227 / 268
最終章 (領地での生活編)
花村 柊 54−1※
「シュウ、3日後にこの屋敷の大広間でパーティーをするぞ」
サヴァンスタックから帰ってきて1ヶ月ほど経ったある日、仕事終わりで部屋へと戻ってきたフレッドが開口一番、ぼくにそう告げた。
「えっ? パーティー?」
「ああ、溜まっていた仕事も落ち着いてきたし、そろそろシュウが私の伴侶になったと正式にお披露目をしないといい加減、皆もシュウと挨拶がしたいと騒ぎ出しているからな」
「えっ、でも3日後なんて、流石に急すぎじゃない?」
「ふふっ。それは大丈夫だ。実はシュウを驚かせようとこのひと月、仕事を進めながらこのパーティーの準備も並行して進めていたんだ」
得意げにそう言い放つフレッドを見ながら、フレッドの後ろをみるとマクベスさんが申し訳なさそうに僕を見ている。
どうやらこのパーティーのことをフレッドに口止めされていたみたいだ。
「そうなんだ……。パーティーは嬉しいけど、でも……できれば、先に教えておいて欲しかったな」
少し拗ねた表情でフレッドに言うと、フレッドは焦った様子を見せた。
「シュウ……怒ったのか?」
「怒ってはないけど……一緒にパーティーの準備したかったなと思って……」
「シュウが、パーティーの準備を?」
「うん。フレッドが着る服とか僕が選びたかったよ。フレッドが僕のだって見せつけたかったし……」
「――っ!! シュウっ!!」
「わっ――!!」
突然フレッドにぎゅっと抱きしめられて
「ど、どうしたの、フレッド?」
と声をかけると、
「悪かった、シュウがそんなことを思ってくれているとは思いもしていなかったから……」
と本当に申し訳なさそうに謝りながらも、でも瞳の奥が喜んでいるように見える。
「本当に悪かったと思ってる? なんだかフレッドの顔が、嬉しそうに見えるんだけど……」
そういうと、フレッドはハッとした表情を見せた。
「――っ、やっぱりシュウには隠し事はできないな。悪い、申し訳ない気持ちはもちろんあるが、シュウに私の服を選びたかった、みんなに見せつけたかったと言われて嬉しく思っている。本当にすまない」
こういう素直で正直なところがすっごく可愛いんだよね。
「ふふっ。正直に言ったから、許してあげる。ねぇ、フレッドのことだから、もうパーティーの衣装は出来上がってるんでしょう?」
「ああ、実は今日届いた」
「えっ? 今日?」
「だから、今日シュウに話そうと思ったんだ。パーティの衣装は当日の楽しみにしようと思ったが、見てみるか?」
「えっ、いいの?」
「ああ、もちろんだ」
「わぁっ! みたい、みたいっ!!」
僕が飛び上がって喜ぶと、フレッドはマクベスさんに視線を向けた。
マクベスさんはすぐに部屋の外から運んだ二つの大きな箱をテーブルに乗せ、
「どうぞ」
と優しく声をかけてくれた。
「シュウが開けて見てくれ。こちらはがシュウの衣装、あちらが私のだ」
目の前にある、いかにも豪華そうな箱。
まず僕の衣装が入っているという箱をそっと開けると、
「――っ!!! これ……っ!!!」
言葉にできないほど綺麗な金色のドレスが出てきた。
繊細なレースと煌めく宝石の装飾が施され、かなりの手間暇がかかっていそう。
これを……1ヶ月で?
すごすぎるっ!!!
驚きすぎて声を出せずにいると、
「シュウ……気に入らないか?」
と悲しげな声が聞こえた。
「シュウが気に入らないならもう一度作らせ――」
「ちがっ、違うっ!!! あまりにも綺麗でびっくりして声が出なかっただけ! すごく気に入ってるっ!!!」
「本当か?」
フレッドの声に被せるように慌てて言ったから、無理やりそう言ったと思われたみたいでフレッドは不安げな表情をしていたけれど、
「うん、本当だよ! フレッドの髪の色と同じ色のドレスなんて嬉しいっ!! それにこのレースも宝石もすごく綺麗だね」
ぼくの言葉にフレッドの表情が和らぎ、ふぅと息を吐いた。
「そうか。よかった、シュウがそう言ってくれて。シュウなら気に入ってくれると思ったんだ」
フレッドの嬉しそうな表情にホッとしながら、目の前のキラキラと眩い光を放つドレスにもう一度目を向けた。
あれっ? でもちょっと待ってっ。
これって……女性用のドレスじゃないの?
お父さんたちといた時にずっと女装していたから違和感なくなってきていたけど、ここではぼくは男なんだし流石にドレスはおかしいんじゃないのかな?
「ねぇ、フレッド……」
「どうした? どこか気になるところがあったか?」
「やっ、そうじゃなくて……あの、これって……女性用のドレス、じゃないの?」
「んっ? 女性用?」
「うん、どう見ても綺麗なドレスだし……これを、そんな大切なパーティーで男のぼくが着ても大丈夫なの?」
とっても綺麗なドレスだし、女装にはすっかり慣れちゃってるから着るのは全く嫌ではないんだけど……というより着てみたいとさえ思うけれど、男のぼくがこれを着てフレッドが恥ずかしい思いとかしないかな……と不安になる。
フレッドを見つめると、フレッドはマクベスさんと顔を見合わせて笑顔を浮かべた。
「ふふっ。そんなことを気にしていたのか?」
「だって……」
「大丈夫。婚礼衣装に男女の決まりはない。それぞれが似合うものを着ればいいんだ。だから私はシュウに着て欲しいと思うものを作ったのだし、シュウにしか似合わない特別な衣装作り上げたと思っている。それはわかるだろう?」
「うん、フレッドがぼくのことを考えて作ってくれたのはよくわかるし、ぼくも大好きだけど……いいのかなってちょっと不安になっちゃって……」
「それなら、一度着てみないか? 実際に着てみたら安心するだろう?」
「えっ……いいの?」
「ああ、もちろんだ。じゃあ、寝室に行こうか」
そういうとフレッドはさっさとぼくを連れて寝室へと入った。
「当日は装飾品もつけるからまた印象は変わるだろうがな。とりあえず衣装だけ着て感想を聞かせてくれ。その上で気になる点があるなら修正すればいい」
「うん、わかった」
フレッドが嬉しそうに見つめる中、ぼくは下着姿になりドレスを手に取った。
「これ……どうやって着ればいいの?」
「ふふっ。私が手伝うよ。さぁ、ここに足を入れて……。シャツは邪魔になるから脱がせるよ」
インナーシャツを脱がされ、半裸になった状態でドレスに袖を通す。
あれ?
レースだから肌の露出が多いのかと思っていたけれど、意外と肌が見えない。
裾も長いから足も気にならないし……。
「どうだ?」
綺麗に着付けられた姿を大きな姿見で見ると、
「わぁーっ!!! すごく素敵っ!!!」
女性用のドレスだと拘っていたのがバカらしく思えるほど、ぼくに似合っていると思った。
スカート部分もふんわりとしているわけではなく、まるで人魚姫みたいな感じ。
ぼくの脚の形に沿って前はくるぶしあたりまで丈があって、後ろの裾はすごく長いから引き摺って歩く感じなのかな。
ふふっ。こういうところは、結婚式のドレスっぽい。
「ああ、本当によく似合う。やっぱりこの衣装にしてよかった」
フレッドがすごく嬉しそうだ。
「フレッド、ごめんね。せっかく作ってくれたのに、何も考えなしに心配になっちゃって……」
「いや、気にしなくていい。こうやってシュウが実際に着て喜んでくれるだけで私は幸せだから」
「フレッド……」
「ああ、でも本当に美しいな。こんなにも美しい姿を皆に見せるのが勿体なく思える」
「ふふっ。せっかくのお披露目パーティーなのに?」
「仕方ないから皆の前で着せるが、シュウは決して私のそばから離れるんじゃないぞ」
「大丈夫、フレッドに支えていてもらわないと歩けそうにないし」
ぼくが裾に目をやると、フレッドは笑いながら
「ああ、私がずっと支えているから」
と抱きしめてくれた。
「それで、フレッドの衣装はどんな感じなの?」
「私も着て見せようか?」
「うーん……すっごくみたいけど、今は我慢しとく。当日の楽しみにしておくよ」
「ふふっ。そうか。そうだな」
フレッドは嬉しそうに笑顔を浮かべながら、ぼくの衣装を脱がせ始めた。
ドレスの肩の部分をずらすと、するりとドレスが落ちた。
「――っ!! シュウの裸はいつみても目の毒だな」
「そう? もうそろそろ見飽きたりしない?」
「な――っ、見飽きるなんてあるわけがないだろう。シュウのその可愛らしい胸の飾りを見るだけで、もうこんなになっているというのに……」
「――っ!!」
ぼくの手を優しくとり、フレッドは自分の、その……ズボンの中心に触れさせた。
そこには熱く硬いものが大きく昂っていて、そのあまりの迫力にぼくはゴクリと息を呑んだ。
「わかってくれたか?」
ぼくは驚きすぎて言葉も出せずにコクコクと頷くと、フレッドは笑ってぼくの手を外した。
「シュウを愛しいと思う気持ちは日々増しているし、シュウに興奮しない日など一日もないよ」
そう言って抱きしめてくれるフレッドのおっきなモノが布越しにぼくのお腹に触れる。
それだけでぼくの身体の奥が熱くなってしまうのはもう仕方のないことなのかもしれない。
「さぁ、着替えて出ようか。マクベスが待っている」
フレッドはそう言って、ぼくが脱いだドレスを手に取った。
「ねぇ、フレッド……」
「どうした?」
「それ……そのままで、いいの?」
「えっ?」
ぼくはフレッドの服の中で大きく昂ったモノを布越しに触れ、そっと摩るとフレッドは
「く――っ! シュウ……」
ビクリと身体を震わせた。
「まだ、こんなにおっきぃのに……」
「い、いや……だい、じょうぶだ……放っておけばそのうち……」
「でも、辛そう……」
「ぐぅ――っ!」
指でそっとおっきなモノを撫でるたびにフレッドが苦しげな声をあげる。
そんなに苦しいなら、ぼくが手伝ってあげるのに。
ダメかなぁ?
でも、もうぼくの頭の中はフレッドの蜜を飲むことでいっぱいなんだけど……。
「シ、シュウ……」
困った表情しているけど、フレッドのモノを撫でるぼくの手を跳ね除けないってことは……してもいいってことなんじゃない?
ねっ、そうだよね。
そうに決まってる。
ぼくは自分にそう言い訳してフレッドのズボンのボタンを外し、前を寛げた。
「あ――っ、やっ、シュウッ! それは……っ」
フレッドの手が必死に止めようとするけれど、開いてしまったズボンからフレッドの大きなモノがすでに顔を出している。
押さえつけられていたものがなくなったんだから当然だろうけど。
「フレッド、邪魔しちゃだめ……」
「――っ!!」
ぼくがフレッドの前にしゃがみ込み、ズボンと下着を下ろしながらフレッドに注意すると、フレッドは身体を震わせながらそっと手を退けた。
おっきく昂ったモノの先端に蜜が溜まっているのが見える。
そこから漂ってくる甘い香りにもう我慢なんてできるわけがなかった。
おっきくて全部は口に入らないのはわかっているから、まずは舌を出してソフトクリームみたいにペロペロと舐めると次から次に甘い蜜が溢れてきた。
「ふふっ。おいしっ……」
根元の方を両手でゴシゴシと動かすとさらに蜜が溢れてくる。
「ああっ、シュウ……最高だ」
フレッドの気持ちよさそうな声に嬉しくなって、小さな口を大きく開けてパクリと咥えると
「くっ――!! シュウ……無理するなよ」
と途端に苦しげな声に変わった。
「ふれっどぉ……きもひ、よふない……?」
「そんなわけないだろう! 気持ち良すぎてすぐにイッてしまいそうだ」
「ふふっ、だひていいよ……」
フレッドの言葉が嬉しくて、一生懸命口を窄めて顔を動かすとジュポジュポといやらしい音が聞こえると同時に
「くっ!! ああっ! あっ!」
フレッドの堪え切れない声が漏れ出てくる。
ああ、ぼくがフレッドを気持ちよくさせてるんだ……そう思うだけですごく嬉しかった。
「くっ――! ああっ、もう限界だっ!!」
そういうと、フレッドはぼくの顔を掴んだ。
「んんっ、んっ!」
喉の奥、目掛けてフレッドの大量の蜜が噴き出してくる。
ぼくの口の中全部がフレッドの甘い蜜で覆われそうなくらいの大量の蜜でいっぱいになって、飲み切れない蜜が唇の端から垂れてしまう。
勿体無いと思いつつも、あまりの量に綺麗に飲み干すことが難しい。
「シュウ! 悪い、出していいぞ!」
フレッドはそう言っていたのが聞こえたけれど、ぼくはそれをゆっくりと時間をかけて飲み切った。
自分の身体がフレッドの甘い蜜でいっぱいになる。
それが幸せなんだ。
「ふふっ。ごちそうさま……」
心配そうな表情でぼくを見つめるフレッドにそういうと、
「ああ……もう、本当に私は一生シュウには勝てそうにないな」
とボソリと呟いていた。
「フレッド? どうしたの?」
「いや、シュウを愛していると言ったんだ」
「ふふっ。ぼくもフレッドを愛しているよ」
「シュウっ!!」
フレッドはぼくの唇にキスをして、一瞬眉を顰めた。
多分それは自分の蜜の味を感じ取ったからだと思うけど、それでもそのあとは気にせず深い深いキスをしてくれた。
ああ、本当にぼく……幸せだな。
フレッドの服を整え、いいかげんマクベスさんも待っているだろうからと寝室から出ようとしたけれど、
「ダメだ、こんな情欲を掻き立てるような表情をしたシュウを外には出せない! シュウはここで少し待っていてくれ」
とぼくのドレスだけを持って出て行ってしまった。
リビングで何か話しているんだろうけど、全然聞こえないのはここが防音だからかな。
しばらく経って、寝室に戻ってきたフレッドに連れられてぼくはお風呂に入りそのままお風呂場と寝室で何度も愛されることになった。
「次に愛し合うのはお披露目パーティーの夜だから、その分今愛し合っておかないとな」
何度目かの蜜を放った時にそんなことを言われたような気がしたけれど、その時のぼくはフレッドの愛を受けることに必死でフレッドの言葉は耳には入っていなかった。
サヴァンスタックから帰ってきて1ヶ月ほど経ったある日、仕事終わりで部屋へと戻ってきたフレッドが開口一番、ぼくにそう告げた。
「えっ? パーティー?」
「ああ、溜まっていた仕事も落ち着いてきたし、そろそろシュウが私の伴侶になったと正式にお披露目をしないといい加減、皆もシュウと挨拶がしたいと騒ぎ出しているからな」
「えっ、でも3日後なんて、流石に急すぎじゃない?」
「ふふっ。それは大丈夫だ。実はシュウを驚かせようとこのひと月、仕事を進めながらこのパーティーの準備も並行して進めていたんだ」
得意げにそう言い放つフレッドを見ながら、フレッドの後ろをみるとマクベスさんが申し訳なさそうに僕を見ている。
どうやらこのパーティーのことをフレッドに口止めされていたみたいだ。
「そうなんだ……。パーティーは嬉しいけど、でも……できれば、先に教えておいて欲しかったな」
少し拗ねた表情でフレッドに言うと、フレッドは焦った様子を見せた。
「シュウ……怒ったのか?」
「怒ってはないけど……一緒にパーティーの準備したかったなと思って……」
「シュウが、パーティーの準備を?」
「うん。フレッドが着る服とか僕が選びたかったよ。フレッドが僕のだって見せつけたかったし……」
「――っ!! シュウっ!!」
「わっ――!!」
突然フレッドにぎゅっと抱きしめられて
「ど、どうしたの、フレッド?」
と声をかけると、
「悪かった、シュウがそんなことを思ってくれているとは思いもしていなかったから……」
と本当に申し訳なさそうに謝りながらも、でも瞳の奥が喜んでいるように見える。
「本当に悪かったと思ってる? なんだかフレッドの顔が、嬉しそうに見えるんだけど……」
そういうと、フレッドはハッとした表情を見せた。
「――っ、やっぱりシュウには隠し事はできないな。悪い、申し訳ない気持ちはもちろんあるが、シュウに私の服を選びたかった、みんなに見せつけたかったと言われて嬉しく思っている。本当にすまない」
こういう素直で正直なところがすっごく可愛いんだよね。
「ふふっ。正直に言ったから、許してあげる。ねぇ、フレッドのことだから、もうパーティーの衣装は出来上がってるんでしょう?」
「ああ、実は今日届いた」
「えっ? 今日?」
「だから、今日シュウに話そうと思ったんだ。パーティの衣装は当日の楽しみにしようと思ったが、見てみるか?」
「えっ、いいの?」
「ああ、もちろんだ」
「わぁっ! みたい、みたいっ!!」
僕が飛び上がって喜ぶと、フレッドはマクベスさんに視線を向けた。
マクベスさんはすぐに部屋の外から運んだ二つの大きな箱をテーブルに乗せ、
「どうぞ」
と優しく声をかけてくれた。
「シュウが開けて見てくれ。こちらはがシュウの衣装、あちらが私のだ」
目の前にある、いかにも豪華そうな箱。
まず僕の衣装が入っているという箱をそっと開けると、
「――っ!!! これ……っ!!!」
言葉にできないほど綺麗な金色のドレスが出てきた。
繊細なレースと煌めく宝石の装飾が施され、かなりの手間暇がかかっていそう。
これを……1ヶ月で?
すごすぎるっ!!!
驚きすぎて声を出せずにいると、
「シュウ……気に入らないか?」
と悲しげな声が聞こえた。
「シュウが気に入らないならもう一度作らせ――」
「ちがっ、違うっ!!! あまりにも綺麗でびっくりして声が出なかっただけ! すごく気に入ってるっ!!!」
「本当か?」
フレッドの声に被せるように慌てて言ったから、無理やりそう言ったと思われたみたいでフレッドは不安げな表情をしていたけれど、
「うん、本当だよ! フレッドの髪の色と同じ色のドレスなんて嬉しいっ!! それにこのレースも宝石もすごく綺麗だね」
ぼくの言葉にフレッドの表情が和らぎ、ふぅと息を吐いた。
「そうか。よかった、シュウがそう言ってくれて。シュウなら気に入ってくれると思ったんだ」
フレッドの嬉しそうな表情にホッとしながら、目の前のキラキラと眩い光を放つドレスにもう一度目を向けた。
あれっ? でもちょっと待ってっ。
これって……女性用のドレスじゃないの?
お父さんたちといた時にずっと女装していたから違和感なくなってきていたけど、ここではぼくは男なんだし流石にドレスはおかしいんじゃないのかな?
「ねぇ、フレッド……」
「どうした? どこか気になるところがあったか?」
「やっ、そうじゃなくて……あの、これって……女性用のドレス、じゃないの?」
「んっ? 女性用?」
「うん、どう見ても綺麗なドレスだし……これを、そんな大切なパーティーで男のぼくが着ても大丈夫なの?」
とっても綺麗なドレスだし、女装にはすっかり慣れちゃってるから着るのは全く嫌ではないんだけど……というより着てみたいとさえ思うけれど、男のぼくがこれを着てフレッドが恥ずかしい思いとかしないかな……と不安になる。
フレッドを見つめると、フレッドはマクベスさんと顔を見合わせて笑顔を浮かべた。
「ふふっ。そんなことを気にしていたのか?」
「だって……」
「大丈夫。婚礼衣装に男女の決まりはない。それぞれが似合うものを着ればいいんだ。だから私はシュウに着て欲しいと思うものを作ったのだし、シュウにしか似合わない特別な衣装作り上げたと思っている。それはわかるだろう?」
「うん、フレッドがぼくのことを考えて作ってくれたのはよくわかるし、ぼくも大好きだけど……いいのかなってちょっと不安になっちゃって……」
「それなら、一度着てみないか? 実際に着てみたら安心するだろう?」
「えっ……いいの?」
「ああ、もちろんだ。じゃあ、寝室に行こうか」
そういうとフレッドはさっさとぼくを連れて寝室へと入った。
「当日は装飾品もつけるからまた印象は変わるだろうがな。とりあえず衣装だけ着て感想を聞かせてくれ。その上で気になる点があるなら修正すればいい」
「うん、わかった」
フレッドが嬉しそうに見つめる中、ぼくは下着姿になりドレスを手に取った。
「これ……どうやって着ればいいの?」
「ふふっ。私が手伝うよ。さぁ、ここに足を入れて……。シャツは邪魔になるから脱がせるよ」
インナーシャツを脱がされ、半裸になった状態でドレスに袖を通す。
あれ?
レースだから肌の露出が多いのかと思っていたけれど、意外と肌が見えない。
裾も長いから足も気にならないし……。
「どうだ?」
綺麗に着付けられた姿を大きな姿見で見ると、
「わぁーっ!!! すごく素敵っ!!!」
女性用のドレスだと拘っていたのがバカらしく思えるほど、ぼくに似合っていると思った。
スカート部分もふんわりとしているわけではなく、まるで人魚姫みたいな感じ。
ぼくの脚の形に沿って前はくるぶしあたりまで丈があって、後ろの裾はすごく長いから引き摺って歩く感じなのかな。
ふふっ。こういうところは、結婚式のドレスっぽい。
「ああ、本当によく似合う。やっぱりこの衣装にしてよかった」
フレッドがすごく嬉しそうだ。
「フレッド、ごめんね。せっかく作ってくれたのに、何も考えなしに心配になっちゃって……」
「いや、気にしなくていい。こうやってシュウが実際に着て喜んでくれるだけで私は幸せだから」
「フレッド……」
「ああ、でも本当に美しいな。こんなにも美しい姿を皆に見せるのが勿体なく思える」
「ふふっ。せっかくのお披露目パーティーなのに?」
「仕方ないから皆の前で着せるが、シュウは決して私のそばから離れるんじゃないぞ」
「大丈夫、フレッドに支えていてもらわないと歩けそうにないし」
ぼくが裾に目をやると、フレッドは笑いながら
「ああ、私がずっと支えているから」
と抱きしめてくれた。
「それで、フレッドの衣装はどんな感じなの?」
「私も着て見せようか?」
「うーん……すっごくみたいけど、今は我慢しとく。当日の楽しみにしておくよ」
「ふふっ。そうか。そうだな」
フレッドは嬉しそうに笑顔を浮かべながら、ぼくの衣装を脱がせ始めた。
ドレスの肩の部分をずらすと、するりとドレスが落ちた。
「――っ!! シュウの裸はいつみても目の毒だな」
「そう? もうそろそろ見飽きたりしない?」
「な――っ、見飽きるなんてあるわけがないだろう。シュウのその可愛らしい胸の飾りを見るだけで、もうこんなになっているというのに……」
「――っ!!」
ぼくの手を優しくとり、フレッドは自分の、その……ズボンの中心に触れさせた。
そこには熱く硬いものが大きく昂っていて、そのあまりの迫力にぼくはゴクリと息を呑んだ。
「わかってくれたか?」
ぼくは驚きすぎて言葉も出せずにコクコクと頷くと、フレッドは笑ってぼくの手を外した。
「シュウを愛しいと思う気持ちは日々増しているし、シュウに興奮しない日など一日もないよ」
そう言って抱きしめてくれるフレッドのおっきなモノが布越しにぼくのお腹に触れる。
それだけでぼくの身体の奥が熱くなってしまうのはもう仕方のないことなのかもしれない。
「さぁ、着替えて出ようか。マクベスが待っている」
フレッドはそう言って、ぼくが脱いだドレスを手に取った。
「ねぇ、フレッド……」
「どうした?」
「それ……そのままで、いいの?」
「えっ?」
ぼくはフレッドの服の中で大きく昂ったモノを布越しに触れ、そっと摩るとフレッドは
「く――っ! シュウ……」
ビクリと身体を震わせた。
「まだ、こんなにおっきぃのに……」
「い、いや……だい、じょうぶだ……放っておけばそのうち……」
「でも、辛そう……」
「ぐぅ――っ!」
指でそっとおっきなモノを撫でるたびにフレッドが苦しげな声をあげる。
そんなに苦しいなら、ぼくが手伝ってあげるのに。
ダメかなぁ?
でも、もうぼくの頭の中はフレッドの蜜を飲むことでいっぱいなんだけど……。
「シ、シュウ……」
困った表情しているけど、フレッドのモノを撫でるぼくの手を跳ね除けないってことは……してもいいってことなんじゃない?
ねっ、そうだよね。
そうに決まってる。
ぼくは自分にそう言い訳してフレッドのズボンのボタンを外し、前を寛げた。
「あ――っ、やっ、シュウッ! それは……っ」
フレッドの手が必死に止めようとするけれど、開いてしまったズボンからフレッドの大きなモノがすでに顔を出している。
押さえつけられていたものがなくなったんだから当然だろうけど。
「フレッド、邪魔しちゃだめ……」
「――っ!!」
ぼくがフレッドの前にしゃがみ込み、ズボンと下着を下ろしながらフレッドに注意すると、フレッドは身体を震わせながらそっと手を退けた。
おっきく昂ったモノの先端に蜜が溜まっているのが見える。
そこから漂ってくる甘い香りにもう我慢なんてできるわけがなかった。
おっきくて全部は口に入らないのはわかっているから、まずは舌を出してソフトクリームみたいにペロペロと舐めると次から次に甘い蜜が溢れてきた。
「ふふっ。おいしっ……」
根元の方を両手でゴシゴシと動かすとさらに蜜が溢れてくる。
「ああっ、シュウ……最高だ」
フレッドの気持ちよさそうな声に嬉しくなって、小さな口を大きく開けてパクリと咥えると
「くっ――!! シュウ……無理するなよ」
と途端に苦しげな声に変わった。
「ふれっどぉ……きもひ、よふない……?」
「そんなわけないだろう! 気持ち良すぎてすぐにイッてしまいそうだ」
「ふふっ、だひていいよ……」
フレッドの言葉が嬉しくて、一生懸命口を窄めて顔を動かすとジュポジュポといやらしい音が聞こえると同時に
「くっ!! ああっ! あっ!」
フレッドの堪え切れない声が漏れ出てくる。
ああ、ぼくがフレッドを気持ちよくさせてるんだ……そう思うだけですごく嬉しかった。
「くっ――! ああっ、もう限界だっ!!」
そういうと、フレッドはぼくの顔を掴んだ。
「んんっ、んっ!」
喉の奥、目掛けてフレッドの大量の蜜が噴き出してくる。
ぼくの口の中全部がフレッドの甘い蜜で覆われそうなくらいの大量の蜜でいっぱいになって、飲み切れない蜜が唇の端から垂れてしまう。
勿体無いと思いつつも、あまりの量に綺麗に飲み干すことが難しい。
「シュウ! 悪い、出していいぞ!」
フレッドはそう言っていたのが聞こえたけれど、ぼくはそれをゆっくりと時間をかけて飲み切った。
自分の身体がフレッドの甘い蜜でいっぱいになる。
それが幸せなんだ。
「ふふっ。ごちそうさま……」
心配そうな表情でぼくを見つめるフレッドにそういうと、
「ああ……もう、本当に私は一生シュウには勝てそうにないな」
とボソリと呟いていた。
「フレッド? どうしたの?」
「いや、シュウを愛していると言ったんだ」
「ふふっ。ぼくもフレッドを愛しているよ」
「シュウっ!!」
フレッドはぼくの唇にキスをして、一瞬眉を顰めた。
多分それは自分の蜜の味を感じ取ったからだと思うけど、それでもそのあとは気にせず深い深いキスをしてくれた。
ああ、本当にぼく……幸せだな。
フレッドの服を整え、いいかげんマクベスさんも待っているだろうからと寝室から出ようとしたけれど、
「ダメだ、こんな情欲を掻き立てるような表情をしたシュウを外には出せない! シュウはここで少し待っていてくれ」
とぼくのドレスだけを持って出て行ってしまった。
リビングで何か話しているんだろうけど、全然聞こえないのはここが防音だからかな。
しばらく経って、寝室に戻ってきたフレッドに連れられてぼくはお風呂に入りそのままお風呂場と寝室で何度も愛されることになった。
「次に愛し合うのはお披露目パーティーの夜だから、その分今愛し合っておかないとな」
何度目かの蜜を放った時にそんなことを言われたような気がしたけれど、その時のぼくはフレッドの愛を受けることに必死でフレッドの言葉は耳には入っていなかった。
あなたにおすすめの小説
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
猫を追いかけて異世界に来たら、拾ってくれたのは優しい貴族様でした
水無瀬 蒼
BL
清石拓也はある日飼い猫の黒猫・ルナを追って古びた神社に紛れ込んだ。
そこで、御神木の根に足をひっかけて転んでしまう。
倒れる瞬間、大きな光に飲み込まれる。
そして目を覚ましたのは、遺跡の中だった。
体調の悪い拓也を助けてくれたのは貴族のレオニス・アーゼンハイツだった。
2026.1.5〜
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
転生天使は平穏に眠りたい〜社畜を辞めたら美形王子の腕の中でとろとろに甘やかされる日々が始まりました〜
メープル
BL
毎日深夜まで残業、食事はコンビニの冷たいパン。そんな社畜としての人生を使い果たし、過労死した俺が転生したのは――なんと、四枚の美しい羽を持つ本物の天使だった。
「今世こそは、働かずに一生寝て過ごしたい!」
平穏な隠居生活を夢見るシオンは、正体を隠して王国の第一王子・アリスターの元に居候することに。ところが、この王子、爽やかな笑顔の裏で俺への重すぎる執着を隠し持っていた!?
繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました
こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。
一度も話したことないイケメンのクラスメイトと二人組になったらめちゃくちゃ執着されてた
時
BL
「はい、じゃあ二人組作って」──あまり人付き合いが得意ではない夏稀(なつき)にとってそれは地獄の言葉。
けれど高校ではちがう。なぜなら新しくできた友達と『二人組』協定を結んだから。
もう二人組なんて怖くないと思っていた矢先、その友達が風邪で欠席。
ほかに組む相手が見つからず、先生と組むことも覚悟する夏稀だったが、そこで声をかけてきたのは美形の転校生──緒川聖夜(おがわ・きよや)だった。
「俺と二人組にならない?」
その一言をきっかけに聖夜は夏稀との距離を急速に縮めてきて──。
執着美形攻め×平凡受けのちょっと不穏な学園BL。
約九万字、全三十話+αの物語です。