140 / 157
21世紀
カルロスのアジア放浪記 TK16
しおりを挟む
そうだな、カルロスは、語り始めた。カルロスは、言う。私の母は、サンフランシスコのイタリアンタウン、ノースビーチで育った。いい町だ。だが、そのことは、あとになって知ったことだ。母は、アメリカ合衆国で私の実のダディと結婚しわたしを産み落としたのだ。たが、しかし、すでに、イーブルディメンションの魔の手が! 父はやつらにそそのかされ、やつらに手をかすようになってしまった。そして、やつらの、トリコに。母は、まだ髪の毛もはえそろわない赤子の私を籠に入れ、ディープアジアに逃亡した。ほうぼうめぐったようだ。はじめ、インドチャイナあたりにいた。そこでいろいろなツテを辿り、当時まだ、ブリティッシュ香港だった、九龍にたどりつき、しばらく過ごしていたようだ。彼女は、その町で、のちに私の養父となるアジアンダンディー、ポーキー香港に出会った。彼女は、わたしをイーブルのやつらから離すために、ポーキーに預けたのだ。母は、そのようにして、ふたたびシスコにもどり、ひそかに、チャイナタウンで生活した。父は、イーブルの構成員のように虜にされてしまい、そのかたわら、合衆国じゅうを巡り私をさがしてもいた。私は、養父ポーキーの、放浪癖で、ディープアジアいったいをキャンパーらいふしていた。。。。。 それは、学びの日々であり、たのしかった。ジャポンにもいた。大阪府河南町、日本南部ゴッドウィン、韓国ブサン、SEOUL、大邱、福岡天神、まんだらけ、たいぺい、高雄、上海自由都市、広州、ケイシュウ、ジュハイ、クアラルンプール、ペナン島、プーケット、BKK.バンコック、あゆたやー、そんなディープアジアを、ポーキー香港とともに、歩き回り、わたしは、いつしか、アイデンティティーを、カルロス香港として、確立。そうだ、そのとき、わたしは、カルロス香港になったのだ。やがて、わたしは、海洋考古学の世界にあしを踏み入れていた。アトランティスについて。おおくのひとは、それを単なる昔話という。あるひとは、その大陸は、ジブラルタルのむこう、大西洋にあったという。だが、わたしは、すくない派かもだが、アトランティスは、スンダランドにあった、とする。いや、正確にいえば、アトランティスが、大西洋にあったというのも、間違いではない。その時代、超広範囲に、スーパーテクノロジー都市がつくられていた。それは、アトランティスガバメントが、つまり、いわゆるかつての大英帝国のように、世界にひろがっていたのだろう。だから、大西洋シティからも、光速UFOに乗り、つまり、ビマナだな、あれにのり、となりまちにいくように、東南アジアのスンダランドにあったシティまで、かんたんに行き来していた。
***
***
***
いまの人々は、古代には、今以上のテクノロジーが無かったように思うようだが、それは違う。古代テクノロジーは、失われたテクノロジーとして、現代のテックを凌駕する、そして、その方法や理論さえ、いまだ解明されていないものも多いのだ。
わたしは、海洋考古学を通して、そんな、古代の海洋間を自在に行き来していた『アトランティス』文明をさぐってきたのだ。そして、大西洋の方の古代海洋シティの方は、あちらの専門家に任せておこうと、考えている。私は、スンダランドを重点的に調査した。つまり、現代のバンコック湾。わかるだろう? このバンコック湾に、古代のテックの中枢があった・・・。それを追い求めることは、危険な旅でもあることが分かって来たのだ。
わかるだろう?
バンコック湾に眠る、ハイパーテック。悪党らも、これを狙っている。
人類が手にしてはならぬものかもしれない。
すでに、一部は流出しているのだ。
それは、あの、悪の集団イーブル・ディメンションの総長が持つ、あの仮面だ。
もう、すでに、分かっているかもしれないが、あれこそが、魔物なのだ。
あの仮面は、古代から、方々を巡回し、悪党とともにあったのだ・・・。
私の調べでは、あの仮面は、宇宙物質で出来ている。
それは、地球上のものではない。
そして、その製造技術は、宇宙吸血鬼がもともと持っていたテック。
アトランティスは、神の怒りによって滅んだ、というが、それは一理あるかもしれない。アトランティス人の一部は、地球外の、宇宙吸血鬼らと交流していた。さまざまな密約もあったようだ。宇宙吸血鬼、というと、野蛮な者らと考え、テクノロジーとは無縁と思うかもしれないが、やつらのテクノロジーは、アトランティス人を凌駕していた。アトランティス人は、やつらのテクノロジーを欲したのだ。だが、それと引き換えに、人類の血を欲する宇宙吸血鬼どもに、人間の生贄をささげていた・・・・・。
だが、ほどなくして、アトランティスは沈んだ。
それは、アトランティス人への神の怒りであったのかもしれない。
そのように、アトランティス文明は終わったが、アトランティスの研究所があったスンダランドで製造された、あの仮面は、すでに完成し、アトランティスと同時に沈んだスンダランド(バンコック湾の陸地)に眠っていたのだ。深い海底、・・・深海、闇の彼方に・・・。
深海・・・。
深海・・。
深海。
だが、深い海でも、エネルギーはうごめく。
仮面は、あるとき、起動し、その宿主を探し、世界を巡回しはじめた。
それが、あの仮面だ。
仮面は世界を手に入れようとしているのだ。
仮面の男は、悪の組織イーブル・ディメンションを配下に、世界平和を壊そうとしている。イーブルらは、そういう理由で世界の『力あるモノ』を手に入れようとするのだ。あるいみ、やみくもに。
***
***
***
わたしの養父ポーキー香港も、ディープアジアに拠点を置き、イーブルらの動きをさぐっていた。近年は、おもに、インドチャイナ半島にデータ・アナライジング・センターを置いて調査している。ヤワラート3333番地に私のアジアオフィスもある。
そして、トキは過ぎたのだ。
わたしは、アジアンダンディ、養父ポーキー香港に、31歳の誕生日を祝ってもらった。
ポーキーは、お祝いに、当時はやっていた、SONYのデジカメ、サイバーショットをくれた。
そして、あることを、そう、真実を語った。
「君はディープアジア人ではない、君は、アメリカ合衆国で生まれた。」
正直、それに、びびった。
私は深く考えることはなかったが、ポーキーを実の親のようにおもってきたし、其の時、もうすでに、わたしの頭の中に、「実の父母」について考えることがなくなっていたのであったから。
だが、ポーキー香港は、私に、「アメリカ合衆国へ行け」と行った。
***
***
***
いまの人々は、古代には、今以上のテクノロジーが無かったように思うようだが、それは違う。古代テクノロジーは、失われたテクノロジーとして、現代のテックを凌駕する、そして、その方法や理論さえ、いまだ解明されていないものも多いのだ。
わたしは、海洋考古学を通して、そんな、古代の海洋間を自在に行き来していた『アトランティス』文明をさぐってきたのだ。そして、大西洋の方の古代海洋シティの方は、あちらの専門家に任せておこうと、考えている。私は、スンダランドを重点的に調査した。つまり、現代のバンコック湾。わかるだろう? このバンコック湾に、古代のテックの中枢があった・・・。それを追い求めることは、危険な旅でもあることが分かって来たのだ。
わかるだろう?
バンコック湾に眠る、ハイパーテック。悪党らも、これを狙っている。
人類が手にしてはならぬものかもしれない。
すでに、一部は流出しているのだ。
それは、あの、悪の集団イーブル・ディメンションの総長が持つ、あの仮面だ。
もう、すでに、分かっているかもしれないが、あれこそが、魔物なのだ。
あの仮面は、古代から、方々を巡回し、悪党とともにあったのだ・・・。
私の調べでは、あの仮面は、宇宙物質で出来ている。
それは、地球上のものではない。
そして、その製造技術は、宇宙吸血鬼がもともと持っていたテック。
アトランティスは、神の怒りによって滅んだ、というが、それは一理あるかもしれない。アトランティス人の一部は、地球外の、宇宙吸血鬼らと交流していた。さまざまな密約もあったようだ。宇宙吸血鬼、というと、野蛮な者らと考え、テクノロジーとは無縁と思うかもしれないが、やつらのテクノロジーは、アトランティス人を凌駕していた。アトランティス人は、やつらのテクノロジーを欲したのだ。だが、それと引き換えに、人類の血を欲する宇宙吸血鬼どもに、人間の生贄をささげていた・・・・・。
だが、ほどなくして、アトランティスは沈んだ。
それは、アトランティス人への神の怒りであったのかもしれない。
そのように、アトランティス文明は終わったが、アトランティスの研究所があったスンダランドで製造された、あの仮面は、すでに完成し、アトランティスと同時に沈んだスンダランド(バンコック湾の陸地)に眠っていたのだ。深い海底、・・・深海、闇の彼方に・・・。
深海・・・。
深海・・。
深海。
だが、深い海でも、エネルギーはうごめく。
仮面は、あるとき、起動し、その宿主を探し、世界を巡回しはじめた。
それが、あの仮面だ。
仮面は世界を手に入れようとしているのだ。
仮面の男は、悪の組織イーブル・ディメンションを配下に、世界平和を壊そうとしている。イーブルらは、そういう理由で世界の『力あるモノ』を手に入れようとするのだ。あるいみ、やみくもに。
***
***
***
わたしの養父ポーキー香港も、ディープアジアに拠点を置き、イーブルらの動きをさぐっていた。近年は、おもに、インドチャイナ半島にデータ・アナライジング・センターを置いて調査している。ヤワラート3333番地に私のアジアオフィスもある。
そして、トキは過ぎたのだ。
わたしは、アジアンダンディ、養父ポーキー香港に、31歳の誕生日を祝ってもらった。
ポーキーは、お祝いに、当時はやっていた、SONYのデジカメ、サイバーショットをくれた。
そして、あることを、そう、真実を語った。
「君はディープアジア人ではない、君は、アメリカ合衆国で生まれた。」
正直、それに、びびった。
私は深く考えることはなかったが、ポーキーを実の親のようにおもってきたし、其の時、もうすでに、わたしの頭の中に、「実の父母」について考えることがなくなっていたのであったから。
だが、ポーキー香港は、私に、「アメリカ合衆国へ行け」と行った。
10
あなたにおすすめの小説
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる











