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番外編
ロレーヌ一族総帥の伴侶として
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日本編に入る前の大事なお話。
(エヴァンにとっては)
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
アヤシロたち、日本の友人が帰国の途についた。
友人との別れを終え、帰りの車の中でユヅルは寂しそうにしていたが、
「またすぐに会えるんだもんね」
と自分に言い聞かせるように何度も言っていた。
そんな健気なユヅルを抱きしめながら、
「ユヅル、私の話を聞いてくれるか?」
と問いかけた。
「エヴァンさん、どうしたの?」
「アヤシロたちが帰ったら、やろうと思っていた大事なことがある」
「大事なこと?」
「ああ、そしてそれはユヅルに大いに関係があることだ」
「僕? 僕が何かをするの?」
「いや、ユヅルは私を信じて待ってくれたらいい。できるか?」
そんな不確かな答えに、できると言ってくれる者がどれだけいるだろう。
自分が関係あるとすれば尚更即答などできないだろう。
だが、ユヅルは
「うん。大丈夫。僕はエヴァンさんを信じて待ってる。だって、僕はエヴァンさんの伴侶だから」
と少しの躊躇いもなく言ってくれた。
「――っ、ユヅルっ! そうだな。私たちは伴侶だ。一生離さないからな」
「ふふっ。エヴァンさんが離れるって言っても、僕が離れないよ」
そう言ってユヅルからチュッと唇を重ねてくれる。
ああ、もう本当にユヅルが可愛すぎて困る。
自宅に戻り、自室のソファーでユヅルを膝に乗せながら、これから私がしようと思っていることを話すことにした。
「さっき、車の中で話しをした、やろうとしている大事なことは……ユヅルが、ロレーヌ一族総帥である私の伴侶となったことを発表することだよ」
「僕が、エヴァンさんの伴侶になったことを発表? ってどこに?」
「フランス国内にあるマスコミ各所に、私たちが結婚したことをユヅルの写真付きで情報を開示する」
「マスコミって…‥テレビとか、新聞とか?」
「ああ、そうだ。そして、この情報は数時間もかからないうちにヨーロッパ全土に広まるはずだ。そして、遅くても翌日には日本を含めた全世界に私の伴侶がユヅルだと言うことが知れ渡る」
「全世界に……あの、いいんですか? エヴァンさんはそれで……」
「もちろんだ。ユヅルがロレーヌ一族総帥である私の伴侶だと言うことが周知されれば、私からユヅルを奪おうとするものがいなくなるだろうし、警備の面からみても、ユヅルが私の大事な存在だと理解されれば警護もしやすくなる。もちろん、ユヅルを盾によからぬことを考えつく奴もいるだろう。だが、それは私が責任を持ってユヅルを守ると誓う。だから、ユヅルが私の伴侶となったことを発表してもいいか?」
私は物心つく前からいつも人の目に晒される生活を過ごしてきた。
外を歩けば、私が相手を知らぬとも、大勢の者が私が誰かを知っている。
そんなことが当たり前だと思って生きてきたのだ。
父の跡を継ぎロレーヌ一族総帥となってからは、さらに人の視線が多く注がれるようになった。
これからユヅルと一緒に出歩けば、否が応にもユヅルの存在が人々の目に晒されることになる。
ユヅルの情報を隠せば隠すだけ、人々は躍起になってそれを知ろうとする。
そうなったほうがユヅルにとっては危険なのだ。
ユヅルが私の伴侶であり、ロレーヌ一族総帥よりも尊い存在なのだと周知させることがユヅルを危険から守ることになるのだ。
「でも……僕は高校も卒業していないし、フランス語だってまだ勉強中で何もできない子どもだから……僕がエヴァンさんのそばにいることに否定的な意見を言う人の方が多いかもしれないですよ」
「そんなことはない。そもそも私が選んだ相手だ。誰にも文句など言わせないさ。それに、ユヅルは何もできない子どもじゃない。言っただろう? ユヅルがそばにいてくれるだけで私の仕事が捗るんだ。ユヅルの存在こそが私の原動力なのだぞ」
「エヴァンさん……」
「ユヅル、どうだ?」
「わかりました。発表してください。僕も全世界の人に認めてもらえるように今まで以上に頑張ります!」
「――っ!! ユヅルっ!! ありがとう!! 理解してくれて嬉しいよ」
「あ、あの……僕の写真って、どんなのですか?」
「ふふっ。気になるか?」
「だって……エヴァンさんの隣にいて不釣り合いだって思われたら嫌だなって……」
「大丈夫。写真はこれだよ」
そう言って、スマホを操作して見せてくれたのは、階段の上で撮ったあのロングトレーンのウェディングドレスを着ている僕と王子さまのようなエヴァンさんの写真。
「これ、出すんですか?」
「ああ、その方が結婚したことが分かりやすくていいだろう。もちろん、普段のユヅルの写真も一緒に出すぞ」
さっと画面を変えて見せてくれたのは、コンサバトリーでエヴァンさんの膝の上に乗って、二人でおしゃべりをしている写真。
「これ……いつ撮ったんですか?」
「初めてコンサバトリーに入った時に、ジュールが撮ってくれていたものだよ。ユヅルの笑顔が自然で可愛いんだ。真正面じゃないが、ユヅルの顔立ちはよくわかるし、何より私を愛してくれていることが写真を通して伝わってくるだろう。私が気に入っている写真の一つだ。今回写真を開示する上でたくさん悩んだが、この二つなら見せてもいいと判断した。それ以外は、私とユヅルだけのものだ」
本当はユヅルの美しい写真など誰にも見せたくない。
だが、今回はした方がない。
顔を晒さないと意味がないのだから……。
「どうだ?」
「はい。これなら、いいかな」
「ふふっ。よかった。愛しているよ、ユヅル……」
「エヴァンさん……」
そうして、私たちは一生離れないと誓い合いながら深く甘い時間を過ごした。
その日の夜、私はかねてより用意していた資料を報道各局に一斉に流した。
すぐに町中に号外が配られ、テレビもラジオもネットも一斉に私とユヅルの結婚を報じた。
ジョルジュとセルジュからの報告によると、空港や街中、そして、クリスマスマーケットでの我々の仲睦まじい目撃情報も相まって、ユヅルとの結婚は概ね好意的に受け止められているようだ。
そして、その発表から二日が経ち、ユヅルは世界中で知られる存在となり、冷徹なロレーヌ一族総帥が溺愛する天使と形容されているらしい。
それは仕方がない。
なんせあの写真からは、私のユヅルへの想いが溢れているのだから。
ふふっ。それにしてもユヅルが天使か……。
やはり皆、ユヅルを見ればそう思わずにいられないのだろう。
紛うことなき、ユヅルは私の天使なのだからな……。
世界中にユヅルが私のものだと知らしめたところで、ようやく日本に行けるな。
ユヅルが久しぶりの日本で友人たちと過ごす日々が今から楽しみだ。
(エヴァンにとっては)
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
アヤシロたち、日本の友人が帰国の途についた。
友人との別れを終え、帰りの車の中でユヅルは寂しそうにしていたが、
「またすぐに会えるんだもんね」
と自分に言い聞かせるように何度も言っていた。
そんな健気なユヅルを抱きしめながら、
「ユヅル、私の話を聞いてくれるか?」
と問いかけた。
「エヴァンさん、どうしたの?」
「アヤシロたちが帰ったら、やろうと思っていた大事なことがある」
「大事なこと?」
「ああ、そしてそれはユヅルに大いに関係があることだ」
「僕? 僕が何かをするの?」
「いや、ユヅルは私を信じて待ってくれたらいい。できるか?」
そんな不確かな答えに、できると言ってくれる者がどれだけいるだろう。
自分が関係あるとすれば尚更即答などできないだろう。
だが、ユヅルは
「うん。大丈夫。僕はエヴァンさんを信じて待ってる。だって、僕はエヴァンさんの伴侶だから」
と少しの躊躇いもなく言ってくれた。
「――っ、ユヅルっ! そうだな。私たちは伴侶だ。一生離さないからな」
「ふふっ。エヴァンさんが離れるって言っても、僕が離れないよ」
そう言ってユヅルからチュッと唇を重ねてくれる。
ああ、もう本当にユヅルが可愛すぎて困る。
自宅に戻り、自室のソファーでユヅルを膝に乗せながら、これから私がしようと思っていることを話すことにした。
「さっき、車の中で話しをした、やろうとしている大事なことは……ユヅルが、ロレーヌ一族総帥である私の伴侶となったことを発表することだよ」
「僕が、エヴァンさんの伴侶になったことを発表? ってどこに?」
「フランス国内にあるマスコミ各所に、私たちが結婚したことをユヅルの写真付きで情報を開示する」
「マスコミって…‥テレビとか、新聞とか?」
「ああ、そうだ。そして、この情報は数時間もかからないうちにヨーロッパ全土に広まるはずだ。そして、遅くても翌日には日本を含めた全世界に私の伴侶がユヅルだと言うことが知れ渡る」
「全世界に……あの、いいんですか? エヴァンさんはそれで……」
「もちろんだ。ユヅルがロレーヌ一族総帥である私の伴侶だと言うことが周知されれば、私からユヅルを奪おうとするものがいなくなるだろうし、警備の面からみても、ユヅルが私の大事な存在だと理解されれば警護もしやすくなる。もちろん、ユヅルを盾によからぬことを考えつく奴もいるだろう。だが、それは私が責任を持ってユヅルを守ると誓う。だから、ユヅルが私の伴侶となったことを発表してもいいか?」
私は物心つく前からいつも人の目に晒される生活を過ごしてきた。
外を歩けば、私が相手を知らぬとも、大勢の者が私が誰かを知っている。
そんなことが当たり前だと思って生きてきたのだ。
父の跡を継ぎロレーヌ一族総帥となってからは、さらに人の視線が多く注がれるようになった。
これからユヅルと一緒に出歩けば、否が応にもユヅルの存在が人々の目に晒されることになる。
ユヅルの情報を隠せば隠すだけ、人々は躍起になってそれを知ろうとする。
そうなったほうがユヅルにとっては危険なのだ。
ユヅルが私の伴侶であり、ロレーヌ一族総帥よりも尊い存在なのだと周知させることがユヅルを危険から守ることになるのだ。
「でも……僕は高校も卒業していないし、フランス語だってまだ勉強中で何もできない子どもだから……僕がエヴァンさんのそばにいることに否定的な意見を言う人の方が多いかもしれないですよ」
「そんなことはない。そもそも私が選んだ相手だ。誰にも文句など言わせないさ。それに、ユヅルは何もできない子どもじゃない。言っただろう? ユヅルがそばにいてくれるだけで私の仕事が捗るんだ。ユヅルの存在こそが私の原動力なのだぞ」
「エヴァンさん……」
「ユヅル、どうだ?」
「わかりました。発表してください。僕も全世界の人に認めてもらえるように今まで以上に頑張ります!」
「――っ!! ユヅルっ!! ありがとう!! 理解してくれて嬉しいよ」
「あ、あの……僕の写真って、どんなのですか?」
「ふふっ。気になるか?」
「だって……エヴァンさんの隣にいて不釣り合いだって思われたら嫌だなって……」
「大丈夫。写真はこれだよ」
そう言って、スマホを操作して見せてくれたのは、階段の上で撮ったあのロングトレーンのウェディングドレスを着ている僕と王子さまのようなエヴァンさんの写真。
「これ、出すんですか?」
「ああ、その方が結婚したことが分かりやすくていいだろう。もちろん、普段のユヅルの写真も一緒に出すぞ」
さっと画面を変えて見せてくれたのは、コンサバトリーでエヴァンさんの膝の上に乗って、二人でおしゃべりをしている写真。
「これ……いつ撮ったんですか?」
「初めてコンサバトリーに入った時に、ジュールが撮ってくれていたものだよ。ユヅルの笑顔が自然で可愛いんだ。真正面じゃないが、ユヅルの顔立ちはよくわかるし、何より私を愛してくれていることが写真を通して伝わってくるだろう。私が気に入っている写真の一つだ。今回写真を開示する上でたくさん悩んだが、この二つなら見せてもいいと判断した。それ以外は、私とユヅルだけのものだ」
本当はユヅルの美しい写真など誰にも見せたくない。
だが、今回はした方がない。
顔を晒さないと意味がないのだから……。
「どうだ?」
「はい。これなら、いいかな」
「ふふっ。よかった。愛しているよ、ユヅル……」
「エヴァンさん……」
そうして、私たちは一生離れないと誓い合いながら深く甘い時間を過ごした。
その日の夜、私はかねてより用意していた資料を報道各局に一斉に流した。
すぐに町中に号外が配られ、テレビもラジオもネットも一斉に私とユヅルの結婚を報じた。
ジョルジュとセルジュからの報告によると、空港や街中、そして、クリスマスマーケットでの我々の仲睦まじい目撃情報も相まって、ユヅルとの結婚は概ね好意的に受け止められているようだ。
そして、その発表から二日が経ち、ユヅルは世界中で知られる存在となり、冷徹なロレーヌ一族総帥が溺愛する天使と形容されているらしい。
それは仕方がない。
なんせあの写真からは、私のユヅルへの想いが溢れているのだから。
ふふっ。それにしてもユヅルが天使か……。
やはり皆、ユヅルを見ればそう思わずにいられないのだろう。
紛うことなき、ユヅルは私の天使なのだからな……。
世界中にユヅルが私のものだと知らしめたところで、ようやく日本に行けるな。
ユヅルが久しぶりの日本で友人たちと過ごす日々が今から楽しみだ。
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