ザ・ライヤーズ・ジャーナル

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VIII 再び、90年代パラレルゾーン、そして怪獣。チャイナタウン。オーストラリア

すばらしきG町 そして 妻もどる あの日

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私の『スペース&アース・メカ・ファンデーション』(財団)では、特注・特殊のメカを準備している。

時に、連邦政府からの要請があれば、未来型月着陸船をも用意する。

今回、遠方地球軌道へ到達する舟を用意したあと、私は、かつて住んでいた、小さな町を再訪した・・・。



ここには、妻と別れて暮らしていた間、一人で住んでいた。あたたかい町だ、このG町は。あの頃、環境の激変から、ここでのコンピュータ・プログラム・ワークが多かった。財団が製作した、ビジュアル・プログラム・システムによって・・・。そして、新しいマシーンに、そうしたプログラムを組み込んでいた。
ルーティンワークだったが、その年、5月16日には、夜の散歩でホタルも見れるようになった。あたたかい自然ネイチャーからの報酬だった。こうした環境では、ルーティンワークもよい。そのころ、妻と別居中で、ひとりで散歩をしたものだ。あるとき、捨てられていた子犬を飼うようになった。それからは、彼が私のサイドキックとなった。愛犬R。サイドキックでもあり、わたしの息子だ。朝は彼が私の顔をペロペロ舐めて、私を起こす。いい子だ。彼と散歩をしながら、G町を散策した。G町は、南米のマコンドに似ている。かつては繁栄したが、アグリカルチャーがややその産業力を落としてしまい、今は黄昏の町になった。かつて水運で活躍した河川は、今も美しい風光明媚な情景を保っている。やや雨上がりのこの河川に沿う田舎道は、天国のような美しさがある。そこには公共の山小屋が建っている。河川の岸辺は、キャンパーたちが、夏の遊び場にしている。そこはなにか、永遠を感じさせる世界だ。5月はじめには、ダンデライオンが、その種を飛ばす。明るい陽射しにつつまれたその岸辺は生命の息吹が僕らを楽しませる。
6月になれば、もう夏のあつさが、そこでの水浴を可能にするのだ。わたしは、その河川敷に素足を浸す。たいへん気持ちがいい。7月は子供たちの絶好の遊び場だ。河川で遊ぶ子供らを見ていると、そこにも、なにか永遠の時間を感じさせられ、悠久の時空が、そこにある。恵みだ・・・・・・・・・・。
ある夏、妻がもどった。





私と妻の別居は、双方に問題があったとおもうが、私のわがままも多かったのだ。私は、このG町で、Rと過ごす中、それが分かってきていた・・・・・・・・・・。
G町での時間は、ありがたいことに、考えを深める時間でもあった。風光明媚な山小屋がある河川敷のダンデライオンのフィールドをしばらく歩くと、地元の子らのプレイグラウンドがあり、そこには、たくさんのブラジルからの子供たちが住んでいた。そこから少し丘をのぼると、聖堂があった。
その先には小説シャーロック・ホームズに登場するスイスの絶壁のような山があった。地元では、ホームズ・クリフと呼ばれているが、実際には登録された名前はない。だが、その辺りの散歩も楽しい。私は、そこを気に入り、1年間ほど、毎日散歩した。このクリフの向う側は、アメリカ中西部のようなランドスケープが広がる。さて、私は財団が準備した土地に、モンゴリアのパオを張って、生活していた。パオを提供してくれたのは、地元の年配夫婦だ。娘さんはアメリカ人男性と結婚し、ワシントンDCで暮らしているそうだ。パオは、積み重なった歴史がある。パオは生命力を持った建造物だ・・・!
Rも、パオ暮らしを気に入っているように見える。動物とともに暮らす生活とパオは、相性がいいのだ。Rは散歩好き。1日に2回散歩することも多い。河川沿いの、古い街道を歩くのも好きだ。街道にはワインメーカーが軒をつらねる。おいしいコーヒーを出してくれる処もある。街道の子供たちは、そこでの生活を楽しんでいた。

解放感がある。古書をあつかう本屋さんがあり、そこは子供らにも人気だ。よく読書をする子らもいるようだ。何代かつづくパスタ屋もある。

そこの若店主の妹さんは上海で結婚生活をしていると聞く。

小学校を通り越して、スーパーマーケットとコインランドリーがあるゾーンを抜けると、農場が広がっている。ここには昔からの農場用の水路クリークが通っていて、この辺にはホタルが多い。農場を見渡せる小高いバンブー・ヒルと呼ばれる山がある。この山はタイ王国の山に似ている。このあたりは、よく雨が降る。この山に雲が当たり、雨になって落ちるのだ。ヒルの麓には寄宿学校があり、その門の脇に、野生のヒワの木が群生している。散歩道だ。散歩道の両脇は、トマト農園が広がり、ときどき、農家の方がトマトをわけてくれた。トマトスパゲティが好きな私には、最高の食材だ。トマト農園をしばらく歩くと、タウンホールが建っている・・・・・・・・・・。
タウンホールの周囲は、イタリアン風の軒並みが多い。ちょっと見ると、イタリアの田舎町にも見えるだろう。そういった町だから、生活はジープがいい。

道を運転しやすいのと、生活道具を運びやすい。
妻がもどってきてくれてからは、ジープで妻とRと、よく川遊びをした。







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