしていた。
(避けられない……!)
脳が、絶望的な結論を弾き出す。ブレスの着弾まで、コンマ一秒もない。今から、どんな回避行動を取ったとしても、間に合わない。
思考が、諦めに染まりかけた、その刹那。
(――守れ)
俺の心の奥底で、誰かの声が響いた気がした。それは、シュタの声か、リルの声か、あるいは、この世界に来て初めてできた、仲間たちの顔か。
俺の意識は、思考の速度を遥かに超越した、生存本能だけの領域へと移行する。
大規模な『自然操作』は、岩の檻を維持するために、もう使えない。
だが、たった一点。この足元、一点だけならば――!
「――ッ、穿て!」
俺は、叫びとも呻きともつかない声を上げ、最後の魔力を、自分自身が立つ、その足元の岩盤へと叩き込んだ。
それは、壁を作るのでも、槍を出すのでもない。ただ、俺が立つその一点を、斜め後方へと、火山の噴火のように、爆発的な力で『射出』させるためだけの操作。
ゴッ!という、体を内側から殴りつけられるような衝撃。
俺の体は、まるで投石機から放たれた石ころのように、コントロールを失って横殴りに宙を舞う。だが、そのおかげで、ワイバーンの灼熱のブレスは、俺が先ほどまでいた空間を、空しく焼き尽くすだけにとどまった。
俺は、自ら作り出した岩の檻の壁に、激しく体を叩きつけられる。全身の骨が軋む、凄まじい痛み。だが、俺は、生きていた。
それと、ほぼ同時。
ガルドさんが作り出した、巨大な岩石の雪崩が、ブレスを放ち終えたワイバーンの頭上へと、ついに到達した。
「グルオオオオオオオオオオッッ!!」
ワイバーンは、自らの頭上に迫る死の気配に気づき、断末魔のような咆哮を上げた。強靭な翼で頭部を庇おうとするが、もはや遅い。
ズガアアアアアアアアアンッ!!
山全体を揺るがすような、凄まじい轟音。何十トンという岩石の塊が、空の支配者の体を、岩棚へと叩きつけ、圧し潰していく。もうもうと立ち上る、土煙。しばらくの間、そこからは、何も見えず、何も聞こえなかった。
「……はぁ、はぁ……っ、くそ……」
俺は、壁に叩きつけられた衝撃で、左肩が外れかかっているのを感じながら、必死に体勢を立て直す。ポーチの中では、リルが心配そうに「キュゥ……」と鳴いている。
やがて、土煙が、ゆっくりと晴れていく。
岩棚の上。そこには、巨大な瓦礫の山ができていた。
「……やったか?」
俺がそう呟いた、その時だった。
瓦礫の山が、内側から、盛り上がった。そして、凄まじい咆哮と共に、瓦礫を吹き飛ばし、その主が、再び姿を現した。
ワイバーンは、生きていた。
だが、その姿は、先ほどまでとは比べ物にならないほど、無惨なものだった。自慢の鱗は、その多くが砕け散り、生々しい傷口から、黒い血を流している。そして何より、体を庇った左の翼が、ありえない角度へと、ぐにゃりと折れ曲がっていた。
もはや、飛ぶことはできない。
だが、その両目に宿る光は、絶望ではなく、純粋な、そして煮えたぎるような『憎悪』の色をしていた。傷を負い、地に堕とされた王者の怒り。その全ての敵意が、俺と、そして眼下のガルドさんに、突き刺さる。
「グルルルルルルル……!」
地を這うような低い唸り声。
傷ついた獣こそが、最も危険なのだと、俺の本能が警告していた。
「へっ……!」
だが、その絶望的な光景を前に、ガルドさんは、獰猛な笑みを浮かべていた。
「ようやく、ただのデカいトカゲになりやがったな。――本当の戦いは、ここからだぜ、小僧!」
ガルドさんは、投げ捨てた大剣の代わりに、背負っていたもう一本の剣を抜き放つ。そして、再び紅蓮の魔力をその身に纏い、傷ついたワイバーンへと、真正面から突撃していった。
戦いは、最終局面へと移行した。
翼を失ったワイバーンは、その巨体と、鞭のようにしなる尾、そして強靭な顎を武器に、暴れ狂う。その動きは、先ほどよりも、遥かに荒々しく、そして予測が困難だった。
「小僧!援護しろ!こいつを、好きにさせるな!」
ガルドさんの怒号が飛ぶ。
俺は、外れかかった肩の痛みを、奥歯を噛み締めてこらえると、再び『自然操作』に意識を集中させた。
岩の檻は、もう必要ない。ならば、この戦場そのものを、俺の武器に変えるまでだ。
「――喰らえ、『大地の牙』!」
俺は、地面から、鋭く尖った岩の槍を、何本も、何本も突き出させる。それは、ワイバーンの突進を阻む、即席のバリケードとなった。
「――『深淵の顎』!」
ワイバーンが力任せに岩の槍をなぎ倒した、その足元に、巨大な落とし穴を形成する。巨体はバランスを崩し、その動きが、また一瞬、止まった。
ガルドさんは、その俺が作り出した、コンマ数秒の好機を、決して逃さない。ワイバーンの傷口へ、折れ曲がった翼の付け根へ、容赦ない追撃を叩き込んでいく。
タンクとメインアタッカーを務める、鬼の剣士。
そして、戦場を支配し、敵の動きを封じる、後衛の魔法使い。
俺たちは、いつの間にか、一つの生命体のように、完璧に連携していた。
やがて、ガルドさんが、ワイバーンの猛攻を、その身を盾にして受け止め、巨大な隙を作り出した。
「――今だ、ショウ!お前の、とびっきりの奇策で、こいつにとどめを刺せ!」
俺は、その声に、頷きで応える。
残された魔力は、もう多くない。次の一撃が、最後になる。
俺は、腰のナマクラ――刃こぼれの鉄の剣――を、抜き放った。そして、その切っ先を、天へと掲げる。
(――集え)
俺は、この山に眠る、全ての『鉄』に、呼びかけた。
岩石に、土に、微量に含まれる、全ての金属元素に。
俺の呼びかけに、大地が応える。地面から、砂鉄のような、黒い粒子が無数に浮かび上がり、俺が掲げた剣の切っ先へと、竜巻のように、集束していく。
刃こぼれのナマクラは、瞬く間に、膨大な質量の鉄塊を纏い、巨大な、そして、いびつな、鉄の大剣へと、その姿を変えていった。
「――これが、俺の『自然操作』だ」
俺は、その巨大な鉄剣に、最後の魔力を、『刀身付与』で注ぎ込む。
蒼白い光を放つ、即席の魔剣。その切っ先を、隙だらけのワイバーンの心臓へと、狙いを定めた。
眼前に迫るは、岩さえも溶解させる灼熱の奔流。
頭上からは、大地を揺るがすほどの、巨大な岩石の雪崩。
前後、そして上下から、二つの『死』が、同時に俺を飲み込もうとしていた。
(避けられない……!)
脳が、絶望的な結論を弾き出す。ブレスの着弾まで、コンマ一秒もない。今から、どんな回避行動を取ったとしても、間に合わない。
思考が、諦めに染まりかけた、その刹那。
(――守れ)
俺の心の奥底で、誰かの声が響いた気がした。それは、シュタの声か、リルの声か、あるいは、この世界に来て初めてできた、仲間たちの顔か。
俺の意識は、思考の速度を遥かに超越した、生存本能だけの領域へと移行する。
大規模な『自然操作』は、岩の檻を維持するために、もう使えない。
だが、たった一点。この足元、一点だけならば――!
「――ッ、穿て!」
俺は、叫びとも呻きともつかない声を上げ、最後の魔力を、自分自身が立つ、その足元の岩盤へと叩き込んだ。
それは、壁を作るのでも、槍を出すのでもない。ただ、俺が立つその一点を、斜め後方へと、火山の噴火のように、爆発的な力で『射出』させるためだけの操作。
ゴッ!という、体を内側から殴りつけられるような衝撃。
俺の体は、まるで投石機から放たれた石ころのように、コントロールを失って横殴りに宙を舞う。だが、そのおかげで、ワイバーンの灼熱のブレスは、俺が先ほどまでいた空間を、空しく焼き尽くすだけにとどまった。
俺は、自ら作り出した岩の檻の壁に、激しく体を叩きつけられる。全身の骨が軋む、凄まじい痛み。だが、俺は、生きていた。
それと、ほぼ同時。
ガルドさんが作り出した、巨大な岩石の雪崩が、ブレスを放ち終えたワイバーンの頭上へと、ついに到達した。
「グルオオオオオオオオオオッッ!!」
ワイバーンは、自らの頭上に迫る死の気配に気づき、断末魔のような咆哮を上げた。強靭な翼で頭部を庇おうとするが、もはや遅い。
ズガアアアアアアアアアンッ!!
山全体を揺るがすような、凄まじい轟音。何十トンという岩石の塊が、空の支配者の体を、岩棚へと叩きつけ、圧し潰していく。もうもうと立ち上る、土煙。しばらくの間、そこからは、何も見えず、何も聞こえなかった。
「……はぁ、はぁ……っ、くそ……」
俺は、壁に叩きつけられた衝撃で、左肩が外れかかっているのを感じながら、必死に体勢を立て直す。ポーチの中では、リルが心配そうに「キュゥ……」と鳴いている。
やがて、土煙が、ゆっくりと晴れていく。
岩棚の上。そこには、巨大な瓦礫の山ができていた。
「……やったか?」
俺がそう呟いた、その時だった。
瓦礫の山が、内側から、盛り上がった。そして、凄まじい咆哮と共に、瓦礫を吹き飛ばし、その主が、再び姿を現した。
ワイバーンは、生きていた。
だが、その姿は、先ほどまでとは比べ物にならないほど、無惨なものだった。自慢の鱗は、その多くが砕け散り、生々しい傷口から、黒い血を流している。そして何より、体を庇った左の翼が、ありえない角度へと、ぐにゃりと折れ曲がっていた。
もはや、飛ぶことはできない。
だが、その両目に宿る光は、絶望ではなく、純粋な、そして煮えたぎるような『憎悪』の色をしていた。傷を負い、地に堕とされた王者の怒り。その全ての敵意が、俺と、そして眼下のガルドさんに、突き刺さる。
「グルルルルルルル……!」
地を這うような低い唸り声。
傷ついた獣こそが、最も危険なのだと、俺の本能が警告していた。
「へっ……!」
だが、その絶望的な光景を前に、ガルドさんは、獰猛な笑みを浮かべていた。
「ようやく、ただのデカいトカゲになりやがったな。――本当の戦いは、ここからだぜ、小僧!」
ガルドさんは、投げ捨てた大剣の代わりに、背負っていたもう一本の剣を抜き放つ。そして、再び紅蓮の魔力をその身に纏い、傷ついたワイバーンへと、真正面から突撃していった。
戦いは、最終局面へと移行した。
翼を失ったワイバーンは、その巨体と、鞭のようにしなる尾、そして強靭な顎を武器に、暴れ狂う。その動きは、先ほどよりも、遥かに荒々しく、そして予測が困難だった。
「小僧!援護しろ!こいつを、好きにさせるな!」
ガルドさんの怒号が飛ぶ。
俺は、外れかかった肩の痛みを、奥歯を噛み締めてこらえると、再び『自然操作』に意識を集中させた。
岩の檻は、もう必要ない。ならば、この戦場そのものを、俺の武器に変えるまでだ。
「――喰らえ、『大地の牙』!」
俺は、地面から、鋭く尖った岩の槍を、何本も、何本も突き出させる。それは、ワイバーンの突進を阻む、即席のバリケードとなった。
「――『深淵の顎』!」
ワイバーンが力任せに岩の槍をなぎ倒した、その足元に、巨大な落とし穴を形成する。巨体はバランスを崩し、その動きが、また一瞬、止まった。
ガルドさんは、その俺が作り出した、コンマ数秒の好機を、決して逃さない。ワイバーンの傷口へ、折れ曲がった翼の付け根へ、容赦ない追撃を叩き込んでいく。
タンクとメインアタッカーを務める、鬼の剣士。
そして、戦場を支配し、敵の動きを封じる、後衛の魔法使い。
俺たちは、いつの間にか、一つの生命体のように、完璧に連携していた。
やがて、ガルドさんが、ワイバーンの猛攻を、その身を盾にして受け止め、巨大な隙を作り出した。
「――今だ、ショウ!お前の、とびっきりの奇策で、こいつにとどめを刺せ!」
俺は、その声に、頷きで応える。
残された魔力は、もう多くない。次の一撃が、最後になる。
俺は、腰のナマクラ――刃こぼれの鉄の剣――を、抜き放った。そして、その切っ先を、天へと掲げる。
(――集え)
俺は、この山に眠る、全ての『鉄』に、呼びかけた。
岩石に、土に、微量に含まれる、全ての金属元素に。
俺の呼びかけに、大地が応える。地面から、砂鉄のような、黒い粒子が無数に浮かび上がり、俺が掲げた剣の切っ先へと、竜巻のように、集束していく。
刃こぼれのナマクラは、瞬く間に、膨大な質量の鉄塊を纏い、巨大な、そして、いびつな、鉄の大剣へと、その姿を変えていった。
「――これが、俺の『自然操作』だ」
俺は、その巨大な鉄剣に、最後の魔力を、『刀身付与』で注ぎ込む。
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