拒絶少女は世界を拒絶する

犬派のノラ猫

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また手を2

謎の少女

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何が起きた?
何故俺は…地面に這いつくばってる?
おいおい…目の前なんだぞ?
もう少しなんだぞ?
何で、炎の翼が消えた?


「不思議だね…トウヤ君…可哀想に」

ジェネスがそう言うと立ち上がり部屋のクローゼットを
開ける。


「出ておいで…しずく。」

クローゼットから車椅子の女の子が出てきた。
表情どころか感情すら感じない…まるで


「はっ…まるでお人形じゃないかジェネス…相変わらず悪趣味だな」


「おいおい、ボクの娘に何てことを言うんだい?」

「娘…だと?」

「そうさ、私の娘…君の妹のようなものだよ。」

「妹は深花だよ!?」

「深花、今は静かにして?」

ナナシさんは深花に軽く突っ込みをいれた
その後、複雑そうな顔をし

「…知らないわよ、こんな展開」

そう呟いた。

「さぁ、雫?…燃やしてしまおうね?」

「はい。」

そう言うと雫と呼ばれる女の子は
車椅子に座ったまま秋兎に向かい手をかざす

「こらこら、ちゃんとさよならと言わなきゃね?」

「はい、さよなら」

そう言った彼女の掌から炎が吹き出した

「ちょっと熱い!」

秋兎は叫びながら何とか立ち上がる

「なるほど…そうゆう力な訳ね?」

「おやおや?燃やされても平気なのかい?」

「ちょっと熱いけどな…生憎、その子向きの力じゃないぞ?」


「ふむ…困った。雫、ポイしなさい」

「はい。」

彼女が返事すると炎が止まる

「おや?奪ったままにすればいいじゃないか?」

「ちょっと事情があってね…一つはもう勘づいてるだろ?」

「あぁ、奪われた風に見えた能力は弱体化はしてるが使えるってことか?」


「やっぱり、体に火が着いた時に試したんだね…バレにくく試すために」


「正解…奪わせたままにして、油断したところをボコボコにしてやろうと思ったんだが…うまくいかないもんだな。」


「人生なんてそんなものさ…さて、これからどうするのかな?…同じことの繰り返しになると思うが?」


「…簡単なことさ」

秋兎は構える

「能力無しでボコボコにすればいい!」

殴りかかった秋兎にガッカリしたように溜め息を付き
ながら拳を顔面で受け

「痛いな……」

片ひざをついたジェネスが何かのリモコンを押す
女の子の体が少し跳ねたように見えた瞬間
秋兎は急に足に力が入らなくなったように崩れた。


「おいおい…何だこりゃ?」

「言葉で伝えると何をするかバレちゃうからね…リモコンで電流をこの子に流して何を奪う命令のパターンかを覚え込ませた。…苦労したよ…教育は大変だね?」


「……能力を奪うだけじゃないのか?」

「おやおや、そう勘違いしてたんだね?…残念だ」

「秋兎!」

私は思わず秋兎のもとに駆け寄ろうとする

「待ってセツナ!」

それをナナシさんが止める

「何で止めるんですか!?」

「闇雲に飛び込んでも同じ目に遭うだけだからよ!」

「でも!」

私が取り乱している間にも秋兎の様子が
どんどんおかしくなっていく
どんどん…動かなく…
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