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特別企画 バレンタインデー当日編 俺の気持ち※
鍵も渡してもらってるし、もうずっと一緒に住んでるから俺の家と言ってもいいんだろうけど、俺たちの家はあのリフォーム中のあの家だからな。
それまではアルの家ってことでいいか。
ドイツ製の大きな冷蔵庫に手作りケーキを入れ、アルが帰宅するのを待つ。
明日は定休日だから、きっと深夜の帰宅になるだろう。
それでもアルの喜ぶ顔が見られると思うと楽しみで仕方がなかった。
「リク、ただいま」
「おかえり、アル……んんっ」
帰って早々、唇を重ねられるのはいつものこと。
アルはクチュクチュと俺の口内を弄り満足そうに唇を離した。
「起きてて待っててくれたのか? 今日は遅くなりそうだから寝ていてよかったのに」
「うん、でもアルに会いたかったから……」
「リク……んっ? 風呂に入ったのか? 何だか甘い匂いがするな」
起きて待っていた時はアルと一緒に風呂に入る約束になっているのに、おかしいなと言わんばかりの表情で見つめられる。
もちろんお風呂には入っていないけれど、甘い匂いには心当たりがある。
やっぱり料理人の鼻は誤魔化せないよな。
「ふふっ。アルにプレゼントがあるんだ」
「プレゼント?」
「ちょっと目を瞑ってて」
そういうと、不思議そうにしながらもちゃんと目を瞑ってくれた。
俺は冷蔵庫からケーキの箱を取り出し、中身を出してアルの元へ持っていった。
「アル、目を開けて……」
その声にアルの綺麗な瞳が開かれていく。
まず見たのは俺の顔。
ふふっ。そういうアルが俺は好きなんだ。
それから俺が持っているケーキに視線を向ける。
「――っ! こ、これは……」
「俺からのバレンタインデーの贈り物。手作りなんだ」
『Oh mein Gott!!! これを、リクが?? 私のために???』
『うん。俺の、気持ちだよ。アル……愛してるんだ……』
ドイツ語で驚くアルに、俺もドイツ語で愛を告げると、アルはみるみるうちに顔を真っ赤にして俺の手からケーキを取ると丁寧ながらも急いで箱に入れて、冷蔵庫にしまった。
そのあまりにも手早い動きに俺は呆気にとられるしかなかった。
「あ、アル――わわっ!!」
声をかけようとすると、アルに急に抱き上げられ唇を重ねられる。
「んんっ!」
『リクは私をどれほど喜ばせるんだ?』
目の奥に獰猛な光を宿しながら、俺はそのまま寝室へと連れて行かれた。
『リク……もう今日は離せそうにない』
いつもはずっと日本語なのに、さっきからずっとドイツ語のままだ。
それくらい感情が昂っているってことなんだろうか?
嬉しい……。
アルがこんなにも俺に夢中になってくれるなんて……。
『いいよ、離さないで。ずっと俺の中にいてよ』
『リクっ!!』
俺はそのままアルの激しい愛を身体に浴び続けた。
身体中にキスされて……独占欲の証を残されて……。
手で、口で、俺のモノを愛撫され、もう何度イかされたのかもわからない。
そのままアルのモノに身体の奥まで貫かれて、何度も何度も身体の奥に熱いものを感じた。
『リク……愛してる……私には、リクだけだ……』
『あ、る……っ、お、れも……すきぃ……っ』
『ああっ! リクっ!!!』
顔中にキスを受けながら、また最奥に蜜が放たれるのを感じた。
柔らかなアルの髭の感触を愛しいと思いながら、俺は意識を飛ばした。
いい匂いがする……。
これはアルの匂い?
アルの匂いもするけど、まるで花畑にいるようなそんな甘い香りもする。
『んん……ある……っ、だい、すき……っ』
『ふふっ、私も大好きだよ。Meine Kätzchen』
チュッと唇に重ねられると同時に頬に柔らかな髭の感触を感じる。
ゆっくりと目を開けると、目の前にこの上なく嬉しそうなアルの顔が見える。
『ある……』
『おはよう。リク。身体は辛くないか?』
『えっ……あ、ああ。うん、だいじょ、うぶ……って、あ、れ……?』
いい匂いの正体ってこれだったんだ。
俺の枕元に大量の花束が置かれている。
『今日はバレンタインだからな。花束を用意していたんだが、リクからあんな素敵な贈り物をもらったから霞んでしまったかな』
『ううん、俺もいい香りに囲まれてまるで花畑にいると思ったよ。目の前にはアルがいたし、最高の目覚めだったよ』
そう言ってアルに抱きつこうとして違和感を感じた。
あれ? なんか変だ。
あ――っ!
『ふふっ。気づいたか?』
『あるのが……はいって、る……な、んで……?』
『リクが抜かないでって言ったんだぞ』
『えっ? お、れが……?』
『ずっと中にいてってそう言ったろう? だからリクエストに応えたんだ』
『そん、なこと……ああっん!!』
急にググッと押し込まれて、身体中が震える。
『まだ中が蕩けてるな。リクの中が私のに吸い付いてくるよ』
『だめぇ……っ、ああっ!』
寝起きなのに、そのまま激しく腰を動かされて俺はあっという間に絶頂を迎えた。
はぁっ、はぁっ。
朝からの激しい動きにぐったりとしていると、ゆっくりと俺の中からアルのが引き抜かれる。
ずっと中にいたからか、寂しささえ感じてしまう。
『リク……怒ってるか?』
『そんなわけ、ない……』
『よかった。あまりにも嬉しすぎて箍が外れたんだ。あのケーキは後で食べよう。今日は私はリクの世話をするから』
『ふふっ。ありがとう。喜んでくれて嬉しいよ。あっ! そういえば、もう一つ大事なプレゼントがあるんだ』
『あれ以上にまだプレゼントが?』
『うん。悪いけど、俺のバッグ持ってきてくれない?』
『わかった。ちょっと待っていてくれ』
アルは俺の唇にキスをすると、さっとガウンを羽織り、布団から出て寝室から出ていった。
キュッと引き締まったアルのお尻が見えてドキッとしてしまう。
裸なのに、あんなにかっこいいって、本当ずるいよな……。
『リク、持ってきたぞ』
『ありがとう』
渡されたバッグから昨日作ったアイシングクッキーの袋を取り出す。
『これ、俺の気持ちだよ』
その言葉に嬉しそうな表情を見せながら、ラッピングを外していくアル。
止めていたリボンをポイっと無造作に置くのが外国人ぽくて笑ってしまう。
アルは気に入ってくれるだろうか?
けれど、アルはクッキーを見たまま動きが止まってしまった。
『あ、アル?』
『リク!!! 私はこんなに幸せでいいのか? ああっ! リクっ!!!!』
アルは目に涙を浮かべて大事そうに俺の思いを書き綴った3枚のクッキーを持ったまま、俺を抱きしめた。
俺をいつも『子猫ちゃん』と呼ぶから、子猫の絵の下に『一生離さないで』
俺たちの思い出の品、折り鶴を大切にしてくれているから、鶴の絵の下に『ずっとそばにいて』
そして、バレンタインデーらしく、3枚目のクッキーには『アルが誰よりも好き』と綴った。
『俺が幸せなんだよ、アル……っ、大好きだよ』
『リク……っ、Du bist einzige für mich……』
『ふふっ。俺も……』
甘いバレンタインはまだ始まったばかり。
俺たちはまた愛を感じながらベッドに深く沈んだ。
※Du bist einzige für mich……私にはリクが唯一の存在だよ。
それまではアルの家ってことでいいか。
ドイツ製の大きな冷蔵庫に手作りケーキを入れ、アルが帰宅するのを待つ。
明日は定休日だから、きっと深夜の帰宅になるだろう。
それでもアルの喜ぶ顔が見られると思うと楽しみで仕方がなかった。
「リク、ただいま」
「おかえり、アル……んんっ」
帰って早々、唇を重ねられるのはいつものこと。
アルはクチュクチュと俺の口内を弄り満足そうに唇を離した。
「起きてて待っててくれたのか? 今日は遅くなりそうだから寝ていてよかったのに」
「うん、でもアルに会いたかったから……」
「リク……んっ? 風呂に入ったのか? 何だか甘い匂いがするな」
起きて待っていた時はアルと一緒に風呂に入る約束になっているのに、おかしいなと言わんばかりの表情で見つめられる。
もちろんお風呂には入っていないけれど、甘い匂いには心当たりがある。
やっぱり料理人の鼻は誤魔化せないよな。
「ふふっ。アルにプレゼントがあるんだ」
「プレゼント?」
「ちょっと目を瞑ってて」
そういうと、不思議そうにしながらもちゃんと目を瞑ってくれた。
俺は冷蔵庫からケーキの箱を取り出し、中身を出してアルの元へ持っていった。
「アル、目を開けて……」
その声にアルの綺麗な瞳が開かれていく。
まず見たのは俺の顔。
ふふっ。そういうアルが俺は好きなんだ。
それから俺が持っているケーキに視線を向ける。
「――っ! こ、これは……」
「俺からのバレンタインデーの贈り物。手作りなんだ」
『Oh mein Gott!!! これを、リクが?? 私のために???』
『うん。俺の、気持ちだよ。アル……愛してるんだ……』
ドイツ語で驚くアルに、俺もドイツ語で愛を告げると、アルはみるみるうちに顔を真っ赤にして俺の手からケーキを取ると丁寧ながらも急いで箱に入れて、冷蔵庫にしまった。
そのあまりにも手早い動きに俺は呆気にとられるしかなかった。
「あ、アル――わわっ!!」
声をかけようとすると、アルに急に抱き上げられ唇を重ねられる。
「んんっ!」
『リクは私をどれほど喜ばせるんだ?』
目の奥に獰猛な光を宿しながら、俺はそのまま寝室へと連れて行かれた。
『リク……もう今日は離せそうにない』
いつもはずっと日本語なのに、さっきからずっとドイツ語のままだ。
それくらい感情が昂っているってことなんだろうか?
嬉しい……。
アルがこんなにも俺に夢中になってくれるなんて……。
『いいよ、離さないで。ずっと俺の中にいてよ』
『リクっ!!』
俺はそのままアルの激しい愛を身体に浴び続けた。
身体中にキスされて……独占欲の証を残されて……。
手で、口で、俺のモノを愛撫され、もう何度イかされたのかもわからない。
そのままアルのモノに身体の奥まで貫かれて、何度も何度も身体の奥に熱いものを感じた。
『リク……愛してる……私には、リクだけだ……』
『あ、る……っ、お、れも……すきぃ……っ』
『ああっ! リクっ!!!』
顔中にキスを受けながら、また最奥に蜜が放たれるのを感じた。
柔らかなアルの髭の感触を愛しいと思いながら、俺は意識を飛ばした。
いい匂いがする……。
これはアルの匂い?
アルの匂いもするけど、まるで花畑にいるようなそんな甘い香りもする。
『んん……ある……っ、だい、すき……っ』
『ふふっ、私も大好きだよ。Meine Kätzchen』
チュッと唇に重ねられると同時に頬に柔らかな髭の感触を感じる。
ゆっくりと目を開けると、目の前にこの上なく嬉しそうなアルの顔が見える。
『ある……』
『おはよう。リク。身体は辛くないか?』
『えっ……あ、ああ。うん、だいじょ、うぶ……って、あ、れ……?』
いい匂いの正体ってこれだったんだ。
俺の枕元に大量の花束が置かれている。
『今日はバレンタインだからな。花束を用意していたんだが、リクからあんな素敵な贈り物をもらったから霞んでしまったかな』
『ううん、俺もいい香りに囲まれてまるで花畑にいると思ったよ。目の前にはアルがいたし、最高の目覚めだったよ』
そう言ってアルに抱きつこうとして違和感を感じた。
あれ? なんか変だ。
あ――っ!
『ふふっ。気づいたか?』
『あるのが……はいって、る……な、んで……?』
『リクが抜かないでって言ったんだぞ』
『えっ? お、れが……?』
『ずっと中にいてってそう言ったろう? だからリクエストに応えたんだ』
『そん、なこと……ああっん!!』
急にググッと押し込まれて、身体中が震える。
『まだ中が蕩けてるな。リクの中が私のに吸い付いてくるよ』
『だめぇ……っ、ああっ!』
寝起きなのに、そのまま激しく腰を動かされて俺はあっという間に絶頂を迎えた。
はぁっ、はぁっ。
朝からの激しい動きにぐったりとしていると、ゆっくりと俺の中からアルのが引き抜かれる。
ずっと中にいたからか、寂しささえ感じてしまう。
『リク……怒ってるか?』
『そんなわけ、ない……』
『よかった。あまりにも嬉しすぎて箍が外れたんだ。あのケーキは後で食べよう。今日は私はリクの世話をするから』
『ふふっ。ありがとう。喜んでくれて嬉しいよ。あっ! そういえば、もう一つ大事なプレゼントがあるんだ』
『あれ以上にまだプレゼントが?』
『うん。悪いけど、俺のバッグ持ってきてくれない?』
『わかった。ちょっと待っていてくれ』
アルは俺の唇にキスをすると、さっとガウンを羽織り、布団から出て寝室から出ていった。
キュッと引き締まったアルのお尻が見えてドキッとしてしまう。
裸なのに、あんなにかっこいいって、本当ずるいよな……。
『リク、持ってきたぞ』
『ありがとう』
渡されたバッグから昨日作ったアイシングクッキーの袋を取り出す。
『これ、俺の気持ちだよ』
その言葉に嬉しそうな表情を見せながら、ラッピングを外していくアル。
止めていたリボンをポイっと無造作に置くのが外国人ぽくて笑ってしまう。
アルは気に入ってくれるだろうか?
けれど、アルはクッキーを見たまま動きが止まってしまった。
『あ、アル?』
『リク!!! 私はこんなに幸せでいいのか? ああっ! リクっ!!!!』
アルは目に涙を浮かべて大事そうに俺の思いを書き綴った3枚のクッキーを持ったまま、俺を抱きしめた。
俺をいつも『子猫ちゃん』と呼ぶから、子猫の絵の下に『一生離さないで』
俺たちの思い出の品、折り鶴を大切にしてくれているから、鶴の絵の下に『ずっとそばにいて』
そして、バレンタインデーらしく、3枚目のクッキーには『アルが誰よりも好き』と綴った。
『俺が幸せなんだよ、アル……っ、大好きだよ』
『リク……っ、Du bist einzige für mich……』
『ふふっ。俺も……』
甘いバレンタインはまだ始まったばかり。
俺たちはまた愛を感じながらベッドに深く沈んだ。
※Du bist einzige für mich……私にはリクが唯一の存在だよ。
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