85 / 104
もう離さない!※
しおりを挟む
寝室の扉を開き、友貴也の視線がベッドを捉えた瞬間、彼の身体が震え始めた。
これからここで起きることを想像して怖くなってしまったのかもしれない。
だが、ようやくここまできたんだ。
今更止められない。
「友貴也……大丈夫だよ、君を怖がらせたりしない。優しくするって約束するから……」
なんとかして友貴也の心を落ち着かせようとベッドに腰を下ろした。
友貴也が私を見つめるその目に欲情の色が見えてホッとする。
さっきの身体の震えは恐怖ではなく、きっと未だかつて経験のないことをすることに緊張していたのだ。
それがわかって安堵しながら友貴也をギュッと抱きしめる。
服越しに友貴也の速い鼓動が聞こえるが、私も同じくらい鼓動が速い。
なんせようやく出会った運命の相手との初めての夜だ。
ドキドキしないわけがない。
「八尋さん……」
いつものように私を呼ぶ声が聞こえるが、この島の人全員が呼ぶ私の呼び名で、これからも同じように友貴也に呼ばれたくない。
だって、友貴也は私の特別なのだから。
「そろそろ、崇史って呼んでくれないか?」
「た、崇史、さん……?」
私の望みを叶えるようにすぐに友貴也の可愛い声が私の名前を呼んだ。
それだけで、とてつもなく嬉しい。
友貴也に崇史と呼ばれる日をどれだけ待ち続けたことか……。
あまりの嬉しさに、友貴也のように心の声が漏れてしまった。
友貴也は私がずっと崇史と、特別な呼び名で呼ばれることを待っていたことに驚いていたようだ。
本当に私の気持ちには気づいていなかったのだな。
それについては少し寂しさもあるが、そんなところも可愛いと思えるくらいに余裕ができたのは、思いが通じ合ったからだろう。
「私が友貴也をいつ好きになったか、教えようか?」
ベッドに腰を下ろしたままで、こんな余裕な会話ができるのも、明日友貴也が休みだとわかっているからかもしれない。
こうして会話をすることで少しでも友貴也の緊張が解けるのなら、いくらでも時間をかけていい。
今までずっと待ち続けたのだから。
私がいつ友貴也を好きになったのか、わかっていない友貴也は可愛らしく小首を傾げる。
そんな仕草のひとつひとつに私は心を奪われる。
「私が友貴也を好きになったのは、店で初めて会ったあの日だよ」
あの時、ひと目見たその時から友貴也を自分のものにすることしか考えられなかった。
どうしたら私を好きになってくれるか、どうしたら私のものにできるか、毎日そればかりを考えていた。
「本当だよ。初めて会った瞬間から惹かれていた。あの日から、友貴也をこの腕に抱ける日をずっと待っていたんだ。だから、今日はもう離せそうにない」
私の言葉に友貴也の目にほんの少し戸惑いが見えるが、絶対に受け入れてくれるはずだと信じて、
「友貴也が嫌なら、今、私を拒絶してくれないか?」
と告げた。
頼む、受け入れてくれ!
そんな私の願いを叶えてくれるように、
「そんなっ、拒絶だなんて……するわけないです。俺も……」
という声が聞こえた。
ああ、これでもう離しはしない!
最後まで聞きもせずに友貴也の唇を奪った。
早々に舌を差し入れ舌を絡め、歯列をなぞり友貴也の甘い唾液を味わいながら口内を堪能する。
最初は私にされるがままになっていた友貴也だったが、途中からは自ら舌を絡めてくる。
友貴也とのキスを味わいながら、私の手は友貴也の上半身をはだけさせていた。
このまま友貴也が気づかない間に半裸にしようと思ったが、
「わっ! た、崇史さん……あの、電気……」
驚いた友貴也が唇を外し、電気を消して欲しいと言ってくる。
私としては、一瞬の幸運でも映像でもなくしっかりと実物を見られるチャンスだから、明るいままで愛し合いたいが、友貴也の嫌がることはしたくない。
「じゃあ、少しだけね」
リモコンで明るさを薄暗くすると、友貴也はホッとしたような表情を見せた。
これからたっぷりと裸を堪能できるんだからな。
今はこれでいい。
それに目が慣れてきたら、この明るさでも十分楽しめる。
ホッとして身体の緊張が解けたらしい友貴也をベッドに押し倒し、唇を重ね、そのまま友貴也の首筋に顔を埋めた。
ふわっと甘い香りがして、誘われるようにチュッと吸い付いた。
その瞬間、ピクッと友貴也の身体が跳ねて、痛くさせたかと心配したが、友貴也は今の痛みがなんなのかを理解していないようだった。
こんなにも初々しい友貴也を私のものにできる幸せ……最高だな。
「友貴也が私のものになった証を付けたかったんだ。もう誰にも渡さないよ」
そういうと友貴也が信じられないと言った目で私を見たから、引かれたかと思ったが、
「俺が崇史さんのものだなんて、嬉しいです!」
と嬉しそうに言ってくれる。
ああ、もう本当にこの子は私を煽る天才だな。
「そんなに煽ると激しくしてしまうよ、必死に抑えてるのに」
「いいです! もっと、俺を崇史さんのものにしてください!」
必死に抑えようとしているのを軽々と飛び越えていく友貴也の言葉にもう我慢できなくて、
「わかった。もう、我慢しないよ」
と伝えたと同時に、私の目の前でぷっくりと膨らんだ可愛い乳首に触れた。
これからここで起きることを想像して怖くなってしまったのかもしれない。
だが、ようやくここまできたんだ。
今更止められない。
「友貴也……大丈夫だよ、君を怖がらせたりしない。優しくするって約束するから……」
なんとかして友貴也の心を落ち着かせようとベッドに腰を下ろした。
友貴也が私を見つめるその目に欲情の色が見えてホッとする。
さっきの身体の震えは恐怖ではなく、きっと未だかつて経験のないことをすることに緊張していたのだ。
それがわかって安堵しながら友貴也をギュッと抱きしめる。
服越しに友貴也の速い鼓動が聞こえるが、私も同じくらい鼓動が速い。
なんせようやく出会った運命の相手との初めての夜だ。
ドキドキしないわけがない。
「八尋さん……」
いつものように私を呼ぶ声が聞こえるが、この島の人全員が呼ぶ私の呼び名で、これからも同じように友貴也に呼ばれたくない。
だって、友貴也は私の特別なのだから。
「そろそろ、崇史って呼んでくれないか?」
「た、崇史、さん……?」
私の望みを叶えるようにすぐに友貴也の可愛い声が私の名前を呼んだ。
それだけで、とてつもなく嬉しい。
友貴也に崇史と呼ばれる日をどれだけ待ち続けたことか……。
あまりの嬉しさに、友貴也のように心の声が漏れてしまった。
友貴也は私がずっと崇史と、特別な呼び名で呼ばれることを待っていたことに驚いていたようだ。
本当に私の気持ちには気づいていなかったのだな。
それについては少し寂しさもあるが、そんなところも可愛いと思えるくらいに余裕ができたのは、思いが通じ合ったからだろう。
「私が友貴也をいつ好きになったか、教えようか?」
ベッドに腰を下ろしたままで、こんな余裕な会話ができるのも、明日友貴也が休みだとわかっているからかもしれない。
こうして会話をすることで少しでも友貴也の緊張が解けるのなら、いくらでも時間をかけていい。
今までずっと待ち続けたのだから。
私がいつ友貴也を好きになったのか、わかっていない友貴也は可愛らしく小首を傾げる。
そんな仕草のひとつひとつに私は心を奪われる。
「私が友貴也を好きになったのは、店で初めて会ったあの日だよ」
あの時、ひと目見たその時から友貴也を自分のものにすることしか考えられなかった。
どうしたら私を好きになってくれるか、どうしたら私のものにできるか、毎日そればかりを考えていた。
「本当だよ。初めて会った瞬間から惹かれていた。あの日から、友貴也をこの腕に抱ける日をずっと待っていたんだ。だから、今日はもう離せそうにない」
私の言葉に友貴也の目にほんの少し戸惑いが見えるが、絶対に受け入れてくれるはずだと信じて、
「友貴也が嫌なら、今、私を拒絶してくれないか?」
と告げた。
頼む、受け入れてくれ!
そんな私の願いを叶えてくれるように、
「そんなっ、拒絶だなんて……するわけないです。俺も……」
という声が聞こえた。
ああ、これでもう離しはしない!
最後まで聞きもせずに友貴也の唇を奪った。
早々に舌を差し入れ舌を絡め、歯列をなぞり友貴也の甘い唾液を味わいながら口内を堪能する。
最初は私にされるがままになっていた友貴也だったが、途中からは自ら舌を絡めてくる。
友貴也とのキスを味わいながら、私の手は友貴也の上半身をはだけさせていた。
このまま友貴也が気づかない間に半裸にしようと思ったが、
「わっ! た、崇史さん……あの、電気……」
驚いた友貴也が唇を外し、電気を消して欲しいと言ってくる。
私としては、一瞬の幸運でも映像でもなくしっかりと実物を見られるチャンスだから、明るいままで愛し合いたいが、友貴也の嫌がることはしたくない。
「じゃあ、少しだけね」
リモコンで明るさを薄暗くすると、友貴也はホッとしたような表情を見せた。
これからたっぷりと裸を堪能できるんだからな。
今はこれでいい。
それに目が慣れてきたら、この明るさでも十分楽しめる。
ホッとして身体の緊張が解けたらしい友貴也をベッドに押し倒し、唇を重ね、そのまま友貴也の首筋に顔を埋めた。
ふわっと甘い香りがして、誘われるようにチュッと吸い付いた。
その瞬間、ピクッと友貴也の身体が跳ねて、痛くさせたかと心配したが、友貴也は今の痛みがなんなのかを理解していないようだった。
こんなにも初々しい友貴也を私のものにできる幸せ……最高だな。
「友貴也が私のものになった証を付けたかったんだ。もう誰にも渡さないよ」
そういうと友貴也が信じられないと言った目で私を見たから、引かれたかと思ったが、
「俺が崇史さんのものだなんて、嬉しいです!」
と嬉しそうに言ってくれる。
ああ、もう本当にこの子は私を煽る天才だな。
「そんなに煽ると激しくしてしまうよ、必死に抑えてるのに」
「いいです! もっと、俺を崇史さんのものにしてください!」
必死に抑えようとしているのを軽々と飛び越えていく友貴也の言葉にもう我慢できなくて、
「わかった。もう、我慢しないよ」
と伝えたと同時に、私の目の前でぷっくりと膨らんだ可愛い乳首に触れた。
968
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
交際0日婚の溺愛事情
江多之折(エタノール)
BL
死にたくはない。でも、生きたくもない。ふらふらと彷徨う根無し草は、世界の怖さを知っている。救いの手は、選ばれた者にだけ差し伸べられることも知っている。
だから緩やかに終わりを探して生きていた。
──たった数回の鬼ごっこを経験するまでは。
誠実すぎて怖い人は、4回目の顔合わせで僕の夫となる。
そんな怖がりな男と誠実な男の、結婚生活の始まり。
■現実だけど現実じゃない、そんな気持ちで読んでください。
■家庭に関してトラウマを抱えている方は読まない方が良いと思います。
シスルの花束を
碧月 晶
BL
年下俺様モデル×年上訳あり青年
~人物紹介~
○氷室 三門(ひむろ みかど)
・攻め(主人公)
・23歳、身長178cm
・モデル
・俺様な性格、短気
・訳あって、雨月の所に転がり込んだ
○寒河江 雨月(さがえ うげつ)
・受け
・26歳、身長170cm
・常に無表情で、人形のように顔が整っている
・童顔
※作中に英会話が出てきますが、翻訳アプリで訳したため正しいとは限りません。
※濡れ場があるシーンはタイトルに*マークが付きます。
※基本、三門視点で進みます。
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
執着騎士団長と、筋肉中毒の治癒師
マンスーン
BL
現代日本から異世界へ転生した治癒師のレオには、誰にも言えない秘密がある。
それは「定期的に極上の筋肉に触れて生命力を摂取しないと、魔力欠乏で死んでしまう」という特異体質であること!
命をつなぐため、そして何より己のフェティシズムを満たすため、レオがターゲットに選んだのは「氷の騎士団長」と恐れられる英雄ガドリエル。
「あぁっ、すごい……硬いですガドリエル様ッ!(大胸筋が)」
「……っ、治療中にそんな熱っぽい声を出すなッ」
生きるために必死で揉みしだくレオを、ガドリエルは「これほど俺の身を案じてくれるとは」と都合よく勘違い
触られたいムッツリ攻め×触りたい変態受け
美澄の顔には抗えない。
米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け
高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
彼の想いはちょっと重い
なかあたま
BL
幼少期、心矢に「結婚してほしい」と告げられた優希は「お前が高校生になっても好きな人がいなかったら、考えてやらなくもない」と返事をした。
数年後、高校生になった心矢は優希へ結婚してほしいと申し出る。しかし、約束をすっかり忘れていた優希は二ヶ月だけ猶予をくれ、と告げる。
健全BL
年下×年上
表紙はhttps://www.pixiv.net/artworks/140379292様からお借りしました。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる