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撮影終了! <side晴>
「だからか……初めての演技にしてはかなり自然体ですごいなって話してたんだよ」
「それが狙いだったんだな」
「確かに! あれを演技でって言われるとちょっと難しいだろうしね。香月くんも戸川くんも実際に同級生だったって言ってたよね?」
丘野さんからそう問いかけられて僕たちは頷いた。
「ふふっ。その時の雰囲気が出てて仲良い感じ出てたからよかったんだよ。あれって実際にやってたこと?」
「あれって?」
「ほら、パンを食べさせあったりとか……」
「ああ、はい。僕、あのパン好きだったんで理玖にも食べてほしくて。美味しいっていう気持ちを共有してもらいたかったんですね」
「ああ、なるほどー。それ、すごくよかったよ」
丘野さんと翔生さんに褒めてもらえて、なんだかあの時の……高校生の時の僕たちまで全部ひっくるめて誉められているような気分になって、なんとなく嬉しかった。
メイクを落とし、服もいつもの服に戻って現実に戻った感がすごいけれど、理玖と一緒にスタジオに戻ると監督の周りにはフェリーチェの長谷川さんをはじめ、桜木部長やテオドールさん、そして隆之さんとオーナーも他にもたくさん、ありとあらゆる大人が集まっていろいろと話をしていて、入りにくい雰囲気を醸し出している。
「香月、どうする?」
「いや、どうするって言ってもずっとここにいるわけには……」
「だよなー」
恐る恐るスタジオに足を踏み入れると、セットの片付けをしてくれているスタッフさんに
「ああ、お疲れー」
と声をかけられた。
その瞬間、監督とその周りにいる大人たちが一斉に僕たちの方に顔を向けた。
2人でビクッとしながら、
「あ、お疲れさまです」
と声を上げると、みんなが一斉にこっちに駆け寄ってきた。
あっという間に僕たちは大人たちに囲まれて、
『よかったよ!!』
『これはいいCMが出来そうだ!』
『あれ、本当に素でやってるの?』
『あれだけ演技できるならドラマも出来そうだな』
なんていろんな声が飛んでくる。
僕も理玖もその反応にどうしていいか困りながら、大人たちの後ろに立っているリヴィエラの田村さんに目を向けると田村さんはにっこりと笑みを浮かべながら、
「はいはい。すみません。彼らはまだあまり慣れていないので、その辺にしておいてあげてください」
と声をかけてくれた。
その言葉に
「それもそうだな」
とヒートアップしていた大人たちが落ち着いていく。
そのことにホッとしながら、僕たちは少し離れた席に案内され腰を下ろした。
「はぁー、びっくりした」
「本当に。田村さんのおかげで助かりました」
「ふふっ。こういうのも私の仕事ですから、安心してください。ですが、皆さんがあれだけヒートアップするのもわかりますよ。それくらい香月くんも戸川くんも素晴らしい出来でしたから」
そうにっこりと微笑まれたらなんだか照れてしまう。
そう思いながら理玖を見ると、理玖も照れているようでほんのりと頬を染めていた。
「こんなにいいお仕事ができるなら、これからもずっと頑張ってほしいところですが、そのお考えはないですよね?」
「うーん、そうですね。僕はリュウールさんのモデルからの流れで今回のフェリーチェさんのCMを受けることになりましたけど、これは、あの……早瀬さんに頼まれたからというのもあって……それでだったので、来年からはもう就職もしますし多分難しいと思います」
「戸川くんも同じですか?」
「あの、僕は元々香月についてくるだけってつもりだったので、自分だけ続けるっていうのは考えてません」
2人でそう断ると、田村さんはにっこりと笑って
「ふふっ。そういうだろうって思ってましたよ。大丈夫です、わかってましたから。ちゃんと言葉で聞きたかっただけですよ」
と言ってくれた。
僕も理玖もお互いに顔を見合わせてホッと胸を撫で下ろした。
「晴、理玖。撮影は終わりだよ。お疲れさま」
隆之さんの声に理玖と一緒に振り向くと、
「わぁっ! すごいっ!!」
隆之さんとオーナーが大きな花束を持って立っていた。
「さぁ、晴。受け取って」
「リク、素晴らしかったよ」
僕も理玖も人生でこんな大きな花束見たことないって思うほど大きな花束を渡されて、テンションが上がってしまう。
「すごい! こんな大きな花束いいんですか?」
「ああ。こうやって撮影が終わった時には花束を贈るものなんだよ」
「へぇ、そうなんだ。知らなかった」
抱えきれないほどの花束を持ちながら、
「今日はありがとうございます。素敵な体験ができました」
とフェリーチェの長谷川さんや、桜木部長、テオドールさんや監督さん、そのほか、撮影に携わってくださった皆さんにお礼の言葉をいうと、
「いやあ、こちらこそこんなにも良い作品を提供してくれて嬉しいよ。香月くんも戸川くんも本当にありがとう!
CMの完成を楽しみにしていてくれ!」
と長谷川さんが満面の笑みで僕と理玖に言ってくれて、僕は嬉しくて理玖と2人で笑顔で顔を見合わせた。
いろんな人から拍手とお疲れ様と声をかけられながら、僕たちは撮影スタジオを出た。
駐車場へと向かっている途中で張り詰めていた緊張の糸がぷつんときれたような感覚がして、僕は思わず倒れてしまいそうになった。
大きな花束を持っているせいか、咄嗟に手を出すことができなくて、このまま地面に激突すると思った。
せめて衝撃に耐えようと必死に目を瞑って身体に力を入れていると、
ガシッ!!
と何かに抱き込まれた。
「晴! 大丈夫か?」
その声に目を開けると、青褪めた顔の隆之さんが目の前にいた。
「あ……たか、ゆき……さん」
どうやら地面に倒れる寸前に気づいた隆之さんが抱き止めてくれたらしい。
誰かに見られて大騒ぎになったら大変だと隆之さんは僕を抱えたまま、急いで車へと戻った。
助手席に座らされるのかと思ったら、隆之さんは僕を抱きしめたまま、後部座席へと腰を下ろした。
「しばらくこのまま座っていよう。きっと楽になるはずだ」
隆之さんの腕の中にいると、じわじわと温かな血が流れるのを感じる。
ああ、きっと貧血だったんだろう。
少しその状態でいると、だいぶ頭がクリアになってきた。
「ごめんなさい、少し疲れたみたいで……」
「いや、気にすることはない。なんせあんなに大勢の前で初めてのことをやってのけたんだ。貧血を起こしても無理はない。晴が無理していることに気づけなかった俺の方が悪い」
「そんなことないよ」
「ああ、晴は優しいな。本当に晴を抱き留めることができてよかった」
「僕も助けてもらえて嬉しかったよ」
僕のその言葉に隆之さんは重ね合わせるだけの優しいキスを唇にしてくれた。
温かくて優しい気持ちが流れ込んでくるのを感じた。
少し座っていると、
「顔色が良くなってきたな。そろそろ車を動かそうか」
と言って、僕を助手席へと移動させ隆之さんが急いで運転席へと乗り込んだ。
車が動き出してすぐに隆之さんのスマホが鳴り出した。
相手がオーナーだとわかって、隆之さんはその電話をスピーカーにして運転しながら受け取った。
ーはい。もしもし
ーああ、私だがハルは大丈夫だったかい?
ーああ、少し貧血を起こしただけだ。今、俺たちもスタジオを出て家に戻っているところだよ。
ーそうか、ならよかった。リクが心配してたから連絡してみたんだ。
ー晴は今スピーカーで一緒に話を聞いてるから、直接話すか?
ーじゃあ、こっちもリクに代わるよ。
それからすぐにオーナーの電話から理玖の声が聞こえた。
ー香月?
ーああ、ごめんね。心配かけて。
ー大丈夫なのか?
ー慣れないことやったから緊張しすぎただけだよ。
ーそうか、ならよかった。今日はゆっくり休んで。
ーありがとう。
ー週末からの旅行だけど、行く時にアルの家の近くのお店でモーニング食べていくから7時に集合な。早瀬さんにも伝えておいて。
ーうん、わかった。旅行楽しみにしてるね。
ーああ。俺も。じゃあな。
プツリと電話が切れ、僕は隆之さんを見ると
「理玖はもうすっかり普通の学生に戻ってるな。さっきまでのすごい演技していたのが信じられないくらいだな」
と笑っていた。
「ふふっ。仕方ないよ。僕だって、終わってホッとしたから貧血起こしちゃったんだと思うし」
「2人がすごく頑張ったから、旅行で何かご褒美をあげないとな」
「えっ? ご褒美ってなに?」
「それはその時のお楽しみだよ。アルと考えておくから楽しみにしといて」
「旅行とご褒美、楽しみが二つに増えちゃった。旅行が待ち遠しいね」
撮影が無事に終わって、体調も回復したしもうすっかり気分は晴れ晴れ。
僕の頭の中は旅行のことでいっぱいになっていた。
「それが狙いだったんだな」
「確かに! あれを演技でって言われるとちょっと難しいだろうしね。香月くんも戸川くんも実際に同級生だったって言ってたよね?」
丘野さんからそう問いかけられて僕たちは頷いた。
「ふふっ。その時の雰囲気が出てて仲良い感じ出てたからよかったんだよ。あれって実際にやってたこと?」
「あれって?」
「ほら、パンを食べさせあったりとか……」
「ああ、はい。僕、あのパン好きだったんで理玖にも食べてほしくて。美味しいっていう気持ちを共有してもらいたかったんですね」
「ああ、なるほどー。それ、すごくよかったよ」
丘野さんと翔生さんに褒めてもらえて、なんだかあの時の……高校生の時の僕たちまで全部ひっくるめて誉められているような気分になって、なんとなく嬉しかった。
メイクを落とし、服もいつもの服に戻って現実に戻った感がすごいけれど、理玖と一緒にスタジオに戻ると監督の周りにはフェリーチェの長谷川さんをはじめ、桜木部長やテオドールさん、そして隆之さんとオーナーも他にもたくさん、ありとあらゆる大人が集まっていろいろと話をしていて、入りにくい雰囲気を醸し出している。
「香月、どうする?」
「いや、どうするって言ってもずっとここにいるわけには……」
「だよなー」
恐る恐るスタジオに足を踏み入れると、セットの片付けをしてくれているスタッフさんに
「ああ、お疲れー」
と声をかけられた。
その瞬間、監督とその周りにいる大人たちが一斉に僕たちの方に顔を向けた。
2人でビクッとしながら、
「あ、お疲れさまです」
と声を上げると、みんなが一斉にこっちに駆け寄ってきた。
あっという間に僕たちは大人たちに囲まれて、
『よかったよ!!』
『これはいいCMが出来そうだ!』
『あれ、本当に素でやってるの?』
『あれだけ演技できるならドラマも出来そうだな』
なんていろんな声が飛んでくる。
僕も理玖もその反応にどうしていいか困りながら、大人たちの後ろに立っているリヴィエラの田村さんに目を向けると田村さんはにっこりと笑みを浮かべながら、
「はいはい。すみません。彼らはまだあまり慣れていないので、その辺にしておいてあげてください」
と声をかけてくれた。
その言葉に
「それもそうだな」
とヒートアップしていた大人たちが落ち着いていく。
そのことにホッとしながら、僕たちは少し離れた席に案内され腰を下ろした。
「はぁー、びっくりした」
「本当に。田村さんのおかげで助かりました」
「ふふっ。こういうのも私の仕事ですから、安心してください。ですが、皆さんがあれだけヒートアップするのもわかりますよ。それくらい香月くんも戸川くんも素晴らしい出来でしたから」
そうにっこりと微笑まれたらなんだか照れてしまう。
そう思いながら理玖を見ると、理玖も照れているようでほんのりと頬を染めていた。
「こんなにいいお仕事ができるなら、これからもずっと頑張ってほしいところですが、そのお考えはないですよね?」
「うーん、そうですね。僕はリュウールさんのモデルからの流れで今回のフェリーチェさんのCMを受けることになりましたけど、これは、あの……早瀬さんに頼まれたからというのもあって……それでだったので、来年からはもう就職もしますし多分難しいと思います」
「戸川くんも同じですか?」
「あの、僕は元々香月についてくるだけってつもりだったので、自分だけ続けるっていうのは考えてません」
2人でそう断ると、田村さんはにっこりと笑って
「ふふっ。そういうだろうって思ってましたよ。大丈夫です、わかってましたから。ちゃんと言葉で聞きたかっただけですよ」
と言ってくれた。
僕も理玖もお互いに顔を見合わせてホッと胸を撫で下ろした。
「晴、理玖。撮影は終わりだよ。お疲れさま」
隆之さんの声に理玖と一緒に振り向くと、
「わぁっ! すごいっ!!」
隆之さんとオーナーが大きな花束を持って立っていた。
「さぁ、晴。受け取って」
「リク、素晴らしかったよ」
僕も理玖も人生でこんな大きな花束見たことないって思うほど大きな花束を渡されて、テンションが上がってしまう。
「すごい! こんな大きな花束いいんですか?」
「ああ。こうやって撮影が終わった時には花束を贈るものなんだよ」
「へぇ、そうなんだ。知らなかった」
抱えきれないほどの花束を持ちながら、
「今日はありがとうございます。素敵な体験ができました」
とフェリーチェの長谷川さんや、桜木部長、テオドールさんや監督さん、そのほか、撮影に携わってくださった皆さんにお礼の言葉をいうと、
「いやあ、こちらこそこんなにも良い作品を提供してくれて嬉しいよ。香月くんも戸川くんも本当にありがとう!
CMの完成を楽しみにしていてくれ!」
と長谷川さんが満面の笑みで僕と理玖に言ってくれて、僕は嬉しくて理玖と2人で笑顔で顔を見合わせた。
いろんな人から拍手とお疲れ様と声をかけられながら、僕たちは撮影スタジオを出た。
駐車場へと向かっている途中で張り詰めていた緊張の糸がぷつんときれたような感覚がして、僕は思わず倒れてしまいそうになった。
大きな花束を持っているせいか、咄嗟に手を出すことができなくて、このまま地面に激突すると思った。
せめて衝撃に耐えようと必死に目を瞑って身体に力を入れていると、
ガシッ!!
と何かに抱き込まれた。
「晴! 大丈夫か?」
その声に目を開けると、青褪めた顔の隆之さんが目の前にいた。
「あ……たか、ゆき……さん」
どうやら地面に倒れる寸前に気づいた隆之さんが抱き止めてくれたらしい。
誰かに見られて大騒ぎになったら大変だと隆之さんは僕を抱えたまま、急いで車へと戻った。
助手席に座らされるのかと思ったら、隆之さんは僕を抱きしめたまま、後部座席へと腰を下ろした。
「しばらくこのまま座っていよう。きっと楽になるはずだ」
隆之さんの腕の中にいると、じわじわと温かな血が流れるのを感じる。
ああ、きっと貧血だったんだろう。
少しその状態でいると、だいぶ頭がクリアになってきた。
「ごめんなさい、少し疲れたみたいで……」
「いや、気にすることはない。なんせあんなに大勢の前で初めてのことをやってのけたんだ。貧血を起こしても無理はない。晴が無理していることに気づけなかった俺の方が悪い」
「そんなことないよ」
「ああ、晴は優しいな。本当に晴を抱き留めることができてよかった」
「僕も助けてもらえて嬉しかったよ」
僕のその言葉に隆之さんは重ね合わせるだけの優しいキスを唇にしてくれた。
温かくて優しい気持ちが流れ込んでくるのを感じた。
少し座っていると、
「顔色が良くなってきたな。そろそろ車を動かそうか」
と言って、僕を助手席へと移動させ隆之さんが急いで運転席へと乗り込んだ。
車が動き出してすぐに隆之さんのスマホが鳴り出した。
相手がオーナーだとわかって、隆之さんはその電話をスピーカーにして運転しながら受け取った。
ーはい。もしもし
ーああ、私だがハルは大丈夫だったかい?
ーああ、少し貧血を起こしただけだ。今、俺たちもスタジオを出て家に戻っているところだよ。
ーそうか、ならよかった。リクが心配してたから連絡してみたんだ。
ー晴は今スピーカーで一緒に話を聞いてるから、直接話すか?
ーじゃあ、こっちもリクに代わるよ。
それからすぐにオーナーの電話から理玖の声が聞こえた。
ー香月?
ーああ、ごめんね。心配かけて。
ー大丈夫なのか?
ー慣れないことやったから緊張しすぎただけだよ。
ーそうか、ならよかった。今日はゆっくり休んで。
ーありがとう。
ー週末からの旅行だけど、行く時にアルの家の近くのお店でモーニング食べていくから7時に集合な。早瀬さんにも伝えておいて。
ーうん、わかった。旅行楽しみにしてるね。
ーああ。俺も。じゃあな。
プツリと電話が切れ、僕は隆之さんを見ると
「理玖はもうすっかり普通の学生に戻ってるな。さっきまでのすごい演技していたのが信じられないくらいだな」
と笑っていた。
「ふふっ。仕方ないよ。僕だって、終わってホッとしたから貧血起こしちゃったんだと思うし」
「2人がすごく頑張ったから、旅行で何かご褒美をあげないとな」
「えっ? ご褒美ってなに?」
「それはその時のお楽しみだよ。アルと考えておくから楽しみにしといて」
「旅行とご褒美、楽しみが二つに増えちゃった。旅行が待ち遠しいね」
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