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ラブスターミッション㉓ ロトのように
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仮面の男の、武装タンク、武装ヘリなど、彼のウェポンはすべて炎の柱に吹き飛ばされてしまった・・・。大地が燃える・・・。脱走しはじめた仮面の男の兵隊ら。拉致されていた人々らの手錠を次つぎに外し、私とオレンジボーイは全村民の解放に成功した。よし、もう誰も残っていないな、我々はそれを確かめると、丘に向ってダッシュした。丘の方は火の手が弱い。途中が川で隔てられているからだ。おそらく、仮面の男は、あの遺跡の中で意識を失ったままだろう・・・。彼は首謀者だったのだ、しかたがない・・・。他の全ての人間は脱出に成功しただろう。首謀者を失った兵士らは散り散りバラバラになるだろう。とにかく、ミッションとしての村民の解放は成功した。丘に向かって逃げることは成功の鍵だった。ギャルソンのサイバーグラスと私の携帯型電脳が短距離通信で繋がっていたから、その回線を通じてメインGPSコンピューティング・テラーが「山へ逃げろ!」と指示を出してきたんだ。助かった。最後の村民らがこっち(山の斜面)に向って走って来ていた。私は、言った、「カモン!」
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預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、
そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。
(新約聖書マタイ福音書二十四章)
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だが、しかし、まだギャルソンとモモが見えない! どこにいるんだ?! 逃げ遅れた?! 丘から、炎が至る所で唸っている下方の大地を見渡した。 けむりであまり遠くは見えない・・・が、けむりの合間に、二人の人影が走っている。ギャルソンとモモだ! あそこまで助けに行くことはもう無理だ、祈るしかない・・・。
火柱を背に逃げるしかない、振りむいてはいけない。
ギャルソンは、無数の火柱の中を、モモの手を引き、走り抜ける。
モモの恐怖の表情がうかがい知れる。
モモ「キャーーーーァ!!」
モモが石に躓く。
モモが転ぶ。
その時、ギャルソンの手が外れる。
モモ、倒れ、両手を着く。
ギャルソン、モモを見る。額に汗。
モモ、顔を上げる。
ギャルソンの瞳にモモが映る。
モモとギャルソンの間の地面から炎が上がる。
炎がギャルソンとモモを別つ・・・
モモ「わかった、このへんの地表の下は油田になってる! 仮面の男らは、油田をほりあててしまったんだゎ! そして落雷で火が付いた・・・、無数の落雷で! わたしたちは、炎に取り囲まれてしまった・・・。 そこら中、火柱だらけ・・・、どうしたらいい?! ギャルソン!」
とりみだしたモモ。
ギャルソン、火柱が小さくなった隙に、おちついてモモの方へ歩きより、手を差し伸べた。
「さあ、こっちへ。」
モモ、手をのばす。
ギャルソン、その手をつかむ。
二人の手ががっしりと繋がれた。
そのまま、二人は前を見て歩き、すすむ。
うしろを振り向くな、ギャルソンは言う。
ふたりの後ろは、火柱の海だ・・・。
Do Not Look Back !
旧約聖書から:
夜が明けて、み使たちはロトを促して言った
「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。
彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。
彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。
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