ひとりぼっちのぼくが異世界で公爵さまに溺愛されています

波木真帆

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最終章 (領地での生活編)

花村 柊   54−1※

「シュウ、3日後にこの屋敷の大広間でパーティーをするぞ」

サヴァンスタックから帰ってきて1ヶ月ほど経ったある日、仕事終わりで部屋へと戻ってきたフレッドが開口一番、ぼくにそう告げた。

「えっ? パーティー?」

「ああ、溜まっていた仕事も落ち着いてきたし、そろそろシュウが私の伴侶になったと正式にお披露目をしないといい加減、皆もシュウと挨拶がしたいと騒ぎ出しているからな」

「えっ、でも3日後なんて、流石に急すぎじゃない?」

「ふふっ。それは大丈夫だ。実はシュウを驚かせようとこのひと月、仕事を進めながらこのパーティーの準備も並行して進めていたんだ」

得意げにそう言い放つフレッドを見ながら、フレッドの後ろをみるとマクベスさんが申し訳なさそうに僕を見ている。
どうやらこのパーティーのことをフレッドに口止めされていたみたいだ。

「そうなんだ……。パーティーは嬉しいけど、でも……できれば、先に教えておいて欲しかったな」

少し拗ねた表情でフレッドに言うと、フレッドは焦った様子を見せた。

「シュウ……怒ったのか?」

「怒ってはないけど……一緒にパーティーの準備したかったなと思って……」

「シュウが、パーティーの準備を?」

「うん。フレッドが着る服とか僕が選びたかったよ。フレッドが僕のだって見せつけたかったし……」

「――っ!! シュウっ!!」

「わっ――!!」

突然フレッドにぎゅっと抱きしめられて

「ど、どうしたの、フレッド?」

と声をかけると、

「悪かった、シュウがそんなことを思ってくれているとは思いもしていなかったから……」

と本当に申し訳なさそうに謝りながらも、でも瞳の奥が喜んでいるように見える。

「本当に悪かったと思ってる? なんだかフレッドの顔が、嬉しそうに見えるんだけど……」

そういうと、フレッドはハッとした表情を見せた。

「――っ、やっぱりシュウには隠し事はできないな。悪い、申し訳ない気持ちはもちろんあるが、シュウに私の服を選びたかった、みんなに見せつけたかったと言われて嬉しく思っている。本当にすまない」

こういう素直で正直なところがすっごく可愛いんだよね。

「ふふっ。正直に言ったから、許してあげる。ねぇ、フレッドのことだから、もうパーティーの衣装は出来上がってるんでしょう?」

「ああ、実は今日届いた」

「えっ? 今日?」

「だから、今日シュウに話そうと思ったんだ。パーティの衣装は当日の楽しみにしようと思ったが、見てみるか?」

「えっ、いいの?」

「ああ、もちろんだ」

「わぁっ! みたい、みたいっ!!」

僕が飛び上がって喜ぶと、フレッドはマクベスさんに視線を向けた。

マクベスさんはすぐに部屋の外から運んだ二つの大きな箱をテーブルに乗せ、

「どうぞ」

と優しく声をかけてくれた。

「シュウが開けて見てくれ。こちらはがシュウの衣装、あちらが私のだ」

目の前にある、いかにも豪華そうな箱。
まず僕の衣装が入っているという箱をそっと開けると、

「――っ!!! これ……っ!!!」

言葉にできないほど綺麗な金色のドレスが出てきた。
繊細なレースと煌めく宝石の装飾が施され、かなりの手間暇がかかっていそう。

これを……1ヶ月で?
すごすぎるっ!!!

驚きすぎて声を出せずにいると、

「シュウ……気に入らないか?」

と悲しげな声が聞こえた。

「シュウが気に入らないならもう一度作らせ――」
「ちがっ、違うっ!!! あまりにも綺麗でびっくりして声が出なかっただけ! すごく気に入ってるっ!!!」

「本当か?」

フレッドの声に被せるように慌てて言ったから、無理やりそう言ったと思われたみたいでフレッドは不安げな表情をしていたけれど、

「うん、本当だよ! フレッドの髪の色と同じ色のドレスなんて嬉しいっ!! それにこのレースも宝石もすごく綺麗だね」

ぼくの言葉にフレッドの表情が和らぎ、ふぅと息を吐いた。

「そうか。よかった、シュウがそう言ってくれて。シュウなら気に入ってくれると思ったんだ」

フレッドの嬉しそうな表情にホッとしながら、目の前のキラキラと眩い光を放つドレスにもう一度目を向けた。

あれっ? でもちょっと待ってっ。
これって……女性用のドレスじゃないの?

お父さんたちといた時にずっと女装していたから違和感なくなってきていたけど、ここではぼくは男なんだし流石にドレスはおかしいんじゃないのかな?

「ねぇ、フレッド……」

「どうした? どこか気になるところがあったか?」

「やっ、そうじゃなくて……あの、これって……女性用のドレス、じゃないの?」

「んっ? 女性用?」

「うん、どう見ても綺麗なドレスだし……これを、そんな大切なパーティーで男のぼくが着ても大丈夫なの?」

とっても綺麗なドレスだし、女装にはすっかり慣れちゃってるから着るのは全く嫌ではないんだけど……というより着てみたいとさえ思うけれど、男のぼくがこれを着てフレッドが恥ずかしい思いとかしないかな……と不安になる。

フレッドを見つめると、フレッドはマクベスさんと顔を見合わせて笑顔を浮かべた。

「ふふっ。そんなことを気にしていたのか?」

「だって……」

「大丈夫。婚礼衣装に男女の決まりはない。それぞれが似合うものを着ればいいんだ。だから私はシュウに着て欲しいと思うものを作ったのだし、シュウにしか似合わない特別な衣装作り上げたと思っている。それはわかるだろう?」

「うん、フレッドがぼくのことを考えて作ってくれたのはよくわかるし、ぼくも大好きだけど……いいのかなってちょっと不安になっちゃって……」

「それなら、一度着てみないか? 実際に着てみたら安心するだろう?」

「えっ……いいの?」

「ああ、もちろんだ。じゃあ、寝室に行こうか」

そういうとフレッドはさっさとぼくを連れて寝室へと入った。

「当日は装飾品もつけるからまた印象は変わるだろうがな。とりあえず衣装だけ着て感想を聞かせてくれ。その上で気になる点があるなら修正すればいい」

「うん、わかった」

フレッドが嬉しそうに見つめる中、ぼくは下着姿になりドレスを手に取った。

「これ……どうやって着ればいいの?」

「ふふっ。私が手伝うよ。さぁ、ここに足を入れて……。シャツは邪魔になるから脱がせるよ」

インナーシャツを脱がされ、半裸になった状態でドレスに袖を通す。

あれ?
レースだから肌の露出が多いのかと思っていたけれど、意外と肌が見えない。
裾も長いから足も気にならないし……。

「どうだ?」

綺麗に着付けられた姿を大きな姿見で見ると、

「わぁーっ!!! すごく素敵っ!!!」

女性用のドレスだと拘っていたのがバカらしく思えるほど、ぼくに似合っていると思った。

スカート部分もふんわりとしているわけではなく、まるで人魚姫みたいな感じ。
ぼくの脚の形に沿って前はくるぶしあたりまで丈があって、後ろの裾はすごく長いから引き摺って歩く感じなのかな。
ふふっ。こういうところは、結婚式のドレスっぽい。

「ああ、本当によく似合う。やっぱりこの衣装にしてよかった」

フレッドがすごく嬉しそうだ。

「フレッド、ごめんね。せっかく作ってくれたのに、何も考えなしに心配になっちゃって……」

「いや、気にしなくていい。こうやってシュウが実際に着て喜んでくれるだけで私は幸せだから」

「フレッド……」

「ああ、でも本当に美しいな。こんなにも美しい姿を皆に見せるのが勿体なく思える」

「ふふっ。せっかくのお披露目パーティーなのに?」

「仕方ないから皆の前で着せるが、シュウは決して私のそばから離れるんじゃないぞ」

「大丈夫、フレッドに支えていてもらわないと歩けそうにないし」

ぼくが裾に目をやると、フレッドは笑いながら

「ああ、私がずっと支えているから」

と抱きしめてくれた。

「それで、フレッドの衣装はどんな感じなの?」

「私も着て見せようか?」

「うーん……すっごくみたいけど、今は我慢しとく。当日の楽しみにしておくよ」

「ふふっ。そうか。そうだな」

フレッドは嬉しそうに笑顔を浮かべながら、ぼくの衣装を脱がせ始めた。
ドレスの肩の部分をずらすと、するりとドレスが落ちた。

「――っ!! シュウの裸はいつみても目の毒だな」

「そう? もうそろそろ見飽きたりしない?」

「な――っ、見飽きるなんてあるわけがないだろう。シュウのその可愛らしい胸の飾りを見るだけで、もうこんなになっているというのに……」

「――っ!!」

ぼくの手を優しくとり、フレッドは自分の、その……ズボンの中心に触れさせた。
そこには熱く硬いものが大きく昂っていて、そのあまりの迫力にぼくはゴクリと息を呑んだ。

「わかってくれたか?」

ぼくは驚きすぎて言葉も出せずにコクコクと頷くと、フレッドは笑ってぼくの手を外した。

「シュウを愛しいと思う気持ちは日々増しているし、シュウに興奮しない日など一日もないよ」

そう言って抱きしめてくれるフレッドのおっきなモノが布越しにぼくのお腹に触れる。
それだけでぼくの身体の奥が熱くなってしまうのはもう仕方のないことなのかもしれない。


「さぁ、着替えて出ようか。マクベスが待っている」

フレッドはそう言って、ぼくが脱いだドレスを手に取った。

「ねぇ、フレッド……」

「どうした?」

それ・・……そのままで、いいの?」

「えっ?」

ぼくはフレッドの服の中で大きく昂ったモノを布越しに触れ、そっと摩るとフレッドは

「く――っ! シュウ……」

ビクリと身体を震わせた。

「まだ、こんなにおっきぃのに……」

「い、いや……だい、じょうぶだ……放っておけばそのうち……」

「でも、辛そう……」

「ぐぅ――っ!」

指でそっとおっきなモノを撫でるたびにフレッドが苦しげな声をあげる。
そんなに苦しいなら、ぼくが手伝ってあげるのに。

ダメかなぁ?

でも、もうぼくの頭の中はフレッドの蜜を飲むことでいっぱいなんだけど……。

「シ、シュウ……」

困った表情しているけど、フレッドのモノを撫でるぼくの手を跳ね除けないってことは……してもいいってことなんじゃない?

ねっ、そうだよね。
そうに決まってる。

ぼくは自分にそう言い訳してフレッドのズボンのボタンを外し、前を寛げた。

「あ――っ、やっ、シュウッ! それは……っ」

フレッドの手が必死に止めようとするけれど、開いてしまったズボンからフレッドの大きなモノがすでに顔を出している。
押さえつけられていたものがなくなったんだから当然だろうけど。

「フレッド、邪魔しちゃだめ……」

「――っ!!」

ぼくがフレッドの前にしゃがみ込み、ズボンと下着を下ろしながらフレッドに注意すると、フレッドは身体を震わせながらそっと手を退けた。

おっきく昂ったモノの先端に蜜が溜まっているのが見える。
そこから漂ってくる甘い香りにもう我慢なんてできるわけがなかった。

おっきくて全部は口に入らないのはわかっているから、まずは舌を出してソフトクリームみたいにペロペロと舐めると次から次に甘い蜜が溢れてきた。

「ふふっ。おいしっ……」

根元の方を両手でゴシゴシと動かすとさらに蜜が溢れてくる。

「ああっ、シュウ……最高だ」

フレッドの気持ちよさそうな声に嬉しくなって、小さな口を大きく開けてパクリと咥えると

「くっ――!! シュウ……無理するなよ」

と途端に苦しげな声に変わった。

「ふれっどぉ……きも、よない……?」

「そんなわけないだろう! 気持ち良すぎてすぐにイッてしまいそうだ」

「ふふっ、だひてだしていいよ……」

フレッドの言葉が嬉しくて、一生懸命口を窄めて顔を動かすとジュポジュポといやらしい音が聞こえると同時に

「くっ!! ああっ! あっ!」

フレッドの堪え切れない声が漏れ出てくる。

ああ、ぼくがフレッドを気持ちよくさせてるんだ……そう思うだけですごく嬉しかった。

「くっ――! ああっ、もう限界だっ!!」

そういうと、フレッドはぼくの顔を掴んだ。

「んんっ、んっ!」

喉の奥、目掛けてフレッドの大量の蜜が噴き出してくる。
ぼくの口の中全部がフレッドの甘い蜜で覆われそうなくらいの大量の蜜でいっぱいになって、飲み切れない蜜が唇の端から垂れてしまう。

勿体無いと思いつつも、あまりの量に綺麗に飲み干すことが難しい。

「シュウ! 悪い、出していいぞ!」

フレッドはそう言っていたのが聞こえたけれど、ぼくはそれをゆっくりと時間をかけて飲み切った。
自分の身体がフレッドの甘い蜜でいっぱいになる。
それが幸せなんだ。

「ふふっ。ごちそうさま……」

心配そうな表情でぼくを見つめるフレッドにそういうと、

「ああ……もう、本当に私は一生シュウには勝てそうにないな」

とボソリと呟いていた。

「フレッド? どうしたの?」

「いや、シュウを愛していると言ったんだ」

「ふふっ。ぼくもフレッドを愛しているよ」

「シュウっ!!」

フレッドはぼくの唇にキスをして、一瞬眉を顰めた。
多分それは自分の蜜の味を感じ取ったからだと思うけど、それでもそのあとは気にせず深い深いキスをしてくれた。

ああ、本当にぼく……幸せだな。

フレッドの服を整え、いいかげんマクベスさんも待っているだろうからと寝室から出ようとしたけれど、

「ダメだ、こんな情欲を掻き立てるような表情をしたシュウを外には出せない! シュウはここで少し待っていてくれ」

とぼくのドレスだけを持って出て行ってしまった。

リビングで何か話しているんだろうけど、全然聞こえないのはここが防音だからかな。
しばらく経って、寝室に戻ってきたフレッドに連れられてぼくはお風呂に入りそのままお風呂場と寝室で何度も愛されることになった。

「次に愛し合うのはお披露目パーティーの夜だから、その分今愛し合っておかないとな」

何度目かの蜜を放った時にそんなことを言われたような気がしたけれど、その時のぼくはフレッドの愛を受けることに必死でフレッドの言葉は耳には入っていなかった。
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