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世界樹への道のり
どうも、どうやら番人の涙は永い絶望の証のようです
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戦いは終わった。
だがそこには勝者も敗者もいなかった。
あるのはただ、何百年という永い絶望の末にようやく一筋の涙をこぼした、一人のエルフの姿だけだった。
オリオンはその場に立ち尽くしていた。その手から滑り落ちた黒曜石の槍が、カランと虚しい音を立てる。
俺の魂からの呼びかけは、彼の凍てついた心を無理やりこじ開け、その奥底にしまい込んでいた全ての悲しみと苦しみを白日の下に晒してしまったのだ。
「……君は一体……」
オリオンが震える声で呟く。
「……私の心に何をした……?見えたのだ……。君の魂が……。その孤独が……。そして、そのあまりにも眩しい希望が……」
「何もしてない。ただ俺が感じていることを、あんたに見せただけだ」
俺は静かに答える。
「俺はあんたと戦いたいんじゃない。あんたと一緒に戦いたいんだ。この森を救いたい。その気持ちはきっと、あんたも同じはずだ」
俺の言葉に、オリオンはゆっくりと顔を上げた。その美しいエルフの顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
彼はその場で膝から崩れ落ちる。そしてまるで幼い子供のように声を上げて泣き始めた。
それは何百年もの間たった一人でこの死にゆく森を守り続けてきた、孤独な番人が初めて見せた弱さだった。
シュタがそっと彼に近づくと、何も言わずに一枚の綺麗なハンカチを差し出した。オリオンはそれを受け取ると、嗚咽を漏らしながら何度も何度も顔を覆った。
俺たちは彼がその永い永い悲しみを全て吐き出すまで、ただ静かにその場に佇んでいた。
どれくらいの時間が経っただろうか。
ようやく泣き止んだオリオンは、少しだけ落ち着きを取り戻したようだった。彼は俺たちに向き直ると、静かにその重い口を開いた。
それはこの森に起きた悲劇の始まりの物語だった。
「……何百年も昔のことだ。この『迷わずの森』はまだその名を持たなかった。ここはただ『世界樹の庭』と呼ばれ、我らエルフ族と森の全ての生命が調和のうちに暮らす、地上の楽園だった」
オリオンは遠い目をして語り始める。
「アルベリオンのような大守護神たちが森の秩序を守り、我らエルフはこの心臓樹の歌声を聞きながら穏やかに暮らしていた。……あの日、天からあの『災厄』が落ちてくるまでは」
「災厄……?」
「そうだ。ある夜、空が裂け、一つの黒い星がこの森の最も深い場所へと墜落した。我々は当初それが何なのかわからなかった。だがその黒い星が落ちた場所から、このおぞましい『穢れ』が生まれ始めたのだ」
オリオンの声が憎しみに震える。
「穢れはまるで悪性の病のように瞬く間に森を蝕んでいった。木々は枯れ、動物たちは凶暴な魔獣へと姿を変え、仲間だった精霊たちもまた怨念の塊と成り果てた。……世界樹の加護が薄れたこの地では、もはや誰にもその侵食を止めることはできなかった」
俺はアストライア王国の王が言っていた言葉を思い出していた。『魔王』。俺たち勇者を召喚した理由。
あるいはこの世界全体が今、何らかの大きな『病』に侵されているのかもしれない。そしてこの森の穢れもまた、その一つの症状に過ぎないのではないか。
「当時、私はこの森を守護する王室騎士団の隊長を務めていた。我々は残された全ての戦力を結集し、穢れの発生源である『影の森』へと決死の突撃を敢行した。……だが、我々は敗れた」
オリオンはそこで一度言葉を切り、固く拳を握りしめた。
「影の森の中心にあったのは、あの黒い星の残骸だった。それはこの世界の理(ことわり)の外にある、純粋な負のエネルギーの塊。我らの魔法も剣も何一つ通用しなかった。多くの仲間が命を落とし、あるいは穢れに取り込まれていった。……生き残ったのは、私一人だけだった」
彼のその声はあまりにも痛々しかった。
「私は命からがらこの心臓樹の元へと逃げ延びた。そしてこの樹が持つ最後の清浄な力を使い、穢れの侵食を食い止める結界を張るのが精一杯だった。……それ以来私はここでただ一人。この心臓樹が完全に穢れに飲み込まれるのを待つだけの番人となったのだ。……希望などとうの昔に捨てていた」
全てを語り終えたオリオンは、その悲しみに満ちた瞳で俺を見つめた。
「……だが、君は現れた。外なる世界より、世界樹の寵愛をその身に宿して。……そして君は、私のこの凍てついた心をも溶かした。……あるいは君になら、本当にこの森を救えるのかもしれん」
オリオンはそう言うとゆっくりと立ち上がった。そして地面に落ちていたあの黒曜石の槍を拾い上げる。
だがその切っ先はもはや、俺たちに向けられてはいなかった。
「……ショウ・カンザキ。君に改めて問おう。君はそれでも、この絶望の森のさらに奥深くへと進む覚悟があるか?」
「当たり前だ」
俺は即答した。
「俺はあんたと一緒に戦うと決めたんだ」
俺のその言葉に、オリオンは何百年ぶりかにその口元にほんの僅かな笑みを浮かべたように見えた。
「……そうか。ならば私も君のその覚悟に、我が魂の全てを懸けよう」
オリオンはそう言うと、俺たちを心臓樹のさらに奥へと続く洞窟へと導き始めた。
「これより我らが目指すは『影の森』。穢れの発生源だ。そこには穢れの中から生まれた最も強力な魔物たちが巣食っている。……だがその前に、君たちに渡しておきたいものがある」
オリオンはそう言って、俺たちの前に一つの古びた宝箱を差し出した。
「これはかつて我らエルフの王家に代々伝わっていた秘宝。今の私にはもはや必要のないものだ。……君が持っている方が有効に使えるだろう」
俺がその宝箱を開けると、中には一枚の美しいマントが収められていた。
「それは『世界樹の若葉のクローク』。世界樹の若葉そのものを編み込んで作られた伝説の防具だ。穢れを退ける強力な浄化の力と、装備者の自然魔法の力を増幅させる効果がある。……今の君にこそふさわしい」
俺たちのパーティに最強の協力者が加わった。
そして俺は新たな力を手に入れた。
俺たちはオリオンを先頭に、この森の最も深い闇『影の森』へと、その最後の一歩を踏み出した。
だがそこには勝者も敗者もいなかった。
あるのはただ、何百年という永い絶望の末にようやく一筋の涙をこぼした、一人のエルフの姿だけだった。
オリオンはその場に立ち尽くしていた。その手から滑り落ちた黒曜石の槍が、カランと虚しい音を立てる。
俺の魂からの呼びかけは、彼の凍てついた心を無理やりこじ開け、その奥底にしまい込んでいた全ての悲しみと苦しみを白日の下に晒してしまったのだ。
「……君は一体……」
オリオンが震える声で呟く。
「……私の心に何をした……?見えたのだ……。君の魂が……。その孤独が……。そして、そのあまりにも眩しい希望が……」
「何もしてない。ただ俺が感じていることを、あんたに見せただけだ」
俺は静かに答える。
「俺はあんたと戦いたいんじゃない。あんたと一緒に戦いたいんだ。この森を救いたい。その気持ちはきっと、あんたも同じはずだ」
俺の言葉に、オリオンはゆっくりと顔を上げた。その美しいエルフの顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
彼はその場で膝から崩れ落ちる。そしてまるで幼い子供のように声を上げて泣き始めた。
それは何百年もの間たった一人でこの死にゆく森を守り続けてきた、孤独な番人が初めて見せた弱さだった。
シュタがそっと彼に近づくと、何も言わずに一枚の綺麗なハンカチを差し出した。オリオンはそれを受け取ると、嗚咽を漏らしながら何度も何度も顔を覆った。
俺たちは彼がその永い永い悲しみを全て吐き出すまで、ただ静かにその場に佇んでいた。
どれくらいの時間が経っただろうか。
ようやく泣き止んだオリオンは、少しだけ落ち着きを取り戻したようだった。彼は俺たちに向き直ると、静かにその重い口を開いた。
それはこの森に起きた悲劇の始まりの物語だった。
「……何百年も昔のことだ。この『迷わずの森』はまだその名を持たなかった。ここはただ『世界樹の庭』と呼ばれ、我らエルフ族と森の全ての生命が調和のうちに暮らす、地上の楽園だった」
オリオンは遠い目をして語り始める。
「アルベリオンのような大守護神たちが森の秩序を守り、我らエルフはこの心臓樹の歌声を聞きながら穏やかに暮らしていた。……あの日、天からあの『災厄』が落ちてくるまでは」
「災厄……?」
「そうだ。ある夜、空が裂け、一つの黒い星がこの森の最も深い場所へと墜落した。我々は当初それが何なのかわからなかった。だがその黒い星が落ちた場所から、このおぞましい『穢れ』が生まれ始めたのだ」
オリオンの声が憎しみに震える。
「穢れはまるで悪性の病のように瞬く間に森を蝕んでいった。木々は枯れ、動物たちは凶暴な魔獣へと姿を変え、仲間だった精霊たちもまた怨念の塊と成り果てた。……世界樹の加護が薄れたこの地では、もはや誰にもその侵食を止めることはできなかった」
俺はアストライア王国の王が言っていた言葉を思い出していた。『魔王』。俺たち勇者を召喚した理由。
あるいはこの世界全体が今、何らかの大きな『病』に侵されているのかもしれない。そしてこの森の穢れもまた、その一つの症状に過ぎないのではないか。
「当時、私はこの森を守護する王室騎士団の隊長を務めていた。我々は残された全ての戦力を結集し、穢れの発生源である『影の森』へと決死の突撃を敢行した。……だが、我々は敗れた」
オリオンはそこで一度言葉を切り、固く拳を握りしめた。
「影の森の中心にあったのは、あの黒い星の残骸だった。それはこの世界の理(ことわり)の外にある、純粋な負のエネルギーの塊。我らの魔法も剣も何一つ通用しなかった。多くの仲間が命を落とし、あるいは穢れに取り込まれていった。……生き残ったのは、私一人だけだった」
彼のその声はあまりにも痛々しかった。
「私は命からがらこの心臓樹の元へと逃げ延びた。そしてこの樹が持つ最後の清浄な力を使い、穢れの侵食を食い止める結界を張るのが精一杯だった。……それ以来私はここでただ一人。この心臓樹が完全に穢れに飲み込まれるのを待つだけの番人となったのだ。……希望などとうの昔に捨てていた」
全てを語り終えたオリオンは、その悲しみに満ちた瞳で俺を見つめた。
「……だが、君は現れた。外なる世界より、世界樹の寵愛をその身に宿して。……そして君は、私のこの凍てついた心をも溶かした。……あるいは君になら、本当にこの森を救えるのかもしれん」
オリオンはそう言うとゆっくりと立ち上がった。そして地面に落ちていたあの黒曜石の槍を拾い上げる。
だがその切っ先はもはや、俺たちに向けられてはいなかった。
「……ショウ・カンザキ。君に改めて問おう。君はそれでも、この絶望の森のさらに奥深くへと進む覚悟があるか?」
「当たり前だ」
俺は即答した。
「俺はあんたと一緒に戦うと決めたんだ」
俺のその言葉に、オリオンは何百年ぶりかにその口元にほんの僅かな笑みを浮かべたように見えた。
「……そうか。ならば私も君のその覚悟に、我が魂の全てを懸けよう」
オリオンはそう言うと、俺たちを心臓樹のさらに奥へと続く洞窟へと導き始めた。
「これより我らが目指すは『影の森』。穢れの発生源だ。そこには穢れの中から生まれた最も強力な魔物たちが巣食っている。……だがその前に、君たちに渡しておきたいものがある」
オリオンはそう言って、俺たちの前に一つの古びた宝箱を差し出した。
「これはかつて我らエルフの王家に代々伝わっていた秘宝。今の私にはもはや必要のないものだ。……君が持っている方が有効に使えるだろう」
俺がその宝箱を開けると、中には一枚の美しいマントが収められていた。
「それは『世界樹の若葉のクローク』。世界樹の若葉そのものを編み込んで作られた伝説の防具だ。穢れを退ける強力な浄化の力と、装備者の自然魔法の力を増幅させる効果がある。……今の君にこそふさわしい」
俺たちのパーティに最強の協力者が加わった。
そして俺は新たな力を手に入れた。
俺たちはオリオンを先頭に、この森の最も深い闇『影の森』へと、その最後の一歩を踏み出した。
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