ある教授夫夫の甘い思い出 〜右手がくれた奇跡シリーズ

波木真帆

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ラブホテルに行こう!※ 宗一郎&皐月Ver.3

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<side皐月>

初めて来た郊外のホテル。
浅香くんと悠真くんのおすすめというだけあって、とても素敵な雰囲気のホテルだった。

でも一歩中に入ると妙にドキドキする。
きっとあの仕掛けのことが楽しみで仕方がないからかもしれない。

部屋に入るとすぐに宗一郎さんの唇が重なってきた。

あの仕掛けのことすらも忘れてしまうくらい、甘く優しい蕩けるような深いキス。

宗一郎さんと出会ってからもう何度も何度もキスをしてきたけれど、いつだって私を興奮させてくれる。

舌を絡めて、唾液を交わらせて……宗一郎さんのキスしか知らないけれど、一生宗一郎さんだけでいい。
そう思えるくらい、いつだって気持ちがいい。

息が苦しくなるほどキスをして、ゆっくりと唇が離されると、私は宗一郎さんの胸に身を預ける。

ふわっと宗一郎さんの匂いを感じるだけで、身体の奥がキュンと疼く。

「宗一郎さんの匂いがする」

思わずこぼれ落ちてしまった声に、宗一郎さんが汗臭いかと反応する。

そんなことあるわけない。
宗一郎さんの汗だって、私を興奮させてくれるものなのに。

けれど宗一郎さんは気になってしまったのか、

「先に汗を流してこようかな」

と私を置いてお風呂に入ろうとする。

じゃあ私も……と言おうとしたところで、悠真くんに教えてもらったあの仕掛けのことを思い出す。

「仕方ないな。じゃあ、待っててあげる」

聞き分けのいいフリをして、宗一郎さんをバスルームに送り出した。

ほんの少しだけ、こんな覗きみたいなことをしていいのかという思いも過ったけれど、浅香くんと悠真くんが教えてくれたせっかくのチャンスを逃すわけにはいかない。

なんせ、宗一郎さんの裸を真正面で見られる最高のチャンスなのだから。

私は、宗一郎さんの身体が大好き。
大学生の時に、留学先の大学で講演会をしていた宗一郎さんを一目見て恋に落ちてからずっと逞しいあの服の下を想像してた。

いつかあの逞しい身体に抱かれたい。
そう思いながら、一人で興奮していた。

そのおかげで想像力だけはかなり豊かになったけれど、初めて裸を見た時自分の想像力の貧困さを思い知った。

私の想像よりも遥か上をいく、彫刻のような肉体美に興奮が抑えられなかった。

でも私が宗一郎さんの身体を堪能するよりも先に、私の身体にたっぷりと愛撫を施されぐずぐずに蕩されてしまった。

それから何百回と愛を育んできたけれど、宗一郎さんは私を気持ち良くさせることが何よりも好きみたいで、私も宗一郎さんに触れられるのが好きだから、いつもたっぷりと愛されて終わってしまう。

それが不満だと思ったことはないし、いつだって愛されていると実感するけれど、私もたまには宗一郎さんの身体をたっぷりじっくり堪能したい。

そんな思いがあった。

だから、今回悠真くんからその仕掛けを教えてもらったとき、宗一郎さんの身体を真正面で見られるというのがたまらなく嬉しかった。

ほんの少しの罪悪感は今回ばかりは忘れて、宗一郎さんの身体を堪能させてもらおう。

宗一郎さんがバスルーム入ったのを確認して、カーテンを開け放つ。

脱衣所から漏れる淡い光で、ほんのりと薄暗い浴室の風景が見える。

今頃、あの裸体を晒しているんだ。
そう思うだけで興奮してきた。

ゴクリと唾を飲み込んで、ドキドキしながら待っているとパッと電気がつき浴室の引き戸が開けられ、煌々とした灯りの下に裸の宗一郎さんが入ってくる。

「――っ!!! すごいっ」

厚い胸板も、無駄な脂肪のない引き締まったお腹も、程よく鍛えられた脚も、そして、ほんのり首を擡げている宗一郎さんのおっきなモノも……その全てが私の興奮させていく。

少し勃っているのはさっきのキスで興奮してくれたからかな。
それだけで愛されているのを実感する。

水も滴るいい男なんて言うけれど、シャワーを浴びている宗一郎さんは言葉に表せないくらい格好良くて、目が離せない。

「こんな素敵な身体を堪能できないなんて勿体無い」

もっと間近で真正面で見られる位置に移動して、目に焼き付ける。

でも見れば見るほど興奮が止まらなくて、どうしようもなくなってくる。

「宗一郎さんの身体、かっこいい……っ。ああ、早くあの身体に抱かれたい……っ」

あれほど堪能したいなんて言いながら、もう身体の奥が疼いて仕方がない。
ズボンの下ではとんでもないほど反応してしまっていて、痛いくらいだ。

宗一郎さんと出会って、一人ですることなんてなくなってしまったけれど、このままではおかしくなりそうだ。
宗一郎さんから目を離せないまま、ズボンの前を寛げて、昂ってしまったささやかなモノを取り出した。

自分で扱いたって、宗一郎さんにしてもらうのとは全然違うけれど、我慢ができないのだから仕方がない。

「ああっ、そう、いちろぅさん……っ、はや、くぅ、おく……っ、ついてぇ……っ」

宗一郎さんのおっきなモノの代わりに自分の指を挿入いれて慰めようと一瞬だけ俯いて、もう一度宗一郎さんに向けると、ついさっきまでいたはずの宗一郎さんがいなくなっていた。
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