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1話 出来事
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私、秋山 葵は高校2年生 一般人。だが、一般人にはないような物を持っている。どこかの先祖代々魔法が使えるみたいな名門家でも無く、ある師匠と出会い、能力を伝授して貰ったわけでもない。
その能力で戦えるかと言えば、そうゆう訳でもなく、何か役に経つのかと言われれば立たないわけでもないけれど、そう簡単にポンポンと使えるものでもない。
結局、あってもなくても変わらないじゃないかとなるかもしれないが、そういう訳でもない。
もし本当に救いたいものがある場合はとても役にたつのだ。
華の京高等学校。私が住んでいる町の地名に基づいて作られた安易な学校。
2年3組 私は親友の中嶋 結衣と窓際の席で共にお昼ご飯を食べていた。
時期は4月で始業式があって4日ぐらいしかたっていない。
「5時間目数学かぁー··。だるいなぁー」
結衣が言う。結衣は明るくて優しくて私の自慢の親友だ。中学校一年の時に同じクラスになり、私から話しかけた。高二になって、また結衣と同じクラスになれた時は嬉しくて、お互いダイエット中にも関わらず、一緒に巨大なパフェを食べに行った。
結衣は肩より少し上ぐらいの明るい茶髪の髪の毛を耳にかけた。結衣がいつもつけているすみれのピアスが揺れる。そして続け様に言う、
「そう言えば小テストあるんじゃなかったっけ?」
一瞬、飲んでいたりんごジュースを零しそうになった。
「嘘?!それホントに言ってる?」
「ホントだよ~ やばいねー葵」
笑いながら結衣が言う。
いやいやいや··まだあると決まった訳じゃない。結衣の思い違いも有り得るんだから。
隣でご飯を食べていた同じクラスの鬼頭佳織に聞いてみる。
鬼頭さんは赤茶の髪の毛に猫目、 小悪魔的な可愛さがある容姿で長い髪を二つに結んでいる。今はたまたま隣の席でそんなに話したことはないが、これから友達になれるだろうとおもって話しかける。
「鬼頭さんっ!今日の5時間目って小テストあった?」
「はぁ·····?なかったと思うけど」
素っ気ない態度で返してくれた。
良かった··無かったじゃないか結衣!!
「よかった よかった!ありがと!鬼頭さん」
鬼頭さんが微妙な顔をしている。
そしてドヤ顔で結衣を見つめる
「なかったよ♪」
「おかしいなぁーあると思ったんだけどなぁ~」
結衣は顔色一つ変えずににこにこ笑っていた。
その時だった
「危ないっ」そんな声と共に大きな音がした。硝子が割れる音だ。
私は悲鳴とともに目をつむった。
そして目を開けると·····
結衣の顔の右あたりが血だらけになっていた·····
「結衣っ!!大丈夫?」
結衣は笑顔で「大丈夫ー!いやーびっくりしたー!」
びっくりしたのはこっちだよ。
「顔、血が·····」
「ああ·· 硝子の破片が刺さっちゃってさ·····」
鬼頭さんが慌てて言う
「誰かよんでくるからっ!」
そして走った教室を出ていってしまった。他のクラスメイトもざわついている。
私は結衣を見た
「ねぇ·····ほんとに大丈夫?」
「大丈夫!葵こそ大丈夫なの?」
こんな時でも私のことを心配してくれんなんて本当に結衣は優しい。
結衣はそっとすみれのピアスをはずし、「ごめん葵、これ持っといて。」
と片方だけ渡す。そして髪の毛をかき揚げながら「なんかなってる?」と私に見せてきた。
5cmぐらいの硝子の破片が耳の付け根の前ぐらいに刺さっている。
これが流血の発信源か·····
「硝子が刺さってるよ。でもあんまいじんない方がいいよね。」
その時だった、教室のドアが空いた。
「怪我した子って·····?」
薄ピンクの髪の毛をしたボブの子が入ってきた。高くふわふわした声。
私はその子を知っていた。一年の時、同じクラスだった花染由梨香。
そう言えば、保健委員だった気がする。
「ああ、やっぱり。傷はそんなに深くないね!保健室まで一緒に行こうか」
花染さんが言う。隣には鬼頭さんがいた。私は鬼頭さんに礼をいい、花染さん、結衣、私と3人で保健室まで歩いた。結衣はずっと黙ったままだった。
その能力で戦えるかと言えば、そうゆう訳でもなく、何か役に経つのかと言われれば立たないわけでもないけれど、そう簡単にポンポンと使えるものでもない。
結局、あってもなくても変わらないじゃないかとなるかもしれないが、そういう訳でもない。
もし本当に救いたいものがある場合はとても役にたつのだ。
華の京高等学校。私が住んでいる町の地名に基づいて作られた安易な学校。
2年3組 私は親友の中嶋 結衣と窓際の席で共にお昼ご飯を食べていた。
時期は4月で始業式があって4日ぐらいしかたっていない。
「5時間目数学かぁー··。だるいなぁー」
結衣が言う。結衣は明るくて優しくて私の自慢の親友だ。中学校一年の時に同じクラスになり、私から話しかけた。高二になって、また結衣と同じクラスになれた時は嬉しくて、お互いダイエット中にも関わらず、一緒に巨大なパフェを食べに行った。
結衣は肩より少し上ぐらいの明るい茶髪の髪の毛を耳にかけた。結衣がいつもつけているすみれのピアスが揺れる。そして続け様に言う、
「そう言えば小テストあるんじゃなかったっけ?」
一瞬、飲んでいたりんごジュースを零しそうになった。
「嘘?!それホントに言ってる?」
「ホントだよ~ やばいねー葵」
笑いながら結衣が言う。
いやいやいや··まだあると決まった訳じゃない。結衣の思い違いも有り得るんだから。
隣でご飯を食べていた同じクラスの鬼頭佳織に聞いてみる。
鬼頭さんは赤茶の髪の毛に猫目、 小悪魔的な可愛さがある容姿で長い髪を二つに結んでいる。今はたまたま隣の席でそんなに話したことはないが、これから友達になれるだろうとおもって話しかける。
「鬼頭さんっ!今日の5時間目って小テストあった?」
「はぁ·····?なかったと思うけど」
素っ気ない態度で返してくれた。
良かった··無かったじゃないか結衣!!
「よかった よかった!ありがと!鬼頭さん」
鬼頭さんが微妙な顔をしている。
そしてドヤ顔で結衣を見つめる
「なかったよ♪」
「おかしいなぁーあると思ったんだけどなぁ~」
結衣は顔色一つ変えずににこにこ笑っていた。
その時だった
「危ないっ」そんな声と共に大きな音がした。硝子が割れる音だ。
私は悲鳴とともに目をつむった。
そして目を開けると·····
結衣の顔の右あたりが血だらけになっていた·····
「結衣っ!!大丈夫?」
結衣は笑顔で「大丈夫ー!いやーびっくりしたー!」
びっくりしたのはこっちだよ。
「顔、血が·····」
「ああ·· 硝子の破片が刺さっちゃってさ·····」
鬼頭さんが慌てて言う
「誰かよんでくるからっ!」
そして走った教室を出ていってしまった。他のクラスメイトもざわついている。
私は結衣を見た
「ねぇ·····ほんとに大丈夫?」
「大丈夫!葵こそ大丈夫なの?」
こんな時でも私のことを心配してくれんなんて本当に結衣は優しい。
結衣はそっとすみれのピアスをはずし、「ごめん葵、これ持っといて。」
と片方だけ渡す。そして髪の毛をかき揚げながら「なんかなってる?」と私に見せてきた。
5cmぐらいの硝子の破片が耳の付け根の前ぐらいに刺さっている。
これが流血の発信源か·····
「硝子が刺さってるよ。でもあんまいじんない方がいいよね。」
その時だった、教室のドアが空いた。
「怪我した子って·····?」
薄ピンクの髪の毛をしたボブの子が入ってきた。高くふわふわした声。
私はその子を知っていた。一年の時、同じクラスだった花染由梨香。
そう言えば、保健委員だった気がする。
「ああ、やっぱり。傷はそんなに深くないね!保健室まで一緒に行こうか」
花染さんが言う。隣には鬼頭さんがいた。私は鬼頭さんに礼をいい、花染さん、結衣、私と3人で保健室まで歩いた。結衣はずっと黙ったままだった。
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