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本能※
<side斗希>
僕が一緒に入ろうなんて誘ったから戸惑わせてしまったのかもしれない。
映画や小説の貴族の人がしてもらっているように、てっきりエリアスさんもお風呂のお世話を執事のクラウスさんや他のメイドさんたちにしてもらっているとばかり思っていた。
誰にも裸を見せないように過ごしてきたから、僕をお風呂に入れてくれる時もずっと服を着ていたんだと気づいた。
それを僕が誘ったから優しいエリアスさんは断れなかったんだろう。
申し訳なくて謝ると、エリアスさんはそれは違うといってくれた。
「好きな相手に風呂に誘われたら照れてしまうのもわかってくれるだろう?」
そう言われてハッとした。
そうだ。エリアスさんは僕のことを好きなんだ……
あの時僕はまだ自分の気持ちがわからないといったけれど、照れて戸惑ってしまうくらい僕のことが好きだと言われたら嬉しさが込み上げてくる。
どうしてだろう……
僕にとってエリアスさんが特別な存在であることは間違いない。
そのエリアスさんが僕を特別だと思ってくれるのが嬉しいからなのかもしれない。
エリアスさんの思いが嬉しくて抱きつくと、お腹におっきくて硬いものが触れた。
僕の知っているものでこんな形状のものといえば棍棒だけど、そんなものを持ってお風呂に入るわけがない。
場所的にもしかして、アレ?
でもこんなにおっきくて熱い。それに太さも長さも異次元な気がする。
ミルク色の入浴剤を入れているから直に見ることができないから定かではないけれど、もしアレだとしたら僕のとどれだけ大きさが違うだろう。
三倍? 五倍?
いずれにしても想像つかないほどの大きさだ。
びっくりして、これが本当にアレなのか聞きたかったけれど、エリアスさんが申し訳ない、堪えきれないと告げるのをみるとそれ以上は聞けなかった。
それよりここまで反応するということは僕をそういう意味で好きなんだってことだ。
アレが性的に興奮した時に反応するというのは保健の授業で知っていた。
もちろん突発的に反応してしまうこともあるらしいけれど、僕のことを好きだといってくれているエリアスさんが反応しているんだから間違い無いだろう。
僕が好きでこうなっているのなら、僕がこの興奮を鎮めてあげたい。
自然にそう思えた。
もちろん今まで自分が同じ男の、そんなことをするなんて夢にも思っていなかったけれど、エリアスさんなら喜んでしたくなった。やっぱりそれはエリアスさんが特別だからだろう。
そのおっきなモノに触れるとエリアスさんの身体がびくりと震えるのが伝わってきた。
そして信じられないといった表情で僕をみる。
でもその目には嬉しさが滲み出ているような気がした。
びっくりしているエリアスさんを見つめながら、お湯の中で両手でおっきなモノを握る。
片手じゃ届かない時点でどれだけ大きいかがわかる。
気持ちよくなって欲しい一心で両手を動かし続ける。
すると、エリアスさんの切羽詰まったような声が聞こえた途端、湯船からピューッと白い蜜が噴き出し僕の顔にかかった。
「うわっ。トキ! 申し訳ない。すぐに洗おう!」
僕の頭から頬を伝う蜜をみて、エリアスさんが慌てて僕を抱っこしたまま立ち上がった。
エリアスさんの顔が一気に青ざめているのが見える。
その間に頬を伝って、蜜が僕の口に触れた。
なんとなく舌でぺろっと舐めとると、驚くほど甘くて驚いた。
「うわ、美味しい!」
「なっ――」
笑顔になってしまった僕の目の前でエリアスさんが目を丸くしている。
「トキ……な、めたの、か……?」
「はい。でもすごく甘くて美味しいですよ。この世界の蜜って甘いんですね」
正直に答えると、エリアスさんはぎゅっと僕を抱きしめた。
「トキ……私を好きになってくれたんだな……」
「それって、どういう意味、ですか……?」
「好きな相手の蜜だから甘く感じられるんだ。好意がなければ苦くて飲めたものじゃ無いらしい」
「そう、なんですか……?」
それがここの世界だからなのか、僕がいた世界でもそうだったのかはわからない。
今となってはそれを調べる方法もないけれど、僕がエリアスさんを好きだというのは本当のことらしい。
好きだとか嫌いだとか自分の感情がわからなかったけれど、本能がそう理解していたってことなのかな
……
「僕、エリアスさんが好き、なんですね。だからこんなに安心するんだ……」
ようやく自分の気持ちが腑に落ちた気がした。
僕が一緒に入ろうなんて誘ったから戸惑わせてしまったのかもしれない。
映画や小説の貴族の人がしてもらっているように、てっきりエリアスさんもお風呂のお世話を執事のクラウスさんや他のメイドさんたちにしてもらっているとばかり思っていた。
誰にも裸を見せないように過ごしてきたから、僕をお風呂に入れてくれる時もずっと服を着ていたんだと気づいた。
それを僕が誘ったから優しいエリアスさんは断れなかったんだろう。
申し訳なくて謝ると、エリアスさんはそれは違うといってくれた。
「好きな相手に風呂に誘われたら照れてしまうのもわかってくれるだろう?」
そう言われてハッとした。
そうだ。エリアスさんは僕のことを好きなんだ……
あの時僕はまだ自分の気持ちがわからないといったけれど、照れて戸惑ってしまうくらい僕のことが好きだと言われたら嬉しさが込み上げてくる。
どうしてだろう……
僕にとってエリアスさんが特別な存在であることは間違いない。
そのエリアスさんが僕を特別だと思ってくれるのが嬉しいからなのかもしれない。
エリアスさんの思いが嬉しくて抱きつくと、お腹におっきくて硬いものが触れた。
僕の知っているものでこんな形状のものといえば棍棒だけど、そんなものを持ってお風呂に入るわけがない。
場所的にもしかして、アレ?
でもこんなにおっきくて熱い。それに太さも長さも異次元な気がする。
ミルク色の入浴剤を入れているから直に見ることができないから定かではないけれど、もしアレだとしたら僕のとどれだけ大きさが違うだろう。
三倍? 五倍?
いずれにしても想像つかないほどの大きさだ。
びっくりして、これが本当にアレなのか聞きたかったけれど、エリアスさんが申し訳ない、堪えきれないと告げるのをみるとそれ以上は聞けなかった。
それよりここまで反応するということは僕をそういう意味で好きなんだってことだ。
アレが性的に興奮した時に反応するというのは保健の授業で知っていた。
もちろん突発的に反応してしまうこともあるらしいけれど、僕のことを好きだといってくれているエリアスさんが反応しているんだから間違い無いだろう。
僕が好きでこうなっているのなら、僕がこの興奮を鎮めてあげたい。
自然にそう思えた。
もちろん今まで自分が同じ男の、そんなことをするなんて夢にも思っていなかったけれど、エリアスさんなら喜んでしたくなった。やっぱりそれはエリアスさんが特別だからだろう。
そのおっきなモノに触れるとエリアスさんの身体がびくりと震えるのが伝わってきた。
そして信じられないといった表情で僕をみる。
でもその目には嬉しさが滲み出ているような気がした。
びっくりしているエリアスさんを見つめながら、お湯の中で両手でおっきなモノを握る。
片手じゃ届かない時点でどれだけ大きいかがわかる。
気持ちよくなって欲しい一心で両手を動かし続ける。
すると、エリアスさんの切羽詰まったような声が聞こえた途端、湯船からピューッと白い蜜が噴き出し僕の顔にかかった。
「うわっ。トキ! 申し訳ない。すぐに洗おう!」
僕の頭から頬を伝う蜜をみて、エリアスさんが慌てて僕を抱っこしたまま立ち上がった。
エリアスさんの顔が一気に青ざめているのが見える。
その間に頬を伝って、蜜が僕の口に触れた。
なんとなく舌でぺろっと舐めとると、驚くほど甘くて驚いた。
「うわ、美味しい!」
「なっ――」
笑顔になってしまった僕の目の前でエリアスさんが目を丸くしている。
「トキ……な、めたの、か……?」
「はい。でもすごく甘くて美味しいですよ。この世界の蜜って甘いんですね」
正直に答えると、エリアスさんはぎゅっと僕を抱きしめた。
「トキ……私を好きになってくれたんだな……」
「それって、どういう意味、ですか……?」
「好きな相手の蜜だから甘く感じられるんだ。好意がなければ苦くて飲めたものじゃ無いらしい」
「そう、なんですか……?」
それがここの世界だからなのか、僕がいた世界でもそうだったのかはわからない。
今となってはそれを調べる方法もないけれど、僕がエリアスさんを好きだというのは本当のことらしい。
好きだとか嫌いだとか自分の感情がわからなかったけれど、本能がそう理解していたってことなのかな
……
「僕、エリアスさんが好き、なんですね。だからこんなに安心するんだ……」
ようやく自分の気持ちが腑に落ちた気がした。
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