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みなければよかった <side晴>
翌朝、僕は寝室で隆之さんの腕の中で目を覚ました。
身体は疲れてはいるけれど、スッキリした気分だ。
そういえば、昨日エプロンをつけたまま隆之さんと…………どうなったんだったかな?
そうだ!
前に太ももで隆之さんのモノを挟んだことがあったからそれをしたいのだと思っていたけれど、物凄い圧迫感が急にお尻の中にきたんだよね……。
指を挿入られてるってわかってビックリしたけど、気持ちよくって変な声あげた気がする。恥ずかしい。
そしたら、もっとすごい圧迫感が来て……これが隆之さんのモノだって気づいた時には心底驚いた。
だってお尻だよ?
あんな大きなモノが挿入るなんて信じられない……。
でも、中を刺激されるたび気持ちよくてたまらなかった。
中に隆之さんのを吐き出されて温かいのが身体を包んだ時、隆之さんとひとつになるってこういうことなんだって思った。
そういえば後ろからいいか? って聞かれた気がする。
意味がわからなかったから頷いたけど、そういうことだったんだって今わかった。
今度は前向いてしてみたいな。
隆之さんの顔がみたい……。
それにしても昨日の隆之さん、なぜかすごく興奮してたけどあれはエプロンのせい?
あの可愛いエプロンが他の人のものじゃないって分かった時はホッとしたけれど、
あれでなんであんなに興奮したのかいまいちよく分かってないんだよね。
今度旅行に行った時にでも理玖に聞いてみようっと。
僕はもぞもぞと身体の向きを変えると、
「ゔ――っ」
なんだかお尻とか腰がすごく痛い……。
なんで??
あっ、もしかして隆之さんを受け入れたから?
そう考えると、すごく痛かったけどなんだかひとつになれた証のような気がして嬉しくなるから不思議だ。
壁にかかっている時計に目を向けると、6時半。
まだ仕事に行くには早いから、隆之さんとこのままもう少し休んでおこう。
そういえば、教授からの伝言伝えるのを忘れていた。
前澤くんにも早く連絡しないといけないし。
隆之さん、なんていうだろうな……。
なんだかドキドキしてきちゃった。
どうしようと思いながら、眠っている隆之さんの顔を見つめていると、隆之さんの寝顔が少し表情が変わった。
あれ? 起きちゃったかな?
それにしても寝顔だっていうのに、どうしてこんなにかっこいいんだろう。
ギリシア彫刻のように整った顔がとても寝顔とは思えない。
僕は無意識に隆之さんスッと通った鼻筋に指を這わせていた。
「本当にかっこいいんだよねぇ……」
うっとりしてしまうほど綺麗な顔立ちに釘付けになってしまう。
僕は童顔だから、可愛いと言われことはあってもカッコいいとは言われないんだよね。
神様って不公平だよね……。
「いや、晴は格好いいぞ」
「えっ?」
突然聞こえた隆之さんの声に驚いて、思わず声が出てしまった。
「た、隆之さん……な、なんで?」
「ふふっ。晴がさっきから思ってたこと、全部口に出てたぞ」
「ええっ……」
童顔だとか、不公平とか聞かれてたってこと?
うわっ、恥ずかしい……。
「俺は朝から晴に褒めてもらえて嬉しいけどな。晴、昨日は無理させて悪かった……。晴が可愛すぎてつい暴走してしまった。本当ならもっとゆっくり……」
「ううん。あの……ビックリしたけど隆之さんと一つになれて嬉しかったし。でも、あんなとこに隆之さんのが挿入るなんて思わなくって……」
「そうだよな。ゆっくりならしてから挿入るつもりだったんだけどごめんな」
「ううん。違うの。あの、今度は隆之さんの顔が見たいから後ろからじゃないほうがいいな、って……」
「えっ? そうか。ああ、わかった。晴、愛してるよ」
隆之さんは嬉しそうに僕を抱きしめてくれた。
「そういえば、晴……何か気になってることでもあるのか?」
「どうして?」
「いや、さっき後で聞かなくちゃって呟いてただろう?」
「それまで声に出しちゃってたんだ……ほんと、恥ずかしい」
顔が赤くなってしまうのを感じたものの、こうなったらそのまま言ってしまおうと勇気が持てた。
「あのね……この前ゼミに行った時にね――」
僕は二階堂教授との話の内容を伝えながら、飲み会に参加できるかどうかを尋ねてみた。
「どう? 隆之さんは一緒に行けそう?」
「ああ、晴と一緒に行けるのなら喜んで参加させてもらうよ」
そうだよね、教授からの頼み事でもあるし、隆之さんが断るわけないか……。
一緒に飲み会に参加できることはとっても嬉しいけれど、なんとなくモヤモヤが晴れない。
こういう時はちゃんと全部聞いてみた方はいいって前澤くんも言ってたし、やっぱり聞くべきかなぁ。
「どうした? 晴は俺にきて欲しくないのか?」
「えっ? な、なんで?」
「いや、なんだか顔が曇って見えたから……」
隆之さんの表情が少し悲しげに見える。
きっと僕が嫌がってると思ったんだ。
ちゃんと誤解は解いておかなくちゃ!
「あの、ね……実は、教授に隆之さんに飲み会に来てもらって、みんなの前で話をしてほしいって言われた時に、
なんかちょっとヤダなって思っちゃったんだ……」
「イヤだって……どうして?」
「隆之さんが来て話したりしたら、きっとみんな隆之さんのこと好きになっちゃうかもしれないって思ったらなんだか憂鬱な気分になっちゃって……それで、隆之さんになかなか話せなくて……ごめんなさい」
ゼミに行ってからもう何日も経ってるのに、教授から頼まれたことを話さずにいたなんてわざとだって思われても仕方ない。
すると、隆之さんはなぜか嬉しそうな表情で僕を見ていた。
「どうしたの? 隆之さん、怒ってないの?」
「ふふっ。怒るわけがないだろう。晴が可愛い嫉妬をしてくれたというのに」
「嫉妬?」
「ああ。俺が他の人に好かれると思ったらイヤだったんだろう?
朝からこんな可愛い嫉妬をしてもらえるなって最高の目覚めだな。
晴、心配しなくても俺は晴以外には目に入らないし、好意を持たれてもなんとも思わないから大丈夫だよ。
それよりも教授に誘われたおかげで、飲み会の席に晴1人で行かせることにならないですんでよかったとさえ思ってるよ」
隆之さんが一緒に行ってくれるって言ってくれたのは僕のためだったんだ。
僕が嫉妬なんてしなくても隆之さんは僕のことだけを考えてくれてるんだ。
うわぁ、なんかすごく嬉しい。
今日すぐに前澤くんに連絡しよう。
隆之さんも参加してくれるって……前澤くんのおかげでちゃんと話せたって言っておかなくちゃ!
「それにしてもなんで教授から俺の話が出たんだ?」
「実は僕が書いた卒論を教授が優秀卒業論文に推薦してくれたんです。それで御礼を言いに行った時に、隆之さんが教授のゼミだったっていってたのを思い出して聞いてみたら、すごくよく覚えているって言ってくださって……それでそんな流れに……」
「えっ? 晴の卒論、推薦されたのか? 凄いじゃないか!」
隆之さんは僕の卒論が選ばれたことの方をすごく喜んでくれて嬉しかった。
「隆之さんがすごく良い資料を貸してくれたからだよ。だから、隆之さんのおかげ。ふふっ。そうだ! 隆之さんのも推薦されたって……」
そう、あの隆之さんの資料がすごく役に立ったんだよね。
あれがなかったら優秀卒業論文なんて選ばれるはずがない。
僕は運が良かったんだ。
でも、隆之さんは違う。
自分で集めた資料で書き上げたはずだから選ばれたのは本当にすごいことだ。
「ああ、そうだったな。やけに教授が気に入ってくれて。院に来いって誘われて大変だった」
隆之さんの表情から本気で教授に誘われ続けたんだろうな。
その頃のことを思い出してるのか、すごく困った顔をしている。
ふふっ。そういう隆之さんも可愛いな。
「俺のことよりも、晴が優秀卒論に選ばれたお祝いをしないとな。そうだ! 今度アルたちと旅行に行った時にお祝いするか」
「うわぁ。いいの? 楽しそう!」
「じゃあこれも計画に入れておかないとな」
隆之さんに教授とのことを話そうかと悩んでいたのが嘘のように楽しい計画がまた一つ増えた。
それから一緒に朝食をとって、隆之さんは仕事に出かけていった。
僕はまだ身体が少し辛いから今日はゆっくり家で過ごそうかな。
明後日はこの部屋で高木さんとの食事会があるし、
来月早々にはリュウールの撮影もある。
フェリーチェの契約が決まったらCMのアイディアも考えていって、そして来月末には旅行!
なんだかすごく忙しいけれど充実してるってこういうことを言うんだろうな。
でも隆之さんと住まわせてもらっているからバイトをしなくてもやっていけてるんだよね。
リヴィエラから貰ったお給料は通帳ごと隆之さんに渡そうとしたけれど断られちゃって、食事一度ご馳走してネクタイピンをプレゼントしただけであまり恩返しは出来ていない。
しかも旅行でお祝いまでしてくれるって言うし……僕もなにか喜んでくれることを考えたいな。
そうだ! 近いうちに理玖に相談してみよう!
きっと理玖もオーナーとのことで同じような悩みを抱えているかもしれないし。
同居? 同棲? そっちの話もどうなったか聞きたいし。ふふっ。楽しみだな。
そうだ、前澤くんにメッセージを送っておこう。
この時間なら邪魔にはならないよね。
<前澤くん、おはよう。連絡が遅くなってごめんなさい。早瀬さんはゼミの打ち上げに参加してくださるそうです。人数に追加でお願いいたします>
これでよしと。
さて、今日は何をして過ごそうかな。
といいつつ、まだ腰が痛いので少しベッドに横になっている。
明るい時間にこんなにゆったりとした気分でベッドにいたことが最近なかったからなんとなく不思議な気分がする。
しかもベッドにいると、隆之さんの匂いを感じるから心地よくて布団から出たくなくなってしまう。
ああ、隆之さん。
さっき出掛けて行ったばかりなのに、もう会いたくなってきちゃったな。
2人で眠るベッドに1人でいると広すぎて寂しくも感じてしまう。
匂いを感じるから出たくないと思ったり、1人でいるのを痛感して寂しくなったり……なんだか自分自身の気持ちなのによくわからなくなってきちゃった。
「わぁっ!」
布団に潜っていると、突然スマホに着信があって思わず大声を出してしまった。
1人なのに騒いでしまって恥ずかしい。
慌ててスマホを手にすると、画面には前澤くんの表示が出ていた。
さっきメッセージ送ったのを読んでわざわざかけてきてくれたのかな?
ーはい。もしもし。
ーああ、香月。前澤だけど、今大丈夫か?
ーうん。今、家にいるから大丈夫だよ。
ー今日は仕事じゃないのか?
ーああ、ちょっと……今日はおやすみなんだ
ーそうなのか。なら、よかった。それでさっきのメッセージなんだけど……。
ーそうそう、遅くなってごめんね。今朝やっと話せて……早瀬さんも教授に会えるのが楽しみだって言ってたよ。
ー教授のことは別にいいんだけど、香月……早瀬さんを呼ぶの気にしてただろ? それは大丈夫だったのか?
ーうん。心配してくれてありがとう。前澤くんに言われた通り、自分が思ってたこと全部伝えたんだ。そしたら、大丈夫だった。前澤くんのおかげだよ。ありがとう。
ーそうか、言えたのか……。なぁ、早瀬さん……香月の話聞いて喜んでなかったか?
ーえっ? なんでわかったの?
ーふふっ。やっぱりな。
ー何がやっぱりなの?
ーいや、いいんだ。じゃあ、店探してるから何かリクエストあったらいつでも連絡してくれ。
ー??? あ、うん。わかった。じゃあまたね。
結局前澤くんが何でわかったのかは、よく意味がわからなかったけどとりあえずは連絡できてよかった。
これも前澤くんに相談したおかげだよね。
そうだ。まだベッドから起き上がるのもちょっと辛いし、家事も何もできないからこの間に理玖にメッセージ入れておこうかな。
手に持っていたスマホを開いて理玖にメッセージを送ろうとしたところで、突然スマホに着信があった。
わぁっ、びっくりした! もしかして、前澤くんかな?
と思ったけれど、表示は理玖だった。
ちょうどメッセージを送ろうとしていたタイミングでの着信に僕は驚いてしまった。
ーもしもし、理玖?
ーうわぁっ、びっくりした! 驚かすなよ、香月!
急に大声で取ったから驚かせちゃったみたいだ。
ーああ、ごめん、ごめん。ちょうどメッセージ送ろうとしてたときにかかってきたから急いで出ちゃったんだ。
ーメッセージ? 何かあったのか?
ーううん。そうじゃなくて、久しぶりに色々話したいなって思って。近いうちに会って話せないかなって聞こうと思ったんだよ。
ーなんだ、そうか。俺もちょっと話したいことあったから。電話でいいかと思ったけど、香月も話があるなら近いうちに会おうぜ。
ーうん。いつがいい?
ーそうだな。うーんと、あっ、今度の水曜、俺ゼミの集まりで大学行くからバイト休みにしてるんだ。その時、昼飯一緒に食べないか?
ーオッケー。水曜日だね。お店はどこにする?
ーそうだな。店は後でメッセージ送るよ。
ーわかった! じゃあ、水曜日にね。
ーあっ、このことは早瀬さんとあ、いや、オーナーには内緒にしといて欲しいんだけど。
ーえっ? 内緒? なんで?
ーいや……なっ、頼む!
なんだろう? 何かサプライズでも考えてるのかな?
まぁ、会った時に聞けばいいか。
ーまぁ、うん。別にいいけど。
ーサンキュー。じゃあ、後でメッセージ送るから。じゃあな。
理玖と2人でお昼ご飯とかいつぶりだろう?
なんかすごく楽しみになってきたな。
そういえば、この前オーナーに会った時、理玖と一緒に住みたいけどなかなかオッケーしてくれないっていってたよね。
それで、新しく家を探したらどうかって話したけど、オーナーは本気で理玖にその話したんだろうか?
もしかして、理玖の話ってそれについてだったりして?
ああ、そうかも。
そうだとしたら僕が余計なこと言って理玖を困らせてるんじゃないかな?
この前、オーナーの誕生日プレゼントの時も余計なこと言って理玖を不安がらせちゃったし、
僕なんだか余計なことばかり言ってる気がする……。
もし、その話だったら謝ろう。
僕もそろそろちゃんと考えないといけないんだよね。
アパート引き払ってここに住まわせてもらうこと。
隆之さんは早くきてほしいって言ってくれてるけど、
このまま甘えちゃっていいのかな?
ここ、隆之さんの持ち物らしいから家賃の半分払えないし、家事するしか役に立てないしな。
それに小蘭堂に正式に入社したら同じ住所で隆之さんが何か困ったことになったりしないかな。
そう、それが一番心配なんだよね。
だからと言って、1人で新しいところ探すのもね。
ここ、数ヶ月隆之さんと一緒に過ごしていたら1人ですむのが考えられなくなってきた。
やっぱりここにお世話になるってお願いしようかな。
家賃は払えないけど、隆之さんの役に立てることを考えよう。
住所の件は桜木部長に相談しようかな。
うーん、でもまずは隆之さんと話したほうがいいか。
なんでも相談するって決めたもんね。
うん。隆之さんが帰ってきたらじっくり話し合ってみようっと。
午後になり、ようやく身体も楽になってきた。
せっかくだからいつもはできない場所の片付けでもしようかと書斎へと向かった。
卒論書くのにお世話になったこの部屋は、本で溢れかえっている。
後でゆっくり片付けるからと言われていたけれど、いつも忙しい隆之さんには難しいかもしれない。
こんな時こそ役に立たないとね。
床に散らばった本を仕分けして、本棚に戻していく。
その作業を何度か繰り返すと、ようやく床は綺麗になった。
本棚も見やすいように整理したほうがいいかなぁ。
そう思って本棚の隅々を見ていると、下の方に大きなアルバムを見つけた。
あっ、これって……
表紙に描かれた校章でわかった。
これ、桜城大学の卒業アルバムだ。
ここにあるやつはなんでも見ていいと言われていたけれど、アルバムは別だよね。
勝手に見ちゃいけないかなと思いつつ、大学時代の隆之さんを見たい衝動に駆られる。
どうしよう……と一瞬悩んだけれど、誘惑に耐えきれず僕はアルバムに手を伸ばした。
全学科が掲載されている分厚いアルバムの中から、経営学部を開いた。
50音順に並んでいる顔写真を辿っていくと、
あ、いたっ!
ほんの少し幼いだけで今と変わらぬイケメンの隆之さんの姿がそこにあった。
わぁ、この時の私服もかっこいいな。
この隆之さんと一緒に講義を受けることができたら……きっと楽しい大学生活だっただろうな。
もちろん、今の大学生活も楽しいんだけどさ。
後ろの方にはゼミの写真も載ってるはずだよねとパラパラとページをめくっていると、アルバムの間からひらひらと何かが落ちてきた。
あ、これ……。
隆之さんが優秀賞に選ばれたっていう卒業論文だ。
アルバムを床に置き、その論文を読み進めていくと視点が面白くてついじっくりと読み耽ってしまった。
これは優秀賞に推薦されるはずだよね。
納得だ。
最後の一枚をめくったところで、また何かヒラッと落ちてきた。
卒論資料でも落ちちゃったかと慌てて拾い上げると、それは資料ではなかった。
ゼミの人たちとみんなで一緒に撮ったであろう写真。
真ん中で写っているのが隆之さんだ。
隆之さんは今と変わらずの素敵な笑顔を見せているけれど、右隣にいる女性はもしかしたらこの時の彼女かもしれない。
隆之さんの腕に絡みついてるもん。
そっか……。
そうだよね。今からもう何年も前のことだし、僕には何もいう権利なんて何もないんだけど……。
なんとなくモヤモヤする。
これは最近よく言われる嫉妬なんだろう。
こんな綺麗な女性と付き合ってたのにどうして別れちゃったんだろうな。
しかも、今は僕を好きだって言ってくれるなんて……。
なんか不思議だな。
僕は日が暮れていくのも忘れてずっとその写真を眺めていた。
身体は疲れてはいるけれど、スッキリした気分だ。
そういえば、昨日エプロンをつけたまま隆之さんと…………どうなったんだったかな?
そうだ!
前に太ももで隆之さんのモノを挟んだことがあったからそれをしたいのだと思っていたけれど、物凄い圧迫感が急にお尻の中にきたんだよね……。
指を挿入られてるってわかってビックリしたけど、気持ちよくって変な声あげた気がする。恥ずかしい。
そしたら、もっとすごい圧迫感が来て……これが隆之さんのモノだって気づいた時には心底驚いた。
だってお尻だよ?
あんな大きなモノが挿入るなんて信じられない……。
でも、中を刺激されるたび気持ちよくてたまらなかった。
中に隆之さんのを吐き出されて温かいのが身体を包んだ時、隆之さんとひとつになるってこういうことなんだって思った。
そういえば後ろからいいか? って聞かれた気がする。
意味がわからなかったから頷いたけど、そういうことだったんだって今わかった。
今度は前向いてしてみたいな。
隆之さんの顔がみたい……。
それにしても昨日の隆之さん、なぜかすごく興奮してたけどあれはエプロンのせい?
あの可愛いエプロンが他の人のものじゃないって分かった時はホッとしたけれど、
あれでなんであんなに興奮したのかいまいちよく分かってないんだよね。
今度旅行に行った時にでも理玖に聞いてみようっと。
僕はもぞもぞと身体の向きを変えると、
「ゔ――っ」
なんだかお尻とか腰がすごく痛い……。
なんで??
あっ、もしかして隆之さんを受け入れたから?
そう考えると、すごく痛かったけどなんだかひとつになれた証のような気がして嬉しくなるから不思議だ。
壁にかかっている時計に目を向けると、6時半。
まだ仕事に行くには早いから、隆之さんとこのままもう少し休んでおこう。
そういえば、教授からの伝言伝えるのを忘れていた。
前澤くんにも早く連絡しないといけないし。
隆之さん、なんていうだろうな……。
なんだかドキドキしてきちゃった。
どうしようと思いながら、眠っている隆之さんの顔を見つめていると、隆之さんの寝顔が少し表情が変わった。
あれ? 起きちゃったかな?
それにしても寝顔だっていうのに、どうしてこんなにかっこいいんだろう。
ギリシア彫刻のように整った顔がとても寝顔とは思えない。
僕は無意識に隆之さんスッと通った鼻筋に指を這わせていた。
「本当にかっこいいんだよねぇ……」
うっとりしてしまうほど綺麗な顔立ちに釘付けになってしまう。
僕は童顔だから、可愛いと言われことはあってもカッコいいとは言われないんだよね。
神様って不公平だよね……。
「いや、晴は格好いいぞ」
「えっ?」
突然聞こえた隆之さんの声に驚いて、思わず声が出てしまった。
「た、隆之さん……な、なんで?」
「ふふっ。晴がさっきから思ってたこと、全部口に出てたぞ」
「ええっ……」
童顔だとか、不公平とか聞かれてたってこと?
うわっ、恥ずかしい……。
「俺は朝から晴に褒めてもらえて嬉しいけどな。晴、昨日は無理させて悪かった……。晴が可愛すぎてつい暴走してしまった。本当ならもっとゆっくり……」
「ううん。あの……ビックリしたけど隆之さんと一つになれて嬉しかったし。でも、あんなとこに隆之さんのが挿入るなんて思わなくって……」
「そうだよな。ゆっくりならしてから挿入るつもりだったんだけどごめんな」
「ううん。違うの。あの、今度は隆之さんの顔が見たいから後ろからじゃないほうがいいな、って……」
「えっ? そうか。ああ、わかった。晴、愛してるよ」
隆之さんは嬉しそうに僕を抱きしめてくれた。
「そういえば、晴……何か気になってることでもあるのか?」
「どうして?」
「いや、さっき後で聞かなくちゃって呟いてただろう?」
「それまで声に出しちゃってたんだ……ほんと、恥ずかしい」
顔が赤くなってしまうのを感じたものの、こうなったらそのまま言ってしまおうと勇気が持てた。
「あのね……この前ゼミに行った時にね――」
僕は二階堂教授との話の内容を伝えながら、飲み会に参加できるかどうかを尋ねてみた。
「どう? 隆之さんは一緒に行けそう?」
「ああ、晴と一緒に行けるのなら喜んで参加させてもらうよ」
そうだよね、教授からの頼み事でもあるし、隆之さんが断るわけないか……。
一緒に飲み会に参加できることはとっても嬉しいけれど、なんとなくモヤモヤが晴れない。
こういう時はちゃんと全部聞いてみた方はいいって前澤くんも言ってたし、やっぱり聞くべきかなぁ。
「どうした? 晴は俺にきて欲しくないのか?」
「えっ? な、なんで?」
「いや、なんだか顔が曇って見えたから……」
隆之さんの表情が少し悲しげに見える。
きっと僕が嫌がってると思ったんだ。
ちゃんと誤解は解いておかなくちゃ!
「あの、ね……実は、教授に隆之さんに飲み会に来てもらって、みんなの前で話をしてほしいって言われた時に、
なんかちょっとヤダなって思っちゃったんだ……」
「イヤだって……どうして?」
「隆之さんが来て話したりしたら、きっとみんな隆之さんのこと好きになっちゃうかもしれないって思ったらなんだか憂鬱な気分になっちゃって……それで、隆之さんになかなか話せなくて……ごめんなさい」
ゼミに行ってからもう何日も経ってるのに、教授から頼まれたことを話さずにいたなんてわざとだって思われても仕方ない。
すると、隆之さんはなぜか嬉しそうな表情で僕を見ていた。
「どうしたの? 隆之さん、怒ってないの?」
「ふふっ。怒るわけがないだろう。晴が可愛い嫉妬をしてくれたというのに」
「嫉妬?」
「ああ。俺が他の人に好かれると思ったらイヤだったんだろう?
朝からこんな可愛い嫉妬をしてもらえるなって最高の目覚めだな。
晴、心配しなくても俺は晴以外には目に入らないし、好意を持たれてもなんとも思わないから大丈夫だよ。
それよりも教授に誘われたおかげで、飲み会の席に晴1人で行かせることにならないですんでよかったとさえ思ってるよ」
隆之さんが一緒に行ってくれるって言ってくれたのは僕のためだったんだ。
僕が嫉妬なんてしなくても隆之さんは僕のことだけを考えてくれてるんだ。
うわぁ、なんかすごく嬉しい。
今日すぐに前澤くんに連絡しよう。
隆之さんも参加してくれるって……前澤くんのおかげでちゃんと話せたって言っておかなくちゃ!
「それにしてもなんで教授から俺の話が出たんだ?」
「実は僕が書いた卒論を教授が優秀卒業論文に推薦してくれたんです。それで御礼を言いに行った時に、隆之さんが教授のゼミだったっていってたのを思い出して聞いてみたら、すごくよく覚えているって言ってくださって……それでそんな流れに……」
「えっ? 晴の卒論、推薦されたのか? 凄いじゃないか!」
隆之さんは僕の卒論が選ばれたことの方をすごく喜んでくれて嬉しかった。
「隆之さんがすごく良い資料を貸してくれたからだよ。だから、隆之さんのおかげ。ふふっ。そうだ! 隆之さんのも推薦されたって……」
そう、あの隆之さんの資料がすごく役に立ったんだよね。
あれがなかったら優秀卒業論文なんて選ばれるはずがない。
僕は運が良かったんだ。
でも、隆之さんは違う。
自分で集めた資料で書き上げたはずだから選ばれたのは本当にすごいことだ。
「ああ、そうだったな。やけに教授が気に入ってくれて。院に来いって誘われて大変だった」
隆之さんの表情から本気で教授に誘われ続けたんだろうな。
その頃のことを思い出してるのか、すごく困った顔をしている。
ふふっ。そういう隆之さんも可愛いな。
「俺のことよりも、晴が優秀卒論に選ばれたお祝いをしないとな。そうだ! 今度アルたちと旅行に行った時にお祝いするか」
「うわぁ。いいの? 楽しそう!」
「じゃあこれも計画に入れておかないとな」
隆之さんに教授とのことを話そうかと悩んでいたのが嘘のように楽しい計画がまた一つ増えた。
それから一緒に朝食をとって、隆之さんは仕事に出かけていった。
僕はまだ身体が少し辛いから今日はゆっくり家で過ごそうかな。
明後日はこの部屋で高木さんとの食事会があるし、
来月早々にはリュウールの撮影もある。
フェリーチェの契約が決まったらCMのアイディアも考えていって、そして来月末には旅行!
なんだかすごく忙しいけれど充実してるってこういうことを言うんだろうな。
でも隆之さんと住まわせてもらっているからバイトをしなくてもやっていけてるんだよね。
リヴィエラから貰ったお給料は通帳ごと隆之さんに渡そうとしたけれど断られちゃって、食事一度ご馳走してネクタイピンをプレゼントしただけであまり恩返しは出来ていない。
しかも旅行でお祝いまでしてくれるって言うし……僕もなにか喜んでくれることを考えたいな。
そうだ! 近いうちに理玖に相談してみよう!
きっと理玖もオーナーとのことで同じような悩みを抱えているかもしれないし。
同居? 同棲? そっちの話もどうなったか聞きたいし。ふふっ。楽しみだな。
そうだ、前澤くんにメッセージを送っておこう。
この時間なら邪魔にはならないよね。
<前澤くん、おはよう。連絡が遅くなってごめんなさい。早瀬さんはゼミの打ち上げに参加してくださるそうです。人数に追加でお願いいたします>
これでよしと。
さて、今日は何をして過ごそうかな。
といいつつ、まだ腰が痛いので少しベッドに横になっている。
明るい時間にこんなにゆったりとした気分でベッドにいたことが最近なかったからなんとなく不思議な気分がする。
しかもベッドにいると、隆之さんの匂いを感じるから心地よくて布団から出たくなくなってしまう。
ああ、隆之さん。
さっき出掛けて行ったばかりなのに、もう会いたくなってきちゃったな。
2人で眠るベッドに1人でいると広すぎて寂しくも感じてしまう。
匂いを感じるから出たくないと思ったり、1人でいるのを痛感して寂しくなったり……なんだか自分自身の気持ちなのによくわからなくなってきちゃった。
「わぁっ!」
布団に潜っていると、突然スマホに着信があって思わず大声を出してしまった。
1人なのに騒いでしまって恥ずかしい。
慌ててスマホを手にすると、画面には前澤くんの表示が出ていた。
さっきメッセージ送ったのを読んでわざわざかけてきてくれたのかな?
ーはい。もしもし。
ーああ、香月。前澤だけど、今大丈夫か?
ーうん。今、家にいるから大丈夫だよ。
ー今日は仕事じゃないのか?
ーああ、ちょっと……今日はおやすみなんだ
ーそうなのか。なら、よかった。それでさっきのメッセージなんだけど……。
ーそうそう、遅くなってごめんね。今朝やっと話せて……早瀬さんも教授に会えるのが楽しみだって言ってたよ。
ー教授のことは別にいいんだけど、香月……早瀬さんを呼ぶの気にしてただろ? それは大丈夫だったのか?
ーうん。心配してくれてありがとう。前澤くんに言われた通り、自分が思ってたこと全部伝えたんだ。そしたら、大丈夫だった。前澤くんのおかげだよ。ありがとう。
ーそうか、言えたのか……。なぁ、早瀬さん……香月の話聞いて喜んでなかったか?
ーえっ? なんでわかったの?
ーふふっ。やっぱりな。
ー何がやっぱりなの?
ーいや、いいんだ。じゃあ、店探してるから何かリクエストあったらいつでも連絡してくれ。
ー??? あ、うん。わかった。じゃあまたね。
結局前澤くんが何でわかったのかは、よく意味がわからなかったけどとりあえずは連絡できてよかった。
これも前澤くんに相談したおかげだよね。
そうだ。まだベッドから起き上がるのもちょっと辛いし、家事も何もできないからこの間に理玖にメッセージ入れておこうかな。
手に持っていたスマホを開いて理玖にメッセージを送ろうとしたところで、突然スマホに着信があった。
わぁっ、びっくりした! もしかして、前澤くんかな?
と思ったけれど、表示は理玖だった。
ちょうどメッセージを送ろうとしていたタイミングでの着信に僕は驚いてしまった。
ーもしもし、理玖?
ーうわぁっ、びっくりした! 驚かすなよ、香月!
急に大声で取ったから驚かせちゃったみたいだ。
ーああ、ごめん、ごめん。ちょうどメッセージ送ろうとしてたときにかかってきたから急いで出ちゃったんだ。
ーメッセージ? 何かあったのか?
ーううん。そうじゃなくて、久しぶりに色々話したいなって思って。近いうちに会って話せないかなって聞こうと思ったんだよ。
ーなんだ、そうか。俺もちょっと話したいことあったから。電話でいいかと思ったけど、香月も話があるなら近いうちに会おうぜ。
ーうん。いつがいい?
ーそうだな。うーんと、あっ、今度の水曜、俺ゼミの集まりで大学行くからバイト休みにしてるんだ。その時、昼飯一緒に食べないか?
ーオッケー。水曜日だね。お店はどこにする?
ーそうだな。店は後でメッセージ送るよ。
ーわかった! じゃあ、水曜日にね。
ーあっ、このことは早瀬さんとあ、いや、オーナーには内緒にしといて欲しいんだけど。
ーえっ? 内緒? なんで?
ーいや……なっ、頼む!
なんだろう? 何かサプライズでも考えてるのかな?
まぁ、会った時に聞けばいいか。
ーまぁ、うん。別にいいけど。
ーサンキュー。じゃあ、後でメッセージ送るから。じゃあな。
理玖と2人でお昼ご飯とかいつぶりだろう?
なんかすごく楽しみになってきたな。
そういえば、この前オーナーに会った時、理玖と一緒に住みたいけどなかなかオッケーしてくれないっていってたよね。
それで、新しく家を探したらどうかって話したけど、オーナーは本気で理玖にその話したんだろうか?
もしかして、理玖の話ってそれについてだったりして?
ああ、そうかも。
そうだとしたら僕が余計なこと言って理玖を困らせてるんじゃないかな?
この前、オーナーの誕生日プレゼントの時も余計なこと言って理玖を不安がらせちゃったし、
僕なんだか余計なことばかり言ってる気がする……。
もし、その話だったら謝ろう。
僕もそろそろちゃんと考えないといけないんだよね。
アパート引き払ってここに住まわせてもらうこと。
隆之さんは早くきてほしいって言ってくれてるけど、
このまま甘えちゃっていいのかな?
ここ、隆之さんの持ち物らしいから家賃の半分払えないし、家事するしか役に立てないしな。
それに小蘭堂に正式に入社したら同じ住所で隆之さんが何か困ったことになったりしないかな。
そう、それが一番心配なんだよね。
だからと言って、1人で新しいところ探すのもね。
ここ、数ヶ月隆之さんと一緒に過ごしていたら1人ですむのが考えられなくなってきた。
やっぱりここにお世話になるってお願いしようかな。
家賃は払えないけど、隆之さんの役に立てることを考えよう。
住所の件は桜木部長に相談しようかな。
うーん、でもまずは隆之さんと話したほうがいいか。
なんでも相談するって決めたもんね。
うん。隆之さんが帰ってきたらじっくり話し合ってみようっと。
午後になり、ようやく身体も楽になってきた。
せっかくだからいつもはできない場所の片付けでもしようかと書斎へと向かった。
卒論書くのにお世話になったこの部屋は、本で溢れかえっている。
後でゆっくり片付けるからと言われていたけれど、いつも忙しい隆之さんには難しいかもしれない。
こんな時こそ役に立たないとね。
床に散らばった本を仕分けして、本棚に戻していく。
その作業を何度か繰り返すと、ようやく床は綺麗になった。
本棚も見やすいように整理したほうがいいかなぁ。
そう思って本棚の隅々を見ていると、下の方に大きなアルバムを見つけた。
あっ、これって……
表紙に描かれた校章でわかった。
これ、桜城大学の卒業アルバムだ。
ここにあるやつはなんでも見ていいと言われていたけれど、アルバムは別だよね。
勝手に見ちゃいけないかなと思いつつ、大学時代の隆之さんを見たい衝動に駆られる。
どうしよう……と一瞬悩んだけれど、誘惑に耐えきれず僕はアルバムに手を伸ばした。
全学科が掲載されている分厚いアルバムの中から、経営学部を開いた。
50音順に並んでいる顔写真を辿っていくと、
あ、いたっ!
ほんの少し幼いだけで今と変わらぬイケメンの隆之さんの姿がそこにあった。
わぁ、この時の私服もかっこいいな。
この隆之さんと一緒に講義を受けることができたら……きっと楽しい大学生活だっただろうな。
もちろん、今の大学生活も楽しいんだけどさ。
後ろの方にはゼミの写真も載ってるはずだよねとパラパラとページをめくっていると、アルバムの間からひらひらと何かが落ちてきた。
あ、これ……。
隆之さんが優秀賞に選ばれたっていう卒業論文だ。
アルバムを床に置き、その論文を読み進めていくと視点が面白くてついじっくりと読み耽ってしまった。
これは優秀賞に推薦されるはずだよね。
納得だ。
最後の一枚をめくったところで、また何かヒラッと落ちてきた。
卒論資料でも落ちちゃったかと慌てて拾い上げると、それは資料ではなかった。
ゼミの人たちとみんなで一緒に撮ったであろう写真。
真ん中で写っているのが隆之さんだ。
隆之さんは今と変わらずの素敵な笑顔を見せているけれど、右隣にいる女性はもしかしたらこの時の彼女かもしれない。
隆之さんの腕に絡みついてるもん。
そっか……。
そうだよね。今からもう何年も前のことだし、僕には何もいう権利なんて何もないんだけど……。
なんとなくモヤモヤする。
これは最近よく言われる嫉妬なんだろう。
こんな綺麗な女性と付き合ってたのにどうして別れちゃったんだろうな。
しかも、今は僕を好きだって言ってくれるなんて……。
なんか不思議だな。
僕は日が暮れていくのも忘れてずっとその写真を眺めていた。
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