勇者がこちらに来てるらしい

犬派のノラ猫

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大魔王は炒飯を作りたい

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大魔王城のとある一室ではない。
今日、我はキッチンに来ていた。
何故なら…


「炒飯が作りたくなったのだ。」

何か分からないが炒飯が作りたいのだ。
誰かの炒飯ではなく自分が作った炒飯が!

「…しかし困った。」

そう、我は炒飯の作り方を知らない。
どうせ聞いているだろうクロハを呼ぶか?
…いやいや、まずは頑張るのだ我よ!


「まずは…材料を…おや?」

何故かキッチンはすでに炒飯の具材が
用意されていた。ふむ…先ほどまでは無かったはず
だが?


「まぁ、よい…まずはハムを切るか…」

そう思い包丁を手に取ろうとすると…

「包丁が消えた!そして…」

ハムがいい感じに切れている!

「…クロハ?」

「な、何かしらマオマオ?」

「我がやりたいのだが?」

「だって包丁危ないし…」

「我、大人ぞ?」

「大人でも怪我はするでしょ?」

「包丁でか?」

「…確かにマオマオなら包丁効かなそうだけど」

「いや、流石にちょっと皮膚が赤くはなるが…」

擦ったみたいに。

「普通は切れるのよ?」

「そうなのか…危ないな?」

「だから、私が切ったのよ?」

「ふむ…ありがとうだがやはり自分でやりたい!」

「仕方ないわねマオマオ…じゃあ卵をときましょう?」


「うむ!」

我は卵を1つ掴んだ。

「…クロハよ」

「…何かしらマオマオ?」

「卵の封印はどう解くのだ?」

「その解くじゃないわマオマオ!…まずは割りましょ?」


「うむ。」グシャッ

「……」

「脆弱なのだな卵は…」

「卵は私がお椀に割り入れてあげるからかき混ぜて?」


「う、うむ…」

我は言われるがまま箸でお椀におとされた卵を
かき混ぜた。


「クロハよ…」

「何かしらマオマオ?」

「何か固まったのだが…」

「かき混ぜた時のスピードが早すぎて熱されて固まってるわマオマオ!?」


「う、うむ?」

スクランブルエッグが出来た。
…まぁよい。

「…これはこれで使えるから次にいきましょ?」

その後、油をフライパンに入れて
卵を入れたあとすぐにご飯を投入し
着火!した!

「…クロハよ。テレビは嘘つきだな」

「何故そう思うのマオマオ?」

「炒飯は火力が命だと言っていたからフルパワー火力にしたら炭になったぞ。」


「炭どころか灰ね。」

「はい。」

我はしょうもない返しをして現実逃避をした。
その後、クロハが炒飯を作ってくれた。

火力より愛が命なのが分かった。
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