前世からの約束 一途な愛をあなたに

波木真帆

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第一章

エリク様にだけ……※

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すみません。こちらのお話前半部分が切れてました。
訂正します。



  *   *   *



<セシル・レヴィ・スタンスフィールド>


正真正銘の夫夫になるために一つになろうと言われても、何をどうすればいいのか何もわからなかった。

恥ずかしくて閨教育を先延ばしにしていたけれど、こんなことならしておけばよかったのかと少し後悔してしまった。
だから、僕がなんの知識もないと告げると、てっきり呆れられるかと思ったけれど、エリク様はものすごく嬉しそうな表情を見せてくれた。

これはエリク様の優しさかもしれないけれど、それでも今のままの僕をそのまま愛してくれているのがわかってとても嬉しかったんだ。

これからどんなことをするのかわからないけれど、エリク様に全てをお任せしよう。
そう思っていたけれど、足を肩に近づくほどあげさせられ、エリク様の眼前に僕さえも見たことがない秘部を晒すのはすごく恥ずかしかった。

その上、あんなところを舐められて……恥ずかしいやら、驚くやら、でも気持ちいいやらで自分の感情がおかしくなってくる。

こんなことを閨教育ですることになっていたのかと思うと、やらなくてよかったという思いが込み上げてくる。

だって、こんな姿……エリク様以外には絶対に見られたくない。
逆を言えば、エリク様だけで本当によかった。

エリク様が僕のお尻を舐め、顔を上げた時一瞬これで終わりなのかと思った。
けれど、あまりの快感に身体の力が抜けてしまった僕が見たものは、さっき見たよりもさらに途轍もない大きさになっているエリク様の逞しい昂り。

エリク様はそれを見せつけるようにゴシゴシと扱きながら、僕のお尻の割れ目にあてがった。
こんなに大きなモノが僕の中に挿入はいるんだろうかという不安以上に、身体の奥がキュンキュンと疼いてこの大きなモノで擦られるのを待っている自分がいる。

自分が淫らになってしまったのが恥ずかしいと思いつつも、エリク様を求めるとエリク様の昂りがグッと押し込まれ中に挿入はいってきた。

ほんの一瞬身体を引き裂かれるような痛みがあったけれど、すぐに感じなくなった。
それどころか、ずっと身体の中をビリビリと電流が走るような激しい刺激にすぐに蜜が出てしまいそうになる。

ふとみれば、僕の薄いお腹がぽこっと動いでいるのが見える。

あっ、これ……エリク様の……。

本当に僕の中に挿入はいってるんだ。
そう思うと無性に嬉しくなってきて、それを告げると、なぜか今までじわじわと挿入はいってきていたエリク様の昂りが一気に僕の身体の奥まで貫いてきた。

あまりの快感に思わず大きな声が出てしまった。

僕が何かしてしまったのかと思いつつも、尋ねることもできずにただひたすら快楽に声を上げるだけ。
あっという間に僕は絶頂に達して、蜜を吐き出してしまった。

こんなに短時間に二度も蜜を放つ、しかもこんなに大量なんて……生まれて初めてのことだ。

つま先まで途轍もない快感を感じていると、僕の中に温かなものが広がった感触があった。

あっ……これ、エリク様の……。

エリク様が僕の中で気持ちよくなってくれたことが嬉しくて、僕はそのまま意識を失ってしまった。



「うーん」

気がつくと、僕はエリク様に抱きしめられてベッドに横になっていた。
いつ着替えたのかわからないけれど、綺麗な夜着ローブを身につけている。

「セシル……起きたか?」

「僕……」

「初めてなのに無理をさせてしまったな。悪い。でも……私は今、この上なく幸せだ」

ギュッと抱きしめられてエリク様の鼓動が伝わってくる。

「僕も……幸せです……」

「ああっ、セシル……」

柔らかな唇が重なってくる。
チュッと重ねるだけの優しいキス。
エリク様との激しいキスもうっとりしてしまうほど気持ちがいいけれど、この優しいキスはエリク様からの愛が伝わってきて嬉しくなる。

「あの……エリク様、が……僕の着替えを……?」

「ああ。私が着替えさせた。風呂にも入れたから綺麗なはずだ」

「エリク様がわざわざ……ありがとうございます」

「いや、私が誰にもセシルを見せたくなかっただけだ。セシルの裸を見ていいのは私だけだからな」

僕が頷くとエリク様は嬉しそうに笑っていた。
ああ、エリク様の独占欲が嬉しい。

「エリク様……僕はこのままエリク様と離れたくないです……」

「――っ、ああ。私もだ。だが……その前に、セシルに大事な話をしなければいけない」

「大事な話?」

さっきまで愛しい目で僕を見てくれていたエリク様の表情がかたい。
何か悪い話だろうか……。

「セシル……最初にこれだけはわかっていてほしい。私の思いを疑わないでくれ!」

「あの、それは……どういう意味でしょうか?」

そう尋ねると、エリク様はふぅと深呼吸して、僕の目を見ながらゆっくりと口を開いた。
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