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オスカー前団長の指示
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腕の中にいるヴェルナーが少し身動いだ気がして目覚めると、可愛いヴェルナーが嬉しそうに私の胸元に顔を擦り寄せながら抱きついてくるのが見えた。
スンスンと私の匂いを嗅いでは幸せそうな笑みを溢すのをみていると、たまらなく幸せを感じる。
ああ、今私はこの世界の誰よりも幸せな時間を過ごしているに違いない。
あまりにも可愛すぎて、心の声を漏らしながらヴェルナーの髪にキスを贈ると、ヴェルナーの目が開いていくのがわかった。
私のキスで目覚めるとはな……。
目が覚めて今の状況が掴めていないのか挙動不審な動きを見せるヴェルナーに、目が覚めたかと声をかければピクリと身体を震わせながら私を見上げ、一瞬何が何だかわかっていないように見えた。
だがすぐに顔が真っ赤になっていく。
どうやら昨夜のことを思い出したようだ。
恥ずかしそうにしながらも、私が寝にくかったのではないかと気遣ってくれるが、そんなことあるはずがない。
今まで感じたことのない幸せを感じながら、ヴェルナーを胸に抱いて寝たのだ。
これほど幸せな時間はない。
「私が少しでも離れようとしたら擦り寄ってくるのが可愛くて……」
寝ている間の様子を教えてやれば、さらに顔を赤くして照れているのが見える。
ふふっ。これも私しか知らない表情かと思うと嬉しくなる。
だが、これ以上揶揄ってヴェルナーの機嫌を悪くしてはいけない。
それも今までの調査で把握済みだ。
なんでも引き際を見極めることが大事なのだ。
そろそろ起きて支度をするが、今日はヴェルナーは怪我のため休養だ。
しかし、ヴェルナーはまだラルス副団長に一人で任せるのは不安な様子。
きっと指示だけでもするために訓練場に向かうと言い出しそうで先手を打っておいた。
祖父を通じてオスカー前団長に連絡をとり、ヴェルナーが怪我をしている間、臨時で団長を引き受けてもらえるように交渉したのだ。
最初、オスカーはヴェルナーが怪我をしたことに随分心配していたが、打撲だけだと聞いて安堵していたようだ。
本当にオスカーはヴェルナーを子ども、いや孫のように考えていたに違いない。
訓練が始まる前にここに挨拶に来てくださるそうだから、ヴェルナーに着替えをさせておこうか。
ふわりと漂うヴェルナーの甘い匂いに、ヴェルナーの身体に変化が起こっていることはすでにわかっている。
ふふっ。昨夜、私が蜜をかけていたから身体が興奮しているようだな。
朝立ちすることはほとんどなかったはずだから、いい傾向だ。
どうやら、ヴェルナーも自分の身体の変化に気づいたようだ。
どうしようかと焦っている姿も実に可愛らしい。
なんとか私を遠ざけたいのか、
「マクシミリアン、私はもう少しだけ休んでから準備を始めるから、先に着替えを済ませて来るといい」
と言ってくるが、一人にするのは心配だと少し食い下がってみた。
すると、ヴェルナーは少し焦りながら
「何いっているんだ。重病人でもないのだから大丈夫だ。早くしないとオスカーが来てしまうぞ」
ともっともらしい理由で私を追い出しにかかる。
まぁこの辺にしておこうか。
さっと引いて、ヴェルナーの着替えを用意し、部屋を出る。
ふふっ。今頃、ヴェルナーはどうやって欲を発散しようか困っているだろうな。
あれだけ反応していても慣れない左手だと発散させることも難しいだろう。
私はそんなヴェルナーを想像しながら、たっぷりと欲を発散させておくとしよう。
昨夜思う存分蜜を出したが、朝からあんな可愛い姿を見れば高ぶるのも当然なことで、私の服の中でも愚息はとんでもなく成長していた。
ヴェルナーは自分の変化が気になりすぎて私の変化には気づいていなくて助かったな。
いや、バレても生理現象ですからと平然と言えばいいのだが。
まだこの大きさを知られない方がいいからな。
さっと三回ほど蜜を放出して、身支度を整えヴェルナーの元に戻ると、すでに着替えを済ませていた。
あの表情を見る限り、欲は発散できていないようだな。
私の蜜の匂いに反応して恍惚とした表情を見せているし。
本当に可愛らしい。
扉を叩く音が聞こえ、私はすぐにヴェルナーをソファーに座らせ、扉を開けた。
目の前にはオスカー前団長。
ニヤリと私に不敵な笑みを浮かべる。
首尾は上々かと言いたげな視線に私はニヤリと頷いてみせた。
「さすがフィデリオの孫だな」
ボソリと小声で呟くオスカー前団長の声は緊張をしている様子のヴェルナーには聞こえていないようだった。
迷惑をかけて申し訳ないと深々と頭を下げるヴェルナーに気にすることはないと優しい声をかけるオスカー。
その気心の知れた様子に少し嫉妬してしまうが、そこに恋愛の情がないことはわかっている。
それどころか、オスカーは
「怪我が治るまでの数日は騎士団のことは忘れてしっかり治すことだけ考えたらいい。といってもヴェルナーがつい無理をしてしまう癖があるのはわかっている。だから、今回は特別にお前に世話役をつけるからその者の言うことをよく聞いて無理をしないようにするのだぞ」
と私を世話役に任命してくれた。
困惑するヴェルナーをよそに、私はここぞとばかりに
「はい。どうぞお任せください。私がしっかりと団長のお世話をいたします」
と言い切った。
ヴェルナーもオスカーに言われればいうことを聞かないわけにはいかない。
本当にオスカーに来てもらって正解だったな。
スンスンと私の匂いを嗅いでは幸せそうな笑みを溢すのをみていると、たまらなく幸せを感じる。
ああ、今私はこの世界の誰よりも幸せな時間を過ごしているに違いない。
あまりにも可愛すぎて、心の声を漏らしながらヴェルナーの髪にキスを贈ると、ヴェルナーの目が開いていくのがわかった。
私のキスで目覚めるとはな……。
目が覚めて今の状況が掴めていないのか挙動不審な動きを見せるヴェルナーに、目が覚めたかと声をかければピクリと身体を震わせながら私を見上げ、一瞬何が何だかわかっていないように見えた。
だがすぐに顔が真っ赤になっていく。
どうやら昨夜のことを思い出したようだ。
恥ずかしそうにしながらも、私が寝にくかったのではないかと気遣ってくれるが、そんなことあるはずがない。
今まで感じたことのない幸せを感じながら、ヴェルナーを胸に抱いて寝たのだ。
これほど幸せな時間はない。
「私が少しでも離れようとしたら擦り寄ってくるのが可愛くて……」
寝ている間の様子を教えてやれば、さらに顔を赤くして照れているのが見える。
ふふっ。これも私しか知らない表情かと思うと嬉しくなる。
だが、これ以上揶揄ってヴェルナーの機嫌を悪くしてはいけない。
それも今までの調査で把握済みだ。
なんでも引き際を見極めることが大事なのだ。
そろそろ起きて支度をするが、今日はヴェルナーは怪我のため休養だ。
しかし、ヴェルナーはまだラルス副団長に一人で任せるのは不安な様子。
きっと指示だけでもするために訓練場に向かうと言い出しそうで先手を打っておいた。
祖父を通じてオスカー前団長に連絡をとり、ヴェルナーが怪我をしている間、臨時で団長を引き受けてもらえるように交渉したのだ。
最初、オスカーはヴェルナーが怪我をしたことに随分心配していたが、打撲だけだと聞いて安堵していたようだ。
本当にオスカーはヴェルナーを子ども、いや孫のように考えていたに違いない。
訓練が始まる前にここに挨拶に来てくださるそうだから、ヴェルナーに着替えをさせておこうか。
ふわりと漂うヴェルナーの甘い匂いに、ヴェルナーの身体に変化が起こっていることはすでにわかっている。
ふふっ。昨夜、私が蜜をかけていたから身体が興奮しているようだな。
朝立ちすることはほとんどなかったはずだから、いい傾向だ。
どうやら、ヴェルナーも自分の身体の変化に気づいたようだ。
どうしようかと焦っている姿も実に可愛らしい。
なんとか私を遠ざけたいのか、
「マクシミリアン、私はもう少しだけ休んでから準備を始めるから、先に着替えを済ませて来るといい」
と言ってくるが、一人にするのは心配だと少し食い下がってみた。
すると、ヴェルナーは少し焦りながら
「何いっているんだ。重病人でもないのだから大丈夫だ。早くしないとオスカーが来てしまうぞ」
ともっともらしい理由で私を追い出しにかかる。
まぁこの辺にしておこうか。
さっと引いて、ヴェルナーの着替えを用意し、部屋を出る。
ふふっ。今頃、ヴェルナーはどうやって欲を発散しようか困っているだろうな。
あれだけ反応していても慣れない左手だと発散させることも難しいだろう。
私はそんなヴェルナーを想像しながら、たっぷりと欲を発散させておくとしよう。
昨夜思う存分蜜を出したが、朝からあんな可愛い姿を見れば高ぶるのも当然なことで、私の服の中でも愚息はとんでもなく成長していた。
ヴェルナーは自分の変化が気になりすぎて私の変化には気づいていなくて助かったな。
いや、バレても生理現象ですからと平然と言えばいいのだが。
まだこの大きさを知られない方がいいからな。
さっと三回ほど蜜を放出して、身支度を整えヴェルナーの元に戻ると、すでに着替えを済ませていた。
あの表情を見る限り、欲は発散できていないようだな。
私の蜜の匂いに反応して恍惚とした表情を見せているし。
本当に可愛らしい。
扉を叩く音が聞こえ、私はすぐにヴェルナーをソファーに座らせ、扉を開けた。
目の前にはオスカー前団長。
ニヤリと私に不敵な笑みを浮かべる。
首尾は上々かと言いたげな視線に私はニヤリと頷いてみせた。
「さすがフィデリオの孫だな」
ボソリと小声で呟くオスカー前団長の声は緊張をしている様子のヴェルナーには聞こえていないようだった。
迷惑をかけて申し訳ないと深々と頭を下げるヴェルナーに気にすることはないと優しい声をかけるオスカー。
その気心の知れた様子に少し嫉妬してしまうが、そこに恋愛の情がないことはわかっている。
それどころか、オスカーは
「怪我が治るまでの数日は騎士団のことは忘れてしっかり治すことだけ考えたらいい。といってもヴェルナーがつい無理をしてしまう癖があるのはわかっている。だから、今回は特別にお前に世話役をつけるからその者の言うことをよく聞いて無理をしないようにするのだぞ」
と私を世話役に任命してくれた。
困惑するヴェルナーをよそに、私はここぞとばかりに
「はい。どうぞお任せください。私がしっかりと団長のお世話をいたします」
と言い切った。
ヴェルナーもオスカーに言われればいうことを聞かないわけにはいかない。
本当にオスカーに来てもらって正解だったな。
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