拒絶少女は世界を拒絶する

犬派のノラ猫

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忍び寄る厄災

ありがとう

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「お久しぶりですね…響さん」

「アシスト…」

「待ちくたびれましたよ…」

そう言ってアシストは酒を飲み干し立ち上がると

「君が魅里ちゃんだね?」

「そうだけど…な、なによ?」

「君の力をこの国のために使ってみないかい?」

「それって…どうゆう」

「耳を貸すな!魅里!」

魅里は僕の大声にビクッと肩を震わすと
扉を開けた

「走れ!魅里!」

「うん!」

「行かせるとでも?」

アシストは焦る素振りを見せずこちらに歩いてくる

「…響君退いてくれるかな?」

「通ればいいじゃないですか?」

「なら、退いてくれるかな?」

「友達が来たら退いてあげますよ?」

「仕方ないですね…」

アシストは呆れたような顔をし…

「っ…!?」

何をされた?顔が痛いッッ!
殴られた!?

「へぇ…鍛えてるんですね…それなりに」

「早いですね…見えなかった…それ奥の三下君に教えてあげたらどうですか?」


「無理ですね…あれは望みが薄い。」

「同感ですね」

「あぁ、言い忘れてましたけど…魅里ちゃん危ないよ?」

「なに?」

「わたしはね…自分とジェネス様以外信用してないんですよ…なので」


「まさか!?」

こいつ…外にも!

「その通りです…最悪、手足は無くなってるかも知れませんね」


「ふざけ「甘いですね…残念です」」

僕がしまったと思った時には既に遅く
腹にはナイフが刺さっていた

「わたしを前にして他人の心配とは…残念です」

「ま…て…」

僕は薄れていく意識の中で最後に見たのは三下君だった


「ふざけやがって…でもざまぁねぇな!かはははは!」

気持ちの悪い笑い声と共に来た多数の痛みで
起きては気絶し起きては気絶しを繰り返した

扉が開く音がする…
まずい、アシストか?
行かせるわけには…

いや、違う…アシストはまた酒を飲んでる?
三下君か?…ちがう…あいつは僕のことを
見下ろしてる…

秋兎さん達が来た?いや、早すぎる
じゃあ、魅里が戻ってきた?
ダメだ…ダメだ…それだけは…

僕は扉を見る
そこには最悪なことに魅里が立っていた
横に居るのは…同い年くらいの女の子か?

「素晴らしい…よく連れてきたね捕食者プレデター

プレデター?
あの女の子か…なかなかイカス名前じゃないか
さて、冗談はさておき…

「何で…戻ってきた?」

「………」

「何か…言ったらどうだ魅里…!」

「響…ごめん。」

「何がだ…」

魅里は声を震わせながらこちらを
涙を貯めた目でこちらを笑顔で見ながら

「お願いここで使うね…」

こちらに近付き倒れている僕の前でしゃがみこんで
そうかと思うと正座をして涙を手に落とし

「アタシのこと追いかけて来ないで?」

消えそうな声でそう言った

「ふざけ…るな!」

そんな願いは聞けないと叫びたかった
声がでない…魅里が近い
僕は口を塞がれてるんだと気が付いた
離れていく辛そうな顔で君は

「ありがとう…大好きだったわよ」

と、僕に呪いをかけて出て行った
 

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