ひとりぼっちのぼくが異世界で公爵さまに溺愛されています

波木真帆

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第四章 (王城 過去編)

花村 柊   13−2※

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「なら、ちょっと明日の練習してみようか?」

「練習?」

「うん。ぼくの服貸すから、こっちにきて。
ねぇ、アンディー、下に下ろして」

冬馬さんの提案にアンドリュー王は渋々と言った様子で冬馬さんを膝から下ろした。
ぼくもフレッドに下ろしてもらって、2人で冬馬さんの部屋へと向かった。

「歩いたりして大丈夫ですか?」

「うん、平気だよ。顔が腫れてるだけだし」

冬馬さんはクローゼットを開け、服を取り出した。
思っていたより、仰々しくなくてホッとした。

それが表情に出てしまっていたんだろう、冬馬さんにクスッと笑われてしまった。

「孤児院に行くときは、何かあった時のために動ける方がいいからこういう服にしてるんだ」

なるほど、場所に応じて服を変えてるんだな。
冬馬さんにその服に着替えるように指示されてさっと着替えていると、

「腕、痕残っちゃってるね……痛そう」

ぼくの腕に残っている指の痕を見て、顔を顰めながら心配してくれた。

「フレッドにも見られてすごく怒ってたけど……でも、そんなに痛くないから大丈夫ですよ」

「そっか、良かった。ふふっ。彼に癒してもらったみたいだし安心した」

「えっ? 癒し?」

なんだろう?
たしかにフレッドといて癒してもらえたけど、冬馬さんはなんで気づいたの?

「ふふっ。首筋、可愛い痕が見えてるよ!
それ、キスマークでしょ?」

冬馬さんの少し冷たい指がぼくの首筋の紅い花に触れて、ビクッと身体が震えた。

「これ……き、キスマーク?」

「えっ? 知らなかったの? 彼の首筋にも小さいのがついてたから、お互いに付け合ったんだなぁーって思ってたのに……」

「だ、だって……フレッドはこれは自分のものだっていう証なんだって言ってたし……それに……」

「んっ? それに?」

「き、キスマークって口紅で付けるアレのことじゃ?」

昔、テレビで見たことがあった。
女の人が口紅をつけて男の人のシャツに口の形つけてるのを。
あの時、確かキスマークだって言ってた……はず。

冬馬さんはぼくの言葉に、
『えっ? アレって……』と目を見開いて驚いた後、

「……ふふっ、はははっ、――っ。いたたたっ」

大笑いして、頬を押さえて痛がりそれでも尚、可笑しそうにしていた。

「ぼく、何か変なこと言いましたか?」

「ううん、柊くん。可愛いなぁって思って」

???

ぼくを見ながら嬉しそうに笑う冬馬さんを見て、ぼくは訳がわからなかった。

口紅アレも確かにキスマークって言うんだけど、普通はね……キスして吸い付いて付けた痕をキスマークって言うんだよ」

「そうだったんだ……えっ、じゃあこれをブルーノさんやアンドリュー王にも見られて……」

うわっ、恥ずかしい。
ぼくは今更ながら顔が赤くなってしまった。

「ふふっ。仲が良いってことだから良いんじゃない? ねぇ、そう言えばさ……ちょっと聞いてもいいかな?」

とボソボソと小声で尋ねてきた。
これくらいの声なら、外にいるフレッドたちにはまず聞こえないだろう。

なんだろう?
アンドリュー王たちには聞かれたくないこととか?

「なんですか?」

ぼくも小声で聞いてみると、
冬馬さんは少し言いにくそうにしながらもぼくの耳元でそっと囁くように尋ねてきた。

「あのね……この世界には【唯一】っていう存在がいるって知ってる?」

【唯一】……それって……あ、アレを甘いって感じる人ってことだよね……。

そう思った瞬間、フレッドの顔が頭に浮かんできてぼくの顔は真っ赤になってしまった。
ぼくの、その表情で冬馬さんに気づかれてしまったのか、

「あっ、もしかして……柊くんと彼が……?」

と尋ねてくるので、
ぼくは恥ずかしくて『うん、うん』と頷くことしかできなかった。

「そっかぁ……。2人もそうなんだ!」

えっ? 今、って言った?

「ということは……冬馬さんたちも?」

「あー、うん。そうなんだ……実は」

冬馬さんは少し照れながら答えてくれた。

そうか、そうなんだ。
出逢えるのは珍しいって言ってたから、【唯一の人】に巡り合った人に出逢うことなんてないのかなと思ってたけど、こんな近くにいたなんて驚いた。
だけど、なんだか今まで以上にすごく親近感が湧いてきた。

「あれもビックリだよね。すごく苦いものだって聞いてたから、てっきりこっちもそうだと思って……でもすごく甘い匂いがしたから本当にビックリしちゃった」

「あれって本来は苦いものなんですか?」

知らなかった……。

「そうか、柊くんは知らないんだ。すごく苦くて飲めたものじゃないらしいよ。実際唯一以外には苦く感じるらしいし。アンディー以外のを知らないから僕も分からないけど……。でも、甘いアレが媚薬の代わりになるから入れても痛くないんだよね」

「えっ? 入れる? ってどこに?」

「えっ?」

「「えっ?」」

冬馬さんの言ってる意味がわからなくて聞き返したら、冬馬さんもビックリしてお互いに顔を見合わせてしまった。

「えっと……もしかして、まだ最後までしてない……とか?」

「最後までって何ですか?」

「えーっ、そうなんだ……。
よく我慢してるな、彼……。
アンディーは唯一ってわかったその日のうちにがっついて来たけど……顔似ててもやっぱり性格って違うんだな……」

冬馬さんが小声で何かを呟いてるけど、よく聞こえない……。
うん? 我慢……?
フレッドが我慢してる?
そういえばこの前、フレッド……我慢だって言ってた。
何を我慢してるの? って聞いたけど、教えてくれなかったんだよね。

「あの……フレッドは何を我慢してるんですか? 前に聞いたけど教えてくれなかったんです……冬馬さんは知ってるんですか?」

「うーん、僕から言って良いのか分かんないけど……彼は柊くんを大切に思ってるから、我慢してるんだと思うよ。男同士でセックスするって、僕たちには負担が大きいからね」

「せ、セックス……って……あの、男同士でできるんですか?」

「えっ? そっか。そこから知らないんだ。
なら、彼も我慢するはずだよね。
あのね……教えて良いのかな?
その、お尻にアレ・・を入れるんだよ……」

アレ・・って、アレ・・だよね?
それをお尻に……って、ぼくのお尻に……フレッドのが入るってこと??
フレッドのアレ・・……すごく大きかったんだけど……。
入るの? あんなに大きいのが? ほんとに?

「……」

あまりにも驚きすぎて何も言えなかった。
確かに入れるってなったらそこしかないんだろうけど……
うーん、入りそうな気がしない……。

でも……そういえば、泡オイルの効果の話してたとき、フレッドが何か言ってたような…

そうだ、身体を合わせればなんとか……って言ってた気がする。

ってことは、ちゃんとできるってことだよね!

「そういえば、ぼくたち泡オイルの反応もあったみたいで……」

「そうなんだ! 泡オイルの反応もあったんだ! なら、元々相性はいいはずだし、そもそも唯一なんだからエッチしても最初から気持ちよく感じられると思うよ。まぁ、最初は怖いと思うけど……」

『ふふっ』と笑顔でそう教えてくれる。

「ってことは、冬馬さんはアンドリュー王とのその……せ、セックスは気持ちよく感じてるんですよね?」

「えっ? あ、うん。ソウダネ……って、自分から聞いといてなんだけど、自分のことを話すのは恥ずかしいな……」

ふふっ。照れてる。冬馬さんが顔を真っ赤にするのってなかなか見ないからなんだか可愛いな。

「ていうかさ、アンディー……僕が唯一だって分かってから、会う人、会う人に『私の唯一です』って紹介するんだよ! 恥ずかしいからやめて! って言ったら、『私が唯一だと恥ずかしいのか?』って怒っちゃって……」

「ああ、フレッドもそうですよ! なんかあの味を知ってるって言いふらしてるみたいで恥ずかしいって言ったんだけど、あんまりよく分かってもらえないみたいで……」

「「はあーーっ」」

ぼくたちの溜め息が重なり合った。

「まぁ、仕方ないよね。こういうところが文化の違いってことなのかな?」

「そうですね……」

「ねぇ……柊くん、多分いつかは彼と最後までするだろうけどほんと怖がらないで彼に任せていたらいいよ。きっと優しくしてくれるから」

「はい」

そうだ、フレッドはぼくが怖がると思ってずっと我慢してくれてたんだ。
フレッドはいつもぼくを最優先に考えてくれるから嫌がることは絶対にしないもんね。
フレッドのが大きくてちょっと心配だけど、冬馬さんたちがちゃんとできるくらいだからぼくとフレッドにだってできるはずだ!
アンドリュー王も大きそうだもんね……。
わかんないけど。

ぼくがお願いしたら、フレッド最後までしてくれるかな……。

そう思っていたぼくの心の中を読んだように、
冬馬さんから注意を受けた。

「あっ! でも、今日はお願いしたらダメだよ!
きっと柊くんからのお誘いだと、いくら我慢強い彼でもがっついてきそうだし……明日起きられなくなっちゃうから」

「えっ……。がっついて……って、ちょっと怖いんですけど……。
まぁ、でも今日すぐにはぼくもまだ勇気が出ないから明日の冬馬さんの代役は大丈夫ですよ!」


「ふふっ。ありがとう。彼とのことで心配なこととかあったら誰にも言わないから安心していつでも相談して」

「はい」

いつかはフレッドとするんだって緊張していた気持ちが冬馬さんの言葉のおかげで少し気が楽になった気がした。ほんと、冬馬さんってお兄ちゃんみたいだな。

「今度、冬馬さんがこの世界に来る前のお話とか聞いても良いですか?」

「ああ、そうだね。柊くんの話は教えてもらったしね、2人でまたゆっくりおしゃべりしたいな。
もう少しここで話してたいけど、多分、そろそろあの2人が痺れを切らしてる頃だから外行こうか」

「そうですね」

『ふふっ』
と笑い合って、ぼくたちは部屋を出た。

「アンディー、遅くなってごめんね」

「遅いから心配した……」

冬馬さんの服を着て、髪型(長さはほとんど変わらない)も同じようにセットして、外に出てみると、
アンドリュー王もフレッドも2人ともビックリして固まってしまった。

いち早く我に返ったアンドリュー王が、ぼくを上から下までじっくりとみて驚きの声を上げる。

「おお、見れば見るほどトーマにそっくりだな。
私やフレデリックならともかく、これなら他の者に気付かれることはないだろう」

すごく満足気な様子で、尚もじっくりと見続けるアンドリュー王に冬馬さんが後方を見てハッとした表情で

「もう、アンディー!! そんなに柊くんを見たらダメだよ」

と諫める。

きっと、アンドリュー王の後ろで少し機嫌が悪そうに顔を顰めているフレッドに気づいたんだろう。
フレッドにしてみれば、自分の伴侶が他の人にじっと見つめられてるなんて本当なら許せないんだろうな。
ぼくだって、フレッドが冬馬さんや他の人をじっくり見つめてたら嫌だもん。
それでも、今回の冬馬さんの代役は必要なことだし、仕方ないって思ってくれてるんだろう。
フレッドがせっかく送り出してくれるんだから、ぼくは明日冬馬さんの代役をしっかり務めないとね!

「ああ、申し訳ない。だが、いくらトーマにそっくりでも私が愛するのはトーマ1人だから心配するでないぞ」

「もう! 嫉妬して言ってるんじゃないってば!」

冬馬さんは必死でそう反論したけれど、アンドリュー王には聞こえていないみたいだ。
冬馬さんを抱きしめて、耳元で何か囁いている。
冬馬さんが顔を真っ赤にさせたところを見ると何か甘い言葉でもかけられたんだろうか?

ぼくはそんな甘い2人の横を通って、フレッドの傍に駆け寄った。

「ねぇ、フレッド……似合ってる?」

「……ああ、どこからどう見てもトーマ王妃だ」

「違うよ、フレッドにはどう見えてる?」

「えっ?」

「フレッドが好きなぼくじゃない?」

「何を言う! シュウがどんな格好でも私には愛しいシュウであることに変わりはないぞ」

「ふふっ。良かった。
冬馬さんの格好しているぼくの方が好きだって言われたらどうしようかと思っちゃった」

笑ってそう言うと、フレッドはハッとした顔でぼくをぎゅっと抱きしめてくれた。

「申し訳ない。シュウがトーマ王妃の代役を頑張ろうとしている時に嫉妬などしてしまって……私の狭量さに嫌気がさしたのではないか?」

「そんなことあるわけないよ。むしろ、嫉妬してくれて嬉しい。ふふっ」

『ぐぅっっ』

フレッドはぼくを抱き抱えると、アンドリュー王と冬馬さんに駆け寄った。

「申し訳ありませんが、私たちはここで失礼致します。明日、朝食を共に致しますので打ち合わせはその時で宜しいでしょうか?」

フレッドのあまりの勢いにアンドリュー王は

「あ、ああ。そうだな。
今日は其方の伴侶も疲れているだろうし、ここでお開きとするか」

と言い、冬馬さんもまた

「明日必要なことは書いておくから心配しないで」

とぼくに声をかけてくれた。

フレッドは2人の言葉ににこりと笑って
『それでは失礼致します』
と、まだ冬馬さんの服を着たままのぼくを抱き抱え、急いで部屋を出た。

【月光の間】に入り扉を閉めた途端、抱き抱えられたまま噛み付くようなキスをされた。

「……ぅふ、あ……っん」

いつの間にか入っていた舌が生き物のように動き回って、クチュクチュと絡み合う音が耳に響く。

奥まで入り込んでくるフレッドの舌が口内の唾液を全て吸い尽くそうとしてくる。

「……んん……っ、はぁ……つ」

隙間なく絡みつく舌が心地良くてずっとしていたいのに深い深いキスに頭がぼーっとしてしまう。
苦しそうなぼくの吐息にフレッドが残念そうにゆっくりと唇を離した。

「シュウ……まだ足りないんだ。
寝室に連れて行ってもいいか?」

ぼくも同じ気持ちだ。
もっともっとフレッドと触れ合いたい。

ぼくが『うん』と頷くと、フレッドは嬉しそうに寝室へと連れて行ってくれた。

すぐに押し倒されるのかと思っていたのに、フレッドはベッドの端にぼくを座らせ、服を脱がせ始めた。

「私の選んだ服以外の物を着て寝室にいるのは耐えられないからな」

そっか。冬馬さんの服に嫉妬してるんだ。可愛い。

あっという間に下着だけになってしまったぼくを見て、フレッドは満面の笑みで抱きしめる。

「――っ!」

腕を掴まれた場所に痛みを感じて、思わず声が出てしまった。

その声にハッとして

「ああ、悪かった……。今日は無理しないようにしないとな」

といつも以上に優しくぼくに触れてくれる。
その焦ったいくらい優しい触れ方に、逆にぼくはもっと触れて欲しくてたまらなくなってしまう。
それなのに、フレッドはぼくの腕を心配して

「今日はここで止めておこうか?」

そんなことを言ってくるフレッドにぼくのほうが我慢できなくておねだりをしてしまった。


「ねぇ、ぼく……今日はフレッドの蜜が舐めたい」

「えっ?」

ぼくがこんなことを言うとは思っていなかったんだろう、あまりの驚きに固まってしまったフレッドを余所にぼくはさっとフレッドのズボンの前をくつろげていく。
まだ柔らかく下を向いているフレッドのモノに触れるのは多分初めてかもしれない。
それでも、ずっしりと重量感がある。

取り出したフレッドのモノをそっと指で触れると身体をビクリと震わせた。

「しゅ、シュウ……な、何を?」

驚き焦っているフレッドとは対照的にフレッドのモノはぼくの指の動きにどんどん硬さを増していく。
だんだんと大きく成長していくモノを見て感動さえしてしまう。

あっという間に硬くなったモノは天に向かってそそり立っている。

うわぁ……すごい! この前お風呂場で見た時より大きい気がする……。

自分のと比べるまでもなく、とてつもない大きさのソレを自分が大きく育てたのだと思うと、なんだかとても愛らしく思えてくるから不思議だ。

ぼくはゆっくりとフレッドのモノに顔を近づけ、舌を出しペロっと先端を舐めてみた。
ピクッとフレッドの身体が震えたから、舐めながらフレッドの様子を伺ってみると、目を見開いてぼくを見つめていた。

その驚いた表情が可愛くて、ぼくは笑顔であーんと口を大きく開けてフレッドのモノを含んでみた。
あまりの大きさにぼくの口には張り出している部分しか入らなかったけれど、一生懸命ジュポジュポと上下に顔を動かしていると、

「あぁ……っ、だ、めだ……はっ、イってし……まう……ぅ」

とフレッドはイかないように必死に耐えているようだ。

甘い蜜が飲みたいんだからイってくれていいんだよと舐めながら目を細めて訴えてみると
目があった瞬間、

「ぐぅ……ぁあっ、あっ……イく……」

という声と共に
『ビュービュルビュルビュクビュク』
口の中に大量の蜜が噴き出した。

蜂蜜のようにねっとりとした、癖になってしまうその甘い蜜にぼくは恍惚としてフレッドの先端に残る最後の一滴までも吸い上げる。

「……ふぁ……っ」

フレッドが声を上げてくれたことが嬉しくて、舌先でペロペロ舐め尽くしてからちゅぽんと口からフレッドのモノをだした。

「ふふっ。気持ちよかった?」

「ああ。気持ち良すぎておかしくなりそうだ」

湯気が出そうなくらい顔を真っ赤にしているフレッドの言葉に嘘偽りはなさそうだ。よかった。

「ふふっ。良かった。フレッドの蜜甘くって美味しかったよ。ねぇ、この蜜が媚薬っていうやつなんだよね?」

「シュウ……どうしてそれを?」

「うん、冬馬さんに教えてもらったんだ。このおかげで挿れても気持ちよく感じられるって」

「挿れてもって……シュウ怖くないのか?」

「コレを挿れるんだよね? 大きくて怖いかなと思ったけど、大きくなっていくの見てたら可愛いって思っちゃった」

フレッドのモノを指先でツンツンと弄りながらそう言うと、

「か、可愛い……?」

フレッドの表情がなんだか変だ。

あれ? なんだか複雑そうな顔をしてる……。
なんか変なこと言ったっけ?

「明日ぼく頑張ってくるから、帰ってきたらご褒美欲しいな」

「えっ? あ、ああ……そうだな。何がいい?」

「ぼく……フレッドと最後までしたいんだ
ぼくのお尻にコレ挿れてくれる?」

さっき出して少し萎えたフレッドのモノを触りながら、フレッドの顔を見上げてそうお願いすると、『ギューーーン』と音がするような勢いで、一瞬のうちにさっきよりも更に大きくそそり立った。

「あれ? 大きくなっちゃった……。なんで?」

「なんでって……ああ……もう、シュウの無自覚な煽りには困ってしまうな……はぁ……」

???

「よく分からないけどお願い聞いてくれる?」

もう一度フレッドに頼んでみると、
フレッドは満面の笑みを浮かべた。

「それは私へのご褒美になってしまうがいいのか?」

「えっ?」

「ふふっ。明日頑張っておいで。
帰ってきたらいっぱい愛し合おう」

フレッドに抱きしめられながら、甘いキスをして今日はゆっくり眠ることにした。

明日はぼくにとって特別な日になりそうだ。
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