109 / 229
第百十話 ギルドデビュー
しおりを挟む
ソラが生まれてから一月近く経つが、山には入っていない。ソラの食事代でギルドに預けていたお金が、かなり溶けかけてきた。外の世界にも慣れてきたので、一度ソラを連れて薬草狩りに行くことにする。ソラの食事とソラを乗せて、ソリを引いてみる。嫌がって荷から飛び降りるかと思ったが、バランス良く荷の上で一緒に運ばれる。
野草の群生地に着いたのでソラをソリから降ろした。リードを腰に巻き、薬草を狩り始めた。最初は俺の横で、リードの届く範囲でうろうろしながら一人で遊んでいた。それもすぐに飽きたのか、狩り取る手にじゃれついて仕事の邪魔をする。ここでちゃんと躾が出来なければ、最後の手段として誰かに預けるしかない。
そんな悩みなど知ったこっちゃないと言わんばかりに、「キューキュー」とご飯をねだり始めた。
持ってきた食事を与えると、腹を満たされたソラがうとうとし始める。俺はソラを鞄につめ背負うことにした。ソラの重みがズシリと肩に来る。薬草狩りを再開して動き回るが、ソラは静かに鞄の中で眠っていた。数時間、薬草狩りを続けていたら、鞄の中からソラの鳴き声が聞こえてきた。
俺は鞄の中からソラを取り出し遊んでやる。そして食事を与えるとまた眠りにつく。思った以上にこのパターンがはまり安堵する。もう少し慣れれば、ソリの上にソラを寝かしつけることも出来るかもしれない。まだ一月ちょっとの子供なので無理は出来ない。まあ、ここに連れてきていることも、親としては失格だと自覚はしていた。
とりあえず初日の成果としては成功だったと思う。狩った薬草とソラを連れてギルドに向かう。
「薬草の換金を頼む」
ギルドには、家庭の事情で当分来られない旨を伝えていた。だからといってマリーサさんの居る窓口で換金するのは、何故だかためらってしまう。わざと彼女のいない窓口に並び、薬草の買い取りをして貰う。
その後、もう一つの用事が残っていたので、ギルドの酒場に立ち寄った。
「マスターを呼んでくれ」
多くの人たちで賑わう酒場で、給仕を捕まえ声を掛けた。
「あら、久し振りですね、オットウさんが寂しそうにしてましたよ」
そう言って、酒場の店主を呼びに行った。
「何のようじゃ?」
少し白髪の交じった小太りの男が、面倒臭そうな顔をしながら俺の所にやってきた。
「もう少し愛想良くしろよな」
「底辺冒険者に媚びを売っても、儲けの足しにもならんさ。どうせまた、一銭にもならない厄介ごとを、持ってきただけだろう」
俺はソラを抱え上げマスターに見せつけた。ソラは店主に向かって「キューン」と鳴く。
「卵から、こいつが産まれたぞ」
「お、おい! まさか腹に抱えていた卵が孵ったというのか!?」
マスターが、とても不満そうな表情でソラを見た。
「その、まさかだよ」
「あの卵から産まれたとしても、大きすぎやしないか?」
「産まれてから一月たつしな……が、産まれてすぐの子供を持ってくるバカは居ないことを先に言っとくぞ」
「そ、そりゃそうだな……しかしそれを証明するものが何処にあるというのだ?」
「ハハハ……賭の対象になってただろ。俺はこの件に何も関わっていないのに、親切心で、一番最初に知らせてやったんだぜ。銀貨一枚貰ってもおかしくないわな」
枯れた笑いをしながら、用件を済ませた。酒場のマスターは、胴元ではないが、ギルド内の賭け事には大概関わっている。
「悪かったというか、何というか……」
頭をボリボリ掻きながら、ばつの悪そうな顔をした。
俺は酒場から出ようとしたら、このやりとりを見ていた冒険者達がわらわらと俺の周りに集まってきた。
「キュピーーッッ」
初めて見る沢山の男たちに囲まれたソラは、驚いて俺の身体にしがみついてきた。
「こいつが卵から生まれたって!?」
「こいつじゃなくて、ソラだ!」
俺は面倒臭さそうになる前に、椅子に腰掛けソラをどんとテーブルの上に載せた。
「このトカゲ、凄い綺麗な色をしてるよな!」
「どこかで拾ってきたんだろ」
「うわー大金すっちまったよ!!」
「 鳥の卵じゃなかったのかよ!? 」
信じるかは別に俺には関係ないことをしっかり説明し、孵化に成功したことを冒険者仲間に伝えた。俺は答えられる範囲の質問には、対応することにしたら、一時、ざわめいた酒場も落ち着きを取り戻す。
給仕から俺に頼んでもいないお酒が届けられる――
「あちらの方からです」
給仕が指した先にオットウが、親指を立てにやけ顔を向けている、
「ソラちゃん誕生に乾杯ーーーい!!」
オットウが突然、乾杯の音頭を取った。ノリの良い冒険者たちはそれに答える。
「「「「「「「「「「かんぱーーーーーーい!!」」」」」」」」」」
ソラを肴に即席の誕生会が開かれた。適当に騒いでいる冒険者は楽しいが、それに巻き込まれた俺たちには迷惑でしかない。
「エー、この子ソラちゃんで言うんだぁ~」
若い女の冒険者がソラを取り囲む。必然的に俺はおっぱいに挟まれることになった。
「マスター! ソラちゃんにサラダと生肉お願いね」
注文の無茶振りを笑顔で対応する 。何故なら若い女冒険者が飲んでくれることで、ギルドの酒場も活性するからだ、以前はタバコと男ばかりの酒場だったが、女性目線の改革によって売り上げが数倍伸びていた。そんな上客に逆らうほど馬鹿な経営者ではなかった。きっちりとお金を頂きながら、顧客を喜ばせる敏腕マスターであった。俺も迷惑だと言いながら、若い女に囲まれて鼻の下が伸びっぱなしだった。
沢山の食事と女の子に満足したのか、ソラは眠り始めた。俺はソラを抱きかかえ、まだ遊び足りなさそうな冒険者に別れを告げて酒場をお後にした。
何となくデレデレしたソラを見ていると、此奴は男ではないかと思いながら彼の寝顔を見つめた。
野草の群生地に着いたのでソラをソリから降ろした。リードを腰に巻き、薬草を狩り始めた。最初は俺の横で、リードの届く範囲でうろうろしながら一人で遊んでいた。それもすぐに飽きたのか、狩り取る手にじゃれついて仕事の邪魔をする。ここでちゃんと躾が出来なければ、最後の手段として誰かに預けるしかない。
そんな悩みなど知ったこっちゃないと言わんばかりに、「キューキュー」とご飯をねだり始めた。
持ってきた食事を与えると、腹を満たされたソラがうとうとし始める。俺はソラを鞄につめ背負うことにした。ソラの重みがズシリと肩に来る。薬草狩りを再開して動き回るが、ソラは静かに鞄の中で眠っていた。数時間、薬草狩りを続けていたら、鞄の中からソラの鳴き声が聞こえてきた。
俺は鞄の中からソラを取り出し遊んでやる。そして食事を与えるとまた眠りにつく。思った以上にこのパターンがはまり安堵する。もう少し慣れれば、ソリの上にソラを寝かしつけることも出来るかもしれない。まだ一月ちょっとの子供なので無理は出来ない。まあ、ここに連れてきていることも、親としては失格だと自覚はしていた。
とりあえず初日の成果としては成功だったと思う。狩った薬草とソラを連れてギルドに向かう。
「薬草の換金を頼む」
ギルドには、家庭の事情で当分来られない旨を伝えていた。だからといってマリーサさんの居る窓口で換金するのは、何故だかためらってしまう。わざと彼女のいない窓口に並び、薬草の買い取りをして貰う。
その後、もう一つの用事が残っていたので、ギルドの酒場に立ち寄った。
「マスターを呼んでくれ」
多くの人たちで賑わう酒場で、給仕を捕まえ声を掛けた。
「あら、久し振りですね、オットウさんが寂しそうにしてましたよ」
そう言って、酒場の店主を呼びに行った。
「何のようじゃ?」
少し白髪の交じった小太りの男が、面倒臭そうな顔をしながら俺の所にやってきた。
「もう少し愛想良くしろよな」
「底辺冒険者に媚びを売っても、儲けの足しにもならんさ。どうせまた、一銭にもならない厄介ごとを、持ってきただけだろう」
俺はソラを抱え上げマスターに見せつけた。ソラは店主に向かって「キューン」と鳴く。
「卵から、こいつが産まれたぞ」
「お、おい! まさか腹に抱えていた卵が孵ったというのか!?」
マスターが、とても不満そうな表情でソラを見た。
「その、まさかだよ」
「あの卵から産まれたとしても、大きすぎやしないか?」
「産まれてから一月たつしな……が、産まれてすぐの子供を持ってくるバカは居ないことを先に言っとくぞ」
「そ、そりゃそうだな……しかしそれを証明するものが何処にあるというのだ?」
「ハハハ……賭の対象になってただろ。俺はこの件に何も関わっていないのに、親切心で、一番最初に知らせてやったんだぜ。銀貨一枚貰ってもおかしくないわな」
枯れた笑いをしながら、用件を済ませた。酒場のマスターは、胴元ではないが、ギルド内の賭け事には大概関わっている。
「悪かったというか、何というか……」
頭をボリボリ掻きながら、ばつの悪そうな顔をした。
俺は酒場から出ようとしたら、このやりとりを見ていた冒険者達がわらわらと俺の周りに集まってきた。
「キュピーーッッ」
初めて見る沢山の男たちに囲まれたソラは、驚いて俺の身体にしがみついてきた。
「こいつが卵から生まれたって!?」
「こいつじゃなくて、ソラだ!」
俺は面倒臭さそうになる前に、椅子に腰掛けソラをどんとテーブルの上に載せた。
「このトカゲ、凄い綺麗な色をしてるよな!」
「どこかで拾ってきたんだろ」
「うわー大金すっちまったよ!!」
「 鳥の卵じゃなかったのかよ!? 」
信じるかは別に俺には関係ないことをしっかり説明し、孵化に成功したことを冒険者仲間に伝えた。俺は答えられる範囲の質問には、対応することにしたら、一時、ざわめいた酒場も落ち着きを取り戻す。
給仕から俺に頼んでもいないお酒が届けられる――
「あちらの方からです」
給仕が指した先にオットウが、親指を立てにやけ顔を向けている、
「ソラちゃん誕生に乾杯ーーーい!!」
オットウが突然、乾杯の音頭を取った。ノリの良い冒険者たちはそれに答える。
「「「「「「「「「「かんぱーーーーーーい!!」」」」」」」」」」
ソラを肴に即席の誕生会が開かれた。適当に騒いでいる冒険者は楽しいが、それに巻き込まれた俺たちには迷惑でしかない。
「エー、この子ソラちゃんで言うんだぁ~」
若い女の冒険者がソラを取り囲む。必然的に俺はおっぱいに挟まれることになった。
「マスター! ソラちゃんにサラダと生肉お願いね」
注文の無茶振りを笑顔で対応する 。何故なら若い女冒険者が飲んでくれることで、ギルドの酒場も活性するからだ、以前はタバコと男ばかりの酒場だったが、女性目線の改革によって売り上げが数倍伸びていた。そんな上客に逆らうほど馬鹿な経営者ではなかった。きっちりとお金を頂きながら、顧客を喜ばせる敏腕マスターであった。俺も迷惑だと言いながら、若い女に囲まれて鼻の下が伸びっぱなしだった。
沢山の食事と女の子に満足したのか、ソラは眠り始めた。俺はソラを抱きかかえ、まだ遊び足りなさそうな冒険者に別れを告げて酒場をお後にした。
何となくデレデレしたソラを見ていると、此奴は男ではないかと思いながら彼の寝顔を見つめた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる