ザ・ライヤーズ・ジャーナル

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21世紀

カルロスのアジア放浪記 TK16

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そうだな、カルロスは、語り始めた。カルロスは、言う。私の母は、サンフランシスコのイタリアンタウン、ノースビーチで育った。いい町だ。だが、そのことは、あとになって知ったことだ。母は、アメリカ合衆国で私の実のダディと結婚しわたしを産み落としたのだ。たが、しかし、すでに、イーブルディメンションの魔の手が! 父はやつらにそそのかされ、やつらに手をかすようになってしまった。そして、やつらの、トリコに。母は、まだ髪の毛もはえそろわない赤子の私を籠に入れ、ディープアジアに逃亡した。ほうぼうめぐったようだ。はじめ、インドチャイナあたりにいた。そこでいろいろなツテを辿り、当時まだ、ブリティッシュ香港だった、九龍にたどりつき、しばらく過ごしていたようだ。彼女は、その町で、のちに私の養父となるアジアンダンディー、ポーキー香港に出会った。彼女は、わたしをイーブルのやつらから離すために、ポーキーに預けたのだ。母は、そのようにして、ふたたびシスコにもどり、ひそかに、チャイナタウンで生活した。父は、イーブルの構成員のように虜にされてしまい、そのかたわら、合衆国じゅうを巡り私をさがしてもいた。私は、養父ポーキーの、放浪癖で、ディープアジアいったいをキャンパーらいふしていた。。。。。 それは、学びの日々であり、たのしかった。ジャポンにもいた。大阪府河南町、日本南部ゴッドウィン、韓国ブサン、SEOUL、大邱、福岡天神、まんだらけ、たいぺい、高雄、上海自由都市、広州、ケイシュウ、ジュハイ、クアラルンプール、ペナン島、プーケット、BKK.バンコック、あゆたやー、そんなディープアジアを、ポーキー香港とともに、歩き回り、わたしは、いつしか、アイデンティティーを、カルロス香港として、確立。そうだ、そのとき、わたしは、カルロス香港になったのだ。やがて、わたしは、海洋考古学の世界にあしを踏み入れていた。アトランティスについて。おおくのひとは、それを単なる昔話という。あるひとは、その大陸は、ジブラルタルのむこう、大西洋にあったという。だが、わたしは、すくない派かもだが、アトランティスは、スンダランドにあった、とする。いや、正確にいえば、アトランティスが、大西洋にあったというのも、間違いではない。その時代、超広範囲に、スーパーテクノロジー都市がつくられていた。それは、アトランティスガバメントが、つまり、いわゆるかつての大英帝国のように、世界にひろがっていたのだろう。だから、大西洋シティからも、光速UFOに乗り、つまり、ビマナだな、あれにのり、となりまちにいくように、東南アジアのスンダランドにあったシティまで、かんたんに行き来していた。

***
***
***

いまの人々は、古代には、今以上のテクノロジーが無かったように思うようだが、それは違う。古代テクノロジーは、失われたテクノロジーとして、現代のテックを凌駕する、そして、その方法や理論さえ、いまだ解明されていないものも多いのだ。
わたしは、海洋考古学を通して、そんな、古代の海洋間を自在に行き来していた『アトランティス』文明をさぐってきたのだ。そして、大西洋の方の古代海洋シティの方は、あちらの専門家に任せておこうと、考えている。私は、スンダランドを重点的に調査した。つまり、現代のバンコック湾。わかるだろう? このバンコック湾に、古代のテックの中枢があった・・・。それを追い求めることは、危険な旅でもあることが分かって来たのだ。
わかるだろう?


バンコック湾に眠る、ハイパーテック。悪党らも、これを狙っている。
人類が手にしてはならぬものかもしれない。
すでに、一部は流出しているのだ。
それは、あの、悪の集団イーブル・ディメンションの総長が持つ、あの仮面だ。
もう、すでに、分かっているかもしれないが、あれこそが、魔物なのだ。
あの仮面は、古代から、方々を巡回し、悪党とともにあったのだ・・・。
私の調べでは、あの仮面は、宇宙物質で出来ている。
それは、地球上のものではない。
そして、その製造技術は、宇宙吸血鬼がもともと持っていたテック。
アトランティスは、神の怒りによって滅んだ、というが、それは一理あるかもしれない。アトランティス人の一部は、地球外の、宇宙吸血鬼らと交流していた。さまざまな密約もあったようだ。宇宙吸血鬼、というと、野蛮な者らと考え、テクノロジーとは無縁と思うかもしれないが、やつらのテクノロジーは、アトランティス人を凌駕していた。アトランティス人は、やつらのテクノロジーを欲したのだ。だが、それと引き換えに、人類の血を欲する宇宙吸血鬼どもに、人間の生贄をささげていた・・・・・。
だが、ほどなくして、アトランティスは沈んだ。
それは、アトランティス人への神の怒りであったのかもしれない。
そのように、アトランティス文明は終わったが、アトランティスの研究所があったスンダランドで製造された、あの仮面は、すでに完成し、アトランティスと同時に沈んだスンダランド(バンコック湾の陸地)に眠っていたのだ。深い海底、・・・深海、闇の彼方に・・・。
深海・・・。
深海・・。
深海。

だが、深い海でも、エネルギーはうごめく。
仮面は、あるとき、起動し、その宿主を探し、世界を巡回しはじめた。
それが、あの仮面だ。
仮面は世界を手に入れようとしているのだ。
仮面の男は、悪の組織イーブル・ディメンションを配下に、世界平和を壊そうとしている。イーブルらは、そういう理由で世界の『力あるモノ』を手に入れようとするのだ。あるいみ、やみくもに。
***
***
***
わたしの養父ポーキー香港も、ディープアジアに拠点を置き、イーブルらの動きをさぐっていた。近年は、おもに、インドチャイナ半島にデータ・アナライジング・センターを置いて調査している。ヤワラート3333番地に私のアジアオフィスもある。
そして、トキは過ぎたのだ。
わたしは、アジアンダンディ、養父ポーキー香港に、31歳の誕生日を祝ってもらった。
ポーキーは、お祝いに、当時はやっていた、SONYのデジカメ、サイバーショットをくれた。
そして、あることを、そう、真実を語った。
「君はディープアジア人ではない、君は、アメリカ合衆国で生まれた。」
正直、それに、びびった。
私は深く考えることはなかったが、ポーキーを実の親のようにおもってきたし、其の時、もうすでに、わたしの頭の中に、「実の父母」について考えることがなくなっていたのであったから。

だが、ポーキー香港は、私に、「アメリカ合衆国へ行け」と行った。


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