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第二章 聖域の双星
第36話「天の工匠の遺跡」
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鳴風の渓谷の奥深く、苔むした岩壁に隠されるように存在していた、古代の扉。
リナが奏でる風の唄に応え、その重い石の扉が、数千年ぶりであろう、軋む音を立てて開かれていく。扉の向こう側は、ただ、底知れぬ闇が広がっているだけだった。
「…行くわよ、ショウ」
「ああ」
二人は、ゴクリと喉を鳴らし、互いの存在を確かめるように頷き合うと、決意を固めて、その闇の中へと足を踏み入れた。
彼らが完全に中に入ったのを確認したかのように、石の扉は、再び、ゴゴゴゴ…という音を立てて、完全に閉ざされた。退路は、断たれた。
一瞬、完全な暗闇が二人を包む。だが、次の瞬間。
カッ、と。
周囲の壁面が、一斉に、淡い青色の光を放ち始めた。
彼らが立っていたのは、洞窟などではなかった。そこは、どこまでも続くかのような、広大な、巨大な空間だった。壁も、床も、天井も、継ぎ目の見当たらない、滑らかな金属質の素材でできている。そして、その壁面には、まるで夜空の星座のように、無数の光のラインが、複雑な回路を描いて、明滅を繰り返していた。
「…すごい。なんて場所なの、ここは…」
リナが、呆然と、その光景を見上げていた。
ひんやりとして、清浄な空気に満たされた、静謐な空間。そこは、まるで、古代の神殿か、あるいは、異星の宇宙船の内部のようだった。
二人が、その広大な空間を、警戒しながら進んでいくと、やがて、その中心部に、巨大な「何か」が鎮座しているのを発見した。
それは、巨大な鳥の骨格標本のような、美しい曲線を描く、飛行機械のフレームだった。翼、胴体、尾翼。その基本的な構造は見て取れるが、その内部は、空っぽのままだった。それは、完成することなく、悠久の時を、この場所で待ち続けていた、未完成の飛空艇。
「まさか、これが…」
飛空艇の傍らには、一つの操作盤(コンソール)が設置されており、その表面には、古代のルーン文字が、光となって浮かび上がっていた。
『よくぞ、参られた。風の唄を聴き、我が工房の扉を開きし者よ』
リナが、その文字を、震える声で読み上げる。
『我らは、『天の工匠』。かつて、この大空の全てを、我らの庭としていた者たち。だが、我らの時代は終わった。この場所に、我らの技術の全てを遺し、我らは、この地を去る。もし、汝らが、我らの遺志を継ぐに値する者であるならば、その証を示せ』
『目の前にある、最後の飛空艇『風の翼』を、完成させるのだ。この工房内に眠る、三つの心臓部を見つけ出し、それを、正しく、艇に組み込むことができた時、汝らには、天空への道が開かれるであろう』
それは、戦闘能力を問うものではなかった。
天の工匠たちが遺した、技術と、知恵を、正しく理解できるかどうかの、知的な「試練」だった。
――――――――――――――――――――
二人は、早速、三つの心臓部を探して、広大な工房の調査を開始した。
工房の中には、見たこともないような工具や、空中に投影されたままの設計図、様々な機械部品が収められた棚などが、整然と並べられていた。
リナが最初に見つけたのは、工房の魔力供給室と思われる部屋だった。その中央に、複雑な魔力回路が刻まれた、球状の水晶『浮力機関』が置かれていた。だが、その水晶は、輝きを失っている。
「…魔力の流れが、複雑に絡まって、止まっているんだわ。これを、正しい順番で、繋ぎ直さないと…」
彼女は、自らの魔術師としての知識と、『星詠みの古文書』の記述を頼りに、パズルのように入り組んだ魔力回路の解除に、集中し始めた。
一方、翔は、工房の資材倉庫と思われる区画で、頑丈な格納容器に収められた、プロペラ状の機械部品『推進器』を発見した。
だが、その格納容器には、鍵穴がない。代わりに、容器の表面に、複数の、小さな窪みが、不規則に配置されていた。
(…これは、打撃の圧力で、ロックを解除するタイプか。だが、下手に殴れば、中の機械ごと、壊してしまう…)
翔は、目を閉じ、意識を集中させる。神崎流の教えは、ただ敵を倒すためのものではない。力の「制御」こそが、その神髄だった。
彼は、格納容器の構造、反響音、気の流れを読み取り、ロックを解除するために必要な、最小限にして、最適な衝撃のポイントと、その順番を、一瞬で見抜いた。
そして、彼は、息をすることさえ忘れそうなほどの、精密さで、その窪みを、立て続けに、叩いていく。それは、まるで、高速でピアノを弾くかのような、神業的な連打だった。
最後の窪みを、トン、と軽く叩いた瞬間。カシャリ、という軽い音と共に、格納容器のロックが、静かに解除された。
最後の部品、『操舵翼』は、工房の最も高い場所、天井近くの、メンテナンス・キャットウォークに置かれていた。
そこへ至る道はない。
「ショウ、私が、足場を作るわ!」
リナが、浮力機関の謎を解き明かし、工房の一部の機能を、再起動させていた。彼女が、床のパネルを操作すると、何もない空間に、次々と、光の足場が出現し、そして、数秒で消えていく。
「…なるほどな」
翔は、にやりと笑う。
彼は、出現と消滅を繰り返す、不安定な光の足場を、完璧なタイミングで跳躍していく。【空歩】を駆使し、時には、壁を蹴って、三角飛びのように、その高度を上げていく。
リナとの、阿吽の呼吸。彼女が、翔の動きを予測して、次の足場を生成し、翔が、その期待に応えて、華麗に宙を舞う。
そして、ついに、彼は、最後の部品である、美しい流線形の翼を、その手にした。
――――――――――――――――――――
三つの心臓部を、飛空艇のフレームの前へと運び終えた二人は、いよいよ、最後の組み立て作業に取り掛かった。
操作盤には、完成図が、立体的なホログラムとして表示されている。
「浮力機関は、艇の中央、ここね」
「推進器は、後部の、この位置か」
「操舵翼は、俺が取り付ける」
二人は、言葉を交わさずとも、互いの役割を理解し、完璧な連携で、作業を進めていく。
リナが、魔力回路を接続し、翔が、物理的な部品を、精密に組み上げていく。
そして、翔が、操舵翼を、艇の尾部に、カチリ、と嵌め込んだ、その瞬間だった。
ウゥゥゥン…という、静かな、しかし、力強い駆動音が、艇全体から響き渡った。
フレームに刻まれていた回路が、一斉に、空の色をした、美しい青色の光を放ち始める。
未完成だった飛空艇『風の翼』は、数千年の時を超え、今、完全に、その機能を取り戻したのだ。
操作盤に、新たなメッセージが浮かび上がる。
『見事だ、若き後継者たちよ。汝らは、我らの試練を乗り越えた。この『風の翼』は、今より、汝らのものとなる。これこそが、我らが、最後に遺す、最高の傑作。天空の揺り籠、アエリアルを覆う、嵐の結界を、唯一、超えることのできる、希望の翼だ』
メッセージが消えると、操作盤の中央が、静かに開き、中から、一つのアイテムが、せり上がってきた。
それは、風を閉じ込めたかのような、透明な水晶でできた、鍵だった。
『その『天空の羅針盤』を、艇の操縦席に差し込むがよい。さすれば、翼は、その進むべき道を知るであろう』
翔とリナは、顔を見合わせた。彼らが手に入れたのは、単なる移動手段ではない。
空飛ぶ島へと至る、唯一無二の、「鍵」そのものだったのだ。
彼らが、完成した『風の翼』の甲板へと、足を踏み入れた、その時。
工房の、正面の壁が、ゴゴゴゴゴ…という、地響きのような音を立てて、巨大な格納庫の扉のように、ゆっくりと、開き始めた。
扉の向こう側には、鳴風の渓谷の、どこまでも広がる、青い空が見えている。
二人の、新たな冒険の舞台は、もはや、大地ではなかった。
彼らは、自らの手で作り上げた翼で、遥かなる、天空へと、旅立とうとしていた。
リナが奏でる風の唄に応え、その重い石の扉が、数千年ぶりであろう、軋む音を立てて開かれていく。扉の向こう側は、ただ、底知れぬ闇が広がっているだけだった。
「…行くわよ、ショウ」
「ああ」
二人は、ゴクリと喉を鳴らし、互いの存在を確かめるように頷き合うと、決意を固めて、その闇の中へと足を踏み入れた。
彼らが完全に中に入ったのを確認したかのように、石の扉は、再び、ゴゴゴゴ…という音を立てて、完全に閉ざされた。退路は、断たれた。
一瞬、完全な暗闇が二人を包む。だが、次の瞬間。
カッ、と。
周囲の壁面が、一斉に、淡い青色の光を放ち始めた。
彼らが立っていたのは、洞窟などではなかった。そこは、どこまでも続くかのような、広大な、巨大な空間だった。壁も、床も、天井も、継ぎ目の見当たらない、滑らかな金属質の素材でできている。そして、その壁面には、まるで夜空の星座のように、無数の光のラインが、複雑な回路を描いて、明滅を繰り返していた。
「…すごい。なんて場所なの、ここは…」
リナが、呆然と、その光景を見上げていた。
ひんやりとして、清浄な空気に満たされた、静謐な空間。そこは、まるで、古代の神殿か、あるいは、異星の宇宙船の内部のようだった。
二人が、その広大な空間を、警戒しながら進んでいくと、やがて、その中心部に、巨大な「何か」が鎮座しているのを発見した。
それは、巨大な鳥の骨格標本のような、美しい曲線を描く、飛行機械のフレームだった。翼、胴体、尾翼。その基本的な構造は見て取れるが、その内部は、空っぽのままだった。それは、完成することなく、悠久の時を、この場所で待ち続けていた、未完成の飛空艇。
「まさか、これが…」
飛空艇の傍らには、一つの操作盤(コンソール)が設置されており、その表面には、古代のルーン文字が、光となって浮かび上がっていた。
『よくぞ、参られた。風の唄を聴き、我が工房の扉を開きし者よ』
リナが、その文字を、震える声で読み上げる。
『我らは、『天の工匠』。かつて、この大空の全てを、我らの庭としていた者たち。だが、我らの時代は終わった。この場所に、我らの技術の全てを遺し、我らは、この地を去る。もし、汝らが、我らの遺志を継ぐに値する者であるならば、その証を示せ』
『目の前にある、最後の飛空艇『風の翼』を、完成させるのだ。この工房内に眠る、三つの心臓部を見つけ出し、それを、正しく、艇に組み込むことができた時、汝らには、天空への道が開かれるであろう』
それは、戦闘能力を問うものではなかった。
天の工匠たちが遺した、技術と、知恵を、正しく理解できるかどうかの、知的な「試練」だった。
――――――――――――――――――――
二人は、早速、三つの心臓部を探して、広大な工房の調査を開始した。
工房の中には、見たこともないような工具や、空中に投影されたままの設計図、様々な機械部品が収められた棚などが、整然と並べられていた。
リナが最初に見つけたのは、工房の魔力供給室と思われる部屋だった。その中央に、複雑な魔力回路が刻まれた、球状の水晶『浮力機関』が置かれていた。だが、その水晶は、輝きを失っている。
「…魔力の流れが、複雑に絡まって、止まっているんだわ。これを、正しい順番で、繋ぎ直さないと…」
彼女は、自らの魔術師としての知識と、『星詠みの古文書』の記述を頼りに、パズルのように入り組んだ魔力回路の解除に、集中し始めた。
一方、翔は、工房の資材倉庫と思われる区画で、頑丈な格納容器に収められた、プロペラ状の機械部品『推進器』を発見した。
だが、その格納容器には、鍵穴がない。代わりに、容器の表面に、複数の、小さな窪みが、不規則に配置されていた。
(…これは、打撃の圧力で、ロックを解除するタイプか。だが、下手に殴れば、中の機械ごと、壊してしまう…)
翔は、目を閉じ、意識を集中させる。神崎流の教えは、ただ敵を倒すためのものではない。力の「制御」こそが、その神髄だった。
彼は、格納容器の構造、反響音、気の流れを読み取り、ロックを解除するために必要な、最小限にして、最適な衝撃のポイントと、その順番を、一瞬で見抜いた。
そして、彼は、息をすることさえ忘れそうなほどの、精密さで、その窪みを、立て続けに、叩いていく。それは、まるで、高速でピアノを弾くかのような、神業的な連打だった。
最後の窪みを、トン、と軽く叩いた瞬間。カシャリ、という軽い音と共に、格納容器のロックが、静かに解除された。
最後の部品、『操舵翼』は、工房の最も高い場所、天井近くの、メンテナンス・キャットウォークに置かれていた。
そこへ至る道はない。
「ショウ、私が、足場を作るわ!」
リナが、浮力機関の謎を解き明かし、工房の一部の機能を、再起動させていた。彼女が、床のパネルを操作すると、何もない空間に、次々と、光の足場が出現し、そして、数秒で消えていく。
「…なるほどな」
翔は、にやりと笑う。
彼は、出現と消滅を繰り返す、不安定な光の足場を、完璧なタイミングで跳躍していく。【空歩】を駆使し、時には、壁を蹴って、三角飛びのように、その高度を上げていく。
リナとの、阿吽の呼吸。彼女が、翔の動きを予測して、次の足場を生成し、翔が、その期待に応えて、華麗に宙を舞う。
そして、ついに、彼は、最後の部品である、美しい流線形の翼を、その手にした。
――――――――――――――――――――
三つの心臓部を、飛空艇のフレームの前へと運び終えた二人は、いよいよ、最後の組み立て作業に取り掛かった。
操作盤には、完成図が、立体的なホログラムとして表示されている。
「浮力機関は、艇の中央、ここね」
「推進器は、後部の、この位置か」
「操舵翼は、俺が取り付ける」
二人は、言葉を交わさずとも、互いの役割を理解し、完璧な連携で、作業を進めていく。
リナが、魔力回路を接続し、翔が、物理的な部品を、精密に組み上げていく。
そして、翔が、操舵翼を、艇の尾部に、カチリ、と嵌め込んだ、その瞬間だった。
ウゥゥゥン…という、静かな、しかし、力強い駆動音が、艇全体から響き渡った。
フレームに刻まれていた回路が、一斉に、空の色をした、美しい青色の光を放ち始める。
未完成だった飛空艇『風の翼』は、数千年の時を超え、今、完全に、その機能を取り戻したのだ。
操作盤に、新たなメッセージが浮かび上がる。
『見事だ、若き後継者たちよ。汝らは、我らの試練を乗り越えた。この『風の翼』は、今より、汝らのものとなる。これこそが、我らが、最後に遺す、最高の傑作。天空の揺り籠、アエリアルを覆う、嵐の結界を、唯一、超えることのできる、希望の翼だ』
メッセージが消えると、操作盤の中央が、静かに開き、中から、一つのアイテムが、せり上がってきた。
それは、風を閉じ込めたかのような、透明な水晶でできた、鍵だった。
『その『天空の羅針盤』を、艇の操縦席に差し込むがよい。さすれば、翼は、その進むべき道を知るであろう』
翔とリナは、顔を見合わせた。彼らが手に入れたのは、単なる移動手段ではない。
空飛ぶ島へと至る、唯一無二の、「鍵」そのものだったのだ。
彼らが、完成した『風の翼』の甲板へと、足を踏み入れた、その時。
工房の、正面の壁が、ゴゴゴゴゴ…という、地響きのような音を立てて、巨大な格納庫の扉のように、ゆっくりと、開き始めた。
扉の向こう側には、鳴風の渓谷の、どこまでも広がる、青い空が見えている。
二人の、新たな冒険の舞台は、もはや、大地ではなかった。
彼らは、自らの手で作り上げた翼で、遥かなる、天空へと、旅立とうとしていた。
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