勇者がこちらに来てるらしい

犬派のノラ猫

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魔界は記録的猛暑らしい

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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる




「ほ、報告を…イコール」

な、何だこの暑さは…死ぬ…大魔王死んじゃう

「は、はい…大魔王様…」

あのイコールが辛そうだ…
あんなに辛そうな顔をしたのは電子レンジ温め不可の
レトルトカレーを間違えてレンチンした時以来ではないか?


「ってか暑いぞイコールよ…凍結魔法効いてなくない?」

凍結魔法装置壊れたのか?
アレ壊れたら皆熱中症になってしまうじゃないか

「いえ、壊れておりません…ガンガン回しております。」

「まじか…イコールよ」

あれ確か、-20℃まで冷やせるはずであろう

「それでこれなのかイコールよ」

「それでこれなのです大魔王様…」

「…ちなみに何度なのだイコールよ」

「聞いて大丈夫ですか大魔王様?…余計暑くなりません?」

「…覚悟の上だ。」

確かに気温聞くと余計暑く感じるときあるけど
四の五の言ってられん…あれなら非常事態宣言出さなきゃだしな


「…121℃です。」

「……なぬ?」

「121℃です。」

「今年暑いな…最高記録じゃないか?」

去年の今ごろは90℃位だったからな…
我が小さいときは80℃でもヒイヒイ言ってたが…
今、80℃涼しいもんな


「流石に勇者も死にかけているであろうな!」

ザマァ見ろ勇者よ!

「いえ、勇者は【常温魔法】とやらを使っているので勇者の回りは常に人間が過ごしやすい20℃前後を保っているようです。」


「ずるいな勇者!」

おのれ…転生チート野郎めが

「イコール!緊急伝令だ!」

「大魔王様!もしや、今の怒りパワーで勇者を倒しに!?」




「ちがう!そんな場合ではないわ!城の者全員に通達!外出禁止とクールビズを許可!大浴場には水をはり、水分と塩分の摂取を義務化!体調の変化を感じたら遠慮無く上司に言うように伝えよ!」


「かしこまりました大魔王様!」

イコールは熱そうなコートを脱いでパンイチで
走っていった。

熱そうだったもんな…コート洗濯してやるか。
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