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番外編
初めてのクリスマス※(当日編)<後編>
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「どうしたの?」
「いや、莉斗……。なんかいつもと違う下着、着けてる?」
「ええっ?? な、な、なんで?」
上からちゃんと服も着てるし、姿見で見た時も透けたりしてなかったのに、どうして秒でバレてるんだよっ。
あまりにも突然だったから、吃っちゃったじゃん。
「触れた感覚が全然違うんだよ。俺はそういうのも含めて莉斗の服を作ってるからさ」
もう開いた口が塞がらないっていうのはこういうことだと思う。
オートクチュールデザイナーって本当にすごいんだ……。
俺が下着とか選んだのがそもそも間違いだった気がする。
ああ、なんで俺……勝負下着とかにしたんだよ。
って後悔してももう遅い。
「ごめん……湊介がそこまでしっかりと考えて服を作ってくれてるなんて気づいてなかったから……」
「莉斗、詳しく話してくれ」
「うん……あのね……俺、初めてのクリスマスだから、俺も湊介にプレゼントしたくて……でも、湊介からはいらないって言われちゃったから、何がいいかって一人で悩んでて……それで、会社の子がクリスマスに彼氏を喜ばせたくて勝負下着選んだんだって言ってて……」
「えっ? じゃあ、莉斗も今、勝負下着着けてるってこと?」
「うん……でも、すっごく着心地悪くて……やっぱり湊介の服がいいなって思ってたんだ。でも、湊介を喜ばせたかったから……」
「そっか、莉斗。ありがとう。俺のためにいろいろ考えてくれたんだな。でも、無理に締め付けるようなのを着るのは莉斗の肌にはよくないんだ。莉斗の肌は弱いからね、全て肌に優しいもので作ってるんだよ」
「全部? そんな…‥っ、大変だろ?」
「何言ってるんだ、莉斗の肌は俺のだろ? 自分の肌の手入れをするのは当然のことだよ。せっかく俺のために用意してくれたところ悪いけど、見せてくれないか?」
「う、うん……。でも、ケーキとご飯……」
「大丈夫、後で一緒に食べよう。それよりも今は莉斗が食べたい」
「――っ、わ、わかった」
さっと冷蔵庫にケーキをしまった湊介はそのまま俺を寝室に連れて行くかと思ったら、俺を抱きかかえてリビングのソファーに運ぶ。
「えっ? なんで?」
「だって、明るい場所じゃないと、身体をチェックできないだろう? どこか被れてたりしたら大変だし」
そう言われると、擦れたところが少し痒くなっている気がする。
俺ってそんなに肌が弱かったんだな……。
知らなかった。
いつも風呂上がりとか湊介が保湿クリームやら何やらと塗ってくれていたけど、それも理由だったのかもしれない。
俺の身体のこと、俺以上にわかってくれているんだ。
「莉斗、脱いで見せて……」
「――っ!」
いつもベッドで見るようなギラギラとした目を向けられて、俺も興奮する。
しかも明るいから余計にはっきり見られるのが恥ずかしい。
でも、見てもらうために着たんだし。
よーし!
勢いつけて上着を脱ぐと、胸の下からお腹を覆っているレースのコルセットが見えて、胸も乳首も露わになる。
それを湊介はただ黙って見つめていた。
「莉斗、下も見せて……」
蕩けるような甘い声でそう言われたら手が自然に動いてしまう。
「そう、すけぇ……みてて……」
俺は湊介を見つめながら、ズボンに手をかけ、下にズリ下げた。
「莉斗……っ、俺に見られて興奮してる?」
「うん……だって、湊介が嬉しそう……」
「ああ、嬉しいよ。莉斗が俺のために用意してくれたんだもんな。すげぇ、エロい」
「ひゃぁっ!!」
「ふふっ。興奮しすぎて下着から出てるじゃないか」
小さな布に収まらなかった俺のモノの先端が下着から顔を出しちゃって、湊介の指がそれを撫でてくる。
「莉斗……可愛いよ、なぁ、紐外してよ」
「ひも、好き?」
「ああ、莉斗のが見えると思うと興奮する」
その言葉が聞きたかったんだ。
俺は必死に焦らしながら、ゆっくりと片方の紐を引っ張った。
スルリと解けた瞬間、布がぱらりとめくれて俺のモノを露わにする。
「くそっ、すごいエロすぎだな」
「ふふっ。よかったぁ……」
嬉しくて笑顔を浮かべると、
「くっ! もう、我慢できない!!」
と湊介が抱きついてきたと思ったら、俺のモノにむしゃぶりついてきた。
「ああっ、やぁーん」
俺の小さなモノが根元まで咥えられて、ジュポジュポといやらしい音を立てながら俺のいいところを刺激されたらひとたまりもない。
あっという間に湊介の口の中に蜜を放ってしまった。
「ああ……そう、すけぇ……ごめ、ん……」
「何言ってるんだ、これも莉斗からのプレゼントだろ」
そういうと、今度は必死につけたコルセットに手を伸ばした。
あんなにもつけにくかったのに湊介の手にかかれば一瞬で外される。
「これもすっごく可愛いけど、レースの質が悪すぎる。ほら、見てごらん」
湊介に言われてお腹を見ると、ところどころ赤くなっている。
「あっ!」
「だろ? 痒くなったら大変だから、ここは俺が治してやる」
「えっ? 治してやるって、どうやって――ひゃあっん!!」
尋ねている間に、湊介の舌が赤くなったところを重点的に舐めてくれる。
それが気持ちよくて心地よくておかしくなりそう。
「ああっん、だめぇ……っ、また、おかしく、なっちゃう」
「いいよ。たっぷり見せて」
乳首を弄られながら、赤くなったところを舐められるだけで、俺はまたあっという間に蜜を溢してしまった。
もう、俺の身体の全てが湊介の愛撫に感じちゃうみたいだ。
気づけば俺だけが裸のまま、目の前には一枚も服を脱いでいない湊介の姿がある。
「ふふっ。最高だな。この眺め」
「そうすけの、いじわる……っ」
「意地悪じゃないよ。これが莉斗からのプレゼントだろ? 俺は裸の莉斗をもらうんだ。これからもずっと、莉斗の裸を彩る服を作るのは俺だけ。いい?」
「うん……俺、もう湊介の服しか着られないみたい。責任とってよ」
「ああ、もちろんだよ」
そう言って、俺は抱きかかえられて寝室に連れて行かれた。
そこからたっぷりとケーキ以上に甘い時間を過ごした。
俺が買った下着は、そういえばどこに行ったのか。
わからないけど、まぁいいか。
* * *
この後、おまけが続く……かも。
「いや、莉斗……。なんかいつもと違う下着、着けてる?」
「ええっ?? な、な、なんで?」
上からちゃんと服も着てるし、姿見で見た時も透けたりしてなかったのに、どうして秒でバレてるんだよっ。
あまりにも突然だったから、吃っちゃったじゃん。
「触れた感覚が全然違うんだよ。俺はそういうのも含めて莉斗の服を作ってるからさ」
もう開いた口が塞がらないっていうのはこういうことだと思う。
オートクチュールデザイナーって本当にすごいんだ……。
俺が下着とか選んだのがそもそも間違いだった気がする。
ああ、なんで俺……勝負下着とかにしたんだよ。
って後悔してももう遅い。
「ごめん……湊介がそこまでしっかりと考えて服を作ってくれてるなんて気づいてなかったから……」
「莉斗、詳しく話してくれ」
「うん……あのね……俺、初めてのクリスマスだから、俺も湊介にプレゼントしたくて……でも、湊介からはいらないって言われちゃったから、何がいいかって一人で悩んでて……それで、会社の子がクリスマスに彼氏を喜ばせたくて勝負下着選んだんだって言ってて……」
「えっ? じゃあ、莉斗も今、勝負下着着けてるってこと?」
「うん……でも、すっごく着心地悪くて……やっぱり湊介の服がいいなって思ってたんだ。でも、湊介を喜ばせたかったから……」
「そっか、莉斗。ありがとう。俺のためにいろいろ考えてくれたんだな。でも、無理に締め付けるようなのを着るのは莉斗の肌にはよくないんだ。莉斗の肌は弱いからね、全て肌に優しいもので作ってるんだよ」
「全部? そんな…‥っ、大変だろ?」
「何言ってるんだ、莉斗の肌は俺のだろ? 自分の肌の手入れをするのは当然のことだよ。せっかく俺のために用意してくれたところ悪いけど、見せてくれないか?」
「う、うん……。でも、ケーキとご飯……」
「大丈夫、後で一緒に食べよう。それよりも今は莉斗が食べたい」
「――っ、わ、わかった」
さっと冷蔵庫にケーキをしまった湊介はそのまま俺を寝室に連れて行くかと思ったら、俺を抱きかかえてリビングのソファーに運ぶ。
「えっ? なんで?」
「だって、明るい場所じゃないと、身体をチェックできないだろう? どこか被れてたりしたら大変だし」
そう言われると、擦れたところが少し痒くなっている気がする。
俺ってそんなに肌が弱かったんだな……。
知らなかった。
いつも風呂上がりとか湊介が保湿クリームやら何やらと塗ってくれていたけど、それも理由だったのかもしれない。
俺の身体のこと、俺以上にわかってくれているんだ。
「莉斗、脱いで見せて……」
「――っ!」
いつもベッドで見るようなギラギラとした目を向けられて、俺も興奮する。
しかも明るいから余計にはっきり見られるのが恥ずかしい。
でも、見てもらうために着たんだし。
よーし!
勢いつけて上着を脱ぐと、胸の下からお腹を覆っているレースのコルセットが見えて、胸も乳首も露わになる。
それを湊介はただ黙って見つめていた。
「莉斗、下も見せて……」
蕩けるような甘い声でそう言われたら手が自然に動いてしまう。
「そう、すけぇ……みてて……」
俺は湊介を見つめながら、ズボンに手をかけ、下にズリ下げた。
「莉斗……っ、俺に見られて興奮してる?」
「うん……だって、湊介が嬉しそう……」
「ああ、嬉しいよ。莉斗が俺のために用意してくれたんだもんな。すげぇ、エロい」
「ひゃぁっ!!」
「ふふっ。興奮しすぎて下着から出てるじゃないか」
小さな布に収まらなかった俺のモノの先端が下着から顔を出しちゃって、湊介の指がそれを撫でてくる。
「莉斗……可愛いよ、なぁ、紐外してよ」
「ひも、好き?」
「ああ、莉斗のが見えると思うと興奮する」
その言葉が聞きたかったんだ。
俺は必死に焦らしながら、ゆっくりと片方の紐を引っ張った。
スルリと解けた瞬間、布がぱらりとめくれて俺のモノを露わにする。
「くそっ、すごいエロすぎだな」
「ふふっ。よかったぁ……」
嬉しくて笑顔を浮かべると、
「くっ! もう、我慢できない!!」
と湊介が抱きついてきたと思ったら、俺のモノにむしゃぶりついてきた。
「ああっ、やぁーん」
俺の小さなモノが根元まで咥えられて、ジュポジュポといやらしい音を立てながら俺のいいところを刺激されたらひとたまりもない。
あっという間に湊介の口の中に蜜を放ってしまった。
「ああ……そう、すけぇ……ごめ、ん……」
「何言ってるんだ、これも莉斗からのプレゼントだろ」
そういうと、今度は必死につけたコルセットに手を伸ばした。
あんなにもつけにくかったのに湊介の手にかかれば一瞬で外される。
「これもすっごく可愛いけど、レースの質が悪すぎる。ほら、見てごらん」
湊介に言われてお腹を見ると、ところどころ赤くなっている。
「あっ!」
「だろ? 痒くなったら大変だから、ここは俺が治してやる」
「えっ? 治してやるって、どうやって――ひゃあっん!!」
尋ねている間に、湊介の舌が赤くなったところを重点的に舐めてくれる。
それが気持ちよくて心地よくておかしくなりそう。
「ああっん、だめぇ……っ、また、おかしく、なっちゃう」
「いいよ。たっぷり見せて」
乳首を弄られながら、赤くなったところを舐められるだけで、俺はまたあっという間に蜜を溢してしまった。
もう、俺の身体の全てが湊介の愛撫に感じちゃうみたいだ。
気づけば俺だけが裸のまま、目の前には一枚も服を脱いでいない湊介の姿がある。
「ふふっ。最高だな。この眺め」
「そうすけの、いじわる……っ」
「意地悪じゃないよ。これが莉斗からのプレゼントだろ? 俺は裸の莉斗をもらうんだ。これからもずっと、莉斗の裸を彩る服を作るのは俺だけ。いい?」
「うん……俺、もう湊介の服しか着られないみたい。責任とってよ」
「ああ、もちろんだよ」
そう言って、俺は抱きかかえられて寝室に連れて行かれた。
そこからたっぷりとケーキ以上に甘い時間を過ごした。
俺が買った下着は、そういえばどこに行ったのか。
わからないけど、まぁいいか。
* * *
この後、おまけが続く……かも。
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