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世界樹への道のり
どうも、どうやら商会の支援は国家レベルのようです
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大陸最強の商会のトップが、俺のような、ただの若造に、深く頭を下げている。
その異常な光景に、俺は、どう反応していいのかわからず、ただ、立ち尽くしていた。隣に立つシュタも、息を呑んで、固まっている。
「……いえ。顔を、上げてください。俺は、冒険者として、当然のことをしたまでです」
俺が、ようやく絞り出した言葉に、カールさんは、ゆっくりと、その威厳に満ちた顔を上げた。そして、その鋭い鷲のような瞳で、俺を、値踏みするように、しかし、どこまでも温かく見つめた。
「ふむ。リアの言う通りだ。その若さで、その力。そして、その力に溺れることのない、謙虚さと、誠実な心。……気に入った。君のような男は、このジュッテル広しといえど、そうはいない。我々の商売ではな、ショウ殿。金や物よりも、何よりも、『信用』できる人間こそが、最も価値のある資産なのだよ」
カールさんは、そう言って、にこりと笑った。それは、人の心を、根こそぎ掴んでしまうような、不思議な魅力に満ちた笑顔だった。
「さあ、お立ちになられたままでは、話もできんだろう。どうぞ、こちらへ」
俺たちは、カールさんに促され、巨大な黒曜石の執務机の前に置かれた、柔らかな革張りのソファへと腰を下ろした。すぐに、音もなく現れたメイドが、最高級の茶葉を使ったであろう、芳醇な香りの紅茶と、見たこともないような美しい菓子を、俺たちの前に並べていく。シュタとリルは、その王城の晩餐会のような光景に、完全に気圧されて、カチコチに固まっていた。リアちゃんだけが、俺の隣にちょこんと座り、嬉しそうに微笑んでいる。
「さて、ショウ殿」
紅茶を一口含み、カールさんは、本題を切り出した。
「我が商会は、君に、最大の感謝と、報酬を、お渡ししたいと考えている。だが、君ほどの男だ。このジュッテルに来たのには、何か、明確な目的があるのだろう。……差し支えなければ、聞かせてもらえんか?フィンステイン商会の力で、君の助けになれることがあるやもしれん。いや、必ず、なってみせよう。リアの命の恩人への礼を、言葉だけで済ませるほど、我々は、野暮ではないのでな」
それは、あまりにも、破格の申し出だった。
俺は、一瞬、言葉に詰まった。だが、この好機を逃す手はない。俺は、覚悟を決め、正直に、俺の目的を話すことにした。
「……ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます」
俺は、大きく息を吸い込むと、シャルテンを出てから、ずっと考えていた三つの目的を、カールさんに告げた。
「一つ目は、俺が、とある場所で討伐した、高ランクの魔物の素材を、正当な価格で、そして、安全に、売却したいと考えています。素材は、Aランク級のワイバーンのものです」
俺がそう言った瞬間、リアちゃんの隣に控えていた執事のアルバードさんの眉が、ぴくりと動いた。だが、カールさんは、表情一つ変えない。ただ、「ほう」と、興味深そうに頷くだけだった。
「二つ目は、情報です。俺は、二つの情報を探しています。一つは、『世界樹』に関する、どんな些細な情報でもいい。もう一つは、俺と同じ、異世界から、この世界にやってきた、俺の同郷の者たちの、現在の消息です」
「そして、三つ目。これらの目的を達成して得た資金で、俺と、俺の仲間たちの装備を、最高のものに、一新したいと考えています」
俺が、そこまで話すと、カールさんは、満足げに、深く頷いた。
「……なるほどな。シャルテンの武闘大会で、Sランク冒険者と渡り合ったという、『彗星のショウ』。そして、その直前に、Aランク級のワイバーンを討伐していた、か。噂は、どうやら、真実だったらしいな。いや、噂が、君の実力を、むしろ、過小評価していたと見える」
カールさんは、全てを、見通していた。彼の情報網は、俺がシャルテンで成し遂げたことの全てを、すでに掴んでいたのだ。
「よろしい。君の目的、確かに、聞き届けた。……その上で、こちらから、一つ、提案がある」
カールさんは、そう言うと、俺たちの想像を、遥かに超える提案を、口にした。
「まず、ワイバーンの素材についてだ。それを、売却するのは、あまりにも、もったいない。素材の価値を、金という、ただの紙切れや、金属片に変えてしまうのは、三流の商人のやることだ。一流はな、ショウ殿。素材を、さらなる価値を生み出す、『資産』へと、変えるものだ」
「……資産、ですか?」
「うむ。こうしよう。そのワイバーンの素材は、全て、我がフィンステイン商会が、無償で、預からせてもらう。そして、その素材を使い、我が商会が、専属契約を結んでいる、大陸最高のドワーフの鍛冶師たちに、君と、君の仲間たちのための、完全特注の武具を、作らせよう。デザインも、性能も、全て、君たちの望むがままにだ。その費用は、全て、我々が、君への報酬として、負担する」
なんだ、それは。もはや、報酬というより、一つの国の、国家予算レベルの話ではないのか。シュタが、隣で、息を呑むのがわかった。
「残った素材については、君の望む通り、我々の、表には出ない、特別なルートで、最高値で売却し、君の口座に振り込むこともできる。あるいは、我が商会の、最も警備の厳重な金庫で、君の資産として、預かり続けることも可能だ。いつでも、好きな時に、引き出すことができる」
「次に、情報について。……『世界樹』、か。それは、もはや、神話や、おとぎ話の領域に属する名だ。我が商会の、全ての情報網を駆使しても、その在処を突き止めるには、かなりの時間を要するだろう。だが、約束する。必ず、探し出してみせる。君の同郷の者たちについても、同様だ。ただし、そちらは、彼らを召喚したアストライア王国の、政治的な思惑も絡んでくる。調査は、慎重に、そして、極秘裏に進めさせてもらう」
カールさんの言葉には、絶対的な、自信が満ちていた。彼がやると言えば、それは、実現するのだ。
俺は、ただ、その、あまりにも壮大な提案に、言葉を失うことしかできなかった。俺が、この街に来て、数ヶ月、あるいは、数年かけて、成し遂げようとしていたことの全て。それを、この男は、たった数分で、そして、俺の想像を遥かに超える形で、解決してみせたのだ。
「……その、ご提案。ありがたく、お受けします」
俺が、ようやく、それだけを言うと、カールさんは、満足げに、にこりと笑った。
「うむ。それでこそ、リアの命の恩人だ。話が早くて、助かる。アルバード、後の段取りは、全て、お前に任せる。最高の職人たちを、手配してやれ」
「はっ。かしこまりました」
話が、終わった。
俺は、シュタとリルと共に、ソファから立ち上がる。
「ショウ様」
部屋を出ようとする俺を、リアちゃんが呼び止めた。
「私の命を救ってくださったこと、そして、私の心の、本当の恐怖に、気づいてくださったこと。……本当に、ありがとうございました。このご恩は、一生、忘れません」
彼女は、そう言うと、再び、俺に向かって、深々と、頭を下げた。
俺たちは、フィンステイン商会の本店を、後にした。
外に出ると、ジュッテルの喧騒が、先ほどまでとは、全く違うもののように感じられた。
つい一日前まで、俺は、この巨大な都市で、どうやって生きていくか、必死に考えていた、ただの冒険者だった。
だが、今は、違う。俺の背後には、大陸最強の商会という、あまりにも巨大な、そして、心強い、後ろ盾ができたのだ。
俺は、腰に差した、ナマクラの剣を、そっと、握りしめた。
こいつとの付き合いも、もう、終わりが近い。
俺たちの、ジュッテルでの新たな冒険は、まだ、始まったばかりだ。
その異常な光景に、俺は、どう反応していいのかわからず、ただ、立ち尽くしていた。隣に立つシュタも、息を呑んで、固まっている。
「……いえ。顔を、上げてください。俺は、冒険者として、当然のことをしたまでです」
俺が、ようやく絞り出した言葉に、カールさんは、ゆっくりと、その威厳に満ちた顔を上げた。そして、その鋭い鷲のような瞳で、俺を、値踏みするように、しかし、どこまでも温かく見つめた。
「ふむ。リアの言う通りだ。その若さで、その力。そして、その力に溺れることのない、謙虚さと、誠実な心。……気に入った。君のような男は、このジュッテル広しといえど、そうはいない。我々の商売ではな、ショウ殿。金や物よりも、何よりも、『信用』できる人間こそが、最も価値のある資産なのだよ」
カールさんは、そう言って、にこりと笑った。それは、人の心を、根こそぎ掴んでしまうような、不思議な魅力に満ちた笑顔だった。
「さあ、お立ちになられたままでは、話もできんだろう。どうぞ、こちらへ」
俺たちは、カールさんに促され、巨大な黒曜石の執務机の前に置かれた、柔らかな革張りのソファへと腰を下ろした。すぐに、音もなく現れたメイドが、最高級の茶葉を使ったであろう、芳醇な香りの紅茶と、見たこともないような美しい菓子を、俺たちの前に並べていく。シュタとリルは、その王城の晩餐会のような光景に、完全に気圧されて、カチコチに固まっていた。リアちゃんだけが、俺の隣にちょこんと座り、嬉しそうに微笑んでいる。
「さて、ショウ殿」
紅茶を一口含み、カールさんは、本題を切り出した。
「我が商会は、君に、最大の感謝と、報酬を、お渡ししたいと考えている。だが、君ほどの男だ。このジュッテルに来たのには、何か、明確な目的があるのだろう。……差し支えなければ、聞かせてもらえんか?フィンステイン商会の力で、君の助けになれることがあるやもしれん。いや、必ず、なってみせよう。リアの命の恩人への礼を、言葉だけで済ませるほど、我々は、野暮ではないのでな」
それは、あまりにも、破格の申し出だった。
俺は、一瞬、言葉に詰まった。だが、この好機を逃す手はない。俺は、覚悟を決め、正直に、俺の目的を話すことにした。
「……ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます」
俺は、大きく息を吸い込むと、シャルテンを出てから、ずっと考えていた三つの目的を、カールさんに告げた。
「一つ目は、俺が、とある場所で討伐した、高ランクの魔物の素材を、正当な価格で、そして、安全に、売却したいと考えています。素材は、Aランク級のワイバーンのものです」
俺がそう言った瞬間、リアちゃんの隣に控えていた執事のアルバードさんの眉が、ぴくりと動いた。だが、カールさんは、表情一つ変えない。ただ、「ほう」と、興味深そうに頷くだけだった。
「二つ目は、情報です。俺は、二つの情報を探しています。一つは、『世界樹』に関する、どんな些細な情報でもいい。もう一つは、俺と同じ、異世界から、この世界にやってきた、俺の同郷の者たちの、現在の消息です」
「そして、三つ目。これらの目的を達成して得た資金で、俺と、俺の仲間たちの装備を、最高のものに、一新したいと考えています」
俺が、そこまで話すと、カールさんは、満足げに、深く頷いた。
「……なるほどな。シャルテンの武闘大会で、Sランク冒険者と渡り合ったという、『彗星のショウ』。そして、その直前に、Aランク級のワイバーンを討伐していた、か。噂は、どうやら、真実だったらしいな。いや、噂が、君の実力を、むしろ、過小評価していたと見える」
カールさんは、全てを、見通していた。彼の情報網は、俺がシャルテンで成し遂げたことの全てを、すでに掴んでいたのだ。
「よろしい。君の目的、確かに、聞き届けた。……その上で、こちらから、一つ、提案がある」
カールさんは、そう言うと、俺たちの想像を、遥かに超える提案を、口にした。
「まず、ワイバーンの素材についてだ。それを、売却するのは、あまりにも、もったいない。素材の価値を、金という、ただの紙切れや、金属片に変えてしまうのは、三流の商人のやることだ。一流はな、ショウ殿。素材を、さらなる価値を生み出す、『資産』へと、変えるものだ」
「……資産、ですか?」
「うむ。こうしよう。そのワイバーンの素材は、全て、我がフィンステイン商会が、無償で、預からせてもらう。そして、その素材を使い、我が商会が、専属契約を結んでいる、大陸最高のドワーフの鍛冶師たちに、君と、君の仲間たちのための、完全特注の武具を、作らせよう。デザインも、性能も、全て、君たちの望むがままにだ。その費用は、全て、我々が、君への報酬として、負担する」
なんだ、それは。もはや、報酬というより、一つの国の、国家予算レベルの話ではないのか。シュタが、隣で、息を呑むのがわかった。
「残った素材については、君の望む通り、我々の、表には出ない、特別なルートで、最高値で売却し、君の口座に振り込むこともできる。あるいは、我が商会の、最も警備の厳重な金庫で、君の資産として、預かり続けることも可能だ。いつでも、好きな時に、引き出すことができる」
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カールさんの言葉には、絶対的な、自信が満ちていた。彼がやると言えば、それは、実現するのだ。
俺は、ただ、その、あまりにも壮大な提案に、言葉を失うことしかできなかった。俺が、この街に来て、数ヶ月、あるいは、数年かけて、成し遂げようとしていたことの全て。それを、この男は、たった数分で、そして、俺の想像を遥かに超える形で、解決してみせたのだ。
「……その、ご提案。ありがたく、お受けします」
俺が、ようやく、それだけを言うと、カールさんは、満足げに、にこりと笑った。
「うむ。それでこそ、リアの命の恩人だ。話が早くて、助かる。アルバード、後の段取りは、全て、お前に任せる。最高の職人たちを、手配してやれ」
「はっ。かしこまりました」
話が、終わった。
俺は、シュタとリルと共に、ソファから立ち上がる。
「ショウ様」
部屋を出ようとする俺を、リアちゃんが呼び止めた。
「私の命を救ってくださったこと、そして、私の心の、本当の恐怖に、気づいてくださったこと。……本当に、ありがとうございました。このご恩は、一生、忘れません」
彼女は、そう言うと、再び、俺に向かって、深々と、頭を下げた。
俺たちは、フィンステイン商会の本店を、後にした。
外に出ると、ジュッテルの喧騒が、先ほどまでとは、全く違うもののように感じられた。
つい一日前まで、俺は、この巨大な都市で、どうやって生きていくか、必死に考えていた、ただの冒険者だった。
だが、今は、違う。俺の背後には、大陸最強の商会という、あまりにも巨大な、そして、心強い、後ろ盾ができたのだ。
俺は、腰に差した、ナマクラの剣を、そっと、握りしめた。
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